“ブルーシートの再生で千葉に復興の種(シード)を”
「BRIDGE CHIBA」ブルーシード大作戦
2019年9月、関東では観測史上最強となる房総半島台風(15号)が千葉県に上陸し、翌10月にも東日本台風(19号)などの大雨により県内に甚大な被害が出ました。県南部を中心に多くの住宅が被災しました。千葉テレビ放送(本社:千葉市中央区、代表取締役社長:篠塚泉)は、被災地で使用されたブルーシートを素材にトートバッグを作って販売し、収益の一部を復興に役立てる“「BRIDGE CHIBA」(ブリッジ千葉)ブルーシード大作戦”を民間団体とともに展開しました。
プロジェクトは終了しました。ご協力ありがとうございました!
2020年1月から本格的にスタートした「BRIDGE CHIBAブルーシード大作戦」は、2021年2月末をもってブルーシードバッグの販売を終了しました。
バッグはこの約1年間で計3,037個を販売し、2021年3月30日に、公益財団法人ちばのWA地域づくり基金様の「2019千葉県台風・豪雨災害支援基金」に計100万円を、社会福祉法人千葉県社会福祉協議会に計189万円を寄付しました。寄付金の総額は去年10月6日の第1次分(200万円)と合わせて計489万円となります。
ちばのWA地域づくり基金 牧野昌子理事長 |
千葉県社会福祉協議会 石渡哲彦会長 |
プロジェクトのスタート直後からコロナ禍が急拡大し、予定していた各種行事のほとんどをキャンセルせざるを得ませんでしたが、支出が抑えられたことで、結果的に売上から諸経費を除いた寄付金総額は、当初の想定(約300万円)を大きく上回り、売上の4割を寄付に回すことができました。
寄付金の使途について、ちばのWA基金様は本年4月頃をめどに、県内復興活動団体への第三次助成のための公募を実施し、助成先を選定されます。また、千葉県社会福祉協議会様は、災害時に設置される避難所等で福祉的支援活動を行う災害福祉支援チーム(DWAT)の訓練費等として活用されるということです。
コロナ禍にあっても当初目標の3,000個を達成できたのは、ひとえにバッグを購入して下さった皆様のおかげです。ブルーシードバッグを使い続けることは被災地を想うことであり、日々の防災意識の向上にもつながります。
「ブリッジ千葉」プロジェクトはいったん終了しますが、チバテレは千葉県の企業として、今後も地域の皆さまのお役に立つ取組みを行ってまいります。
【活動の経過】 |
2019年 |
9月9日 |
房総半島台風(15号) |
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10月12日 |
東日本台風(19号) |
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11~12月 |
「ブリッジ千葉」プロジェクト 関係者間で実施合意 |
2020年 |
1月~ |
バッグ製作・企業への協力呼びかけ開始 |
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2月27日 |
安倍首相(当時)全国一斉臨時休業を要請 |
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2月28日 |
千葉県庁で記者会見、県庁生協でバッグ販売開始 |
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4月1日~ |
CM放送開始 |
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4月7日 |
緊急事態宣言 |
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4月~ |
オンラインショップ開設 |
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5月25日 |
緊急事態宣言解除 |
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6月30日 |
千葉マツダとのコラボ洗浄イベント実施、シート洗浄終了 |
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8月 |
バッグ製作終了 |
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9月~ |
県庁生協でバッグ販売再開 |
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10月6日 |
第1次寄付金贈呈式 計200万円を寄付 |
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10月31日 |
特別番組『BRIDGE CHIBA ~ブルーシートを復興の種に~』放送 |
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11月~ |
道の駅富楽里でバッグ販売 |
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12月13日 |
道の駅保田小学校イベントでバッグ販売 |
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12月末 |
バッグ店頭販売終了、CM放送終了 |
2021年 |
2月28日 |
オンラインショップ販売終了 |
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3月30日 |
第2次寄付金贈呈式 計289万円を寄付 |
特別番組 『BRIDGE CHIBA~ブルーシートを復興の種に~』を放送 放送日時:2020/10/31(土)22:20~22:45 “ブルーシートの再生で千葉に復興の種を” 「BRIDGE CHIBA」ブルーシード大作戦 200万円寄付「令和元年房総半島台風」から1年。県内ではいまだにブルーシートで覆われた家屋が目立つ。汚れや破損などで使われなくなったブルーシートを“復興の種”にしようと行われている取り組み「BRIDGE CHIBA~ブルーシード大作戦~」。ブルーシートの洗浄から製造、販売、寄付までオール千葉で行われたプロジェクトに半年間密着したドキュメンタリー番組を放送しました。
【BRIDGE CHIBAメンバーのコメントはこちら】
「BRIDGE CHIBA」ブルーシード大作戦とは?
千葉県内の被災地で使用されたブルーシートを回収、洗浄、裁断して“トートバッグ”に加工し、それを販売して得た売上金の一部を県内で活動する復興支援団体に寄付する取組みです。2016年の熊本地震をきっかけに始まった「BRIDGE KUMAMOTO」による活動がモデル。
バッグは3500円(税別)にて計3,000個製作・販売し、活動費(30%)を除く売上の約7割が被災地に還元されます。(バッグ製作40%、寄付30%) ブルーシートの回収場所は県南部(鋸南町、南房総市、館山市)、バッグ縫製は南房総市、ロゴプリントは山武市、包装・配送は千葉市美浜区と、“オール千葉”でONE TEAMとなり、プロジェクトを始動。
「BRIDGE CHIBA」メンバー
“ブルーシードバッグ®”
価格:¥3,500円(税別・送料別)販売終了
【 SIZE 】(約)31×35×15、持ち手(約)44
「BRIDGE CHIBA」からみなさまへ
ブルーシードバッグは回収、洗浄、裁断、縫製等全てをメンバーや協力者による手作業で行っているため大量生産ができません。販売状況によっては欠品することもあり得ます。その際はどうかご容赦下さい。
また、バッグは一つとして同じものがありません。バッグの傷みは被災地の痛みです。 穴が空いていたり、汚れているものもございます。耐久性もまちまちなので、あらかじめ ご了承いただきたいのです。そうした商品特性をご理解いただいた上でご購入いただきますようお願いいたします。
“メイドイン千葉”にこだわっているため値段も高いです。ですが、活動費を30%に抑えることで、バッグ製作費(40%)と寄付金(30%)を合わせて、売り上げ全体の約7割を被災地に還元して復興に役立てる仕組みとなっています。 寄付金は“復興の種”として「公益財団法人ちばのWA地域づくり基金」を通じ、千葉県内の被災地で専門性を活かした支援活動を行う民間団体に助成されます。 今後被災地では、復旧~生活再建~復興と支援のニーズが変化していくことが予想されます。基金では、特に公的支援から漏れ落ちている人を救う活動への助成や、現地で発生している様々な課題解決に向けた支援を行う方針です。
昨年秋の台風被災地で使用されたブルーシートを素材にトートバッグを作って販売し、収益の一部を復興に役立てる“「BRIDGE CHIBA」ブルーシード大作戦”で10月6日、バッグ販売で得られた収益の一部(200万円)を、ブリッジ千葉の一員でもある公益財団法人ちばのWA地域づくり基金様に寄付しました。寄付金は今後WA基金様を通じて、千葉県内の被災地で被災者支援活動を行う組織に助成されます。
9月末現在で、ブルーシードバッグは計約2650個を販売することができました。目標の3000個まであと少し。ブリッジ千葉では本年12月末のプロジェクト終了後に、改めて売上金から経費を除いた残額全てを寄付します。
バッグは売り切れになり次第販売終了となります。再販の予定はございませんので、お早目のご購入をお願い致します。
【BRIDGE CHIBAメンバーのコメント】 一般社団法人BRIDGE KUMAMOTO 代表理事 佐藤 かつあき あの房総半島を襲った台風被害から、早くも1年が経ちました。被害に遭われた方々のご苦労を思いますと、いまも心が痛みます。
この1年でさらなる試練が起きました。
コロナウイルスによる感染症の世界的な大流行です。BRIDGE CHIBAとしても、千葉テレビ様と共同で、多くのイベントを企画しておりましたが、すべてが思うように運ばなくなりました。
そして、令和2年7月豪雨が、今度は熊本を襲いました。熊本で65人の方が、ほぼ一晩で亡くなりました。コロナ禍で県外ボランティアの受け入れができず、被災地は発災から3ヶ月が経ちますが、まだまだ復旧には程遠い状況です。
これからも、日本のどこかで予想もしない災害が起きます。そのたびに、私たちは、BRIDGE CHIBAのように地域と地域が手を取り合い、助け合う社会の一端を担っていきたいと思います。
BRIDGE CHIBAの取り組みが、先進的な取り組みとして大きな成果を残されたことに、関わらせて頂いた者として、誇らしい思いでいっぱいです。
まだまだ終わりではありませんが、千葉県のみなさま1年間、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
グロリア株式会社 代表取締役 永井 實 災害から1年が経過しましたが、いまだにブルーシートのかかった屋根が多く見受けられます。復旧した屋根のブルーシートからバッグ3000個を作成して買って頂くブリッジ千葉のプロジェクトに参加し、改めて被害の甚大さを認識いたしました。皆様にお買上頂き、被災地の複興活動を支援する民間基金に寄付することが出来たことを大変光栄に思います。
LOVES COMPANY株式会社 社長 東城 英知 話をいただいたのが昨年末、インクの選定から始まり、最初のロゴプリントは1月初旬でした。半年以上作業に携わり、本日の寄付金贈呈という最後の工程に立ち会えることを光栄に思っています。この寄付金が、被災地の台風被害に遭われた方々の早期の復興につながることを祈っています。このプロジェクトに携わることができて嬉しく思っています。
ちばぎんハートフル株式会社 取締役社長 斎藤 千草 私どもはバッグへのタグ付け、袋詰め、発送を請け負わせていただきました。被災地の方に少しでもお役に立てる仕事ができるということで、社員全員嬉しく思い、一つ一つ丁寧に作業させていただきました。この希望の種が、大きな花を咲かせることを心から願っております。
公益財団法人ちばのWA地域づくり基金 理事長 牧野 昌子 この度はブリッジ千葉の皆様からの心のこもったご寄付をお預かりできましたことを大変ありがたく感謝申し上げます。私どもは県内で初となるコミュニティ財団、市民が民間で作った財団です。昨年9月の台風15号の後、「2019千葉県台風復興災害支援基金」を立ち上げて全国の皆様や県内の皆様から730万円ほど助成をお預かりし、これまで第一次、第二次と計26団体に助成しました。今後助成を行っていきますが、被災地は復旧から今は復興ということで、被災された方々の孤立の防止、コミュニティを作っていく、地域の活性化等々新たなテーマで助成していきたいと思っております。今回いただいたご寄付を有効に被災地の方々に届けてまいりたいと思います。
千葉テレビ放送株式会社 代表取締役社長 篠塚 泉 1年前の台風と大雨の被害により、今も南房総ではブルーシートで覆われた家屋が多くあります。そうした中、寄付金贈呈という形で結果に結びついたことは良かったと思っています。当社もCSRの一環で多くの社員が、寒風の中、酷暑の中、ブルーシートを洗いました。また、地元三行を始め各企業の皆様にご協賛をいただきました。関東5局の独立放送局にも支援していただき、関東圏でブリッジ千葉のPRをさせていただきました。本日お渡しした寄付金が復興のために価値ある援助になればと思います。
プロジェクトへのご協賛、ご協力等随時募集しております。バッグの販売に協力したいという方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけ下さい。 (終了いたしました)
【お問い合わせ先】チバテレパブリックセンター tel/043-311-3100(平日朝10:00~夕方5:00)
ちばのWA地域づくり基金のブログ
https://blog.canpan.info/chibanowafund/archive/198BRIDGE CHIBA
http://bridgekumamoto.com/project/bridge-chiba/
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