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(画像=PIXTA)

長期・積立・分散投資が初心者でも簡単にできる「つみたてNISA」。非課税期間が20年と長めに設定されていることから、30~40代の現役世代に多く利用されています。

NISA

毎年120万円の非課税投資枠が設定される少額投資非課税制度。株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象になる。

2022年1月11日時点で、つみたてNISAの対象金融商品の種類は201本。そのうちのほとんどが「投資信託(非上場)」です。ただ実は、つみたてNISAでもETFを購入できることをご存じでしょうか。そこでこの記事では、つみたてNISAで購入できるETFの種類、そのメリット・デメリットについて詳しく紹介していきます。

ETF

証券取引所に上場し、株価指数(「東証株価指数(TOPIX)」など)に代表される指標への連動を目指す投資信託で、「Exchange Traded Funds」の頭文字をとりETFと呼ばれています。

目次

  1. つみたてNISAでETFに投資はできる?対象のETFは7本のみ
    1. つみたてNISAでETFの取り扱いがあるのは大和証券が代表的
  2. そもそもつみたてNISAとは
  3. そもそもETFとは
  4. ETF投資のメリットとは?5つのポイントを解説
    1. 売買手数料が一般的な投資信託と比べ安い
    2. 上場しているのでリアルタイムで売買できる
    3. 指数に連動するので値動きが投資初心者にもわかりやすい
    4. 非上場の投資信託と比べて信託報酬が安い
    5. 初心者でも簡単に少額投資&分散投資ができる
  5. ETFのデメリットとは?3つのポイントを解説
    1. 価格のかい離が生じる場合がある
    2. 自動積立投資ができない場合がほとんど
    3. 分配金の再投資は自分でやらないといけない
  6. ETFの賢い選び方!この3つのポイントを押さえよう
    1. ポートフォリオを補えるETFを選ぶ
    2. 興味のある投資先が含まれているETFを選ぶ
    3. 値動きがわかりやすいETFを選ぶ
  7. つみたてNISAの対象となるETFが少ないのはなぜ?
    1. つみたてNISAのETFが少ない3つの理由
    2. 一般NISAなら上場しているすべてのETFに投資できる
  8. ETFと投資信託の違いは「上場しているかどうか」
    1. 信託報酬はETFの方が安い傾向にある
    2. 購入金額はETFは市場価格、投資信託は基準価額
    3. ETFは指値注文・成行注文ができる
    4. ETF取引ができるのは取引所立会時間中に限られる
    5. ETFなら信用取引ができる
    6. ETFは運用中に生じる分配金は自分で再投資しなくてはいけない
  9. ETFや投資信託をつみたてNISAで購入する際の注意点
    1. あくまで余剰資金範囲内で投資を行うこと
    2. 値動きに一喜一憂しない
    3. つみたてNISAでスイッチングは禁物
  10. つみたてNISA・一般NISAにおすすめ!人気の証券口座5選
    1. 楽天証券|楽天ポイントが貯まる楽天グループの証券口座
    2. SBI証券|ネット証券口座数トップを誇る人気の証券会社
    3. マネックス証券|米国株に強みを持つネット証券のパイオニア的存在
    4. 松井証券|業界初のサービスを数多く手掛ける老舗の証券会社
    5. auカブコム証券|au系サービスとの相性がいい証券会社
  11. つみたてNISAはETFだけでなく「投資信託」もおすすめ
  12. ETFやつみたてNISAに関するQ&A!疑問や質問をまとめて解決!
    1. ETFってどんな金融商品?
    2. つみたてNISAとはどんな制度?
    3. つみたてNISAでETFに投資することはできる?
    4. つみたてNISAで取扱ETFが少ないのはなぜ?
    5. ETFと一般的な投資信託はどう違う?
    6. つみたてNISAと一般NISAの違いは何?
    7. ETFの分配金って何?どうしたらもらえる?
    8. ETFの価格はどれくらい?少額でも購入できる?
    9. つみたてNISA・一般NISAにおすすめの証券会社は?

つみたてNISAでETFに投資はできる?対象のETFは7本のみ

つみたてNISAについて
  1. つみたてNISAの対象商品は投資信託とETFに限定されている
  2. つみたてNISAの対象商品ほとんどは投資信託
  3. つみたてNISA対象のETFは7本

つみたてNISAの対象商品は、公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されています。

それぞれの商品数は2022年1月11日時点で、投資信託は194本(うちインデックス型投資信託は173本、アクティブ型投資信託は21本)、一方「ETF」は7本のみとなっています。

これを見てわかる通り、つみたてNISAでは「投資信託が中心」です。

つみたてNISAでETFの取り扱いがあるのは大和証券が代表的

つみたてNISAでETFを取り扱っている証券会社は少なく、代表的なのは「大和証券」です。先ほど説明した7本のETFはすべて大和証券で買い付けできます。

ダイワ上場投信-日経225
ダイワ上場投信-JPX日経400
ダイワ上場投信-トピックス
上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本
上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)
上場インデックスファンド米国株式(S&P500)
上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)

引用元:大和証券「つみたてNISA対象商品」

インデックスファンド

株価指数などマーケットの指標に連動して運用する投資信託です。

それでは、それぞれのETFの特徴や違いをもう少し詳しくみていきましょう。

ダイワ上場投信 - 日経225|日経平均株価に連動するETF

名称ダイワ上場投信 - 日経225
証券コード1320
1口あたりの基準価額(2022年1月11日時点)29,087
基準価額の表示単位
売買単位1口
信託報酬(年率、税込み)0.176%
※引用元:大和証券「ダイワ上場投信-日経225投資信託説明書」

「ダイワ上場投信 - 日経225」は、1口あたりの純資産額の変動率を日経平均株価の変動率に一致させることを目的としたETFです。日経平均株価とは、日本経済の動向を表す経済指標のひとつ。東証一部上場のうち225銘柄によって構成され、日経平均株価が「日経225」と呼ばれるのはそれが由来です。

このETFの資産構成は、国内株式99.4%となっています。具体的にはユニクロやGUでおなじみの「ファーストリテイリング」や「東京エレクトロン」、「ソフトバンクグループ」などの株式銘柄が組み入れられています。そのため、日経平均と同じような値動きをするのが特徴です。

また、このような投資信託が「インデックス型」と呼ばれることも覚えておきましょう。

ダイワ上場投信 - JPX日経400| JPX日経インデックス400に連動するETF

名称ダイワ上場投信 - JPX日経400
証券コード1599
1口あたりの基準価額(2022年1月11日時点)18,155.5
基準価額の表示単位
売買単位1口
信託報酬(年率、税込み)0.198%
※引用元:大和証券「ダイワ上場投信 - JPX日経400投資信託説明書」

「ダイワ上場投信 - JPX日経400」は、1口あたりの純資産額の変動率をJPX日経インデックス400の変動率に一致させることを目的としたETFです。

JPX日経インデックス400とは、日本取引所グループや東京証券取引所によって算出される経済指標のこと。原則、400の銘柄によって構成され、対象となる銘柄は「資本の効率的活用」や「投資家を意識した経営」などいくつか条件を満たした「投資魅力の高い会社」が選ばれます。なお、年に1度定期的に構成銘柄の入れ替えが行われます。

このETFの資産構成も「ダイワ上場投信 - 日経225」同様、99%が国内株式です。「ソニーグループ」や「三菱UFJフィナンシャルグループ」などが組み入れられています。

ダイワ上場投信 - トピックス|東証株価指数に連動するETF

名称ダイワ上場投信 - トピックス
証券コード1305
1口あたりの基準価額(2022年1月11日時点)2,092.4
基準価額の表示単位
売買単位10口
信託報酬(年率、税込み)0.121%
※引用元:大和証券「ダイワ上場投信 - トピックス投資信託説明書」

「ダイワ上場投信 - トピックス」は、変動率を東証株価指数(TOPIX)の変動率に一致させることを目的としたETFです。東証株価指数は、日経平均株価と肩を並べるくらい有名な経済指標です。

日経平均株価が東証一部225銘柄によって算出されるのに対し、東証株価指数は東証一部上場全銘柄が対象となり計算されます。そのため、日経平均よりも国内株式市場全体を反映しやすいともいわれます。

このETFの資産構成も先の2つのETF同様、国内株式が99.5%。具体的には「トヨタ自動車」や「ソニーグループ」、「ソフトバンクグループ」など、東証株価指数を構成する日本の主要企業の株式が組み入れられています。

また、2022年1月11日時点の純資産総額は約76,031億円。「ダイワ上場投信-日経225」と「ダイワ上場投信-JPX日経400」の純資産総額はそれぞれ、約37,607億円、約3,462億円となっています。

この3つのうちでは「ダイワ上場投信 - トピックス」が最も時価総額が高いので、その意味では人気の商品といえるでしょう。

上場インデックスファンド世界株式(MSCIACWI)除く日本|先進国と新興国が対象のETF

名称上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本
証券コード1554
1口あたりの基準価額(2022年1月11日時点)3,218.96
基準価額の表示単位
売買単位10口
信託報酬(年率、税込み)0.264%
※引用元:大和証券「上場インデックスファンド世界株式(MSCIACWI)除く日本投資信託説明書」

「上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本」は上記で紹介した3つのETFとは異なり、日本を除く世界の先進国と新興国の株式市場のパフォーマンスと連動する商品です。

具体的には、「MSCI ACWI ex Japan インデックス」という指標がベンチマークとなり、この変動率との一致を目指します

ベンチマーク

投資信託などが運用の指標としている基準のこと

資産構成は先進国株式が約87%、その一部を除く残りが新興国株式です。組み入れられている個別銘柄では、iPhoneでおなじみの「アップル社」やWindowsやExcelを開発する「マイクロソフト社」などが挙げられます。

上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)|先進国株で構成されるETF

名称上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)
証券コード1680
1口あたりの基準価額(2022年1月11日時点)3,889.94
基準価額の表示単位
売買単位10口
信託報酬(年率、税込み)0.264%
※引用元:大和証券「上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)投資信託説明書」

「上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)」は先進国の株式銘柄が組み入れられているETFです。先ほどとは違い新興国株式は含まれていません。

通称「上場MSCIコクサイ株」とも呼ばれ、先進国の株式市場(日本を除く)の代表的な指数「MSCI-KOKUSAIインデックス」の変動率との一致を目指して運用されます。

ちなみに、「MSCI-KOKUSAIインデックス」は先ほどの「MSCI ACWI ex Japan インデックス」と同じく、アメリカのMSCI Inc.によって計算されます

組み入れ銘柄には、アップル社やマイクロソフト社、アマゾン社など、「GAFA」と呼ばれるアメリカのビックテック企業が名を連ねます。なお、国別ではアメリカ(資産構成の半数以上を占めています)のほか、カナダやドイツ、イタリアなどの株式銘柄も含まれています

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)| S&P500種指数に連動するETF

名称上場インデックスファンド米国株式(S&P500)
証券コード1547
1口あたりの基準価額(2022年1月11日時点)5,882.27
基準価額の表示単位
売買単位10口
信託報酬(年率、税込み)0.165%
※引用元:大和証券「上場インデックスファンド米国株式(S&P500)投資信託説明書」

続いての「上場インデックスファンド米国株式(S&P500)」は、アメリカの株式で構成されるETFです。S&P500(S&P500種指数)との連動を目指します。

なお、S&P500は、「S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社」が公表している、アメリカの代表的な株価指数のひとつです。

よく耳にする「NYダウ」という指標もありますが、こちらはアメリカの代表企業30銘柄が対象となっています。一方、S&P500は、アメリカの証券取引所の上場企業500銘柄で構成され、アメリカの株式市場の動きをおおよそ反映しているといわれます。

上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)|新興国株で構成されるETF

名称上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)
証券コード1681
1口あたりの基準価額(2022年1月11日時点)1,811.35
基準価額の表示単位
売買単位10口
信託報酬(年率、税込み)0.264%
※引用元:大和証券「上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)投資信託説明書」

「上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)」は、新興国の株式市場を示す経済指標「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」の値動きとの連動を目指すETFです。

新興国には、ケイマン諸島やブラジル、中国、韓国、台湾などが含まれます。資産比率が最も高いのがケイマン諸島。

なぜ、ケイマン諸島なのかというと、IT企業「アリババグループホールディングス(阿里巴巴集団)」やECサービスを手掛ける「メイトゥアン(美団)」など、中国系の大手企業が多数存在するためです。

そもそもつみたてNISAとは

つみたてNISAとは、毎年の非課税枠内(上限金額は年間40万円)の投資で得られた利益が、最長20年間非課税になる制度です。投資可能期間は2042年となっており、仮に最終年の2042年に投資信託を購入した場合、2061年まで非課税で保有できます。

【つみたてNISAの特徴】
  1. 少額からでも始められる
  2. 非課税期間が20年なので長期間にわたり投資ができる
  3. 投資初心者にもやさしい商品が主な投資対象となっている

例えば、2022年から20年間にわたりつみたてNISAで満額の積立をすると「800万円(=40万円×20年)」の元本が積み立てられます。各年に購入した投資信託による分配金や売却益に対しては、購入年から数えて向こう20年間は非課税になります。

投資のコツは「長期・積立・分散」といわれます。一般NISAは非課税保有期間が5年となっており(ロールオーバーは可能)、それよりもつみたてNISAは「長期・積立・分散投資」を実現しやすい制度設計になっているのが特徴です。

ロールオーバー

5年間の非課税期間が満了したあとでも、NISA非課税投資枠で保有している金融商品を翌年のNISA非課税投資枠へ移すこと

つみたてNISAの対象となる商品は、「長期・積立・分散」という投資の基本を押さえた株式投資信託とETF(上場株式投資信託)に限定されています。

また、一般NISAは上場株式やREITなど幅広い金融商品に投資できるのに比べ、つみたてNISAは一定の基準を満たした投資信託に限定されています。その意味では、投資初心者にやさしい制度といえるでしょう(一般NISAとつみたてNISAの違いは後ほど詳しく解説します)。

REIT

投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資者に配当する商品です。

そもそもETFとは

ETFとは、「Exchange Traded Fund」の略で、日本語で「上場投資信託」といいます。「上場」しているため、通常の個別銘柄と同じように買い付けが可能です。金融庁の資料では次のように説明されています。

特定の指数・指標に連動する金融商品です。ETF は、取引所等で売買ができるため、「(取引時間中は)いつでも売買できる」、「価格がわかりやすい」といった特徴があります。』と説明されています。

ETF(Exchange Traded Fund、上場投資信託)は、特定の指数・指標に連動する金融商品です。ETF は、取引所等で売買ができるため、「(取引時間中は)いつでも売買できる」、「価格がわかりやすい」といった特徴があります。

引用元:金融庁「レバレッジ型・インバース型 ETF(ETN)について」

ETN

ETNとは、「Exchange Traded Note」の略で、ETFと同様に価格が株価指数や商品価格等の「特定の指標」に連動する商品です。ETFとは異なり、信用力の高い金融機関が特定の指標に連動するように発行されたNote(債券)であり、金融機関は裏づけ資産を保有せず、その信用力によりNote(債券)を発行します。そのため、発行体である金融機関の倒産や財務状況の悪化等によりETNの価格が下落、または無価値となる可能性があるため、注意が必要です。

ETFを購入できる場所は証券会社に限られます。前述の通り、つみたてNISAを利用してETFに投資したい場合は、「大和証券」を利用するのが一般的です。

ちなみに、一般的な投資信託は上場しておらず、銀行などの金融機関でも購入可能です。またETFのほうが購入時手数料や信託報酬が安い傾向にあるものの、一般的な投資信託のほうが商品数は多く投資の選択肢が広くなっています。

また、つみたてNISAの対象となる投資信託は、報酬信託や手数料が安い銘柄が多くなっています。そのため、特に強いこだわりがなければ、投資信託でつみたてNISAを行うのがおすすめです。

【ETFの特徴】
  1. 購入場所は証券会社のみ(つみたてNISAでETFを購入するなら「大和証券」を選ぶ)
  2. 手数料や信託報酬が安い
  3. 一般的な投資信託よりも商品数は少ない

ETF投資のメリットとは?5つのポイントを解説

ETFに投資するメリットは、大きく以下の5つのポイントが挙げられます。ここでは、それぞれの利点について詳しく解説していきます。

ETFのメリット
  1. 売買手数料が安い
  2. リアルタイムで購入できる
  3. 指数に連動し、値動きがわかりやすい
  4. 信託報酬が安い
  5. 少額投資&分散投資ができる

売買手数料が一般的な投資信託と比べ安い

一般的に投資信託よりもETFは売買手数料が安く抑えられます。一般的な投資信託の場合、買付手数料が買付金額に対して数%かかることもあります。例えば、料率3%の投資信託を10万円の購入した場合は、3,000円の手数料がかかるということです。

ETFの売買手数料は、通常の株式取引と同じに設定されているケースが多くなっています。ネット証券では「約定代金50万円以下は無料」と設定しているところも多く、手数料がかからないこともあります。

ただ、最近では売買手数料不要の「ノーロード」と呼ばれる投資信託も増えています

なお、つみたてNISAでETFを購入できる大和証券の場合、インターネットを通じた注文では最低手数料が1,100円となっています。

上場しているのでリアルタイムで売買できる

ETFは証券取引所に上場している商品なので、証券口座を保有していればその口座ですぐに取引をはじめられます。また、取引時間中であればリアルタイムで何度でも取引可能です。

なお、東京証券取引所の取引時間は、平日9時~11時30分と12時30分~15時。それぞれ「前場」(ぜんば)、「後場」(ごば)と呼ばれます。

非上場である一般的な投資信託の場合、取引は1日1回と決められています。また、売買価格は基準価額。例えば、午前10時に注文しても、午後2時に注文しても、その日の基準価額で売買が行われます。なお、基準価額とは毎営業日ごとに算出され、取引時間中の変動はありません。

一方、ETFは取引時間中いつでも何度でも売買ができ、売買価格は市場の時価となります。株式取引同様、指値注文(値段と口数を指定する注文方法)や成行注文(値段を指定しない注文方法)も可能です。仮に、市場が急騰・急落した場合も、ETFであればその場に応じてすぐに注文を出すことができます。

指数に連動するので値動きが投資初心者にもわかりやすい

ETFは、各経済指標の動きと連動するように運用されています。そのため、市場から大きくかい離するような値動きはあまりせず、「価格の動きをとらえやすい」のが特徴です。

例えば、冒頭ご紹介したETF「ダイワ上場投信 - 日経225」は、日経平均の変動率をベンチマークとしています。日経平均が上昇すれば、このETFの価格も値上がりするよう設計されているということです。

日経平均であればテレビのニュースなどでも報じられるので、日常的に市場相場をチェックできます。「情報収集をする時間がない」「株式市場についてあまり知らない」という方におすすめです。

非上場の投資信託と比べて信託報酬が安い

基本的には一般的な投資信託とETFでは、ETFのほうが信託報酬は低水準となっています。冒頭紹介した7つのETFを見ても、信託報酬の料率は、0.1~0.3%ほどに設定されています。ETFが長期投資に向いているといわれるのはこれが大きな理由のひとつです。

なお、一般的な投資信託の場合、信託報酬は1%前後。ETFの約10倍です。仮に信託報酬が1%の投資信託と0.1%のETFをそれぞれ100万円運用したとします。この場合、投資信託では年間1万円の報酬信託がかかりますが、ETFでは1,000円に抑えられるということです。

「たかが数%でしょ」と甘く見てはいけません。運用期間が長ければ長いほど、コストによって生まれる運用益の差は大きくなるので、可能な限り運用コストを抑えるのがポイントです。

なお、投資信託でもインデックス型と呼ばれるものは、投資信託が比較的低くなっています。例えば、ネット証券大手「SBI証券」では、「SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」が販売金額1位の投資信託です(2021年1月11日時点)。この投資信託の信託報酬は「0.0938%程度」となっており、ETFに引けを取りません。

初心者でも簡単に少額投資&分散投資ができる

ETFは、複数の金融商品を組み合わせて構成されています。そのため、ひとつのETFを買うことは、同時に分散投資をしていることに他なりません

例えば、個別企業の株式を買うと、その会社の好材料が出れば値上がりし、逆に悪材料が出ると値下がりします。その会社の動向によって値動きが左右されるという意味では、ハイリスクハイリターンともいえるでしょう。

ETFでは資産構成に組み入れられているある企業がたとえ値下がりしても、別の企業が値上がりすればその差は相殺されます

また、個別株を買うよりもETFのほうが、少額から投資ができます。例えば、「ダイワ上場投信 - JPX日経400」は1口から購入でき、価格も2万円前後です。2万円で購入できる個別株は決して多くはないため、毎月ちょっとずつ積み立てていきたいという方にはETFが向いています。

分散投資のメリット

そもそも、なぜ分散投資をすべきなのでしょうか

よくいわれるのが「すべての卵を1つのカゴに盛るな」という投資格言です。すべての卵を入れたカゴを落としてしまえば、すべての卵が割れてしまいます。ですが、卵を盛るカゴをいくつかに分けておけば、仮にひとつを落としてしまってもほかのカゴに入っている卵は守ることができます。

この比喩からわかる通り、「投資は分散したほうがリスクは少ない」ということです。また、分散にもいくつかの軸があります。

例えば、時間をかけてちょっとずつ買い増していくのも分散です。また、複数種類の金融商品を保有するのも分散。さらに、アメリカとアジアなど地域別にポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)を組むのも分散です。

時間的、商品的、地域的、さまざまな観点から分散投資を心がけることで、投資のリスクを最小限に抑えられます

ETFのデメリットとは?3つのポイントを解説

続いてETFのデメリットを確認していきます。デメリットは以下のようなポイントが考えられます。

ETFのデメリット
  1. 価格のかい離がある
  2. 自動積立投資ができないことがある
  3. 分配金が自動的に再投資されない

価格のかい離が生じる場合がある

価格のかい離とは、ETFの「基準価額」と「市場価格」との差のことです。ETFはこの2つの価格を持ち、実際に取引する場合には「市場価格」で売買することになります。

実際には、基準価額と市場価格にあまりに大きな差が生じることはほとんどありませんが、初めてETFを購入する方にとっては少々わかりづらいかもしれません。

自動積立投資ができない場合がほとんど

ETFでは、ほとんどの証券会社で自動積立サービスが提供されていません。それはETFが通常の株式同様、市場価格を自分で確認しながらよきタイミングで売買を行う商品だからです。

積立投資

積立型の投資信託のこと。決まった頻度で決まった金額を投資するサービス。

ただし、一部のETFは「るいとう」の対象銘柄になっているものもあります。その場合は、毎月定額で自動買い付けができます。「るいとう」とは株式累積投資のことで、毎月一定の金額で株やETFを買い続ける投資方法です。

とはいえ、るいとうを利用する場合は、口座管理料など追加コストがかかる可能性があることを理解しておきましょう。

なお、一般的な投資信託の場合は、自動積立が可能です。初回に金額設定すれば、それに応じて毎月自動で購入を行ってくれるので便利です。

分配金の再投資は自分でやらないといけない

ETFは、分配金を自動で再投資する仕組みを持ち合わせていません。決算時にすべて現金で分配金が支払われるため、投資家自身で再投資を行う必要があります

再投資

分配金を使って、同じ投資信託商品を買い付ける

ちなみに分配金とは、運用中の収益などによって生じる分配原資から運用費用を差し引いて投資家へ配分されるお金のこと。決算日ごとに支払われ、ETFの種類によって分配金が払われる回数も異なります。

つみたてNISA対象の7つのETFは、いずれも決算期は年1回です。また、一般的な投資信託はETFと違い、分配金が自動で再投資されます。

自動再投資されないので複利効果を発揮しづらい

分配金が自動で投資されないということは、「複利効果のメリットを得づらい」ことを意味します。

複利効果

複利効果とは、運用で得た収益を当初の元本にプラスして再び投資すること

複利効果とは、運用益をさらに次の投資の原資にして、利益が利益を生む仕組みのことです。20世紀最高の物理学者とも呼ばれるアインシュタインは、この複利を「人類最大の発明」と表現しています。

金額や投資期間が長くなればなるほど複利効果は大きくなり、投資家にとってこれを利用しない手はありません

ここで簡単なシミュレーションをしてみましょう。元本100万円、年利5%で運用した場合、単利と複利では10年後どのようになるでしょうか。

単利(円)複利(円)差(円)
11,050,0001,050,0000
21,100,0001,102,5002,500
31,150,0001,157,6257,625
41,200,0001,215,50615,506
51,250,0001,276,28226,282
61,300,0001,340,09640,096
71,350,0001,407,10057,100
81,400,0001,477,45577,455
91,450,0001,551,328101,328
101,500,0001,628,895128,895
※引用元:カシオ計算機株式会社「keisanサービス」

単利では年間5万円の利益が生じ(元本と利子あわせて105万円)、10年後には元本とあわせて150万円にふえます。一方、複利では初年度こそ単利と同じですが、それ以降は徐々に差が開き、10年後には約163万円となります。単利と比べて10万円以上も差がつく計算です。

さらに、運用期間をつみたてNISAの非課税期間と同じ20年で計算すると、その差は約65万円まで広がります。

ETFの賢い選び方!この3つのポイントを押さえよう

ETFを選ぶ際には以下の3つのポイントを意識するといいでしょう。

ETFを選ぶポイント
  1. ポートフォリオを補えるETFを選ぶ
  2. 興味のある投資先が含まれているETFを選ぶ
  3. 値動きがわかりやすいETFを選ぶ

ポートフォリオを補えるETFを選ぶ

ETFの選び方として、自身のポートフォリオに含まれていない資産をETFで補うのがおすすめです。例えば、すでになんらかの国内個別株を保有している方は、海外株が組み入れられているETFを選ぶといった具合です。

複数のETFを購入する場合も、「国内と海外」「先進国と新興国」といったようにバランスよくポートフォリオを組むといいでしょう。

興味のある投資先が含まれているETFを選ぶ

自分の興味がある投資先を選ぶのも大切です。米国株に興味があるのであれば、アメリカ企業の株式で構成されるETFを選びます。そうすることで、日ごろの情報収集や市場のチェックを無理なく行うことができます。

値動きがわかりやすいETFを選ぶ

値動きのわかりやすさを基準にETFを選ぶのもいいでしょう。日経平均や東証株価指数に連動するETFであれば、比較的値動きを理解しやすいはずです。

なお、ETFは基本的に指数と連動する金融商品です。ほかの金融商品に比べて、ETF全体として初心者にもやさしい商品といえるでしょう。

つみたてNISAの対象となるETFが少ないのはなぜ?

ETFが少ない理由
  1. 厳しい基準をクリアした商品だけがつみたてNISAの対象銘柄になる
  2. それゆえ本来のETFのメリットが投資信託と比べて相対的に薄れている
  3. ETFに投資するなら一般NISAも選択肢のひとつ

つみたてNISAで選べるETFは、2022年1月時点で7本しかありません。「信託報酬が低水準」「売買のタイミングを自分で選べる」など、一般の投資信託よりも優れている点は少なくありません。それでも、つみたてNISAの対象になっているETFが少ないのは、つみたてNISA特有の理由が影響しています。

つみたてNISAのETFが少ない3つの理由

ここでは、つみたてNISAで「ETFの対象商品がなぜ少ないのか」について考えてみます。

ETFの売買手数料が投資信託とあまり変わらないから

ETFの売買手数料が安いということはすでにお伝えした通りです。ただ、つみたてNISAでは、一般的な投資信託の売買手数料をゼロにするという決まりがあります

本来ETFの利点である「売買手数料の安さ」が相対的に少なくなっているということです。それゆえ、各証券会社はETFよりも一般の投資信託に力を入れていると考えられます。

ETFの信託報酬の安さが相対的に薄れているから

さらに、つみたてNISAでは、信託報酬についても基準が設けられています。対象商品となるインデックス型投資信託の信託報酬は、国内資産を対象にするものは「0.5%以下」、海外資産を対象にするものは「0.75%」以下とされています(いずれも税抜)。

信託報酬においてもETFのメリットが相対的に失われており、売買手数料と同じような現象が生じています。

そのほかにも、金融庁の基準がいろいろとあるから

つみたてNISAの対象となるETFにはさまざまな要件が設けられています。具体的には、「信託契約期間が無期限もしくは20年以上」「分配金の頻度が多くないこと」などが挙げられます。

つみたてNISAのETFの要件
・ 告示において指定されたインデックスに連動していること
・ 投資の対象資産が株式であること
・ 最低取引単位が1,000円以下
・ 販売手数料:1.25%以下
・ 受益者ごとの信託報酬等の概算値が通知されること
・ 金融庁へ届出がされていること
①国内取引所に上場しているもの
 ・ 円滑な流通のための措置が講じられているとして取引所が指定するもの
 ・ 信託報酬:0.25%以下(税抜き)
②外国取引所に上場しているもの
 ・ 資産残高が1兆円以上
 ・ 信託報酬:0.25%以下(税抜き)

※引用元:金融庁「つみたてNISAについて」

これらの理由から、わざわざ「つみたてNISAの対象となるETF」を上場させるよりも、「すでに豊富にある一般的な投資信託で事足りる」と、証券会社は考えているのです。

一般NISAなら上場しているすべてのETFに投資できる

つみたてNISAではETFの数は限られていますが、それよりも先にはじまった「一般NISA」であれば、証券市場に上場しているすべてのETFを売買できます。「幅広い選択肢からETFを選びたい」という方は、一般NISAを利用するのも方法のひとつです。

一般NISAとは、そもそもどんな制度?

一般NISAとは、2014年1月に制度が開始された非課税制度です。つみたてNISAの開始時期は2018年なので4年も早くスタートしています。

非課税制度

NISA口座では5年の間、年間120万円の範囲内で購入した金融商品から得た利益に税金がかからない。この非課税措置を通じて一般の個人に幅広く資産形成の機会を提供すること、および、家計から企業への資金供給を促進し、企業の成長をサポートすることを目的としている。限度額を年間120万円とすることで富裕層に限らず、個人を幅広く対象としています。

一般NISAで投資した場合、つみたてNISAと同じく「分配金と売却益が非課税」になるのが特徴です。非課税期間は5年、年間の非課税投資枠は120万円となっています。

また、ロールオーバーができるのも一般NISAならでは。ロールオーバーとは、保有している金融商品が非課税期間5年経過した際、その翌年の非課税投資枠に移すことを意味します。これにより、すでに持っている投資信託や株式を、非課税のまま保有し続けられます。

つみたてNISAと一般NISAの大きな違いは「運用期間の長さ」

つみたてNISAと一般NISAの違いを表にまとめてみました。主な違いは、非課税期間や非課税枠、投資方法、ロールオーバーの可否などです。

10年以上の長期で運用するなら「つみたてNISA」、数年単位での中期運用を目指すなら「一般NISA」がおすすめです。

つみたてNISA一般NISA
対象年齢国内在住の20歳以上国内在住の20歳以上
非課税期間20年5年(最長10年)
非課税枠(年間)40万円120万円
非課税枠(総額)800万円600万円
ロールオーバーできるできない
投資対象一定条件にあった株式、投資信託、ETF国内外の上場株式、株式投資信託
投資方法一括、積立積立のみ
出金自由自由
※2022年1月11日現在
※引用元:金融庁「NISAとは?」

2024年からは一般NISAから新NISAへ移行

一般NISAは2023年に新規投資枠が終了し、2024年から新NISAへと制度変更になる予定です。新NISAは2階建てになっているのが特徴で、1階部分で購入できるのはつみたてNISA対象商品のみ。1階部分の非課税枠は20万円で、投資方法も積立のみとなります。

2階部分は一般NISAと同様、個別株やETF、REITなどの売買ができます。非課税枠は年間102万円で、こちらは一括・積立どちらでも大丈夫です。

また、1階部分で購入した商品は非課税期間5年経過したら、つみたてNISAへロールオーバーができる仕組みになっています(新NISAとつみたてNISAの併用は不可)。

そのため、一般NISAとつみたてNISAのどちらにするか迷っている方は、まずは非課税枠の大きい一般NISAをはじめて新NISA移行後につみたてNISAへ変更するのもいいでしょう。

ETFと投資信託の違いは「上場しているかどうか」

ETFについて
  1. ETFと投資信託はいろいろな点で異なる
  2. ETFは個別株のように売買できるのが特徴
  3. ETFの保有で得られる分配金は、自動で再投資されない

ここで改めて、ETFと投資信託の違いを確認しておきましょう。

ETF一般的な投資信託(非上場)
購入場所証券会社証券会社、銀行など
価格の変動リアルタイム(市場価格)1日1回(基準価額)
手数料低~高
信託報酬低~高
取引可能時間証券取引所の取引時間原則いつでも購入可能
種類少ない多い
注文方法指値注文・成行注文ができる基準価額でのみ売買可能
分配金再投資される再投資されない
※引用元:日本証券業協会「ETFと投資信託の違いを教えてください」

信託報酬はETFの方が安い傾向にある

つみたてNISAに限らなければ、信託報酬はETFに軍配が上がります

例えば、同じ日経225のインデックス型の商品でも、ETFと投資信託では信託報酬の率は違ってきます。つみたてNISA対象のETF「ダイワ上場投信 - 日経225」の信託報酬は0.176%。一方、大和証券の非上場投資信託である「ダイワ・インデックスセレクト 日経225」の信託報酬は0.44%です。

同じ販売会社、同じインデックスでも、倍以上の信託報酬の差が生じることがあります。

購入金額はETFは市場価格、投資信託は基準価額

ETFは基本的に、一般的な株式と同じような購入方法となります。そのため、購入価格はその時々のリアルタイムの時価(市場価格)です。

一方、投資信託は1日1度算出される基準価額で売買することになります。ちなみに、基準価額は、純資産総額を投資信託の総口数で割って計算されます。

基準価額(1口あたりの価額)=純資産総額÷総口数

ETFは指値注文・成行注文ができる

ETFは、指値注文・成行注文ができるのも特徴です。指値注文とは、「ETFを1,000円で10口買いたい」「ETFを1,200円で20口売りたい」などように、金額と量を指定して注文する方法です。

逆に成行注文は、具体的な金額は指定せず「今、10口買いたい」「いくらでもいいから5口売りたい」というような注文方法

投資信託ではこれらの注文方法では売買できません

ETF取引ができるのは取引所立会時間中に限られる

ETFは市場価格で売買されるため、取引ができるのは証券市場が開いている時間に限られます。東京証券取引所の取引所立会時間は、午前立会(前場)と午後立会(後場)に分けられます。立会時間は、平日9時~11時30分と12時30分~15時です。また注文は、前場は8時、後場は12時5分からできます

なお、投資信託は原則いつでも注文可能です。

ETFなら信用取引ができる

ETFは信用取引ができるのも特徴です。信用取引とは、現金を証券会社に預けて、それを担保にして預入金額以上の株式やETFを売買できる仕組みのことです。預けた担保の評価額の最大約3.3倍まで取引が可能になります。

信用取引

現金や株式、投資信託を担保として証券会社に預けることにより証券会社からお金や売買に必要な株式を借りて行う取引。

また、信用取引では現物取引と違い、「売り」から入ることもできます(空売り)。空売りはETFの市場価格が値下がりすればするほど利益がでます

現物取引

自身の現金と株式で取引をすること。信用取引や先物取引、オプション取引などと区別する際に使われる。

なお、つみたてNISAは、すべて現物取引となります。そのため、つみたてNISAを通じてETFを売買する場合は、信用取引はできません。

ETFは運用中に生じる分配金は自分で再投資しなくてはいけない

こちらもすでにお伝えした通り、ETFは保有中に生じる分配金は自動で再投資されません。現金として分配金が入ってくるので、再投資をする場合は自分で注文をする必要があります。

ETFや投資信託をつみたてNISAで購入する際の注意点

つみたてNISAの注意点
  1. つみたてNISAへの投資は余剰資金の範囲内で
  2. つみたてNISAは長期投資を前提とした制度
  3. つみたてNISAは短期的な売買には不向き

つみたてNISAの口座開設を考えている方は、次に紹介する点を知っておきましょう。

あくまで余剰資金範囲内で投資を行うこと

ETFは複数銘柄で構成されているため、個別銘柄よりもローリスク・ローリターンな金融商品です。ただ、それでもリーマンショックや新型コロナショックなどのような世界同時株安に陥れば、ETFもほかの金融商品同様に値下がりします。

生活に影響が出てしまっては元も子もありませんので、初心者の方は特に「投資はあくまで余剰資金範囲内」で行うようにしましょう

余剰資金

手持ちの資産のうち、生活費や緊急時・非常時に備えて残しておくお金を差し引いた資金で、当面使う予定がないお金のこと。

値動きに一喜一憂しない

つみたてNISAは、長期投資をするのに適した制度です。株式やETFは、価格が常に上下します。短期的な市場価格の上げ下げに動揺することなく、気長に投資を続けることが大切です。

もし、短期売買を繰り返したら、すぐに非課税枠を超えてしまいます。つみたてNISA制度上のメリットを最大限に享受できないので、日々の値動きをあまり気にしないようにするといいでしょう。

つみたてNISAでスイッチングは禁物

スイッチングとは、すでに保有している金融商品を売却して、その資金でほかの商品を購入すること。つみたてNISAでスイッチングを行うと、せっかくの非課税枠を浪費してしまいます。

もし新たに気になる商品が出てきたら、保有している投資信託やETFをそのままにして、それを追加で買うのがおすすめです。

つみたてNISA・一般NISAにおすすめ!人気の証券口座5選

証券口座のおすすめ
  1. ネット証券会社のほとんどは、つみたてNISAを利用してETFは購入不可
  2. つみたてNISAの対象銘柄数が多いのは「楽天証券」「SBI証券」「松井証券」
  3. 海外株や海外ETFが充実しているのは「SBI証券」

つみたてNISA・一般NISAにおすすめの証券会社は、以下の5社が挙げられます。いずれも「ネット証券」と呼ばれる証券会社で、インターネット上で取引を完結できます。

名称
楽天証券ロゴ
SBI証券
マネックス証券
松井証券
auカブコム証券
つみたてNISA対象銘柄数179176152172163
最低積立金額100円100円100円100円100円
積立頻度毎月/毎日毎月/毎週/毎日毎月/毎日毎月毎月
ボーナス設定できるできるできるできないできる
口座開設料・管理料無料無料無料無料無料
買付手数料無料無料無料無料無料
一般NISA対象の投資信託の銘柄数約2,600銘柄約2,500銘柄1,000銘柄以上約1,500銘柄約1,400銘柄以上
IPO(新規公開株式)NISAでは購入できない購入できる購入できる購入できる購入できる
購入可能な外国株米国株式
中国株式
アセアン株式
海外ETF
米国
中国
韓国
ロシア
ベトナム
インドネシア
シンガポール
タイ
マレーシア
海外ETF
米国株式
中国株式
海外ETF
なしなし
※2022年1月11日現在
※データは楽天証券SBI証券マネックス証券松井証券auカブコム証券、各公式サイトから引用

IPO

未上場企業が、新規に株式を証券取引所に上場し、投資家に株式を取得させること

なお、いずれの証券会社も、つみたてNISAを利用してETFを購入することはできません

どうしても非課税枠でETFを購入したい場合は、「一般NISAを利用する」もしくは「大和証券でつみたてNISAを利用する」のがいいでしょう。

ただすでにお伝えしたように、つみたてNISAの対象銘柄はいずれも手数料・信託報酬が低いものばかりです。一般的には、選択肢が多い「投資信託」がつみたてNISAの利用者に買われています。

それでは続いて、人気のネット証券5社の特徴を見ていきます。

楽天証券|楽天ポイントが貯まる楽天グループの証券口座

楽天証券は、楽天グループの証券会社です。投資信託の品ぞろえに強みを持ち、国内外さまざまな銘柄を取り扱っています。2019年12月には楽天証券が扱う投資信託すべてをノーロードとしました。もちろん、一般NISAやつみたてNISAでも、投資信託の買付手数料は無料です。

口座数は2021年9月時点で667万口座を数え、多くの投資家に利用されています。投資を通じて楽天ポイントが貯まるのも特徴で、20~70代まで幅広い世代に使われています。新規口座開設者のうち投資経験のない方が半数以上を占めており、「投資が初めて」という方にも安心して利用できる証券会社です。

楽天証券の口座を利用するメリット

楽天証券を利用する最も大きなメリットは、「楽天ポイント」が貯まる点です。最近では取引や投資信託を保有するとポイントが貯まる証券会社が増えているものの、楽天証券では使い勝手のいい「楽天ポイント」が貯まります。

普段から、楽天市場や楽天カードを頻繁に利用している方は、ポイントを貯めやすく使いやすいので特におすすめです。例えば、楽天クレジットカードで投資信託の積立設定をすると決済額の1%分のポイントが付与されます(毎月5万円まで)。

つみたてNISAの年間非課税枠40万円をぎりぎりまで投資する場合、ひと月あたりの積立額は33,333円となります。その際、毎月333ポイントが貯まり、年間では4,000円相当の楽天ポイントが付与される計算です。

貯まったポイントは、お買い物やお食事などに使えるほか、投資資金として再投資することも可能です。

そのほかのメリットでは、「つみたてNISAの対象銘柄が多い」「決済手数料がトップクラスに低水準」などが挙げられます。

【現物取引手数料の一例(税込)】

超割コースいちにち定額コース
取引金額手数料1日の取引金額合計手数料
5万円まで55円100万円まで0円
10万円まで99円200万円まで2,200円
20万円まで115円300万円まで3,300円
50万円まで275円以降、100万円増えるごと1,100円ずつ増加
100万円まで535円
150万円まで640円
3,000万円まで1,013円
3,000万円超1,070円
※2022年1月11日現在
※引用元:楽天証券「現物取引手数料」

取引手数料

取引が成立した際に金額に応じてかかる手数料。取引が成立しない場合には手数料はかからない。

楽天証券の口座を利用するデメリット

楽天証券の主なデメリットは、「IPOには強くない」「外国株式の選択肢が少なめ」の大きく2点。IPOとは「Initial Public Offering」の頭文字を取った言葉で、日本語では「新規株式公開」といわれます。未上場企業が、新規に証券取引所に株式を上場させることを指します。

上場初日につく初値が、公開価格(上場前委に購入する価格)を上回ることが多いことから「IPO投資」は投資家に人気です。ただ、楽天証券はほかの証券会社と比べ、IPOの主幹事証券会社を務めることが少ない傾向にあります。

そして、一般NISAでIPOを購入することはできず、「IPOにどんどん挑戦したい」という方は次に紹介するSBI証券がいいかもしれません

また、楽天証券の外国株式は、米国・中国・アセアン・海外ETFの取り扱いがあります。大手証券会社と比較すると若干、選択肢が限られるのがデメリットです。

楽天証券ユーザーの評判

楽天証券の評判や口コミは、ネット上で以下のような声が上がっています。

これから投資デビューするなら楽天証券がおすすめ!現金で投資をするのが怖いけどポイントで日本株、米国株、投資信託と投資出来て手数料がかなり安いです!

引用元:Twitter

積み立てNISAを買うなら断然楽天証券がおすすめ!取扱い銘柄も多いし、ポイントもたまるよ

引用元:Twitter

つみたてNISAをどこの証券口座で始めるか悩む人が多いですが、結論「どこも大差がなく、何より早く始めることが重要」です。
手数料の多少の違いはありますが、楽天証券は使いやすくて楽天ポイントを投資に回したりもできるので、多くの人にとってはとっつきやすくおすすめです。

引用元:Twitter

SBI証券|ネット証券口座数トップを誇る人気の証券会社

SBI証券は、口座数、預かり資産残高、外国株式取扱国数、いずれもネット証券トップを誇る人気の証券会社です。2021年9月時点の口座数は、約771万口座。個人投資家の売買代金シェアも4割以上となっており、ほかのネット証券を大きく上回っています。

NISA口座数も多く、10~70代まで幅広い方に利用されています。男女別では女性が全体の3分の1を占めているのも特徴です。

SBI証券は、「IPO」「夜間取引」「単元未満株(S株)」など各種サービスも充実しています。例えば、単元未満株は、通常100株単位で売買される個別株を1株単位で売り買いができるサービス。ソニーグループ株式会社や株式会社ファーストリテイリングなど100万円以上する銘柄も、このサービスを利用すれば数万円で気になる企業に投資できます。

単元未満株

単元未満株とは銘柄ごとに決められている最低売買単位である1単元の株数に満たない端数株式のこと。株主総会における議決権の行使は認められないが、それ以外の利益配当請求権、書類閲覧謄写権、株主代表訴訟提起権等の株主の権利は認められる。

【現物取引手数料の一例(税込)】

スタンダードプランアクティブプラン
取引金額手数料1日の取引金額合計手数料
5万円まで55円100万円まで0円
10万円まで99円200万円まで1,238円
20万円まで115円300万円まで1,691円
50万円まで275円以降、100万円増えるごとに295円ずつ増加
100万円まで535円
150万円まで640円
3,000万円まで1,013円
3,000万円超1,070円
※2022年1月11日現在
※引用元:SBI証券「国内株式の手数料を教えてください。」

SBI証券の口座を利用するメリット

SBI証券を利用するメリットにはさまざまなものがありますが、特に「つみたてNISAの対象商品が幅広い」のが特徴です。金融庁が定める対象商品のうち8割以上を網羅しており、積立のサイクルも「毎月」「毎週」「毎日」と好みによって選べます。

また一般NISAを利用したい方にもおすすめで、外国株の選択肢も広く、IPOもNISAの対象。2021年4~9月の間に上場した企業数は全部で60社。そのうちSBI証券はすべてのIPOに関与しており、IPO取扱数は業界トップです。

SBI証券では国内株式の購入や投資信託の保有で「Tポイント」も貯まります。例えば、500万円の投資信託(通常銘柄)を保有している場合、付与率は0.1%なので毎月424ポイント貯まります。貯まったポイントは、投資信託の買付資金としても利用可能です。

【投資信託のポイント付与率】

月間平均保有金額1,000万円未満1,000万円以上
通常銘柄0.10%0.20%
SBIプレミアムチョイス銘柄0.15%0.25%
その他指定銘柄ファンド毎に当社が指定した付与率
※2022年1月11日現在

ファンド

投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品です。

さらに、三井住友カードでクレカ積立をすれば、さらに最大2.0%の「Vポイント」(SMBCグループ共通のポイント)が貯まります。もちろん、クレカ積立は一般NISA・つみたてNISAも対象です。

SBI証券の口座を利用するデメリット

SBI証券では、スマホアプリの利便性が低いのがデメリットです。米国株の取引アプリと国内株式の取引アプリが別々になっており、ひとつのアプリ上で米国株と日本株を売買できない仕様になっています。

ただ、米国株アプリは2021年4月にリリースされた比較的新しいアプリです。そのため現在も順次アップデートが行われており、さらなる利便性向上が期待されています。

SBI証券ユーザーの評判

SBI証券の評判や口コミは、ネット上では以下のような声が上がっています。

SBI証券でクレカ積立をやっています。三井住友カードから決済通知が届きました!楽ちんでいいですよね!ゴールドカードで5万円の決済をしているので1,000ポイント付与されます。楽してポイントまでくれるなんて太っ腹ですな。長期の積立投資はなるべく手間をかけずに済ませたいですね!

引用元:Twitter

SBI証券使いはじめたけど毎日積立設定できるのがいいですね
最近下げてる時にスポット購入して約定の時に限って瞬間的に上げてるって事が多くて気になってたので助かります

引用元:Twitter

SBI証券の投信積立用アプリはとても使いやすいし、積立頻度も細かく設定(現金のみですが)できるのも気に入って、年末からNISAで毎日積立とカード積立両方開始しました。

引用元:Twitter

マネックス証券|米国株に強みを持つネット証券のパイオニア的存在

マネックス証券も上級者からビギナーまで、幅広い投資家に利用されている証券会社。創業は1999年。ネット証券会社のなかでは比較的歴史があり、ネット証券の草分け的な存在です。2022年1月時点の口座数は216万口座。

売買コストも低く、単元未満株(ワン株)やIPOにも強い証券会社です。また、米国株に強みを持っているのも特徴で、取扱銘柄数は4,500を超えます。例えば、楽天証券の米国株取扱銘柄は約600銘柄なので、マネックス証券の米国株がいかに充実しているかがわかります。

【現物取引手数料の一例(税込)】

取引毎手数料コース一日定額手数料コース
取引金額手数料1日の取引金額合計手数料
10万円まで99円100万円まで550円
20万円まで115円100万円超、300万円ごとに2,750円
30万円まで275円
40万円まで275円
50万円まで275円
100万円まで535円
100万円超〜150万円以下640円
150万円超〜3,000万円まで1,013円
3,000万円超1,070円
※2022年1月11日現在
※引用元:マネックス証券「手数料」

約定金額

約定値段に株数を掛けて受け渡しが行われる総代金のこと。売り手と買い手の条件が一致して取引が成立した状態を「約定」と呼びます。

マネックス証券の口座を利用するメリット

マネックス証券は米国株の銘柄数だけでなく、安い手数料も魅力です。

海外株式の売買では一般的に「約定時の手数料」と「為替手数料」がかかります。マネックス証券の手数料は約定代金の0.495%、為替手数料は買付時無料で、売却時は25銭となっています。いずれも業界トップクラスの水準です。

また、SBI証券同様、単元未満株を扱っているのも大きなメリット。さらに、単元未満株の売買手数料が買付時無料なのもうれしいポイントです。

SBI証券の場合、約定代金の0.55%の手数料がかかりますが、マネックス証券ではそれが無料となっています。ただし、売却時に約定代金0.55%の手数料がかかります(SBI証券は約定時のみ手数料が発生)。

買付の際に手数料がかからないので、「こまめに単元未満株を積み立てたい」という方にはおすすめです。

マネックス証券の口座を利用するデメリット

一方、マネックス証券のデメリットとしては、「取扱いのある海外株式が米国と中国に限られる」「国内株式取引手数料が若干割高」などの点が挙げられます。

また、一般NISAの対象投資信託の銘柄数も、すでに紹介した楽天証券・SBI証券よりも少なくなっています

マネックス証券ユーザーの評判

マネックス証券の評判や口コミは、ネット上では以下のような声が上がっています。

マネックスの銘柄スカウター本当に便利―

引用元:Twitter

マネックス証券の銘柄スカウター有能すぎ
メイン口座は別だけど、みんなとりあえず口座持っておくに越したことはないと思う。
これから株式投資・個別株を触る人には特におすすめ!

引用元:Twitter

マネックス証券のクレカ積立が、2022年2月下旬に開始予定!上限万円、マネックスポイントの付与率は1%なので、毎月500円分(年6,000円分)のポイントになりますね。マネックスカードはポイント還元率1%、年1回以上使えば、2年目以降も年会費無料だから、結構よさそう。

引用元:Twitter

松井証券|業界初のサービスを数多く手掛ける老舗の証券会社

松井証券は、創業100年を超える老舗の証券会社です。日本で初めてインターネット取引に対応したことでも知られており、今では一般的になった「NISA売買手数料の永年無料」をはじめたのも松証券が最初です。

そのほかにも、「即時決済取引」「夜間先物取引」など、業界初のサービスをこれまでに数多くリリースしています。口座数は2021年9月時点で約136万口座。年代別に見ると30~60代の世代に多く利用されています

また、最近では松井証券の公式YouTubeチャンネルも人気です。芸人のマヂカルラブリーが出演する「学べるラブリー」シリーズは、総再生回数700万回超。初心者でも楽しく資産運用についての知識やノウハウを学べます。

【現物取引手数料の一例(税込)】

1日の約定代金合計金額26歳以上25歳以下(未成年含む)
50万円まで0円無料
550万円まで0円/td>
5100万円まで1,100円/td>
5200万円まで2,200円/td>
5100万円増えるごとに1,100円(税込)加算
51億円超11万円(上限)
※2022年1月11日現在
※引用元:松井証券「手数料」

松井証券の口座を利用するメリット

松井証券は「充実したサポート体制」が魅力です。ウェブサイトや電話、リモートサポートなど、さまざまな方法で問い合わせをすることができます。

HDI-Japan主催の「2021年度問合せ窓口格付け(証券業界)」では11年連続で三ツ星を獲得しています。投資ビギナーでも安心して、取引ができる環境が整っているといえるでしょう。

また、1日あたりの売買金額が50万円までであれば、取引手数料がかからないのもポイント。投資信託の売買手数料もすべて無料となっており、低コストで投資をはじめられます。

松井証券の口座を利用するデメリット

松井証券のデメリットは大きく「外国株式を取り扱っていない」「取引金額が大きいと手数料が割高になる」の2点

近年人気が高まっている米国株や海外ETFへの投資を考えている方は、ほかの証券会社を選ぶしかありません

手数料については、1日あたり50万円までであればかかりませんが、それ以上になると手数料はほかの証券会社と比べて劣る傾向です。

例えば、1日の約定金額が100万円の場合(現物国内株式取引)、松井証券では1,100円の手数料がかかりますが、楽天証券(超割コース)とSBI証券(スタンダードプラン)なら535円で済みます。

松井証券ユーザーの評判

松井証券の評判や口コミは、ネット上では以下のような声が上がっています。

運用ですが、積み立てNISAを軸に松井証券の投信工房を使ってます。
追加手数料なしでこのサービスはすごい!とつねづね思います

引用元:Twitter

何を買えばいいかロボが教えてくれる!
松井証券「投信工房」
「助言型」のみながら8つの質問に答えるだけで、個別に理想的な投信のチョイスと各々の配分が提示されるよ。配分を自分なりにカスタマイズできる機能もあって便利!

引用元:Twitter

松井証券のYou Tube面白いから株やらない人にもオススメですよ

引用元:Twitter

auカブコム証券|au系サービスとの相性がいい証券会社

auカブコム証券
(引用元:auカブコム証券)

auカブコム証券は、2019年12月にはじまった三菱東京UFJフィナンシャルグループグループの証券会社で、それ以前は「カブドットコム証券」という社名でした。Au系サービスと相性がいいのが特徴で、例えばauスマホをお使いの方は手数料が1%割引になります(1日定額手数料コースの場合)。

ほかにも、株式の保有株数・保有期間に応じて手数料が割り引かれる「au割+」、auじぶん銀行と連携させることで普通預金の金利が上がる「auマネーコネクト」などのサービスがあり、auスマホやau関連サービスを利用している方におすすめの証券会社です。

【現物取引手数料の一例(税込)】

ワンショット手数料コース1日定額手数料
取引金額手数料1日の取引金額合計手数料
5万円まで55円100万円まで0円
10万円まで99円200万円まで2,200円
20万円まで115円300万円まで3,300円
50万円まで275円400万円まで4,400円
100万円まで535円500万円まで5,500円
100万円超約定金額×0.099%+99円(上限:4,059円)以降、100万円増えるごと1,100円ずつ増加
※2022年1月11日現在
※引用元:auカブコム証券「手数料」

auカブコム証券の口座を利用するメリット

auカブコム証券の取引では、Pontaポイントが貯まるのがメリットです。投資信託の月間保有残高に対して、毎月最大0.24%のPontaポイントが加算されます。

月間平均保有残高100万円未満100万円以上~
3,000万円未満
3,000万円以上
通常銘柄0.05%0.12%0.24%
指定銘柄0.005%
※2022年1月11日現在
※引用元:auカブコム証券「auカブコム証券の資産形成プログラム」

また、株式の取引手数料が安いのもauカブコム証券の魅力。1回の約定代金に応じる「ワンショット手数料コース」と1日の約定代金に応じる「一日定額手数料コース」の2つから選ぶことができ、いずれも業界最安値水準です。

auカブコム証券の口座を利用するデメリット

auカブコム証券のデメリットは、「外国株式の取扱銘柄が少ない」ことが挙げられます。2022年1月24日から米国株式の取り扱いが始まるものの、銘柄数は約360銘柄とほかのネット証券と比べると少なめです。

なお、米国株式は現物取引のみで、現状ではNISAでは購入できません

auカブコム証券ユーザーの評判

auカブコム証券の評判や口コミは、ネット上では以下のような声が上がっています。

au経済圏おすすめだよ……auPAYカードからauPAYチャージするだけで1%、ゴールドなら2%ponta還元。auPAYカード・auPAY・auカブコム連携でauじぶん銀行の普通預金金利0.2%(税引き前)

引用元:Twitter

auカブコムのランキングとグラフ使いやすいからこっちで投資するのは確定だな

引用元:Twitter

auカブコムで口座を開くか迷ってる。100円からミニ株が購入できるみたいで、少額でやるなら便利そうなんだよな。

引用元:Twitter

つみたてNISAはETFだけでなく「投資信託」もおすすめ

つみたてNISAでは7本のETFが対象となっており、もしそれを購入する場合は大和証券がおすすめです。ただ、金融庁の厳しい要件をクリアした金融商品だけが、つみたてNISAの対象銘柄となっています。

そのため、信託報酬や手数料の安さがETF本来の魅力ですが、つみたてNISAに限っては投資信託もそれに引けを取りません。逆に投資信託のほうが、選択肢が多く自分にあった商品が見つかるでしょう。

つみたてNISAにおすすめの証券口座としては、売買コストの低いネット証券がおすすめです。各社それぞれ特徴があるので、こちらも投資スタイルにあわせて選びましょう。

ETFやつみたてNISAに関するQ&A!疑問や質問をまとめて解決!

最後に、ETFやつみたてNISAにまつわる、よくある質問・疑問をまとめて紹介します。

ETFってどんな金融商品?

ETFとは、証券取引所に上場している投資信託のことで、商品ごとに設定されている株価指数との連動を目指します。「Exchange Traded Funds」の頭文字から、ETFと呼ばれています。

複数の銘柄で組み合わされているため、1つのETFを買えば自動的に分散投資ができるのが特徴です。

つみたてNISAとはどんな制度?

つみたてNISAとは、長期の積立・分散投資に適した税制優遇制度です。最長20年間、毎年の非課税枠40万円までであれば、投資から得た利益に税金が課税されません(通常、利益に対する税率は20.315%)。

2018年1月よりスタートし、2021年6月末時点で約417万人の方が利用しています。また、年代別には30代と40代が利用者の半数以上を占めており、長期運用ができることから比較的若い世代に幅広く利用されています。

つみたてNISAでETFに投資することはできる?

つみたてNISAでETFが投資できる証券会社は、「大和証券」が代表的です。そして、つみたてNISAに対応しているETFの数は7本のみで、対象商品の多くは投資信託となっています。

ETFは手数料や信託報酬が低水準なのが特徴ですが、つみたてNISA対象の投資信託もそれに引けを取らず低コストで取引ができます。

もし特別な理由がないのであれば、ETFにこだわらず幅広い選択肢のなかから投資先を選ぶといいでしょう。

つみたてNISAで取扱ETFが少ないのはなぜ?

つみたてNISAでETFが少ない理由のひとつは、対象となる金融商品にいくつかの基準が設けられているからです。

そのため、各証券会社はそれに適するETFを新たに上場させるよりも、上場のためのコストがかからない一般的な投資信託を充実させる方向に動いています。

ETFと一般的な投資信託はどう違う?

一番大きく異なるのは「上場しているか否か」という点です。この点が違うために、購入方法や取引可能時間もETFと投資信託では違ってきます。

また、つみたてNISAに限らなければ、売買手数料や信託報酬はETFのほうが低水準です。

つみたてNISAと一般NISAの違いは何?

この両者はいくつかの点で異なりますが、特筆すべきは「非課税期間」と「非課税枠」です。つみたてNISAは非課税期間20年で年間の非課税枠は40万円。一方、一般NISAは非課税期間5年、非課税枠は年間120万円です。

これらのことから、つみたてNISAは「一般NISAの長期・少額投資バージョン」といえます。ただ、2024年には一般NISAが新NISAへと衣替えし、新NISAでは従来よりもさらに長期投資しやすくなる予定です。

ETFの分配金って何?どうしたらもらえる?

ETFの分配金とは、ETFを保有している投資家に定期的に払われるお金です。株式や債券などの「利子や配当」から「信託報酬や諸経費」を引いたものが、分配金の原資になります。

ETFによっては分配金が支払われないものもあります。分配金をもらうには、決算日2営業日前「権利付き最終日」にそのETFを保有している必要があります(決算日はETFごとに異なります)。

ETFの価格はどれくらい?少額でも購入できる?

ETFは個別株と比べれば少額からでも購入可能です。最低買付金額は、商品によって異なるものの相場は2~4万円程度。ただ、100円から購入可能な一般的な投資信託と比較すると高いといえるでしょう。

また、自動積立ができないETFも多いので、長期で少額をつみたてていくなら投資信託もおすすめです。

つみたてNISA・一般NISAにおすすめの証券会社は?

つみたてNISA・一般NISAができる証券会社をお探しなら、「楽天証券」や「SBI証券」、「松井証券」などがおすすめです。つみたてNISAでETFは購入できませんが、売買手数料を安く抑えられ、「毎日積立」「毎月積立」など長期運用したい方にとって便利なサービスが充実しています。

なお、一般NISAであれば、どの証券会社でもETFを購入可能です。

※本記事で記載の情報は、個別に記載のない限り、2022年1月25日時点でのものになります。証券会社等の口座開設やキャンペーン利用の際には、各社公式ホームぺージの最新情報をご確認ください。

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