今回のBeyond the Pitchは、ゲストに林 陵平さんを迎え、
2024年9月23日(月)柏髙島屋ステーションモール新館10階 専門店BeARIKAにて行われた公開収録の模様をお届けします。

 西谷
 みなさん、ようこそRising Reysolの公開収録へ!お越しいただきありがとうございます!
 あや吉こと西谷 綾子です。そして解説の佐藤 大さんです。
 佐藤
 佐藤です。デカくてすいません(笑)室内にいると余計デカく見えますけどいつもこんな感じです(笑)
 西谷
 すごい人でびっくりですね!きっと今日のゲストにレイソルのことを聞きたいと思って、みなさんお越しいただいていると思います。
 それでは大さん、今日のゲストですけど...
 佐藤
 いやぁ、並みのゲストじゃないでしょう。
 西谷
 たのしみですよね!今日スケジュール空いていたんだと思うくらい、お忙しい方ですからね。
 佐藤
 ほんとうにね。よくレイソルのために来てくれました!というか、(ゲストが)レイソルのことが気になっているんじゃないかなぁと思うんだけどね(笑)
 西谷
 みなさん、お待たせいたしました。
 本日のゲスト、柏レイソルOB 林 陵平さんのご登場です!

 林 
 よろしくお願いします。すごいお客さんがいっぱいいますね!ありがとうございます!
 佐藤
 まずはこの1年振り返って、今年のスタートの時点で今期の柏レイソルはどんなことに期待できるチームだと思いましたか。

 林
 まずは"守備のブロック"ですね。そこは自分たちの形があるので、できてはいるが立ち上がりの失点も少し多い。
 その中でボールを保持した時になにができるか、という部分は今シーズン通してもまだ課題があるかなと思う。
 なかなかレイソルサポーターの目の前で厳しいことを言うのは難しいですが、第三者の目、解説者の立場から見て話す部分ではやはり、ある程度守備の部分、ボールを保持した時のつくりはチームとして相手がこうしてくるからこうしようという決まりがあまりないので、ふわっと入っているように見えてしまう。
 それは守備のつくりだけではなく、攻撃の構築がふわっと見せている原因でもあると思う。
 球際とか立ち上がりの走力だけになってしまうが、サッカーはそこだけではないのでその部分がすごく大事だと思う。
もちろん結果も大事ですが、見ていて楽しいサッカー、内容として狙いがわかるようなサッカーをする方がサポーターも見ていておもしろいと思う。
 佐藤
 そうすると、選手次第っていうこともあるね。
 選手をどう呼び込んでくるかっていう運営のところにも関わってくるかな。
 林
 それもすごく大事ですね。あとやっぱり魅力的なサッカーをすることによって、選手が"行きたい"と思うクラブになると思う。
 柏レイソル自体のブランドは素晴らしいクラブだと思うので、そこに今のチームの状態とかおもしろいサッカーをしているなってなると選手は"行きたい"と思いますよね。

 佐藤
 サッカー大好きすぎていろんな話になっちゃうんだけど(笑)
 試合をみてから解説するでしょ?
 林
 1週間で6試合解説したので...
 西谷
 6試合解説するのにも準備が必要になりますよね。
 林
 そうですね。12チーム分の過去の試合も絶対に見ないといけない。
 佐藤
 そうだよね、お互いのこと解説しないといけないもんね。俺なんてちばぎんカップの試合、レイソル側だけ解説すればいいもん(笑)

 西谷
 どうやってモチベーションを保っているんですか?もう嫌だー!ってなったりはしないんですか。
 林
 全くならないですね。僕たぶんこれが天職なんだと思います。サッカーが好きで、ずっとサッカーを見ていられるので。
 西谷
 現役の時も、ずっと海外サッカー見てましたもんね。
 林
 それが今の仕事に繋がっていると思う。好きなことを極めると自分のモノになるんだなぁと思います。
 西谷
 会場にはプロサッカー選手になりたい子どもたちもたくさんきています。子どもたちがサッカーが上達するためにはどういうことをやったらいいと思いますか。
 林
 とにかく練習すること。そして夢中になることがすごく大事だと思います。夢中になってやると、時間も忘れてのめり込むと思うのでそれがすごく大事。
 西谷
 ではここで、サイン色紙に林さんの好きな言葉を書いていただきたいと思います。

 林
 好きな言葉は『夢中』
 好きになるというか、自分がそれに対して夢中になることが上達への一番の近道だと思うのでこの言葉を書きました。
 西谷
 さて、ここからは会場のみなさんから林さんへの質問タイムです。 

会場の男の子
 わかりやすく解説するために心がけていることはありますか。
 林
 まず大事なことは準備をすること。
 両チームにもサポーターがいる。そのサポーターはそのチームのことを追い続けているのでいろんなことを理解している。
 そこに解説者が負けてはいけないので事前の準備でファン、サポーターの準備を上回るということをすごく大事にしている。
 あとは構造、システムの部分を語れる解説者はあまりいないと思うので、それをわかりやすく言語化していくことが大事だと思っています。

 会場の男の子
 子どもの時はどんな練習をしてうまくなりましたか。
 林
 ポジションによってまた違うこともあるけれど、特にボールに触ることがすごく大事。
 走ったり、筋トレしたりっていうのももちろん必要だけど、ボールを扱うスポーツなのでとにかくボールに1日中触れていることは小さい頃にはすごく大事なことだと思う。
 西谷
 では、林さん最後にみなさんにメッセージをお願いいたします。

 林
 今日はお集まりいただきありがとうございました。会場の後ろで立って見に来てくださる方もいて、こんなにたくさんの方にきていただけて柏まできてよかったなと思いました。 これからまたいろんな解説をしていくと思います。その中で柏の解説があったときには、鋭いことも言ってしまうかもしれないですが、僕は解説者として常に公平に試合を見ていきます。柏はもともと好きなチームですし、好きな街なので、柏がより良くなるために、そしてまたここにご縁があれば戻ってこられるように頑張りますので、林陵平ことも応援してください。ありがとうございました!
