
「お金がない」というピンチは、いつでも誰にでも訪れる可能性があります。そんなときに適切な対処法を実行しないと、取り返しがつかないトラブルに発展するかもしれません。
この記事では、お金がないという危機的状況を乗り切るためにどのような解決策をとるべきか、考えられる方法を検証します。いざというときに備えるリスクマネジメントとして活用してください。
目次
「お金がない!」は誰にでも起こり得る
それまでまったくお金に関する心配はなかったのに、突然、災難が降りかかって、明日生きるお金すらなくなる事態に陥る可能性は誰にでもあります。また、普段からリスクに備えずお金に無頓着でいると、気づいたときに使えるはずのお金がなくなっていたということもあるかもしれません。そういったことが起こらないように、まずは自分自身のお金に対する意識を確かめておくべきでしょう。
お金がない人に共通する3つの習慣
プロミスはこんな人におすすめ
- 支出額に気を使っていない
- 無駄な出費が多い
- 将来より今を優先する
お金がない人には、その結果を招くような共通する習慣があります。その中から代表的な3つの習慣を紹介しましょう。
支出額に気を使っていない
収入と支出の管理が苦手な人は、今自由に使えるお金がどのくらいあるのかを把握していない傾向にあります。自分自身の経済管理ができていない人が多いのです。そのため計画を立てずに、高額な商品を購入してしまうなど、支出額を考慮せずにお金を使ってしまいます。一度預金残高が減り始めると、慢性的に赤字の状態が続く危険性があるといえるでしょう。
無駄な出費が多い
いわゆる金銭感覚がない人は、無意識のうちに不必要な出費がかさんでしまいます。例えばネットショップで気になるものをカードですぐに購入してしまい、お金を払うという感覚がマヒしていると、少額でも積もり積もって多額の支払いに苦しむことになりかねません。
将来より今を優先する
計画性に欠けている人の場合、将来に備えるよりも今目の前にあることを優先してしまいがちです。何年か先の出費を考えて計画的にお金を貯めることができず、今自分の周りで起きていることだけに集中するため、後先を考えずにお金を使ってしまいます。結果的に、本当に必要なときに使えるお金がなくなってしまうのです。
お金がない人が今すぐやるべきこととは
お金がない人がやるべきこと5選
- 何にどれくらい使っているか把握する
- 交際費は節約するポイント
- 食費の見直しも視野に
- 固定費を見直す
- 公共料金の支払い猶予を申請する
お金がない人は、今からでも遅くはないので自分の経済管理を見直してみましょう。お金がなくなる原因を見つけておかないと、適切な対処法を立てることができないからです。
何にどれくらい使っているか把握する
たとえ一人暮らしであっても、自分の収入と支出を把握しておくことは重要です。簡単なものでもよいので、毎月の家計簿をチェックするのも一つの方法です。毎月の給料日などを基準に家計簿をつけておくと、1ヵ月でどのくらいの支出があったのかを確認でき、家計を黒字にする目安をつけることもできるでしょう。
交際費は節約するポイント
不必要な支出は、最優先で減らす必要があります。中でも直接生活の維持には関わっていない支出として、交際費を見直すことをおすすめします。友人・知人とのコミュニケーションに影響しない程度に交際費を最低限にまで切り詰めることで、効果的な家計の節約が可能です。
食費の見直しも視野に
無計画に使っていると、予想外に家計を圧迫するのが食費です。その反対に、計画性を持てば大幅な見直しが可能なのも食費です。なにしろ1年365日必ず必要なものなので、無駄が多いと多額の出費につながってしまうのです。なるべく外食は控えることや日々の食材を吟味することで、毎月の食費を少しでも抑えるようにしましょう。
固定費を見直す
食費のほかにも、水道光熱費や消耗品代などは、工夫次第で節約することが可能です。こうした固定費は、家賃などとは異なり使用量によって変動します。エアコンを上手に使ったり、トイレットペーパーを安いときにまとめ買いしたりするなど、小さなことから始めれば意外な効果を発揮するかもしれません。
公共料金の支払い猶予を申請する
もしも明日生きるお金がないほど困っていたら、公共料金の支払い猶予を申請するのも一つの方法です。現在は新型コロナウィルス感染症の影響を受けた人たちのための対策として実施されていますが、それ以外の場合でも猶予が認められる可能性があるので、自治体などに相談してみるとよいでしょう。猶予の対象になるのは、地方税、水道料金、電気料金、ガス料金、電話料金、NHK受信料などです。
個人または企業にかかわらず、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、電気・ガス料金の支払いに困難な事情がある方は、その置かれた状況に配慮し、料金の未払いによる供給停止の猶予など、電気・ガス料金の支払いの猶予が受けられます。
引用元:電気・ガス料金の支払い猶予等について(東京都:新型コロナウイルス感染症 支援情報ナビ)
お金がないときにやってはいけないこと
お金がないときにやってはいけないこと3選
- ギャンブルで返済を試みる
- 無計画な多額の借り入れ
- ヤミ金から借りる
本当にお金がないときには、通常の判断力を失ってしまうこともあるでしょう。その結果、普段は手を出さないことにも頼ってしまいがちです。以下のようなケースには、特に注意しましょう。
ギャンブルで返済を試みる
手元に残ったお金を増やすつもりでギャンブルに手を出す人がいるかもしれませんが、ほとんどの場合傷口を広げるだけです。ギャンブルは成功する確率よりも失敗する確率のほうがはるかに高いので、せっかく残っていたお金もすべて失う危険性があります。ギャンブルでお金を得るという考えは捨てたほうがよいでしょう。
無計画な多額の借り入れ
返済するお金を用意するため、別の借り入れをすることも非常に危険です。この方法を繰り返すと、目の前の返済は何とかなりますが、元金が減らないだけでなく金利負担がふくらんで、全体の借入額が増えてしまいます。借り入れは計画的に可能な範囲で行い、無計画に借り入れを続けることは絶対にやめましょう。
ヤミ金から借りる
お金がない上に通常の方法では借りられなくなると、ヤミ金に頼るケースも考えられます。しかしヤミ金を使うと法定外の利息をとられ、ますます追い詰められることになります。さらに返済ができなくなると、反社会的組織などに追われることになり、生活そのものが破綻する危険性もあります。お金がなくて本当に困っても、ヤミ金に手を出すことは絶対に避けましょう。
貸金業を営む場合、貸金業規制法に基づき、国(財務局)か都道府県の登録を受けなければなりません。それにもかかわらず無登録で貸金業を営む業者は、ヤミ金融業者と呼ばれています。
引用元:ヤミ金融対策法のポイント(金融庁)
解決策はその人の状況によって異なる
ここまででお金がないときにやるべきことや、やってはいけないことを紹介してきましたが、お金がないという状況は人それぞれに事情が異なります。「お金がないから助けて」と言う前に、自分が現在置かれている状況を冷静に判断してみましょう。
究極にお金がないという状況でも、絶望しては前に進めません。あきらめなければ必ず解決策は見つかります。ただし解決策は人によって異なります。ここからは、お金がない状況を打破する解決策を順番に紹介します。自分に合った解決策を見つける参考にしてください。
お金がない状況を打破する解決策7選
- カードローンを利用する
- 親や友人に相談する
- 国や自治体の支援制度を利用する
- 自分のスキルやモノを売る
- 短期のアルバイトをする
- クレジットカードのキャッシング枠を利用する
- 債務整理をする
カードローンを利用する
お金がないときには、計画的に借り入れをすることも考える必要があります。最も一般的な方法は、カードローンを利用することでしょう。ただし、借り入れは優良なカードローン会社を十分に見極めたうえで行うことが重要です。
おすすめカードローン会社
カードローンを利用する際は、自分の用途に合ったタイプから選ぶことになりますが、カードローン会社の信用度も考慮しましょう。まずは法律に定められた基準を遵守していることと、厳正な審査を行っていることを確認してください。そのうえで、金利、融資スピード、借り入れ限度額などの情報を基に、自分に合ったカードローン会社を選択します。
※2 申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※3 21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中にお振込みが可能です。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
※4
≪60日・180日共通の注釈≫
・初めてなら初回契約翌日から無利息
・無利息期間経過後は通常金利適用。
・30日間無利息、60日間無利息、180日間無利息の併用不可。
・ご契約額が200万超の方は30日無利息のみになります。
≪60日間無利息の注釈≫
・Webで申込いただき、ご契約額が1~200万円の方。
・Web以外で申込された方は60日間無利息を選べません。
≪180日間無利息の注釈≫
・契約額1万円~200万円まで
≪貸付条件≫
融資限度額 1万円~500万円
貸付利率 4.5%~18.0%
ご利用対象 年齢が満20歳以上70歳以下の国内に居住する方,ご自分のメールアドレスをお持ちの方,日本の永住権を取得されている方
遅延損害金(年率) 20.0%
ご返済方式 残高スライドリボルビング/元利定額リボルビング
ご返済期間・回数 最長5年・最大60回
必要書類 運転免許証 ※収入証明(契約額に応じて、新生銀行フィナンシャルが必要とする場合) 担保・保証人 不要
※商号:新生フィナンシャル株式会社
※貸金業登録番号:関東財務局長(10) 第01024号 日本貸金業協会会員第000003号
参照元: プロミス、 レイク、 SMBCモビット、 アコム、 バンクイック
おすすめのカードローン会社5選
では、誰もが安心して利用できるカードローン会社はどれでしょうか。ここで、おすすめのカードローン会社5社の特徴を簡単に紹介します。
プロミス
プロミスのカードローンは、フットワークの良さで定評があります。Webで申し込みすると、審査に最短30分、融資までに最短30分と、最短30分というスピードで借り入れできます。担保や保証人は不要ですが、用途は生計費(生活費、レジャー資金、教育資金など)に限ります。実質年率は4.5~17.8%となり、初回の借り入れから30日間の無利息サービスも実施しています。
レイク
レイクのカードローンでは、業界では最長クラスの60日間や180日間など選べる無利息サービスを行っています。実質年率は4.5~18.0%で、融資限度額は500万円のコースまで用意されています。申し込みから借り入れまでWebで最短25分融資も可能 ※ というスピードも特徴で、アプリを使えば全国のセブン銀行ATMで借り入れが可能です。
SMBCモビット

すべての契約をWeb上で行えるのが、SMBCモビットのカードローンの特徴です。条件はありますが、基本的にWEB完結なら電話の確認作業は必要ありません。実質年率は3.0%~18.0%で、融資の可否がすぐに分かる10秒簡易審査も準備されています。申し込み方法によっては、手続き完了後最短3分 ※での出金が可能です。
アコム
アコムのカードローンは、借り入れ限度額が800万円まで用意されていることが特徴の一つです。また、「3秒診断」というシステムで、本審査の前に簡易的な診断を受けることもできます。実質年率は3.0~18.0%の範囲内で、初めて利用する場合なら、契約日の翌日から30日間は利息がかかりません。
バンクイック

三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」は、口座を持っていなくても利用可能な銀行ローンです。利用限度額は500万円までで、実質年率は1.8~14.6%と、ほかのカードローン会社よりも低めに設定されています。また、返済シミュレーションなどのサポートサービスが充実していることも特徴の一つです。
親や友人に相談する
親や親戚などの身内や友人に現状を正直に話すことが、解決につながるかもしれません。一人で悩んでいるよりも、一緒になって考えてくれる人がいたほうが安心できます。また、自分だけでは思いつかないような解決策を見つけられたり、有効なアドバイスを得られたりする可能性もあります。
国や自治体の支援制度を利用する
お金に困っている人に対しては、国や自治体がさまざまな支援策を用意しています。解決への第一歩として、まずは地元の自治体に相談してみましょう。本当にお金がない状況で、この先に安定した収入が見込めない人は、生活保護の対象になるかもしれません。生活保護を受けられれば、当座の間生活を維持することができます。
ほかにも仕事に関する悩みや、借金に関する悩みなども、自治体の窓口を通じて相談することが可能です。法的な支援を受けられれば、かなりの安心感を得ることができるでしょう。
生活保護の相談・申請窓口は、現在お住まいの地域を所管する福祉事務所の生活保護担当です。福祉事務所は、市(区)部では市(区)が、町村部では都道府県が設置しています。
引用元:生活保護制度(厚生労働省)
自分のスキルやモノを売る
積極的にお金を手に入れる方法として、自分が持っているモノを売ることも考えてみてください。モノとは言っても、形のあるモノとは限りません。何らかのスキルを持っているなら、それを収入につなげることも可能です。現在は自分のスキルを生かせるマッチングサイトなどで、フリーランスの仕事を見つけることもできます。
また、自分が持っている財産を整理して、それをお金に換えるという方法もあります。身の回りを探してみて、当面必要がないモノはリサイクルセンターなどに持っていき、少しでもお金にすることをおすすめします。
短期のアルバイトをする
現在職に就いている人でも、または求職中の人でも、一時的なアルバイトを探して収入を増やすことを考えましょう。本業以外に仕事をすることは肉体的にも精神的にも大変ですが、お金の悩みが何とかなるまでの間と割り切って、少しでも収入を増やすことが解決につながります。求職中の人も、仕事を探すと同時にアルバイトをすることで、収入がないという不安から解放されるでしょう。
クレジットカードのキャッシング枠を利用する
短期的にお金を工面するなら、カードローンではなくクレジットカードのキャッシング枠を利用するという方法もあります。ただしこの場合も、自分で管理できる枠内の金額で計画的な借り入れを行いましょう。
債務整理をする
借入金額が大きくなって返済の見込みも立たなくなってしまったら、最終手段として債務整理を考える必要があるでしょう。債務整理にもいくつかの段階があり、まずは支払額や期間の見直しから始めることが一般的です。それでも解決できないときには、総支払額の減額を申請するという手段もあります。
さらに、借入金の返済が完全に不可能になった場合は、自己破産という選択肢も出てきます。いずれも社会的信用を失うリスクがあり、借り入れが不可能になるというペナルティを課せられる可能性もあります。債務整理を考えるようになったら、早めに法的な支援機関に相談することをおすすめします。
債務整理とは、借金を減額したり、支払いに猶予を持たせたりすることにより、借金のある生活から解放されるための手続のことです。
引用元:債務整理とは?(弁護士法人アディーレ法律事務所)
お金が貯まらない習慣を改善しよう
今まで見てきたような解決策を実践すると同時に、お金がない人は生活習慣全般を見直しましょう。お金が貯まらないという習慣を、貯まる習慣に改善するのです。それができないと、結局は同じことを繰り返して、お金がないと悩み続けなければなりません。一人の人間として、自分の経済を計画的に管理することが重要なのです。
お金の借り入れに関するFAQ
最後に、お金を借りるときによく問題になるポイントをいくつか紹介しておきます。
無審査で借りられるローンはあるのか?
現在は「貸金業法」という法律により、借り入れローンを利用するには必ず審査を行うことが義務づけられています。無審査で借り入れできるローンは、原則的にありません。それができるという業者は、ヤミ金と考えたほうがよいでしょう。
審査は具体的に何を見ているのか?
カードローンなどの審査では、信用情報機関のデータを基に、個人の借り入れ状況や債務履歴などが確認されます。もちろん収入や支払い能力などの個人情報も同時に確認されます。
審査に落ちてしまった場合はどうすればいいのか?
もしも審査に落ちてしまったら、信用情報機関のデータは個人でも確認できるので、一度内容をチェックしてみてください。その上で原因を分析して、一通りの改善策をとってから、改めてローンの申し込みをしてみましょう。
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