仕事やプライベートなど、用途ごとにスマホを使い分けている方も多いことでしょう。
2つのプランを併用する場合、楽天モバイルとpovoを併用することには多くのメリットが存在します。
本記事では、楽天モバイルとpovoを、6つのポイントで比較してみました。
「楽天モバイルとpovoはおすすめなの?」
「併用のやり方は?」
これらの疑問にお答えするため、両プランを併用するメリットや、実際に併用する方法も紹介していきます。
この記事でわかること
- 楽天モバイルとpovoの比較対応エリアは同じで、楽天モバイルでは無料通話が可能
- 楽天モバイルとpovo併用のメリット互いのメリットを併用して月額料金を抑えられる
- 楽天モバイルとpovoを併用する方法併用にはデュアルSIMがおすすめ
スマホ1台で併用ができる、デュアルSIMについても解説します。
スマホの併用を検討している方は、参考にしてみてください。
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楽天モバイルとpovoを徹底比較
楽天モバイルとpovoには料金プランや通話オプションなどに大きな違いがあり、これらを知ることで両プラン併用をよりお得にすることができます。
・楽天モバイルとpovoの通信速度を比較
・楽天モバイルとpovoの通話オプションを比較
・楽天モバイルとpovoの対応エリアを比較
・楽天モバイルとpovoのキャンペーンを比較
・楽天モバイルとpovoの店舗サポートを比較
両プランの違いを理解し、双方のいいとこどりをすることで、1台持ちの場合以上に月々の支払額を下げることも可能です。
それぞれ詳しく解説していきます。
楽天モバイルとpovoの料金プランを比較
楽天モバイルはデータ使用量に応じて月額料金が変わる従量課金制、povoは使いたい分だけギガ数を購入できるトッピング制を採用しています。
各料金プランを併用することで、月々の支払いを低額に抑える事が可能です。
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」の料金は以下の通りです。
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
~3GB | 1,078円 |
3GB~20GB | 2,178円 |
20GB~無制限 | 3,278円 |
※表の中は全て税込表記
このように、3GBまでであれば1,078円、20GB超過後は定額3,278円で高速データ通信を無制限で利用することができます。
続いて、povoのトッピング料金は以下の通りです。
データトッピング | 月額料金 |
---|---|
データ使い放題(24時間) | 330円 |
1GB(7日間) | 390円 |
3GB(30日間) | 990円 |
20GB(30日間) | 2,700円 |
60GB(90日間) | 6,490円 |
150GB(180日間) | 12,980円 |
※表の中は全て税込表記
povoの大きな特徴として、基本料金が0円であること、必要に応じてデータをトッピングできるという2点が挙げられます。
このような特徴から、データ通信を行わなかった場合、支払い額を0円に抑えることも可能になります。
2つのプランを併用するのであれば、povoをサブ回線にすることがおすすめです。
メイン回線のデータ容量が足りなくなった際に、povoで必要な分だけトッピングすることで、データ量を無駄なく使い切ることができます。
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楽天モバイルとpovoの通信速度を比較
楽天モバイルとpovoの通信速度を比較すると、povoの方が優れていることがわかります。
2023年11月時点での格安SIM 速度比較では、povoの通信速度は上位5位以内に入っており、高い水準であることがわかります。
楽天モバイルの通信速度がpovoよりも遅い原因として、自社回線を使っている点が考えられます。
楽天モバイルでデータ通信をする際には、「楽天回線」と「au回線」のどちらかを使用することになります。
自社回線の拡大で大手キャリアとなった楽天モバイルですが、大手3キャリアに比べると基地局の数は少なく、割り当てられている周波数帯域も非常に狭いのが現状です。
これらの欠点をカバーするために、楽天モバイルでは「パートナー回線」としてau回線も利用しているのです。
自社回線では繋がらないエリアや屋内などで圏外になってしまった場合には、パートナー回線である「au回線」に切り替わります。
このような特徴から、au回線のみを使用しているpovoの方が、通信速度や通信品質は高い傾向にあります。
楽天モバイルとpovoの通話オプションを比較
楽天モバイル・povoのどちらにも、定額のかけ放題オプションがあります。
楽天モバイルには「15分(標準)通話かけ放題」オプションがあり、料金は以下の通りです。
オプション名 | 月額料金 |
---|---|
15分(標準)通話かけ放題 | 1,100円 |
※表の中は全て税込表記
povoには通話トッピングとして、「5分以内通話かけ放題」と「通話かけ放題」の2種類があり、料金はそれぞれ以下の通りです。
オプション名 | 月額料金 |
---|---|
5分以内通話かけ放題 | 550円 |
通話かけ放題 | 1,650円 |
※表の中は全て税込表記
楽天モバイルでは、「Rakuten Lilk」アプリを使用することで無料通話を行うことが可能になります。
料金だけを見ると「Rakuten Link」アプリの方が優れていますが、通信品質に関してはpovoの方が高品質です。
通話頻度が高く、通信品質を気にする方には、povoで通話オプションを付けることをおすすめします。
楽天モバイルとpovoの対応エリアを比較
楽天モバイルとpovoはどちらも人口カバー率99.9%を達成しており、日本全国どこでもインターネットに接続することが可能です。
人口カバー率とは、スマホなどの通信サービスが利用できるエリアを表した数値です。
人口カバー率によって、国や地域内で、どの程度のエリアが利用可能かを知ることができます。
楽天モバイルとpovoの対応エリアには、ほとんど違いはありません。
楽天モバイルの基地局は現在も設置を続けており、全国に拡大中です。
基地局がないエリアであっても、パートナー回線であるau回線を利用できます。
そのため、基本的に日本全国どこでも繋がる、と言っても差し支えないでしょう。
楽天モバイルとpovoのキャンペーンを比較
楽天モバイルでは、乗り換えや端末購入時に適用できるキャンペーンが多数用意されています。
他サービスとの併用でポイントを貰えるキャンペーンが多いのがpovoで、乗り換え・端末購入時に適用できるキャンペーンは少数となっています。
2023年11月時点での、キャンペーン情報を確認してみましょう。
楽天モバイル キャンペーンは以下の通りです。
キャンペーン名 | 特典 |
---|---|
【Rakuten最強プランはじめてお申し込み特典】他社から乗り換えで6,000ポイントプレゼント | 他社から乗り換え&初めての申し込みで最大6,000ポイント還元 |
iPhoneトク得乗り換えキャンペーン | 楽天モバイルへ初めての申し込み&対象のiPhone購入で、最大22,000ポイント還元 |
【ショップ限定】iPhone SE(第3世代)64GBポイントバックキャンペーン | 対象製品+プラン申し込みで、最大34691ポイント還元 |
スマホトク得乗り換えキャンペーン | 楽天モバイルへ初めての申し込み&対象機種購入で、最大17,000ポイント還元 |
データ通信専用Rakuten最強プラン(データタイプ)お申し込みキャンペーン | Rakuten最強プラン(データタイプ)に申し込み&利用開始で1,081ポイント還元 |
このように、乗り換えや新規契約で使えるキャンペーンが複数用意されています。
続いて、乗り換え時に適用できるpovo キャンペーンです。
キャンペーン名 | 特典 |
---|---|
povo2.0お試しトッピング実質無料キャンペーン! | 新規契約後、データ追加0.5GB(3日間)+通話特典(3日間)をトッピング購入すると、au PAYギフトカード220円相当をプレゼント |
povoの乗り換えに関するキャンペーンは1つのみです。
特典内容を見ても、楽天モバイルが圧倒的にお得なのがわかります。
iPhone 安く買う方法を探している方にとっても、楽天モバイルのキャンペーンは非常に魅力的です。
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楽天モバイルとpovoの店舗サポートを比較
楽天モバイルは店舗サポートを受けることができますが、povoには店舗サポートがありません。
povoはオンライン専用プランのため、実店舗自体が存在しないのです。
対して楽天モバイルショップは、全国に1,000店舗以上が展開されています。
楽天モバイルショップでは、以下のサポートを受けることができます。
楽天モバイルの店舗サポート
・新規契約・乗り換えの申し込み
・契約内容の追加・変更・解除
・名義変更手続き
・故障受付
・あんしん操作サポート
・データ移行サポート
・保護フィルム貼り付け
・ガラスコーティング
これらスマホ全般のサポートを店舗で受けられるのは、楽天モバイルの大きなメリットです。
povoには店舗サポートがありませんが、「有人チャット」や「自動応答チャット」でのサポートは用意されています。
オンラインサポートはpovo公式サイト内にあるので、不明点や困ったことがあった際に利用してみてください。
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楽天モバイルとpovoを併用するデメリット
楽天モバイルとpovoの併用には、povoの利用停止のリスクや、無料通話の品質の低さなどが挙げられます。
併用してから後悔しないよう、以下のデメリットを把握しておきましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
povoでトッピングを購入しないと利用停止になる
povoでは、180日間以上有料トッピングの購入がない場合、利用停止・契約解除になってしまうことがあります。
基本料金が0円であるpovoでは、必要に応じてデータ容量をトッピング購入することになります。
購入せずに月の支払い額を0円にすることができますが、無料の期間が180日を超えると利用を停止されてしまうのです。
そのため、サブ回線としてpovoを利用する場合でも、半年に1回はトッピングの購入をする必要があります。
楽天モバイルをデータ通信専用、povoを通話専用というように併用していたとしても、定期的にpovoの有料トッピングを購入しないといけない点はデメリットと言えるでしょう。
楽天モバイルは電波が繋がらない場合がある
自社回線にローバンドを使用している楽天モバイルでは、屋内や遮蔽物の間などで電波が繋がらないことがあります。
大手3キャリア(NTTドコモ・ソフトバンク・au)には、700MHz~900MHzの高周波数帯であるプラチナバンドが割り当てられています。
後発で周波数帯を獲得した楽天モバイルでは、プラチナバンドを獲得することができませんでした。
楽天モバイルが使用するローバンドには、障害物に弱く、電波の届く距離が短いというデメリットがあります。
パートナー回線としてau回線を利用することで、楽天モバイルは人口カバー率99.9%を達成しています。
しかし、自社回線を持ってるがゆえに不便になっている側面があり、楽天モバイル 繋がらないという口コミが多い要因のようです。
通話品質が低い
インターネット通信を利用している「Rakuten Link」アプリは、電話回線に比べ通話品質が低く、声の途切れや通話が切れてしまうことがあります。
通話料金が無料になる点は大きなメリットですが、通話品質を重視する方にはおすすめできません。
「Rakuten Link」アプリは、電話回線ではなくインターネット通信を利用して通話ができるアプリです。
インターネット回線には、接続している回線の影響を受けやすいという特徴があります。
そのような理由から、「Rakuten Link」アプリでの通話は不安定になってしまう場合があるのです。
とは言え、以前に比べると「Rakuten Link」アプリの通話品質は上がっています。
通話品質の優先度が高い方は、標準通話アプリの利用やpovoのかけ放題オプションの利用を検討してみてもよいでしょう。
スマホを2台購入する必要がある
スマホのプランを併用する場合、スマホを2台用意する必要があります。
例外として、デュアルSIMを使えば1台のスマホで2つのプランを併用することも可能です。
ただし、デュアルSIMを利用する際には、デュアルSIMに対応しているスマホを用意する必要があります。
デュアルSIMに非対応のスマホを持っていてプランを併用したい場合は、スマホをもう1台購入する必要があるのです。
機種代は、安い物でも数万円は掛かるのが一般的です。
スマホの併用を始める際に、まとまったお金が必要な点がデメリットと言えるでしょう。
楽天モバイルとpovoを併用するメリット
楽天モバイルとpovoの併用には、通信障害時に互いにカバーし合える点や、月額料金を低く抑えられるメリットがあります。
以下4つのメリットを理解することで、1台持ちよりもお得かつ便利にスマホを併用することができることでしょう。
楽天モバイルの「Rakuten Link」アプリや、povoのトッピング機能を使うことで、月額料金は最安で1,000円程度に抑えることもできます。メリットについて詳しく解説していきます。
通信障害が起こっても互いにカバーし合える
au回線もしくは楽天回線に通信障害が起こった場合でも、併用することで、もう一方の回線で通信を続けることが可能です。
スマホを利用中、通信障害によって一時的にデータ通信ができなくなったという状況を、経験したことがある方も多いのではないでしょうか。
システム障害などによる通信障害は、どこの通信事業者でもあり得ることです。
通信障害が起こった際にスマホを併用していれば、他方の回線に切り替えることで通信を続けることができます。
併用する場合、一方をメイン回線、もう一方をサブ回線として利用するのが一般的です。
仮にメイン回線が通信障害を起こしても、場合によっては料金は掛かってしまいますが、互いに同等の機能はカバーし合うことができます。
災害時などの緊急時や、仕事で連絡が取れないと困る場合など、通信障害のリスク回避のためにスマホを併用するのも良いかもしれません。
無料で電話かけ放題
楽天モバイルの「Rakuten Link」アプリを使用すれば、無制限で無料通話を行うことができます。
「Rakuten Link」は楽天モバイル専用のコミュニケーションアプリです。
無料通話はもちろん、SMSやメールサービス、ウォレット機能など、多種多様な機能が利用可能です。
楽天モバイルにもOS標準の通話アプリがありますが、国内通話で30秒あたり22円と、他のキャリアと同等の通話料が掛かります。
通話品質は標準アプリよりも劣りますが、無制限無料通話という、品質を補って余りあるほどのメリットが「Rakuten Link」アプリにはあるのです。
例外として、iPhoneを使っていて、相手がOS標準アプリで電話を掛けてきた場合のみ、「Rakuten Link」アプリでの着信はできないため注意が必要です。
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データ容量の調整が容易になる
楽天モバイルとpovoの併用では、povoのトッピング機能でデータ量を調整することで、月額料金を安く抑えることができます。
povoの基本料金は0円で、必要な分だけトッピングという形で、データ量を購入することになります。
対して、楽天モバイルの料金プランは従量課金制です。
楽天モバイルの月額料金は、データ使用量を3GBまでに抑えると1,078円、3GB超過後から20GBまでで2,178円となります。
ちなみに、20GB超過後は何GBまで使っても定額で3,278円です。
また、povoのトッピング料金は以下の通りです。
データトッピング | 月額料金 |
---|---|
データ使い放題(24時間) | 330円 |
1GB(7日間) | 390円 |
3GB(30日間) | 990円 |
20GB(30日間) | 2,700円 |
60GB(90日間) | 6,490円 |
150GB(180日間) | 12,980円 |
※表の中は全て税込表記
このような料金体系のため、楽天モバイルのデータ容量をギリギリまで使い、不足分をpovoのトッピングで補うという方法が取れるのです。
いくつかのパターンについて、楽天モバイルのみの時と、併用した時の料金を比較してみましょう。
使用パターン | 併用時の月額料金 | 楽天モバイルのみの時の月額料金 |
---|---|---|
楽天モバイルで3GBまで使い、povoで3GBデータトッピング | 2,068円 | 2,178円 |
楽天モバイルで3GBまで使い、povoで5GBデータトッピング | 2,848円 | 2,178円 |
楽天モバイルで20GBまで使い、povoで3GBデータトッピング | 3,168円 | 3,278円 |
※表の中は全て税込表記
楽天モバイルの料金プランでは、3GB超過後は20GBまでが定額で2,178円です。
20GB超過後には3,278円となるため、1~3GB程度の不足であれば、povo トッピングをした方が月額料金は安くなる場合もあります。
このように、場合によっては2つのプランを併用した方がお得になることもあるのです。
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電話番号を2つ持てる
スマホプランを併用することで、異なる電話番号を所持できるというメリットがあります。
このメリットは、デュアルSIMを用いた場合にも成り立ちます。
・仕事用とプライベート用
・仕事でのオフィス用と外出時用
・家族用だけ番号を分ける
・普段用と緊急時用
・その他、相手によって使い分ける
上記は一例ですが、電話番号を複数持つ理由は人によって様々でしょう。
電話番号を2つ持つことにはメリットが多く、デメリットになることはほぼないと言って良いのではないでしょうか。
また、povoには留守番電話の機能がありませんが、楽天モバイルでは留守番電話の機能を無料で使うことができます。
povoの弱点を補うという観点でも、楽天モバイルとpovoの併用はおすすめの方法です。
楽天モバイルとpovoを併用する方法
楽天モバイルとpovoを併用する際には、いずれかのプラン、もしくは両方のプランを新規契約する必要があります。
いざ併用するというときに困らないよう、各手順を確認しておきましょう。
楽天モバイルとpovoを併用する方法
・povoを契約中の場合|楽天モバイルを新規契約
・楽天モバイルを契約中の場合|povoを新規契約
・デュアルSIMで1台持ちにする
スマホ1台で2つのプランを併用できるデュアルSIMについても解説していきます。
povoを契約中の場合|楽天モバイルを新規契約
現在povoを使用中で楽天モバイルと併用したい場合、楽天モバイルを新規契約する必要があります。
楽天モバイルの新規契約方法は以下の通りです。
楽天モバイル新規契約方法
- 本人確認書類等の必要な物を用意する
- 楽天モバイルの公式サイトから申し込む
- 端末にSIMカードを挿入
- APN設定をする
楽天モバイルを契約する際には、本人確認書類が必要です。
使用できる本人確認書類には、以下のいずれかになります。
・運転経歴証明書
・マイナンバーカード(個人番号カード)
・精神障がい者保健福祉手帳
・療育手帳
・身体障がい者手帳(補助書類必要)
・健康保険証(補助書類必要)
・日本国パスポート(補助書類必要)
・住民基本台帳カード(補助書類必要)
補助書類としては、公共料金の請求書や住民票を利用することができます。
楽天モバイル公式サイトから申し込む他、楽天モバイルショップで手続きを行うことも可能です。
手続き終了後、SIMカードが届いたら、端末にSIMカードを挿入します。
ちなみに、ご自身で端末を用意する場合、SIMロック解除を行う必要があります。
SIMロック解除が面倒であれば、端末は楽天モバイルの公式ショップで購入しましょう。
APN設定に関しては、使用端末によって設定方法や設定の必要有無が異なります。
詳しくは、楽天モバイルの公式サイトで確認してください。
楽天モバイルを契約中の場合|povoを新規契約
楽天モバイルを使用中でpovoと併用したい場合には、povoを新規契約する必要があります。
povoの新規契約方法は以下の通りです。
povo新規契約方法
- 本人確認書類等の必要な物を用意する
- povoの公式サイトから申し込む
- 端末にSIMカードを挿入
- APN設定をする
povoの契約で使用できる本人確認書類は、以下の3つです。
・マイナンバーカード(個人番号カード)
・在留カード
povo公式サイトで申し込み後、届いたSIMカードを端末に挿入し初期設定を終えると、データ通信ができるようになります。
端末がAndroidの場合、APN設定が必要になることもあります。
初期設定やAPN設定方法については、端末によって異なるため、詳しくはpovoの公式サイトでチェックしてください。
auからpovoへの乗り換えやUQモバイルからpovoへの乗り換えのように他社からの乗り換えの場合は、MNP申請やMNP開通手続きも必要です。
デュアルSIMで1台持ちにする
デュアルSIMを使うことで、スマホ1台で2つのプランを併用することができます。
デュアルSIMは、1台のスマホに2つのSIMカードを実装できる機能です。
SIMカードを2つ挿入する場合や、eSIMが実装されている端末を使うデュアルeSIMという方法もあります。
デュアルSIMでスマホプランを併用すると、端末代が1台分節約できるうえに、使用状況ごとに回線を切り替えることで月額料金を下げられるというメリットがあります。
同キャリア内でプランを併用する際は、片方が圏外や通信障害で通信不可となった場合に、もう一方のプランでも圏外になってしまうので注意が必要です。
スマホの併用は基本的に、異なる回線を使用しているキャリア・格安SIMを選ぶことがおすすめです。
デュアルSIMの利用には、対応端末を用意する必要があります。
iPhone・Androidの両方にデュアルSIM対応の端末はありますが、端末数自体は少ないのが現状です。
ご自身が希望するプランや端末が、デュアルSIMに対応しているかをしっかり確認するようにしましょう。
デュアルSIMの設定方法
デュアルSIMの使用開始には、SIMカード1枚利用とは異なる手順を踏む必要があります。
デュアルSIMの利用設定について、以下3つについて解説していきす。
デュアルSIMの設定方法
それぞれ詳しく見ていきましょう。
デュアルSIM対応機種を用意する
全てのスマホがデュアルSIMに対応している訳ではないので、利用予定の端末がデュアルSIMに対応しているかを、事前に確認する必要があります。
iPhoneであれば、XR以降の機種がデュアルSIMに対応しています。
また、SIMカードを2枚挿入する方法ではなく内蔵方のeSIMを利用したい方は、iPhone 13以降の機種を選ぶようにしてください。
Androidでは、Google PixelやAQUOS sense6などのような、2021年以降の比較的新しいモデルがデュアルSIMに対応しています。
中古や型落ち品の購入の場合、デュアルSIMに対応していない可能性が高いので注意が必要です。
SIMカードを挿入する
基本的に、1台のスマホにSIMカードを2枚挿入することで、デュアルSIMとしての利用を開始できます。
SIMカードにはnanoSIMやmicroSIMなどのICカードなどが利用されますが、昨今では、初めからスマホにSIMカードが内蔵されているeSIMという方式も主流になってきています。
eSIMの場合、開通手続きを行うだけでデータ通信を行うことが可能です。
eSIM内蔵のスマホを利用するのであれば、併用するプランでSIMカードを取り寄せて2枚目を挿入することで、デュアルSIMとして2つのプランを併用することになります。
最近は、eSIM内蔵でデュアルSIMに対応しているスマホが増えてきています。
手間を省くという意味では、eSIM+SIMという形でデュアルSIMにする方法がおすすめと言えるでしょう。
APN設定を行う
SIMカードの挿入後、APN設定を行うことでデュアルSIMとして2つのプランを利用できるようになります。
iPhoneとAndroidで手順が異なるため、以下に手順を記載します。
AndroidのAPN設定手順は以下の通りです。
AndroidのAPN設定方法
- 『設定』ボタンをタップ
- 『ネットワークとインターネット』をタップ
- 『モバイルネットワーク』をタップ
- 『アクセスポイント名』をタップ
- 『詳細設定』をタップ
- APNの設定項目を入力
- 『保存』をタップ
以上の手順で、AndroidのAPN設定は完了します。
続いて、iPhoneのAPN設定手順は以下の通りです。
iPhoneのAPN設定方法
- ホーム画面からブラウザ(Safari)を起動
- プロファイルのURLにアクセス
- 『許可』をタップして構成プロファイルをダウンロード
- 『閉じる』をタップ
- 『設定』ボタンをタップ
- 『一般』をタップ
- 『プロファイル』をタップ
- プロファイルを選択し『インストール』をタップ
- 設定しているパスコードを入力
- 『次へ』をタップ
- 『インストール』をタップ
- 『完了』をタップ
以上でiPhoneのAPN設定は完了です。
Android・iPhoneともに、この時点でインターネット接続ができるかを確認してください。
楽天モバイルとpovoに関するよくある質問
楽天モバイルとpovoの併用に関するよくある質問に答えていきます。
楽天モバイルとpovoの併用に関するよくある質問
・楽天モバイルとpovoの通話料は?
・povoのデータSIMは併用できますか?
・楽天モバイルからpovoに乗り換える方法は?
それぞれ回答していきます。
楽天モバイルとpovoの通話料は?
楽天モバイル・povoのどちらも、OS標準アプリを使った場合の通話料は30秒あたり約22円です。
しかし、楽天モバイルの「Rakuten Link」アプリを使用すれば、通話量は無料になります。
「Rakuten Link」アプリでの通話は、無料ゆえに低品質というデメリットはありますが、品質が気にならないのであれば活用することがおすすめです。
どっちを選べば良いのかに関しては、人によるという回答にならざるを得ません。
高品質の通話を求める方は、povoの通話オプションである「5分以内通話かけ放題」や「通話かけ放題」の利用を検討してみても良いかもしれません。
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POVOのデータSIMは併用できますか?
デュアルSIMに用いるSIMカードとして、povoのデータSIMを利用することは可能です。
データSIMとはデータ通信のみに特化したSIMカードのことで、ネット通信のみを行うことができます。
デュアルSIMには、DSSS、DSDS、DSDV、DSDAの4種類があります。
4種類のデュアルSIMの特徴は以下の通りです。
種類 | 特徴 |
---|---|
DSSS | 利用するSIMはその都度切り替える必要がある。 一方のSIMを使用中は、もう一方のSIMが圏外になり、通話やデータ通信は行えない。 |
DSDS | 2つのSIMが常時有効の状態になる。 一方のSIMが4Gまたは5G通信をしている場合でも、もう一方は3G通信になる。 どちらかのSIMで通話中は、もう一方のSIMで通信はできない。 |
DSDV | 2つのSIMが常時有効の状態になる。 両方のSIMで4Gもしくは5G通信が可能。 どちらかのSIMで通話中は、もう一方のSIMで通信はできない。 |
DSDA | 2つのSIMが常時有効の状態になる。 両方のSIMで4Gもしくは5G通信が可能。 一方のSIMで通話中でも、もう一方のSIMで通信が可能。 |
各デュアルSIMには、このような特徴があります。
通話はできませんが、どのデュアルSIMのタイプでもpovoのデータSIMを使用することは可能です。
楽天モバイルからpovoに乗り換える方法は?
楽天モバイルからpovoに乗り換える方法は、ドコモからpovoへの乗り換えやソフトバンクからpovoへの乗り換えなど、楽天モバイル以外のキャリアから乗り換える方法と基本的には同じです。
一点注意して頂きたい点は、楽天モバイルで利用していた端末がpovoでも使えるのかを確認する必要があるということです。
キャリアごとに対応端末は異なります。
乗り換えの際には、乗り換え先の対応端末を確認するようにしましょう。
楽天モバイルとpovoの併用でスマホをお得に使おう
楽天モバイルとpovoについて、両プランの比較や併用するメリット・デメリット、併用方法について解説してきました。
楽天モバイルの料金プランや「Rakuten Link」アプリによる無料通話、povoのトッピング機能の特徴から、両プランの併用には多数のメリットがあることがわかりました。
各プランの特徴を最大限活用することで、スマホを併用しながら月額料金を1,000円前後に抑えることも可能になります。また、スマホ1台で2つのプランを併用できるデュアルSIMについても解説しました。デュアルSIMを活用することで、便利かつお得に楽天モバイルとpovoを併用することができます。
各プランの特徴を最大限活用することで、スマホを併用しながら月額料金を1,000円前後に抑えることも可能になります。
お得なキャンペーンも活用しつつ、格安SIM 比較もして、スマホをお得に併用してみましょう。
iPhoneをお得に購入!
スマホプランを併用する際には格安SIM キャンペーンを比較して、よりお得な方法を探してみてください。