従来の物理的にスマホに挿すカードのことをSIMカードと言うのに対し、スマホにSIMが埋め込まれているタイプのものをeSIMと言います。
eSIMの乗り換え時の利便性や海外での使用を考えて、eSIMの利用を検討されている方もいるのではないでしょうか。
eSIMには乗り換えの手続きがラクになったり複数回線利用できるようになったりといったメリットがありますが、使用する際のデメリットや注意点もあります。
そこで本記事では、eSIMのメリット・デメリットや海外使用時の注意点、利用開始するまでの流れを紹介します。
是非、eSIMを利用する際の参考にしてください。
- eSIMとはスマホ本体にあらかじめ埋め込まれた本体一体型のSIM
- eSIMがおすすめな人すぐに乗り換えて使いたい人
- eSIMのデメリットや注意点eSIM対応の端末が必要
- eSIMのメリットオンラインで乗り換え可能
- eSIMを開通させるまでの流れ事前準備~Web申し込み~開通手続き
複数回線契約されるときは副回線にデータ通信料金の安い格安SIMを選ぶことをおすすめします。
格安SIMの中でもドコモのオンライン専用回線であるahamoは、シンプル大容量ワンプランが魅力となっており、海外でも海外ローミングでそのままデータ通信可能です。
海外でもそのまま使える!
eSIMとは
eSIMとは、「Embedded SIM(組み込み型SIM)」を意味する言葉です。
通常のSIMカードはスマホに物理的なカードを挿入する必要があるのに対し、eSIMはスマホ内に元から埋め込まれた部品であるため抜き差しすることはありません。
オンライン上で契約手続きをすることですぐにデータ通信を利用することができます。
そんなeSIMについて以下3点を説明します。
eSIMとは
それぞれの項目について説明します。
SIMとeSIMの違い
SIMとeSIMの主な違いは以下2つです。
SIMとeSIMの違い
- カード抜き差しの有無
- 対応する通信プランの違い
SIMは、「Subscriber Identity Module」の略で、日本語では加入者識別モジュールと訳されます。
SIMカードは、加入者を識別するための加入者情報(電話番号や識別ID)などが記録されている小型のICカードで、スマホに契約先携帯会社のSIMカードを挿入することでデータ通信が可能になります。
一方eSIMは、スマホ本体にあらかじめSIMが埋め込まれた本体一体型のSIMです。
eSIMでは、スマホ本体にあらかじめ埋め込まれたSIMの情報を書き換えるだけで、SIMカードの抜き差しと同じ役割を果たします。
また、eSIMに対応している通信プランは多くないため、通常SIMに比べると選べるプランに限りがあります。
SIMカードを抜き差しする手間が省けるのは紛失の心配もなく、大きなメリットですね。
eSIM対応機種
eSIMに対応している機種は限られており、iPhoneやpixelなど大手メーカーのスマホで比較的新しいモデルであれば対応しています。
iPhoneのeSIM対応機種
- iPhone 15 Pro Max
- iPhone 15 Pro
- iPhone 15 Plus
- iPhone 15
- iPhone 14 Pro Max
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Plus
- iPhone 14
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11
- iPhone XS Max
- iPhone XS
- iPhone XR
iPhoneであれば、XR以降の機種は全てeSIM対応となっています。
iPhoneX以前の機種を利用している方はeSIMに対応していないのでSIMを選ぶ際は注意が必要です。
ちなみに、格安SIMでもiPhoneの利用が可能なのか、疑問に思っていませんか?
月額料金をお得にiPhoneを利用したいなら格安SIMがおすすめで、SIMフリーiPhoneを使えば格安SIMサービスでもiPhoneの利用が可能です。
iPhoneにおすすめの格安SIMは、データ無制限がお得に利用できる楽天モバイルなどがおすすめです。
より詳しく知りたい方は、iPhoneにおすすめの格安SIMについて、メリットや選び方、乗り換える際の注意点について解説しているので確認してみてください。
続いて、AndroidのeSIM対応機種を紹介します。
AndroidのeSIM対応機種
- AQUOS sense8
- AQUOS sense7 plus
- AQUOS sense7
- AQUOS sense6
- AQUOS sense6s
- AQUOS wish3
- AQUOS wish2
- AQUOS wish
- AQUOS R8 pro
- AQUOS R8
- AQUOS R7
- AQUOS sense4 lite
- AQUOS zero6
- Xperia 10 V
- Xperia 10 IV
- Xperia 10 III Lite
- Xperia 5 V
- Xperia 5 IV
- Xperia 1 V
- Xperia 1 IV
- OPPO Reno10 Pro 5G
- OPPO Reno9 A
- OPPO Reno7 A
- OPPO Reno5 A
- OPPO A79 5G
- OPPO A73
- OPPO A55s 5G
- OPPO Find X3 Pro
- Galaxy Z Flip5
- Galaxy Z Fold5
- Galaxy Z Flip4
- Galaxy Z Fold4
- Galaxy S24
- Galaxy S24 Ultra
- Galaxy S23
- Galaxy S23 Ultra
- Galaxy S23 FE
- Galaxy A54 5G
- Galaxy A53 5G
- Google Pixel 8 Pro
- Google Pixel 8
- Google Pixel 7 Pro
- Google Pixel 7a
- Google Pixel 7
- Google Pixel 6 Pro
- Google Pixel 6a
- Google Pixel 6
- Google Pixel 5a(5G)
- Google Pixel 5
- Google Pixel 4 XL
- Google Pixel 4a(5G)
- Google Pixel 4a
- Google Pixel 4
- Google Pixel Fold
- HUAWEI P40 Pro 5G
- Redmi 12 5G
- Redmi Note 11 Pro 5G
- Redmi Note 10T
- Xiaomi 13T Pro
- Xiaomi 13T
- Xiaomi 12T Pro
AndroidでもeSIM対応機種が増えてきていて、シリーズとしてeSIM対応機種が多いのはGoogle PixelやAQUASです。
Androidユーザーの方でeSIMの利用を考えている方は、自分の使っているスマホが対応機種であるか契約前にしっかりと確認しましょう。
日本の近場韓国に旅行に行かれる方で韓国でのeSIM対応機種が気になっている方も多いかと思います。
韓国でのeSIM対応機種はiPhoneであればXR以降の機種、AndroidであればAQUASやPixelなどの比較的新しい機種であれば対応しております。
eSIMに対応しているキャリア
eSIMに対応しているキャリアや格安SIMは以下です。
eSIMに対応しているキャリアや格安SIM
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
- 楽天モバイル
- ahamo
- povo
- LINEMO
- ワイモバイル
- UQモバイル
- IIJmio
- mineo
- LinksMate
- 日本通信SIM
- HISモバイル
- J:COM MOBILE
大手キャリアやそのサブブランド、一部の格安SIM会社でeSIMに対応しています。
その中でもahamoは、格安SIMの中で通信速度が最速のため、格安SIMで通信速度が気になる方はahamoがおすすめです。
より詳しく知りたい方は、格安SIM 速度比較の一覧や格安SIMを選ぶ際のポイント、おすすめ格安SIMについて解説しているので確認してみてください。
通信速度が最速!
eSIMがおすすめな人
ここでは、eSIMがおすすめな人を紹介します。
eSIMにすべきか悩んでいる方、eSIMを海外で使うのにおすすめか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
eSIMがおすすめな人
それぞれの項目について説明します。
すぐに乗り換えて使いたい人
オンラインでスムーズに開通できることがeSIMの特徴です。
SIMカードの場合、店舗での受付に待ち時間が発生する可能性があります。
オンラインショップからSIMカードを郵送してくれるキャリアもありますが、届くまでに時間がかかるでしょう。
一方、eSIMではオンラインで手続きが完結するため待ち時間なしですぐに使えます。
ただし、端末がeSIMに対応しているかどうかなど、いくつか注意点もあります。
より詳しく知りたい方は、eSIM すぐ使えるメリットや注意点、eSIMの使えるおすすめ格安SIMについて解説しているので確認してみてください。
ポイント還元や端末料金割引、月額料金割引などのキャンペーンが開催されていて、お得に乗り換えることができます。より詳しく知りたい方は、格安SIM キャンペーンの一覧や注意点、申し込み方法について解説しているので確認してみてください。
2024年4月現在、おすすめのキャンペーンは以下の3つです。
特に楽天モバイルでは、2GBまでの利用なら海外でも無料でデータ通信ができる点が非常に魅力です。
複数回線契約したい人
1つのスマホに2つのSIMカードを挿して使用する方法を「デュアルSIM」と言います。
eSIM+SIMカードの組み合わせで利用可能な機種も増えてきました。
「iPhone13」の各シリーズでは、eSIMを2つ有効にして使うか、nanoSIM1枚とeSIMを組み合わせてデュアルSIMとして使うことも可能です。
デュアルSIMは音声回線とデータ通信回線を使い分けるときなどに便利です。
デュアルSIMを検討する時、音声回線がお得な格安SIMと、データ通信回線がお得な格安SIMの組み合わせをすることによって、格安SIMいいとこ取りをすることもできます。
ただし、デュアルSIMに対応している端末が必要など、注意点もあります。
より詳しく知りたい方は、デュアルSIMのメリットやデメリット、おすすめの組み合わせについて解説しているので確認してみてください。
海外旅行や海外留学に行く人
eSIMを海外旅行や海外留学で利用する場合、SIMカードの抜き差しをせず手持ちのスマホで設定を済ませればネットが使えるようになるので非常に便利です。
SIMかeSIMどっちがいいか迷われている方は、海外では紛失の心配もなく空港から使えるeSIMがおすすめです。
eSIMの中でも海外旅行で利用する場合は、200の国や地域に対応しているairalo(エアーロ)が格安でおすすめです。
eSIMでヨーロッパ旅行やアジア旅行などの周遊旅行をする際に、複数の国をまたいで使えるリージョナルSIMもあるので便利です。
たとえば台湾、韓国、中国、シンガポール、タイ、インドネシアなどアジア14カ国で使えるリージョナルSIMなら、1GB/7日間が5ドル、3GB/30日間が13ドル、5GB/30日間が20ドル、10GB/30日間が37ドル、50GB/90日間が100ドル、100GB/180日間が185ドルです。
また、国内の格安SIM・キャリアでお馴染みのahamoや楽天モバイルも国際プランがありおすすめです。
その他にも、国や地域ごとにおすすめの海外 SIMもあるので、海外旅行前に確認することをおすすめします。
また海外SIMカードの設定方法や利用する際の注意点もいくつかあります。
より詳しく知りたい方は、海外 SIMの注意点や海外で使えるおすすめ格安SIMについて解説しているので確認してみてください。
iPhoneやAndroidでeSIMを海外で使えるようにする設定方法や国内回線からの切り替え方法は簡単で、iPhoneの場合は以下の通りです。
- 「設定」アプリから「一般」→「情報」に進み、「EID」の項目が存在し32桁の番号が書かれているか確認(書かれていなければeSIM対象外)
- 「設定」アプリから「モバイル通信」→「eSIMを追加」→「QRコードを使用」を選択
- 通信事業者から届いたQRコードをスキャン
- 「続ける」→「完了」をクリック
Androidの場合は以下です。
- 設定から「デバイス情報」をクリック
- eSIM対応のスロット(SIMスロット2)をクリック
- 「EID」の項目が存在し、32桁の番号が書かれているか確認(書かれていなければeSIM対象外)
- 設定を開き「接続」→「SIMカードマネージャー」→「料金プランを追加」→「QRコードで追加」を選択
- 購入したQRコードをスキャン
- 「SIMカードマネージャー」で追加を確認して設定は完了※ここから先の設定は実際に旅行先で使用する場合の設定になります。
- 設定を開き「接続」→「SIMカードマネージャー」→「モバイルデータ」を選択
- 追加したeSIMに変更
- 設定から「接続」→「モバイルネットワーク」を選択
- 「データローミング」をONに設定し完了
eSIMを海外ローミングで使用する場合、海外ローミング対応の国内のキャリアを選ぶのもいいでしょう。
eSIMのデメリットや注意点
「eSIMのデメリットはなんですか?」といった質問が知恵袋などであがっています。
そんな疑問を解決するために以下にeSIMのデメリットや注意点をまとめました。
eSIMのデメリットや注意点
それぞれの項目について説明しますので、eSIMのデメリットについての疑問を解消できれば幸いです。
eSIMに対応している端末が必要
eSIMを利用するデメリットの1つに、対応している端末が少ないことがあります。
eSIMの仕組み自体2021年に開始されたため、2021年以前に発売された端末は未対応のものが多いです。
eSIMに対応している端末は先述した通りですが、iPhoneであればXR以降の機種、AndroidであればPixel 6以降のモデルなどであれば対応しています。
eSIMを使うには新しい端末を購入する必要が場合によってはあります。
そんな方は、iPhoneやAndroid端末を契約先キャリアのキャンペーンを使って購入するのがおすすめです。
スマホをお得に購入できるキャンペーンを実施中のキャリアに楽天モバイルがあります。
データ無制限が低価格で利用できる楽天モバイルでは、特定の条件を満たしていると iPhone15が最大32,000円相当お得に購入できるキャンペーンを実施中です。
楽天モバイルではポイント還元や月額料金割引のキャンペーンも実施中です。より詳しく知りたい方は、楽天モバイル キャンペーンの一覧や適用条件などを解説しているので確認してみてください。
データ無制限がお得!
契約できるキャリアやプランが少ない
eSIMは契約できるキャリアやプランが限られています。
eSIMに対応しているキャリアはドコモやワイモバイルなど、大手キャリア、格安SIMを合わせて16社です。
まだ主要どころのみでnuroモバイルやBIGLOBEモバイルなどは対応していませんが、徐々に増えてきています。
そこで、シニア世代でeSIM対応の機種をこれから使われる方は、気軽に持てる格安SIMがおすすめです。
家族割のある格安SIMもありますし、シニア限定の特典のある格安SIMもあります。
より詳しく知りたい方は、シニア スマホ おすすめの格安SIMや端末、利用する際のポイントについて解説しているので確認してみてください。
機種変更する際の手続きが複雑
楽天モバイルなどでeSIMを契約する際のデメリットとして、機種変更する際の手続きが少し複雑であることがあげられます。
ある程度の知識が必要になり、パソコンやスマホの操作が苦手な方には少しハードルが高いです。
自身での手続きが難しい方は、店頭での手続きも可能です。
ただし、手数料が発生する場合がありますので注意が必要です。
eSIMの手続きは慣れれば簡単です。
楽天モバイルでは、オンラインでの手続きが不安な方や自身での手続きが難しい方には店頭での手続きも無料でできます。
さらに2GBまでの利用なら海外でも無料でデータ通信ができる点は、楽天モバイルの魅力の1つです。
店頭での手続きも無料
海外では現地の電話番号が付属しない場合が多い
eSIMを韓国などの海外で使う際のデメリットとして、現地の電話番号が付属しない場合が多いことがあげれらます。
SIMカードの場合は現地の電話番号付きで、無料通話や無料SNS利用がパッケージになったプリペイドSIMもありますが、eSIMの場合はデータ通信専用が大半です。
ちなみに、韓国で使えるeSIMで電話番号付きのものは、SKテレコムなどがあります。
データ通信専用のeSIMであっても、インターネットを利用したVoIPアプリ(LINEやFacebookなど)を使えば電話番号が使えなくても通話やメッセージ交換は可能です。
お子様が海外留学に行かれる際などにLINEが使えればいいなどといった場合は、LINEギガフリープランがあるLINEMOがおすすめです。
LINE以外にもお子様に持たせるスマホサービスとして、「5分無料通話」もおすすめです。
お子様に持たせるスマホについて、より詳しく知りたい方は、子供 格安スマホ おすすめを年代別に紹介し、また注意点についても解説しているので確認してみてください。
また、ahamoの海外ローミングは、申し込み不要、追加料金不要で利用できます。
ahamoは月々2,970円(税込)でデータ容量20GBと国内通話5分無料がセットになっているオールインワンプランです。
より詳しく知りたい方は、ahamo 海外で利用する際の注意点や他の格安SIMとの海外サービス比較を解説していますので確認してみてください。
海外ローミングが追加料金不要で利用可能
eSIMのメリット
eSIMのメリットは主に以下の3つが挙げられます。
eSIMのメリット
それぞれの項目について説明します。
オンラインでスムーズに乗り換えが可能
eSIMは、オンラインですぐに契約が完了し開通することができます。
早ければ手続き開始から約1時間で開通し、新しいキャリアを利用開始することができます。
SIMカードの場合は、オンラインでの申し込み後にSIMカードの到着を待つ必要があります。
一方eSIMであれば、SIMカードを差し替える必要がなく、オンライン上での情報の書き換えだけで済むため手続きに要する時間は数時間と短くて済みます。
複数の回線を使い分けられる
自身のスマホがSIMカード、eSIMどちらにも対応している機種であれば、1端末で2回線を契約することができます。
これをデュアルSIMと言いますが、デュアルSIMを使うことで便利でお得に回線が契約できます。
たとえば、1回線目は通話料金がお得な格安SIMを選び、2回線目はデータ通信がお得な格安SIMを選びます。
音声通話時とデータ通信時のSIMを使い分けることにより、全体の通信費の節約ができます。
音声通話を楽天モバイル、データ通信をLINEMOなどの組み合わせがお得です。より詳しく知りたい方は、かけ放題 格安SIMの選び方などについて解説しているので確認してみてください。
海外でも利用しやすい
eSIMは海外でも普及しています。
欧米を中心とする国々で導入が進んでおり、iPhoneシリーズやPixelシリーズなどの比較的新しい機種で対応されています。
海外では、プリペイド式のSIMカードを購入してスマホに挿して利用するのが一般的ですが、eSIMであれば物理SIMが不要のため、手持ちのスマホを設定するだけで現地でネット利用が可能です。
eSIMを使って海外旅行、たとえば韓国旅行に行く場合は、日本から日本語でオンラインで購入できるSKテレコムがおすすめです。
韓国「eSIM」2日、4日のプランはありませんが、3日間であれば1,960円、5日間であれば2,990円でデータ無制限で利用できます。
注意点として、電話の受信は無料で可能ですが、発信ができませんので利用する際は気をつけましょう。
海外旅行に行く学生の方は、eSIMにも対応しているiPhoneを学割を使って購入することがおすすめです。
多くの格安SIMで学割プランが設定されていて、割引料金が適用されてお得にスマホを利用することができます。
より詳しく知りたい方は、学生 格安スマホ おすすめの学割比較や注意点、おすすめの格安SIMについて解説しているので確認してみてください。
eSIMを開通させるまでの流れ
eSIMは基本的に、対応するスマホを用意してキャリアに申し込むだけで簡単に契約できます。
eSIM契約時に機種変更される方は、eSIM対応のスマホを用意しましょう。
eSIMを開通させるまでの流れは以下です。
eSIMを開通させるまでの流れ
それぞれの項目について解説します。
事前に必要なものを準備する
eSIMを契約する前に以下のようなものを準備しましょう。
eSIM契約に必要なもの
- SIMロック解除済みのeSIM対応端末
- Wi-Fiなどのネットワーク環境
- QRコードを表示させるパソコンなどの端末
- 本人確認書類
- 支払いに使うクレジットカードもしくは銀行口座
- MNP予約番号(MNPを利用する場合)
準備ができたらご自身のスマホがSIMかeSIMか確認します。
SIMカードかeSIMどっちか確認する方法はiPhoneとAndroidで違います。
iPhoneの場合は以下です。
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」を選択
- 「SIM」の項目にある確認したいキャリアを選択
- 次の画面の一番下に「eSIMを削除」と表示されていればeSIM。表示されていない、もしくは「eSIMに変更」と表示されていればSIMカード。
Androidの場合は以下です。
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」を選択
- SIMの欄に「ネットワークを追加」の表示があればeSIM対応端末
- 「eSIMを追加」を利用できる場合、eSIM対応端末
eSIM対応端末が手元になければ、eSIM対応端末への機種変更も検討しましょう。
各キャリアのwebサイトから申し込み
eSIMの申し込み手順は以下です。
- 契約する先のキャリアのwebサイトにアクセス
- 利用するプランを選択
- 「SIMタイプ」の選択画面で「eSIM」を選択
- 申し込み内容を全て入力
- 本人確認情報と顔写真をアップロード
以上でeSIMの申し込みは完了です。
eSIMではSIMカードの入れ替えの手間なく申し込みが完了します。
SIMカードの入れ替えはeSIMと違い、物理的に抜き差しする必要があり、かつ設定も必要となります。
より詳しく知りたい方はSIMカード 入れ替えの設定方法やSIMカードを抜き差しする時の注意点などについて解説しているので確認してみてください。
案内に沿って開通手続き
申し込みすると早ければ約5分で審査が完了します。
申し込み後のeSIM開通手続きは以下です。
- 各キャリアの公式アプリをダウンロード→開く
- 「申し込み番号」を選択
- 「開通手続き」→「eSIM開通用のQRコードを表示する」→「モバイル通信プランを追加」を選択
- 「開通手続きが完了しました」と表示されたら開通手続き完了/li>
eSIMにしたらSIMカードは抜きましょう。
eSIMについてよくある質問
この項目では、eSIMについてよくある質問をまとめました。
eSIMについてよくある質問
それぞれの項目について説明します。
eSIMの欠点は何ですか?
SIMカードに比べ、eSIMが機能的に劣る部分はありません。
したがって、安心してeSIMをご利用いただくことができます。
機能面以外の欠点としては、まだ普及して日が経っていないため契約できるプランやキャリアが少なく、対応している端末が少ないことがあげられます。
iPhoneであればXR以降の機種、AndroidであればPixel 6以降の機種やAQUOS sense4以降の機種などであればeSIMに対応しています。
ご自身のスマホが対応機種で、乗り換え先がeSIMを契約できるキャリアであればeSIMでの契約をおすすめします。
eSIMはやったほうがいいですか?
冒頭の「eSIMがおすすめな人」に当てはまるならやったほうがいいでしょう。
eSIMはオンラインでスムーズに開通できるため、すぐに乗り換えることができます。
また、デュアルSIMとして使えるため、音声通話回線とデータ回線を使い分けたり、うまく活用すれば非常に便利です。
海外旅行や海外留学に行く場合でも、日本で設定して行けば現地の空港からデータ回線が使えるようになるため、現地での対応が不要です。
海外に行く機会の多い人はeSIMの利用がおすすめです。
ただし注意点として、海外のeSIMにはデータ通信専用のものが大半のため、電話番号による電話が使えない場合があります。
しかし、LINE通話などであればインターネットがつながれば使えますので、データ通信専用のeSIMでも問題ありません。
ご自身の利用環境に合わせて、SIMカードかeSIMか選択しましょう。
SIMからeSIMに変えるデメリットは?
物理SIMより初期設定が面倒であることです。
物理SIMの場合、機種変更などをするときに必要な初期設定はSIMカードの差し替えのみで完結することがほとんどです。
一方でeSIMは、SIMカードを差し替える手間はかかりませんが、プロファイルのダウンロードなどのオンライン上での手続きが必要になったりします。
物理SIMよりも自分で行う作業が多いため、機械が苦手な方やオンライン環境がない方は注意が必要です。
また、eSIMは導入されてから間もないため、対応しているキャリアやプラン、機種が少ないこともデメリットです。
ご自身が契約しようとしているキャリアが、物理SIMには対応していてもeSIMには対応していない可能性があります。
そんな場合はSIMカードの差し替えの手間が発生しますが、物理SIMを利用しましょう。
eSIM iphoneのデメリットは?
eSIMをiPhoneで使う際のデメリットは、対応している機種が少ないことです。
冒頭の「iPhoneのeSIM対応機種」であげた通り、 iPhoneのeSIM対応機種は基本的にXR以降の機種になります。
XR以降の iPhoneを持っている方や購入予定の方はスムーズにeSIMを利用できますが、XR以前の iPhoneの方は注意が必要です。
2023年9月に販売スタートしたiPhone15では大幅にスペックや機能性がアップグレードしており、この機会に購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
iPhone15シリーズは、Dynamic IslandやUSBタイプCポートは全機種に搭載されたり、一部機種にチタン合金素材やパフォーマンスが採用されています。
より詳しく知りたい方はiPhone15 スペックの基本情報や過去モデルとのスペック比較を解説していますので確認してみてください。
eSIMとSIMどっちがいい?
結論から申し上げると、デュアルSIMでの利用予定がある方や、即日開通したい方はeSIMがいいでしょう。
デュアルSIMを利用することで、メイン回線のデータ容量の補充として使えたり、電話番号を2つ持つことができます。
メイン回線のデータ容量に少しデータをプラスしたい方や、仕事用とプライベート用で電話番号を使い分けたい方などはeSIMがおすすめです。
逆に、複数回線の利用予定がない方や即日開通しなくてもいい方はSIMカードを利用するのもいいでしょう。
スマホが苦手な方はSIMカードがおすすめです。
eSIMを利用して通信環境を快適にしよう!
ここまで、eSIMの概要やメリット・デメリット、海外旅行のおすすめなどについて紹介しました。
振り返りとして、eSIMを利用する際のデメリットや注意点は以下のようなものがありました。
eSIMのデメリットや注意点
- eSIMに対応している端末が必要
- 契約できるキャリアやプランが少ない
- 機種変更する際の手続きが複雑
- 海外では現地の電話番号が付属しない場合が多い
対応している端末が必要であったり、導入が進んでいないことがデメリットとしてありましたが、キャリアを乗り換えやすかったり、申し込んですぐ利用できたりとメリットもたくさんあります。
通信環境を快適にしたい方などは、この機会にeSIMの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、eSIMに対応している格安SIMの中では、格安SIM1位の通信速度で海外ローミングが申し込み・追加料金不要で利用可能なahamoがおすすめです。
格安SIM1位の通信速度&海外でもそのまま使える
SIMカードの中にはUSIM(ユニバーサルSIM)と呼ばれるSIMカードもあり、通常のSIMカードと違い電話帳の保存などが可能です。