ゲスト:古賀太陽選手

柏レイソル応援番組Rising Reysol!。26日放送の選手の素顔に迫るインタビューコーナー「From 日立台一丁目蹴球団」では、ゲストに古賀太陽選手を迎え、番組MC西谷綾子と対談をしました。 古賀選手は、1998年10月28日生まれの現在19歳。今季より加入したルーキーのディフェンダーです。小学4年生から柏レイソルのユースに所属し、以来柏一筋で着実に成長してきた選手です。
【サッカーを始めたきっかけは……】 古賀選手、サッカーを始めたきっかけは「何となく」。幼稚園の年長の頃にサッカーの「楽しさ」を知ったそうです。
――「何となく」始めて今に至るのはすごいですね。 「そうですね。少しは向いていたみたいです(笑)。ボールを蹴り始めるうちに、ちょっとした技ができるようになったのが楽しくて、今に至るって感じですね」
――プロになりたいと意識したのはいつですか。 「日立台のピッチに立ちたいなと感じたのは、小学4年生の頃です。レイソルユースに入って日立台で試合を見て、ここに立ちたいなと思いました」
【やっぱりフォワードがやりたかった】 今はディフェンダーとして活躍する古賀選手ですが、元々は前でプレーするフォワードでした。中学生の頃、ポジション変更があり、少し戸惑いもあったそうです。
――もっと前線でやりたいという思いはありましたか。 「そうですね。もっとゴールに絡みたいという思いを抱えてましたけど、サイドバックをやり始めて、後ろの選手でもこんなに攻撃参加できるんだと気づきました。守備と攻撃どちらもできる楽しさを発見できたので、今となってはサイドバックに抜擢して頂いてよかったなと思います」
【課題は「もっと熱く積極的に」】 一年目として早速公式戦にデビューした古賀選手。順風満帆な1年目のシーズンを送れているかと思いきや、意外な答えが返ってきました。
――1年目を振り返っていかがですか。 「今シーズンたくさんのポジションでプレーする機会を頂いて、どれも正直自分の中では微妙だなと感じました。もっと何かできるはずだと思うので、まだまだ至らない点が多いと思います」
――具体的にはどうしていきたいですか。 「全体の練習だけではなく、自分だけの時間の時に、何かできることはあると思うので、そういうところの意識を変えていかないと、プレーの内容・質は変わらないので、意識と行動を変えられたらと思います」
意識と行動を変えると語った古賀選手。意識の面では、もっと気持ちを前面に出さねばならないと静かに語りました。
――課題は何ですか。 「自分から積極的に行動するタイプではなく、それがプレーに出てしまうときもあります。勝利に対する気持ちをプレーで体現できないといい選手にはなれないので、もっと熱く積極的になるのが課題ですね」
対談の終盤には色紙にサインと、古賀選手の好きな言葉を書いていただきました。サインの上に「成長」の二文字が。その思いに迫ります。
「そうですね。毎日『成長』したいと思っていて、昨日の自分を超えられるように頑張りたいです。そんな思いを込めました」
――サポーターへ一言お願いします。 「はい。リーグ戦も終盤ですが、勝利に貢献できるよう頑張りますので、これからも応援宜しくお願いします」
インタビューでは19歳とは思えないぐらい冷静に自分を分析して、語ってくれた古賀選手。その冷静さが長所でもあり、「大人しすぎる」という短所とも自分では理解していました。ディフェンス最終ラインならどこでもこなす器用さはすでに持っている古賀選手。後は本人の口からもあったように、気持ちをどれだけ出せるかが大事。ちなみにレイソルはスペイン語で「太陽王」を意味します。文字通りレイソルの本物の「太陽」となれるか。若きディフェンダーに注目が集まります。
