暗号資産(仮想通貨)取引所のおすすめチャート分析ツール5選!初心者向けに使い方や選び方も解説
(画像=PIXTA)

暗号資産(仮想通貨)取引におけるチャート分析は、利益を得るために価格変動の推移や傾向がつかむ上で重要なものです。

しかし、中には「どこの取引所のチャート分析ツールがおすすめなのかわからない」という人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、暗号資産(仮想通貨)取引所のおすすめのチャート分析ツールを厳選して紹介。各取引所ごとに操作性や機能性、画面の見やすさ、使いやすさを詳しく解説しますので、読めば自分にぴったりのチャート分析ツールがわかるはずです。

目次

  1. 暗号資産(仮想通貨)のチャート分析とは?
    1. チャートはテクニカル分析に欠かせないツール
    2. チャート分析でトレンドと売買タイミングがわかる
  2. 暗号資産(仮想通貨)のチャート分析ツールを活用するメリットとは?
    1. 過去の値動きから特徴をつかめる
    2. 相場の動き(トレンド)に沿った順張り投資ができる
    3. 売買基準がわかりやすく振り返りがしやすい
  3. 暗号資産(仮想通貨)のチャート分析ツールの選び方とは?
    1. インジケーターや描画ツールの充実度などの機能性
    2. 自分にとってチャートが見やすいかどうか
    3. 操作性は良好かどうか
  4. チャート分析ツールが充実しているおすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所比較表
  5. おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所のチャート分析ツール5選
    1. bitFlyerの高機能チャート分析ツール「bitFlyer Lightning」
    2. Coincheckは比較的シンプルで使いやすい「Tradeview」を採用
    3. bitbankも人気で高機能な「TradingView」を採用
    4. DMM Bitcoinでは独自の「PC版取引システム」を利用可能
    5. GMOコインでもTradingViewベースの「WebTrader」を利用可能
  6. 初心者におすすめのチャート分析手法を紹介
    1. チャートから代表的なチャートパターンを見つける
    2. ローソク足から売買タイミングを図る
    3. 単純移動平均線からトレンドを把握する
  7. 初心者がチャート活用で意識したい3つのポイント
    1. 売買理由を明確にする
    2. シナリオが崩れたら取引をクローズする
    3. 損切りをして勝率が低くなってもトータルの損益額とは関係ないことを意識する
  8. チャートを活用した取引の弱点は?
    1. 過去の動きとまったく同じ相場はあまり来ない
    2. ○○ショック時には通用しないことが多い
  9. 暗号資産(仮想通貨)取引に役立つテクニカル分析におすすめの本は?
    1. 暗号資産(仮想通貨)に特化した本は少ないのでFXや株取引で有名な本を読むと良い
    2. 『テクニカル分析がわかる (日経文庫) 新書 』
    3. 『先物市場のテクニカル分析 (ニューファイナンシャルシリーズ) 』
    4. 『マーケットで勝ち続けるための発想術 デイトレード』
  10. 暗号資産(仮想通貨)取引をするならチャート分析ツールを上手に活用しよう
  11. 暗号資産(仮想通貨)のチャートに関するよくある質問
    1. テクニカル分析とはどのようなもの?
    2. ローソク足とはどのようなもの?
    3. インジケーターとはどのようなもの?
    4. 支持線とはどのようなもの?
    5. 抵抗線とは?
    6. チャート分析ツールを利用するメリットとは何か?
    7. チャート分析ツールはどのように選べば良い?
    8. おすすめのチャート分析ツールは?
    9. インジケーターのトレンド系とは?
    10. インジケーターのオシレーター系とは?
    11. 一目均衡表とは?
    12. ボリンジャーバンドとは?

暗号資産(仮想通貨)のチャート分析とは?

暗号資産(仮想通貨)取引におけるチャート分析とは、過去のパターンなどから将来の値動きを予測する分析手法です。分析によって値動きの方向性や強さがわかり、売買タイミングを見極めることができます。

チャートはテクニカル分析に欠かせないツール

チャート(罫線)は過去の値動きをグラフにして表したもので、投資家心理を表すといわれています。

暗号資産(仮想通貨)はチャートを見なくても取引数量を入力するだけで売買が可能ですが、過去の値動きを見ずに売買するのは控えた方が良いでしょう。

なぜなら、チャートを見て過去の値動きから将来の値動きを分析することで、利益を狙ったりリスクを回避したりするためのより正確な判断ができるからです。

人間の心理がチャートに表れる?
「チャートには人間の心理が表れる」という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
暗号資産においては特に、値動きは心理戦争の面もあるため、投資家たちの心理が反映しやすいといえます。
人間の思考が過去から大きく変わることがないとすれば、過去のチャートは値動きを読むのに役立つといえるでしょう。

チャート分析でトレンドと売買タイミングがわかる

チャート分析をすると過去の値動き(投資家心理)と、その値動きのパターンから将来の値動きを予測できます。具体的には、値動きの方向性(上昇トレンド、下落トレンド、横ばい)、値動きの強さ(上昇の強さ、下落の強さ)や売買をするタイミング(トレンドの発生や転換、買われすぎ・売られすぎ)がわかるでしょう。

暗号資産(仮想通貨)のチャート分析ツールを活用するメリットとは?

実際にチャート分析ツールを活用するとどのようなメリットがあるのかについて、具体例を交えながらそれぞれ紹介していきます。

チャート分析ツールを活用するメリットは次のとおりです。

チャート分析ツールを活用するメリット
  1. 過去の値動きから特徴(パターン)をつかめるので、相場が今どのような状況にあるのかがわかりやすい
  2. 相場の動き(トレンド)に沿った順張り投資ができ、トレンドが継続すると大きな利益を見込める
  3. 売買基準がわかりやすく振り返りがしやすい

過去の値動きから特徴をつかめる

チャート分析ツールでは、過去の値動きをグラフチャートに表示することができます。これにより、過去の値動きをひと目で確認可能です。

また、チャートの形(チャートパターン)から値動きの予測もできます。様々なチャートパターンがありますが、有名なチャートパターンとして挙げられるのがダブルトップです。

ダブルトップはアルファベットの「M」に似ているチャートパターンで、高値を2回トライした後、1回目の高値の後につけた安値(ネックライン)を割り込む形を指します。

この値動きが形成されると、上昇トレンドから下降トレンドに転換するといわれています。チャートパターンはダブル・トップの他にも多くあるため、詳細は後述します。

相場の動き(トレンド)に沿った順張り投資ができる

初心者におすすめの投資方法が順張り投資です。順張り投資とは、暗号資産(仮想通貨)の価格が上昇を続けているときに買い、または下落を続けているときに売る投資スタンスを指します。

つまり、相場の流れに乗る投資スタンスが順張り投資です。トレンドが継続すると大きな利益を獲得できる見込みがあります。

チャート分析においては、例えば何度も高値と安値を切上げている相場(上昇トレンド)が続いているとき、安値が切上がっていることを確認したタイミングで買うという方法が考えられます。この投資方法は順張り投資のなかでも「押し目買い」と呼ばれるものです。

一見すると簡単そうに見えますが、上昇トレンドだと思って買ったものの、下落トレンドに転換してしまうこともあるため注意しなければなりません。

売買基準がわかりやすく振り返りがしやすい

チャート分析ツールを活用すると、どのような場面で売買をするのかといった売買基準(ルール)を立てることができます。チャート分析ツールを利用せず根拠もなく売買をしていても、収益は安定しないことが多いでしょう。

また、売買基準(ルール)がないと、利益を出したり損失を出したりしたとき、それぞれの取引の何が良くて何が悪かったのかを振り返ることも難しくなってしまいます。

一方、チャート分析ツールを活用しながら根拠のある売買取引をすることで、自分の取引を冷静に振り返ることができ、取引の改善につながるのです。

チャート分析による売買がすべてうまくいくとは限りません。そのため、できる限り精度の高い分析を行い、取引を都度振り返りながら自分の売買基準を固めることが、安定して利益を出し続けるために必要です。

暗号資産(仮想通貨)のチャート分析ツールの選び方とは?

暗号資産(仮想通貨)を売買できる取引所などは、取引に役立つチャート分析ツールを提供しています。それぞれ基本的な機能やレイアウトは変わらないものの、次のような点が異なります。比較する際の参考にしてください。

暗号資産(仮想通貨)のチャート分析ツールの選び方
  1. インジケーターや描画ツールの充実度などの機能性が異なるため、より充実した機能のあるツールがおすすめ
  2. チャートの見やすさや操作性は個人によって異なるため、複数の取引所で口座を開設してみて使いやすいツールを選ぶこともおすすめ

インジケーターや描画ツールの充実度などの機能性

まず確認したいポイントが、チャート分析ツールの機能性です。機能性といってもさまざまな要素がありますが、例えばインジケーターや描画ツールの充実度が挙げられます。

インジケーターは価格相場をもとにさまざまな計算をした結果をチャート上に表示するもので、描画ツールはチャート上に線やテキストなどを書き込める機能です。

いずれも暗号資産(仮想通貨)の取引をサポートする重要な機能であり、インジケーターや描画ツールが充実しているほど細かいチャート分析ができます。

自分にとってチャートが見やすいかどうか

暗号資産(仮想通貨)取引所で利用できるチャート分析ツールは、それぞれチャートの見やすさが異なります。ただ、個人によってA取引所のチャートが見やすいと感じることもあれば、B取引所のチャートが見やすいと感じることもあるでしょう。

また、チャートの表示設定を自分でカスタマイズできるツールもあります。チャートの見やすさは、複数の取引所で口座を開設しつつ確認することをおすすめします。

操作性は良好かどうか

暗号資産(仮想通貨)取引所はそれぞれ、スマホ向けのチャート分析ツールやパソコン向けのチャート分析ツールなどを提供しています。

それぞれのツールで操作性(使いやすさ)は異なるため、チャートの見やすさと同時にツールの操作性についても確認しておきましょう。

また、取引の注文方法も各取引所によって異なります。取引スタイルに応じて利用可能な注文方法も確認しておくことをおすすめします。

チャート分析ツールが充実しているおすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所比較表

おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所を次の表で比較していますので、ぜひ参考にしてみてください。なお、情報は2022年1月21日確認時点のものであり、手数料や最小発注数量はビットコイン(BTC)の場合を示しています。

bitFlyer
Coincheck
bitbank
DMM Bitcoin
GMOコイン
取引所手数料 直近30日間の取引量に応じて0.01~0.15%(BTC) 無料 Maker:-0.02%
Taker:0.12%
取引所取引はできない Maker:-0.01%
Taker:0.05%
販売所手数料 無料 無料 無料 無料 無料
レバレッジ取引 あり なし なし あり あり
最小発注数量 取引所:0.001BTC
販売所:0.00000001BTC
0.005BTC以上かつ500円相当額以上 取引所:0.0001BTC
販売所:0.00000001BTC
0.0001BTC 取引所:0.0001BTC
販売所:0.00001BTC
取扱通貨数 14通貨 16通貨(※1) 12通貨 20通貨 16通貨
チャート bitFlyer Lightning Tradeview TradingView PC版取引システム TradingView
※2022年2月16日現在
※1:ETCは購入と売却が制限されているため、取引できるのは15通貨
引用元:各公式サイトよりbitFlyer、Coincheckbitbank、DMM BitcoinGMOコイン
暗号資産(仮想通貨)取引所について
  1. 人気のチャートツール「TradingView(Tradeview含む)」を採用している取引所が多い
  2. bitFlyerとDMM Bitcoinでは独自(一部提携)のチャート分析ツールを利用できる
  3. どの取引所でも比較的少額から暗号資産(仮想通貨)の取引を開始できる

おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所のチャート分析ツール5選

それでは、おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所で利用できるチャート分析ツール5選を紹介します。ぜひ自分にあったチャート分析ツールを探してみてください。

おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所で利用できるチャート分析ツールの特徴
  1. Coincheckとbitbank、GMOコインは人気で高機能なTradingViewのチャートを採用
  2. bitFlyerとDMM Bitcoinは独自の高機能チャート分析ツールを提供
  3. bitFlyerはCryptowatchのチャートも利用可能

bitFlyerの高機能チャート分析ツール「bitFlyer Lightning」

bitFlyerでは、高機能なチャート分析ツール「bitFlyer Lightning」を利用できます。チャートを開くとサウンドが鳴ることが特徴です。なお、設定からサウンドを出さないようにすることもできます。

チャートは以下3つの種類から選べるため、一度それぞれ表示してみて使いやすいものを選ぶと良いでしょう。

チャートの種類
  1. LightChart:初心者向け
  2. Original:中級者向け
  3. Cryptowatch:上級者向け

画面内で年次損益や月次損益、日時損益が常に表示されているため、取引パフォーマンスの把握もスムーズです。インジケーターはCryptowatchであれば約40種類と充実しています。

さらにチャット機能を利用できる点も特徴的であり、リアルタイムに情報交換をしながら暗号資産(仮想通貨)を取引することも可能です。また、上級者向けですがAPIを活用した自動売買もできます。

Coincheckは比較的シンプルで使いやすい「Tradeview」を採用

Coincheckでは、比較的シンプルで使いやすいチャート分析ツール「Tradeview」を利用できます。暗号資産(仮想通貨)だけでなく外国為替証拠金取引(FX)にもよく利用されている「TradingView」がベースとなっています。

インジケーターの種類が豊富であることはもちろん、チャート上に線やテキストを書き込める描画ツールが扱いやすい点が特徴です。マグネットモードを利用すると、線を引く際に始値や終値、高値、安値のいずれかに合わせてくれます。

そのため、より快適にチャート分析が行えるのがCoincheckの「TradingView」の特徴です。

bitbankも人気で高機能な「TradingView」を採用

bitbankも、Coincheckと同様にTradingViewのチャートを採用しています。シンプルかつ軽量でありながら高機能な点が特徴で、60種類以上のテクニカル分析を利用しながらチャートの分析が可能です。

また、bitbankは取引所取引(現物)で12通貨もの豊富な暗号資産(仮想通貨)を売買できます。

取引所取引(現物)の取り扱い比較
  1. bitFlyer:7通貨
  2. Coincheck:5通貨
  3. bitbank:12通貨
  4. GMOコイン:9通貨

取引所相手に売買する販売所取引ではなく、取引参加者同士で売買する取引所取引を利用したい人におすすめです。

DMM Bitcoinでは独自の「PC版取引システム」を利用可能

引用元:DMM Bitcoin「DMM Bitcoinが選ばれる理由」
(引用元:DMM Bitcoin「DMM Bitcoinが選ばれる理由」)
2022年1月21日現在

DMM Bitcoinでは、独自の「PC版取引システム」を利用できます。チャート画面は最大6枚まで表示でき、一般的なインジケーターが内蔵されています。

インジケーターの数だけ見るとTradingViewやCryptowatchを採用しているチャートツールと比べて劣ってしまいますが、初心者にとっては十分といえる水準です。

また、最大4銘柄のチャートを1枚のチャート上に表示する比較チャートという機能もあります。相場変動の相関性を分析する「相関分析」や、基準銘柄との差を分析する「データ差分分析」機能もあり、高度なテクニカル分析が可能です。

GMOコインでもTradingViewベースの「WebTrader」を利用可能

GMOコインも、TradingViewをベースとするWeb Traderを利用できます。機能やレイアウトはこれまで紹介してきたCoincheckやbitbankと似ており、チャート分析ツール自体にはほとんど差がありません。

GMOコインは取扱通貨が16通貨※と業界最高水準を誇り、入出金や暗号資産(仮想通貨)の預入・送付手数料が無料であることが特徴です。そのため、特に初心者におすすめできる暗号資産(仮想通貨)取引所です。

※取引制限中のETCを除く(2022年2月時点)

初心者におすすめのチャート分析手法を紹介

チャート分析手法は、初心者向けのものから上級者向けのものまで実にさまざまです。そこでここでは、初心者におすすめのチャート分析手法を紹介します。実践することで主に下記3つのようなを得ることができるでしょう。

チャート分析手法を実践するメリット
  1. ダブルトップやトライアングルなどのチャートパターンを知っておくと、将来の値動きを予測しやすい
  2. 四本値を四角形(実体)と線(ヒゲ)で示したローソク足を見ると、相場を効率的に把握して売買タイミングを図れる
  3. 単純移動平均線を見ると相場のトレンドを把握できる

チャートから代表的なチャートパターンを見つける

テクニカル分析の前提として、「歴史は繰り返す」という考え方があります。これは、過去の値動きが繰り返される可能性が高いというものです。

そのため、暗号資産(仮想通貨)を取引する際に代表的なチャートパターンを知っておくと、将来の値動きを予測することができます。

代表的なチャートパターンの概要を紹介しますので、ぜひ覚えておきましょう。

代表的なチャートパターン
  1. ダブルトップ(ダブルボトム):同じ高値をつけた2つの山で形成され、谷部(ネックライン)を割り込むと上昇トレンドが転換したと判断する
  2. ヘッド・アンド・ショルダー・トップ:高い山と2つの小さい山で形成され、谷部(ネックライン)を割り込むと上昇トレンドが転換したと判断する
  3. トリプルトップ(トリプルボトム):同じ高値をつけた3つの山で形成され、谷部(ネックライン)を割り込むと上昇トレンドが転換したと判断する
  4. 上昇トライアングル(下降トライアングル):安値は切上げつつ高値を抑えられている三角形で形成され、高値を超えると上昇トレンドの継続と判断する四本値を四角形(実体)と線(ヒゲ)で示したローソク足を見ると、相場を効率的に把握して売買タイミングを図れる
  5. ペナント型(上昇、下降):高値と安値が狹まっている保ち合い型の三角形で形成され、三角形を抜けた側への圧力が増すと判断する
  6. ウェッジ(上昇、下降):高値と安値が狭まっている上向き(下向き)の三角形で形成され、トレンドの継続と判断する
  7. フラッグ型(上昇、下降):高値同士を結んだ線(抵抗線)と安値同士を結んだ線(支持線)が平行に形成され、トレンドの継続と判断する

ローソク足から売買タイミングを図る

過去の値動きを時系列で示す一般的な方法であるローソク足から、売買タイミングを図ることができます。ローソク足の基本を紹介していきますので、それぞれ確認していきましょう。

四本値で相場の重要な価格を把握する

四本値とは、それぞれ次の価格のことです。いずれも相場において特に意識される重要な価格であり、ローソク足ではその四本値を1つのローソクで把握することができます。

四本値の特徴
  1. 始値:一定期間の最初につけた価格のこと
  2. 終値:一定期間の最後につけた価格のこと
  3. 高値:一定期間で最も高くつけた価格のこと
  4. 安値:一定期間で最も安くつけた価格のこと

実体やヒゲで一定期間内の相場の動きを把握する

ローソク足の実体とヒゲは、それぞれ次のようなものです。

ローソク足の実体とヒゲの特徴
  1. 実体:一定期間の始値と終値の範囲のことで、四角形で表示される
  2. ヒゲ:一定期間の高値と安値の範囲のことで、線で表示される

例えば、始値から終値にかけて一度も下落することなく上昇を続けた場合は実体のみ表示され、ローソク足においてヒゲは見えません。つまり、チャート上では四角形です。

仮に始値から安値をつけた後に上昇し、高値をつけて下落すると、下ヒゲも上ヒゲもあるローソク足となります。

このように、ローソク足では実体とヒゲで一定期間内の値動きを把握できるのです。

陽線と陰線で一定期間の価格が上昇したのか下落したのかを把握する

ローソク足には陽線と陰線があり、それぞれ別の色でチャートに表示されます。そのため一定期間内で相場が上がったのか下がったのかを、ローソク足の色で判断することができます。

ローソク足の色
  1. 陽線:始値より終値が高い(相場が上昇した)場合のローソク足
  2. 陰線:始値より終値が低い(相場が下落した)場合のローソク足

ちなみに、モノクロチャートは一般に陽線は白色、陰線は黒色で表示されることが多いようです。

ローソク足の種類で買い優勢か売り優勢かを把握する

ローソク足には、陽線や陰線だけでなく、表示する期間やローソク足の形状により種類があります。

まず、1本のローソク足が表示する期間の違いによって次のとおりです。例えば、日足は1日の値動きを1本のローソク足で示します。1時間足を24本分まとめたものが日足であると考えても良いでしょう。

ローソク足の種類
  1. 1分足
  2. 5分足
  3. 15分足
  4. 1時間足
  5. 4時間足
  6. 日足
  7. 週足
  8. 月足

次に、ローソク足の形状による種類は次のとおりです。

ローソク足の形状による種類
  1. 同時線(十字線):ヒゲはあるが実体が短いローソク足のことで、トレンドが発生する可能性を示している
  2. 大陽線:相場が大きく上昇して実体が比較的大きい陽線のことで、相場が上昇する可能性を示している(大陰線はその逆)
  3. 小陽線(星):相場が小幅に上昇して実体が比較的小さい陽線のことで、相場に方向感がないことを示している(小陰線はその逆)
  4. 上影陽線:相場が上昇したが押し戻されたために上ヒゲが長い陽線のことで、上値が重くトレンドが転換する可能性を示している(上影陰線はその逆)
  5. 下陰陽線:相場が下落したが戻ったために下ヒゲが長い陽線のことで、高値圏なら上昇トレンドの転換、安値圏なら下落トレンドの転換を示している

単純移動平均線からトレンドを把握する

単純移動平均線は、テクニカルインジケーターのなかで最もメジャーといえるものです。チャート分析ツールによっては、「MA(Single Moving Average)」と表示されることがあります。

単純移動平均線は、一定期間の終値の合計をその期間数で割ったポイントをつなげた線のことです。例えば、5日移動平均線(5MA)は5日間の終値の合計を5日で割った5日間の平均価格を示す線となります。

ちなみに、移動平均線には単純移動平均線(SMA)や指数平滑移動平均線(EMA)、加重移動平均線(WMA)などありますが、ここで紹介するのは「単純移動平均線(SMA)」です。

暗号資産(仮想通貨)取引をする際は、まず単純移動平均線を覚えておきましょう。移動平均線について、覚えておくべき4つのポイントを解説します。

移動平均線について覚えておくべき4つのポイント
  1. 支持線(サポートライン)
  2. 抵抗線(レジスタンスライン)
  3. ゴールデンクロス
  4. デッドクロス

値動きの下支えをする「支持線(サポートライン)」

単純移動平均線は一定期間の終値の平均価格を示すものですが、これが支持線(サポートライン)として機能することがあります。

例えば、上昇を続けている相場で一度価格が下落するとき、支持線(サポートライン)にタッチして相場が再度上昇するという値動きです。

チャート分析をするときは、移動平均線が支持線(サポートライン)として機能していないかチェックしてみましょう。

値上がりの抵抗となる「抵抗線(レジスタンスライン)」

単純移動平均線は、支持線(サポートライン)として機能することもあれば、上値抵抗線(レジスタンスライン)として機能することもあります。

支持線(サポートライン)と同様、チャートを分析するときは移動平均線が抵抗線(レジスタンスライン)として機能していないかチェックしてみましょう。

なお、これまで支持線(サポートライン)として機能していた移動平均線が、トレンド転換した場合には抵抗線(レジスタンスライン)として機能することもあります。

短期移動平均線が中長期移動平均線を上抜けたら買いシグナルの「ゴールデンクロス」

チャート上には、複数の移動平均線を表示できます。例えば、5日移動平均線(5MA)と25日移動平均線(25MA)などを1つのチャートに同時表示することが可能です。

このとき、5MAが25MAを上抜けることをゴールデンクロスといいます。一般にゴールデンクロスは買いシグナルだとされているため、暗号資産(仮想通貨)を購入すべきタイミングの1つです。

ただし、ゴールデンクロスは「ダマシ」が多いと言われている点にも注意が必要です。

ダマシにあわないための1つの考え方として、短期移動平均線が上抜けした後、中長期の移動平均線も上向いているときは信頼性が高い買いシグナルとなると考えられています。

短期移動平均線が中長期移動平均線を割り込んだら売りシグナルの「デッドクロス」

ゴールデンクロスとは逆に、例えば5MAが25MAを割り込んだ場合はデッドクロスと呼ばれます。

デッドクロスは売りシグナルとして考えられており、暗号資産(仮想通貨)を売るタイミングの1つとして考えることが可能です。

ただし、ゴールデンクロスと同様にデッドクロスもダマシとなることがあります。前述したように中長期の移動平均線が下向きになるまで待つ方法も検討してみましょう。

また、ゴールデンクロスとデッドクロスは、一定の範囲内で方向感なく上下しているボックス相場(もみ合い相場)では逆の売買シグナルとして考えられています。

つまり、ボックス相場ではゴールデンクロスが売りシグナルで、デッドクロスが買いシグナルです。この点にも注意して移動平均線を使いこなしましょう。

初心者がチャート活用で意識したい3つのポイント

暗号資産(仮想通貨)の取引経験が浅い初心者に向けて、チャート分析などで意識したい3つのポイントを紹介します。ぜひそれぞれ意識しておき、暗号資産(仮想通貨)取引における失敗を防ぎましょう。

初心者がチャート活用で意識したい3つのポイント
  1. 売買理由を明確にして取引をすることで勝率を高められる
  2. シナリオが崩れたら損切りすることもチャートを見ながら検討する
  3. 相場で取引を継続していくためには損切りを恐れすぎないことが重要となる

売買理由を明確にする

たしかに暗号資産(仮想通貨)の価格は不規則かつ不確実であり、完全に予測することは不可能です。

しかし、予測不可能といっても将来の値動きを把握しなかったり、将来における現在の価格水準を把握せず取引をしたりすることは、安定して利益を出し続けるためにはおすすめできません。

暗号資産(仮想通貨)の取引は上がるか下がるかわからないうえで投資するため、賭け事に似たような性質を持つといわれています。

賭け事に似ているとはいっても、チャート分析を通じて可能な限り利益を出せる取引を続けることも不可能ではないのです。

そのため、暗号資産(仮想通貨)を売買する前に売買理由を明確にしておき、振り返りながら勝率を高めることがコツといえます。

例えば、理由なく売買するのではなく、前述したようにゴールデンクロスを確認した後にだけ取引するなど自分なりのルールを作っておくと良いでしょう。

シナリオが崩れたら取引をクローズする

売買理由を明確にすることが重要と紹介しましたが、「暗号資産(仮想通貨)の相場が上昇するだろう」という見込みは、必ず正しいとは限りません。当然、見込みが外れることもあるのです。

そのため、売買を始める理由だけでなく、見込みが外れたら取引を終了(クローズ)することも事前に決めておく必要があります。具体的には次のような場合に取引を終了すると決めておくと良いでしょう。

取引を終了(クローズ)するケースの例
  1. 1回の取引における含み損が取引資金の2%に達したら損切りする
  2. 上昇を見込んでいたが、○○円まで相場が下落したら損切りする
  3. 価格が移動平均線を割り込んでサポートラインとして機能しなくなったら損切りする

なお、含み損が生じたとき、投資家心理として「このまま待てば価格が戻るだろう」と考え、含み損をそのままにしておくことも多いです。

このように理由がない取引をすると、結果はどうであれ自分なりの「勝てるルール」が確立しません。さらに、含み損が拡大して取引資金を失ってしまう可能性もあるのです。

事前に逆指値で損切り注文を出しておくなど、損切りは徹底するようにしておきましょう。

損切りをして勝率が低くなってもトータルの損益額とは関係ないことを意識する

暗号資産(仮想通貨)の取引は、たとえ勝率が50%を下回っても、損失額を抑えて利益が大きい損小利大の取引ができていれば、トータルの損益額はプラスになることがあります。

例えば、取引1回目で1万円の利益、2回目で5,000円の損失、3回目で3,000円の損失を出したとすると、トータル損益額は2,000円の利益です。

この例のように勝率が33%であっても、勝ちトレードの平均利益が負けトレードの損失の2.5倍であれば、トータル損益はプラスになります。

勝率とリスクリワードレシオ
  1. 勝率:約33%(利益を出したトレード1回/全トレード3回)
  2. リスクリワードレシオ:2.5(利益を出したトレードの平均利益1万円/損失を出したトレードの平均損失4,000円)

チャートを活用した取引の弱点は?

実は、チャートを活用した取引(テクニカル分析)には弱点があります。テクニカル分析は取引をサポートしてくれる重要なものですが、完璧ではないことに注意しておきましょう。

テクニカル分析の弱点についてそれぞれ紹介していきます。

テクニカル分析の弱点
  1. 過去の値動きとまったく同じ相場が来るとは限らず、テクニカル分析がすべて正しいわけではない
  2. ○○ショック時にはテクニカル分析は通用しないため、ファンダメンタル分析もあわせて考慮することが理想的

過去の動きとまったく同じ相場はあまり来ない

チャート分析(テクニカル分析)は、過去の値動きが繰り返されるという前提に基づいて取引戦略を立てるものです。しかし、実際に過去の値動きとまったく同じになるとは限りません

もし同じ動きを繰り返す相場があれば、誰もが利益を上げ続けられるでしょう。ただし相場はそう簡単には予測できないものであり、難しいのです。

つまり、テクニカル分析は絶対ではありません。絶対ではないことを把握したうえで、自分なりに勝率が高い売買理由(ルール)を見つけることが重要です。

○○ショック時には通用しないことが多い

過去の値動きを必ず再現できるわけではないことに加え、暗号資産(仮想通貨)を取り巻く情勢によってはテクニカル分析が通用しません。その理由は、テクニカル分析はあくまでも値動きに注目して将来の値動きを予測する手法であるためです。

例えば、暗号資産(仮想通貨)の規制や開発元、税制に関するニュースなどが出ると、暗号資産(仮想通貨)の価格は大きく変動することがあります。

このような要因をもとに将来の価格を予測することをファンダメンタル分析といいますが、テクニカル分析だけではこのような値動きを説明しきれないのです。

初心者にとっては難しいイメージがあるファンダメンタル分析ですが、テクニカル分析を理解しつつファンダメンタル分析も理解することが理想的です。

暗号資産(仮想通貨)取引に役立つテクニカル分析におすすめの本は?

テクニカル分析を本で学ぶと、体系的にテクニカル分析に関する知識を付けることができます。そこで、暗号資産(仮想通貨)取引をこれから始める人や、テクニカル分析を学びたい人に向けておすすめの本を紹介します。

暗号資産(仮想通貨)に特化した本は少ないのでFXや株取引で有名な本を読むと良い

暗号資産(仮想通貨)の仕組みや技術に関する本は多くありますが、暗号資産(仮想通貨)の取引に特化した本はそう多くないのが実状です。

「それでは暗号資産(仮想通貨)取引が学べないのでは」と思う人もいるかもしれませんが、テクニカル分析が利用されているのは暗号資産(仮想通貨)だけではありません。

例えば、株式やFXなどの相場に対してもテクニカル分析は用いられています。テクニカル分析自体を説明した本もあります。

株式やFXのテクニカル分析に関する本であっても、そこから学んだ知識は暗号資産(仮想通貨)の相場に適用可能です。

『テクニカル分析がわかる (日経文庫) 新書 』

テクニカル分析の代表的な手法27つがわかる本です。テクニカル分析で用いられるインジケーターの計算方法から、実際の取引においてどのように判断するのか、どのようなポイントに注意すべきかなどもわかります。

なお、この本の著者は全世界に100名ほどしかいないとされる国際テクニカルアナリスト連盟のMFTA資格保有者です。

『先物市場のテクニカル分析 (ニューファイナンシャルシリーズ) 』

テクニカル分析のバイブルともいえる本書は、全568ページに及ぶ長編であるものの、1990年の発売日から現在に至るまで多くのテクニカルトレーダーに読まれている名著です。

テクニカル分析の基本がじっくりと学べるため、テクニカルを重視して暗号資産(仮想通貨)取引を継続していきたい人におすすめです。

『マーケットで勝ち続けるための発想術 デイトレード』

アメリカのトレーダー養成機関「プリスティーン・キャピタル・マネジメント」の共同創業者が著者である本書は、2002年の発売以降、2022年1月時点でも通販サイトの売れ筋ランキングにおいて上位を獲得しているベストセラー本です。

本書のカバーには「株式を取引するのではなく人を取引せよ」という教訓が示されています。暗号資産(仮想通貨)取引所では、取引参加者同士の注文がマッチングして売買が行われるため、本書で示されている教訓が活かせるでしょう。

テクニカル分析の基礎というより、相場で取引を行うための「思考術」に特化した本です。ぜひ他の本でもテクニカル分析の基礎を学びながら、本書でも相場取引に関する心構えを学んでおきましょう。

暗号資産(仮想通貨)取引をするならチャート分析ツールを上手に活用しよう

暗号資産(仮想通貨)の取引をするなら、チャート分析ツールを上手に活用しましょう。チャート分析を行わずに利益が出せたとしても、売買根拠がないため再現性はありません。

つまり、売買根拠がなければ安定して利益を出し続けることは困です。ぜひこの記事で紹介したチャート分析の基礎を踏まえ、自分にあった暗号資産(仮想通貨)取引所を選び、実践してみてください。

暗号資産(仮想通貨)のチャートに関するよくある質問

暗号資産(仮想通貨)のチャートに関するよくある質問をまとめていましたので、ぜひ参考にしてください。

テクニカル分析とはどのようなもの?

テクニカル分析とは、暗号資産(仮想通貨)などの資産の値動きが示されたチャート(罫線)をもとに、将来の値動きなどを予測する方法のことです。

ローソク足の形状などからトレンドの発生や転換、継続、強弱を把握し、暗号資産(仮想通貨)の売買に役立てることができます。

ローソク足とはどのようなもの?

ローソク足は、最も一般的に利用されているチャート(罫線)の種類のことです。一定期間内の始値と終値を四角形(実体)で示し、高値と安値は線(ひげ)で表します。1日の相場の動きを表したものは日足と呼ばれ、1日ごとに1本のローソク足が形成されます。

始値より終値が高い(相場が上昇)場合は陽線、逆の場合は陰線と呼ばれ、相場の動きと重要な4本値を把握できることが特徴です。

インジケーターとはどのようなもの?

インジケーターとは、価格相場をもとにさまざまな計算をして相場を分析する指標です。ローソク足が値動きそのものをチャート上に表示しているのに対し、インジケーターは計算結果を表示している点が大きく異なります。

例えば、代表的なインジケーターである「単純移動平均線」は、一定期間の終値を平均したものを線状に表示したものです。なお、インジケーターはテクニカル指標やテクニカルインジケーターと呼ばれることがあります。

支持線とはどのようなもの?

支持線とは、値動きにおいて下値を支えていると考えられているラインのことです。例えば、継続的に上昇を続けている相場において、一度価格が下がった(押した)ポイントを繋いだ線を指します。

支持線が何度も上昇トレンド中の相場のサポートとして機能していれば、その支持線は強い支持線と考えることが可能です。なお、支持線はサポートラインとも呼ばれます

抵抗線とは?

抵抗線とは、値動きにおいて上値の抵抗となっていると考えられているラインのことです。例えば、継続的に下落を続けている相場において、一度価格が上がった(戻った)ポイントを繋いだ線を指します。

支持線と同じく、抵抗線が何度も上値の抵抗として機能していれば、その抵抗線は強い抵抗線と考えることが可能です。なお、抵抗線はレジスタンスラインとも呼ばれます

チャート分析ツールを利用するメリットとは何か?

過去の値動きから将来の値動きを予測することで、根拠を持って暗号資産(仮想通貨)の売買が行えるようになります。これにより自分なりの取引手法を確立でき、勝率を高めて安定した利益を見込めるようになるでしょう。

チャート分析ツールはどのように選べば良い?

チャート分析ツールは、一度自分で使ってみながら自分にあったものを選ぶことがおすすめです。

この記事で紹介した暗号資産(仮想通貨)取引所で利用できるチャート分析ツールは「TradingView」をベースとしたものが多くありますが、例えばDMM Bitcoinでは独自のチャート分析ツールを利用できます。

どのツールもよく利用されるインジケータはチャートに表示できるため、それぞれ実際に使ってみて使いやすいものを選ぶと良いでしょう。

おすすめのチャート分析ツールは?

自分が使いやすいと感じたチャート分析ツールを利用することがおすすめですが、迷った場合は「TradingView」をベースとしているチャート分析ツールがおすすめです。

TradingViewは暗号資産(仮想通貨)だけでなく、株式やFXなどの取引でも利用されています。とても使いやすく高機能なツールですので、ぜひ使いこなせるようにしておきましょう。

インジケーターのトレンド系とは?

インジケーターには、大きく分けてトレンド系とオシレーター系の2つに分けられます

トレンド系のインジケーターとは、相場が上昇しているのか下落しているのか、それとも方向感がないのかなど「相場の方向性」がわかるインジケーターです。

例えば、この記事でも紹介した「移動平均線」がトレンド系のインジケーターです。移動平均線が上向きなら上昇トレンドであり、移動平均線の傾きが立っているほどトレンドが強いと判断できます。

インジケーターのオシレーター系とは?

オシレーター系のインジケーターとは、相場の買われすぎや売られすぎなどの過熱感を示すインジケーターです。一般的にローソク足の下部に表示されます。

オシレーター系のインジケーターとして代表的なものは「RSI(Relative Strength Index)」です。一般にRSIが70%以上で「買われすぎ」、30%以下では「売られすぎ」の目安とされています。

ただし、強いトレンドが継続している場合にはRSIが70%以上を示し続けることがあるため、あくまでも1つの目安としておくことが重要です。

もっとも、1つの目安としながらどのような場合にインジケーターの信頼性が高くなるのかを分析することこそ、テクニカル分析活用のポイントといえます。複数のオシレーター系インジケーターを組み合わせる場合もあります。

一目均衡表とは?

初心者が避けがちなインジケーターである一目均衡表とは、その名のとおり相場がひと目でわかるインジケーターです。チャートに一目均衡表を表示すると雲と呼ばれる領域がある点も大きな特徴といえます。

一目均衡表はたしかに複雑ですが、かなり大まかに説明すると、9日移動平均線と26日移動平均線、52日移動平均線を組み合わせたようなインジケーターです(日足の場合)。

一目均衡表の特徴
  1. 転換線:9日間の最高値と最安値の平均価格をつなげた線
  2. 基準線:26日間の最高値と最安値の平均価格をつなげた線
  3. 先行スパン1:基準線と転換線の平均価格を26日先行(右側に移動)した線
  4. 先行スパン2:52日間の最高値と最安値の平均価格を26日先行(右側に移動)した線
  5. 遅行スパン:当日の終値を26日遅行(左側に移動)した線
  6. 雲:先行スパン1と先行スパン2の間の領域

移動平均線と同様に、転換線が基準線を上回ったときを好転(ゴールデンクロス)と呼び、買いシグナルと判断します。また、雲はサポートやレジスタンスとして機能することがあります。

移動平均線を理解したのであれば、ぜひ一目均衡表も覚えておきましょう。

ボリンジャーバンドとは?

ボリンジャーバンドとは、移動平均線を中心に標準偏差を加減算した範囲を表示するインジケーターです。標準偏差は、値動きが平均値からどれくらい離れているかという「ばらつき」を示します。

そのばらつきはσ(シグマ)という記号で表され、例えば標準偏差の2倍は2σです。一定の前提に基づきますが、以下のとおり平均値から標準偏差を加減算した範囲のなかに価格が収まると考えます。

平均値から標準偏差を加減算した範囲と価格
  1. 平均値±1σ:約68.3%
  2. 平均値±2σ:約95.4%
  3. 平均値±3σ:約99.7%

以上のような範囲をバンド型にして示したものがボリンジャーバンドです。バンドが拡大(エクスパンション)しているのは値動きが大きくなってきているということです。このとき、トレンドが発生しやすいと判断します。

逆に、バンドが縮小(スクイーズ)しているのは値動きが小さくなってきているということです。このときは、方向感のないボックス相場(レンジ相場)が発生しやすいと判断します。

その他、ボリンジャーバンドのラインに沿ってトレンドが継続するなど、サポートやレジスタンスとして機能することがあります。

※本記事で記載の情報は、個別に記載のない限り、2022年1月25日時点でのものになります。証券会社等の口座開設やキャンペーン利用の際には、各社公式ホームページの最新情報をご確認ください。

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