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(写真=PIXTA)

「証券会社のおすすめはどこなのか」と、悩む方も多いでしょう。もし迷ったら、ネット証券でも人気1、2を争うSBI証券と楽天証券がおすすめです。またどちらの口座かに決めず、複数口座を持つことも可能です。

この記事では、2社の特徴などを比べるほか、口座を複数持つことのメリットデメリットなども解説していきますので、口座選びの参考にしてください。

SBI証券がおすすめなのはこんな人
  • 25歳以下の国内株式投資に興味がある人
  • IPOの投資をしたい方
  • Tポイント、Pontaポイントをためているひと

SBI証券は、株式取引手数料の低さとIPOを含む取扱商品数の豊富さに強みを持っています。特に、25歳以下の利用者には株式取引手数料無料なため、25歳以下のひとはSBI証券から投資を始めるのがおすすめです。

楽天証券がおすすめなのはこんな人
  • 楽天経済圏を利用している方
  • 楽天ポイントをお得にためたい方
  • 楽天市場でのお買い物をお得にしたい方

楽天カードでは毎月100円~5万円まで、対象の投信積立取扱銘柄、つみたてNISA取扱銘柄に積み立てることができます。更にカード決済額100円につき1ポイントの楽天ポイントが付与されます。

そのため、投資を行いながら、日常的に使えるポイントを貯めることができるのが楽天カードの強みです。

人気1、2を争うSBI証券と楽天証券

ネット上で申し込みや取引が可能なネット証券が今人気を博しています。とくにSBI証券と楽天証券は、投資をする人で知らない人はいないでしょう。以下に両者のメリットなどご紹介しますので、比較してみてください。

各社の強みを利用できる

証券会社でも外国株を多数扱うSBI証券、楽天ポイントとの連携がお得な楽天証券など、それぞれ強みが異なります。まずは証券会社を比較し、どこに強みがあるかを確認したうえで、自身の利益を最大化するような使い分けをすることも可能です。

IPOの当選確率が上がる

IPO株(新規公開株)は、証券会社によって枚数が振りわけられます。幹事会社の証券口座からの応募はもちろんですが、他社の購入枠にも応募できます。IPO株の購入は抽選形式なので、複数の証券会社を利用すれば、それだけIPOの当選確率は上がる計算になります。

「株式公開(IPO)」
IPO(Initial Public Offeringの略称。)ともいいます。株式会社がオーナーなど少数の株主により所有され、自由な株式譲渡が制限されている状態(未公開会社)から、金融商品取引所市場への上場によって不特定の多くの株主により所有され、株式市場において自由に売買が可能となる状態(公開会社)となることを株式公開といいます。
株式公開時においては、通常、新株を発行し、株式市場から新たな資金調達を行う「公募増資」や既存株主が保有株式を売却する「売出し」が行われます。
株式公開により資金調達の多様化が図れる他、知名度の向上や社会的信用の増大といった効果があります。その一方、不特定多数の投資家から資金調達を行うことから、業績など企業情報を開示する義務が生じます。

引用元:JPX(日本取引所グループ)|用語集「株式公開(IPO)」

複数口座持つことで、目的に合わせて使い分けられる

証券会社でも外国株を多数扱うSBI証券、楽天ポイントとの連携がお得な楽天証券など、それぞれ強みが異なります。まずは証券会社を比較し、どこに強みがあるかを確認したうえで、自身の利益を最大化するような使い分けをすることも可能です。

証券会社のサービスを比較する方法

両者を比較する前に、まず証券会社のサービスを比べる方法からみていきましょう。まず大きな部分では、約定手数料の低さや取扱商品の豊富さなどが挙げられます。また投資の目的、投資資金、投資経験なども選ぶ基準になります。自身の投資スタイルや利用パターンなどに応じて、自分にぴったりの証券会社を見つけましょう。

失敗しないネット証券会社の選び方

  • 手数料・取引コストで選ぶ
  • 信頼性・安全性で選ぶ
  • 分析力・情報力で選ぶ
  • 取扱商品で選ぶ
  • NISAがあるかで選ぶ
  • キャンペーン内容で選ぶ

約定手数料

はじめて証券口座を開設するなら、手数料の安さは重要なポイントです。中でも「約定手数料」は、株式取引で売買成立時(=約定)に発生する手数料で、証券会社はこれで利益を得ています。約定手数料は証券会社によって異なるため、比較しておくと損も防げるでしょう。

取扱商品の豊富さ

証券会社の取扱品は差があります。しかし多くの証券では単元未満株・先物・外国株、日経オプション・投資信託・国内外の債券、FXなどを取り扱っています。ただ商品数自体も会社によって差があるため、選ぶときには商品の種類だけでなく数量も大切なポイントです。

証券会社総合ランキング
1位 2位 3位 4位 5位
手数料:
99~535円
手数料:
99~535円
手数料:
110~1100円
手数料:
99~535円
手数料:
0~1100円
NISA銘柄数:
175銘柄
NISA銘柄数:
177銘柄
NISA銘柄数:
151銘柄
NISA銘柄数:- NISA銘柄数:
170銘柄
IPO実績:
85社
IPO実績:
38社
IPO実績:
50社
IPO実績:
0
IPO実績:
18社
投資信託数:
2680銘柄
投資信託数:
2687銘柄
投資信託数:
1218銘柄
投資信託数:
30銘柄
投資信託数:
1506銘柄
外国株:
9カ国
外国株:
6カ国
外国株:
2カ国
外国株:- 外国株:-
※このランキングは証券会社の公式サイトの情報、当サイトからの申込数を総合的に判断し、順位をつけています。
参照元: SBI証券楽天証券マネックス証券LINE証券松井証券

SBI証券と楽天証券の比較一覧

早速、SBI証券と楽天証券の特徴を比較していきましょう

比較項目 SBI証券 楽天証券
口座数 770万口座 620万口座
国内株手数料
(アクティブプラン/いち
にち定額コース)
100万円まで 0円
200万円まで1,238円(税込)
300万円まで1,691円(税込)
100万円まで 0円
200万円まで2,200円(税込)
300万円まで3,300円(税込)
米国株手数料 約定代金 × 0.495 % 約定代金 × 0.495 %
ポイント投資 Tポイント
Pontaポイント
楽天ポイント
楽天証券ポイント
ポイントサービス/還元率 国内株式手数料マイレージ
/手数料の1.1%相当
超割ポイントプログラム
/手数料の1%
クレカ積立 三井住友カードで対応 楽天カードで対応
投資信託取扱本数 2676本 2675本
外国株式 9カ国 6カ国
NISA/つみたてNISA
iDeCo
IPO実績数(2020年) 85社 38社
銀行口座の連携サービス 住信SBIネット銀行 楽天銀行
キャンペーン クレカ積立で最大3%ほか 銀行連携キャンペーンほか

重要なポイントである国内株手数料は、SBI証券のほうが楽天証券より安く、一歩リード。口座数で楽天証券に差をつけているのも頷けます。

また外国株式の取り扱いがSBI証券9カ国に対し、楽証券は6カ国。さらにIPO実績もSBI証券が大きく引き離している現状が見てとれます。

一方、楽天証券は楽天ポイントが投資に回せるのが最大の強み。楽天経済圏で生活しているなら、非常によい選択肢となる証券会社と言えそうです。

SBI証券と楽天証券の比較ポイントを解説

ここでは、より詳しくSBI証券と楽天証券の特徴を比較していきます。口座開設数から、重要なポイントになる手数料、さらにNISA/つみたてNISAまで、幅広く比較をしていきます。両者のポイントを理解して、証券会社選びの参考にしてみてください。

口座開設数で比較

SBI証券 楽天証券
口座開設数 770万口座 620万口座

※SBI証券にはSBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、FOLIO口座数を含む

口座開設数はSBI証券、楽天証券ともに2021年に600万口座を突破。主要インターネット証券で第3位につけるマネックス証券の200万口座に大差をつけており、2強の様相を呈しています。

対面で業界最大手の野村證券が2021年6月末現在で口座数535万口座となっており、SBI証券、楽天証券ともに、それを抜いていることは特筆に値する数字です。

そんな両者を比較すると、グループ証券を入れているとはいえ、SBI証券が楽天証券をリードしており、SBI証券が多くの投資家の支持を得ていることが分かります。

手数料で比較

SBI証券 楽天証券
約定代金 SBI証券
(アクティブプラン)
楽天証券
(いちにち定額コース)
100万円まで 0円 0円
200万円まで 1,238円 2,200円
300万円まで 1,691円 3,300円
以降100万円増加ごとに 295円ずつ増加 1,100円ずつ増加

※金額はすべて税込み

約定ごとのプラン

約定代金 SBI証券
(スタンダードプラン)
楽天証券
(超割コース)
5万円まで 55円 55円
10万円まで 99円 99円
20万円まで 115円 115円
50万円まで 275円 275円
100万円まで 535円 535円
150万円まで 640円 640円
3000万円まで 1,013円 1,013円
3000万円超 1,070円 1,070円

※金額はすべて税込み

はじめて証券口座を開設するなら、手数料の安さは重要なポイントです。中でも「約定手数料」は、株式取引で売買成立時(=約定)に発生する手数料で、証券会社はこれで利益を得ています。約定手数料は証券会社によって異なるため、比較しておくと損も防げるでしょう。

定額プランの手数料で比較

定額プラン

約定代金 SBI証券
(アクティブプラン)
楽天証券
(いちにち定額コース)
100万円まで 0円 0円
200万円まで 1,238円 2,200円
300万円まで 1,691円 3,300円
以降100万円増加ごとに 295円ずつ増加 1,100円ずつ増加

※金額はすべて税込み

それでは、SBI証券と楽天証券の約定手数料を比較していきましょう。

まずは定額プランを見ていきます。定額プランは一日の約定代金の合計により手数料が決まるプランです。

上記の表を見てわかるとおり、100万円までは同じ0円ですが、以降約定金額が増えるほどに、SBI証券のほうが、手数料がだいぶ安くなっています。

一日に多くの金額を動かすなら、SBI証券のほうがお得になりそうです。

約定ごとの手数料で比較

約定ごとのプラン

約定代金 SBI証券
(スタンダードプラン)
楽天証券
(超割コース)
5万円まで 55円 55円
10万円まで 99円 99円
20万円まで 115円 115円
50万円まで 275円 275円
100万円まで 535円 535円
150万円まで 640円 640円
3000万円まで 1013円 1013円
3000万円超 1070円 1070円

※金額はすべて税込み

次に約定ごとに手数料がかかるプランを見ていきましょう。

こちらは上記の表を見て気づかれたと思いますが、SBI証券と楽天証券で手数料がまったく変わりません。それでは、違いがないのかというと、付与されるポイントが両者で微妙に変わってきます。

SBI証券はスタンダードプランの月間の合計手数料の1.1%相当のポイントが貯まります。一方、楽天証券は1日の取引手数料合計100円につき1ポイントバック(1%)となっており、わずかですがSBI証券の還元率が上回っています。

またSBI証券は25歳以下の資産形成を応援するとして、該当年齢の投資家の株式売買手数料を全額キャッシュバック。実質無料となっております。

以上を踏まえると、手数料を安く抑えたい方は、SBI証券がよい選択肢となるでしょう。

取扱商品で比較

取扱商品 SBI証券 楽天証券
一般NISA,つみたてNISA
外国株式取扱国数 9カ国
・米国
・中国
・韓国
・ロシア
・ベトナム
・シンガポール
・タイ
・マレーシア
・インドネシア
6カ国
・米国
・中国
・シンガポール
・タイ
・マレーシア
・インドネシア
取扱債券 国債
国内債券(社債、地方債)
外国債券
国債
国内債券(社債、地方債)
外国債券
iDeCo
貸株サービス
投資信託本数 2,676本 2,675本

証券会社の取扱商品には差があります。しかし表のとおり、SBI証券と楽天証券はほとんど同じラインナップを揃えています。

ただ選ぶときには商品の種類だけでなく数量も大切なポイントです。

外国株式の取り扱い国数を見ると、SBI証券が楽天証券を上回っています。韓国、ロシア、ベトナムに投資したいときには、SBI証券を選ぶ必要がありそうです。

人気の高まってきている外国株式投資は、SBI証券に軍配が上がると言えるでしょう。

IPO投資で比較

年度 SBI証券 楽天証券
2021 主幹事 12
主幹事 + 引受幹事 85
主幹事 0
主幹事 + 引受幹事 54
2020 主幹事 15
主幹事 + 引受幹事 85
主幹事 0
主幹事 + 引受幹事 38
2019 主幹事 7
主幹事 + 引受幹事 84
主幹事 0
主幹事 + 引受幹事 26
2018 主幹事 11
主幹事 + 引受幹事 86
主幹事 0
主幹事 + 引受幹事 11
2017 主幹事 8
主幹事 + 引受幹事 85
主幹事 0
主幹事 + 引受幹事 7
抽選・配分 60% 平等抽選
30% IPOチャレンジポイント
10% 独自配分
100% 平等抽選

個人投資家に人気のあるIPOの実績は、表のようになっています。

今のところSBI証券が楽天証券を上回っていますが、楽天証券が徐々に実績を伸ばしており、今後が楽しみな状況です。

一方、抽選・配分方法はSBI証券と楽天証券で違いが見られます。

SBI証券はまず60%を平等抽選としています。100%平等抽選の楽天証券と異なり、SBI証券は残りの40%は独自の仕組みで当選者を決定しています。

まず残りの30%は、IPOチャレンジポイントに基づく方法で配分されます。IPOチャレンジポイントとは、過去のIPOに申し込んだものの当選しなかったひとにポイントが付与されていき、ポイントが高いひとが当選しやすくなる仕組みのことです。

これにより、多くのひとがIPOに当選するチャンスに恵まれます。

そして最後の10%は、平等抽選およびIPOチャレンジポイントで当選しなかったひとを対象に、投資についての知識・経験・資力といった「適合性の原則」を考慮し、取引状況等を踏まえて独自にSBI証券が配分を決定します。

以上より楽天証券は広く平等にチャンスがあり、SBI証券はIPOに多くチャレンジするひとにチャンスが増える仕組みになっています。

NISA/つみたてNISAとiDeCoで比較

ぜひ使っておきたい少額投資非課税制度のNISA/つみたてNISAと、個人型確定拠出年金のiDeCoについても両証券会社の比較をしていきましょう。

NISA/つみたてNISAで比較

まずはNISAの比較表をご覧ください。

NISA SBI証券 楽天証券
手数料 国内株式・海外ETF 無料 国内株式・海外ETF 無料
投資信託 2,600本超 2,590本以上
IPO(2020) 85社 × NISA口座で対応なし
外国株 9カ国 6カ国

SBI証券と楽天証券では、IPOと外国株で差が出ています。

NISAは損益通算や損失の繰り越しができないため、高確率で利益が狙えるIPO投資に人気があり、楽天証券がIPOに対応していない点はマイナスになるでしょう。

一方、SBI証券はIPO実績も豊富で、外国株の取り扱い国数も楽天証券を上回っており、NISA投資では優位に立っています。

次につみたてNISAの表をご覧ください。

つみたてNISA 証券SBI 楽天証券
取扱銘柄数 176本 179本
最低積立金額 100円 100円
積立頻度 毎月/毎週/毎日 毎月/毎日

つみたてNISAでは、取扱銘柄数と最低積立金額こそ同じものの、積立頻度の設定がSBI証券は毎週積立に対応しており、積立戦略に幅が出てくると言えるでしょう。

とはいえ、毎月/毎日があれば十分というひともいるかと思いますので、そういう方には差がない状況になっています。

つみたてNISA(ニーサ)は、特に少額からの長期・積立・分散投資を後押しするために創設された非課税累積投資契約に係る少額投資非課税制度の愛称です(2018年1月からスタート)。証券会社や銀行、郵便局などの金融機関で、非課税口座を開設して、その口座内に設定する累積投資勘定(つみたてNISA勘定)においてETFや株式投資信託(公募のものに限ります。以下同じです。)を購入すると、本来、約20%課税される分配金や売買益等が、非課税となる制度です。
非課税投資枠は年間40 万円までで、購入方法は累積投資契約に基づく買付けに限られており、非課税期間は20年間です。

引用元:金融庁|NISA特設ウェブサイト「つみたてNISA Q&A」つみたてNISAって何?

iDeCoで比較

iDeCo SBI証券 楽天証券
投資対象商品数 36本 32本
サポート体制 サポートデスク
SBI-iDeCoロボ
ウェブセミナー
スタートガイド

今度はiDeCoで比較していきましょう。投資対象商品数は、わずかですがSBI証券が上回っています。

一方、サポート体制はどちらもユニークなサービスを展開しています。

SBI証券はネット証券では珍しい電話にて相談できるサポートデスクが用意されており、また投資経験や年齢などいくつかの質問に答えることで、モーニングスター社の最新データをもとにおすすめの商品を提案してくれるサービスも提供されています。

楽天証券は制度の基礎知識や商品の選び方、各商品の特徴をまとめたスタートガイドが用意されており、またウェブセミナーが随時開催され、あらゆるiDeCoの疑問に答える内容となっています。

このようにiDeCoのサービスはSBI証券、楽天証券ともに甲乙つけがたく、ご自身でどのようなサポートを受けたいか、検討してみてから、選ぶのがおすすめと言えるでしょう。

・ iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)は、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度で、加入は任意です。
・iDeCoはご自分で申し込み、掛金を拠出し、ご自分で運用方法を選んで掛金を運用します。 掛金とその運用益との合計額を給付として受け取ることができます。
iDeCoでは、掛金、運用益、そして給付を受け取るときに、税制上の優遇措置が講じられています。

引用元:iDeCo公式サイト|「iDeCoってなに?」 iDeCo(イデコ)の特徴?

ポイントサービスで比較

次にポイントサービスでの比較をしていきましょう。

ポイントサービス SBI証券 楽天証券
取引による付与 スタンダードプラン手数料
及び現物PTS取引手数料の
月間の合計手数料の1.1%
相当のポイント
※金・プラチナは1.0%
超割コースで取引手数料の
1%をポイントバック
※外株・先物・金・プラチ
ナも対象
投資信託の保有による付与 月間平均保有残高1000万
円未満⇒年率0.1%相当の
ポイント
月間平均保有残高が1000
万円以上⇒年率0.2%相当
のポイント
投資信託の残高10万円ごと
に毎月3~10ポイント
投資信託積立カード決済に
よるポイント付与
三井住友カードの支払いで
最大2.0%のポイント
楽天カードクレジット決済
で100円ごと1ポイント
ポイント投資
投資信託のみ

投資信託・国内株式・バイ
ナリーオプション

ほかにもSBI証券は、1回の国内株式の移管入庫につき100ポイントが貯まります。一方、楽天証券は楽天銀行と連携すると、楽天ポイントが手数料100円ごとに1ポイント貯まるようになります。

特に気になると思われる取引によるポイント付与を比べてみると、還元率は1.1%のSBI証券がわずかに有利になっていますが、楽天証券は、外国株式や先物でもポイントが付与されるので、どちらが上とは言えない内容になっています。

またポイント投資に関しては、SBI証券が投資信託のみ可能なのに対して、楽天証券は国内株式にも対応しており、いろいろな商品に投資したいひとにとっては、楽天証券がおすすめと言えるでしょう。

キャンペーンで比較

次にこれから口座開設するひとに向けたSBI証券と楽天証券のスタートダッシュキャンペーンを見てみましょう。

キャンペーン SBI証券 楽天証券
スタートダッシュキャンペ
ーン
三井住友カードが発行した
Vポイントが貯まるカード
で投資信託積立を行うと、
投資信託積立額の最大3%
分のVポイントが付与

期間:~2021/12/10(金)
楽天銀行口座開設+自動入
出金設定で、もれなく現金
1000円がプレゼントされ


期間:~ 2022年1月13日
(木) 23:59

どちらも投資を始めるにあたって魅力的なプランになっています。

あえて比べるなら、楽天証券のキャンペーンのほうが、実際の取引なしに1,000円の現金がもらえるという点で、お得度は上かもしれません。

両証券会社とも、これ以外にも多くのキャンペーンを実施していますので、自分にあった条件のキャンペーンを探して、証券会社を決めるのもいいでしょう。

取引スペックで比較

SBI証券 楽天証券
ミニ株
1株から取引可能
×
買取請求のみ
夜間取引(時間) 8:20~23:59 8:20~16:00、17:00~
23:59
同 (手数料) 夜間なら無料 日中と同じ手数料

取引スペックは両証券会社の性格が大きく分かれました。

ミニ株(単位未満株)は、SBI証券がS株として1株から取引可能なうえ、配当も分配されるのに対し、楽天証券では対応がありません。

また夜間取引に関しても、時間こそ両者で差がほとんどありませんが、手数料がSBI証券なら夜間無料なのに対し、楽天証券は日中と同じ手数料がかかってしまいます。

取引スペックで選ぶならSBI証券という結論になりそうです。

取引アプリで比較

SBI証券 楽天証券
米国株取引
別アプリが必要

同一アプリで取引可能
夜間取引
投資情報・ニュース ・国内市況、海外市況
・注目銘柄のニュー
・業績フラッシュ
・適宜開示情報
・四季報
・国内市況、海外市況
・ニュース
・四季報
・日経テレコン
・トウシル
登録銘柄数 日本株アプリ 1万銘柄
米株アプリ 300銘柄
最大2000銘柄
アラート機能 ・約定
・株価
・ニュース
・重要イベント
・約定
・株価
・ニュース
ランキング ・市場別ランキング
・業種別ランキング
・SBI証券ランキング
・市場別ランキング
・楽天証券ランキング
主要指数レート 26種類+為替通貨 37種類+為替通貨
テクニカル指標 16種類 15種類

昨今はスマホでトレードする個人投資家も多く、アプリでどんな機能が使えるのかは重要な要素になってきます。

比べてみると、米国株が同一のアプリで取引できる点、トウシル(楽天証券独自メディア)や日経テレコンなどの情報が見られる点などから、楽天証券のアプリのほうが使い勝手がよいと考えられます。

評判で比較

最後にSBI証券と楽天証券を実際利用している方の生の声を聞いておきましょう。

SBI証券 「とにかく手数料が安くおすすめ」 「IPOの実績がすごい」 「海外株式の取り扱い数が多く便利」 「国内株式もポイント投資ができるようにして欲しい」

楽天証券 「手数料が安くありがたい」 「楽天ポイントが貯まって使えるのが便利」 「単元未満株でも取引できるようにしてくれるとうれしい」

などの感想があげられました。

両証券会社ともに、手数料の安さが人気の秘密となっているようです。また、SBI証券はIPOと海外株式の取り扱い数が評価され、楽天証券はやはり楽天ポイントの便利さが評価を受けているようです。

これらの意見を踏まえ、じぶんに合った証券会社を選ぶのがよいでしょう。

SBI証券と楽天証券のメリットを比較

次にSBI証券と楽天証券のメリットをそれぞれ挙げると以下のようになります。

SBI証券 楽天証券
1.手数料が安い
2.IPO銘柄にも強い
3.豊富な商品群
4.三井住友カードで積立も可能
5.25歳以下の国内株式現物手数料が実質0円
1.楽天ポイントの付与
2.初心者に優しい
3.ツール・アプリが使いやすい
4.楽天ポイントで投資ができる
5.他の楽天サービスとの連携でお得になる

それぞれのメリットについて詳しく確認していきましょう。

SBI証券のメリット1:手数料が安い

SBI証券の魅力といえば、やはり手数料が安い点です。SBI証券には定額まで手数料が一律の「アクティブプラン」や1回ごとの取引に手数料がかかる「スタンダードプラン」などがありますが、どちらも業界内で最低水準の手数料です。

アクティブプランは手数料0円で利用可能

SBI証券では、アクティブプランを選べば手数料が0円で利用可能です。もちろん取引額が高額になれば、手数料もかかります。ただアクティブプランを利用していれば、100万円までの取引は手数料がかかりません。取引額の少ないライトユーザーには、非常に魅力的なプランといえます。

また100万円以上の取引にかかる手数料をみても、200万までの場合は現物取引の手数料が1238円、信用取引の手数料が880円と割安で利用できるでしょう。

スタンダードプランでも手数料55円~

SBI証券のスタンダードプランは1回当たり5万円以下の取引の手数料が55円からで、業界最安水準。手数料を安くしたいのなら、SBI証券を選んでおけば安心でしょう。

SBI証券のメリット2:IPO銘柄にも強い

IPOは新規上場銘柄を指しますが、初値から大きく上昇しやすく出来高も高くなるのが特徴です。IPO銘柄は抽選形式なので、扱う銘柄が多い証券会社ほどより多くのIPOに参加できるでしょう。IPO取扱銘柄が多い会社ということなら、SBI証券がおすすめです。

IPOとは?

企業が上場を果たすためには、証券会社が幹事役として間に入ります。そのうえで公募時に株の購入権をもつ証券会社が、抽選で希望者に販売するのがIPOです。

IPOに申し込みをしたいのであれば、まず口座の開設が条件です。ただ口座を開設したからといって、抽選確率が上がるわけではありません。あくまで当選権を得るための口座開設である点には、しっかりと注意してください。

IPOは、Initial Public Offeringの略で、直訳すると「(株式の)最初の社会的提供」となります。それまでは創業者自身とVCなどプロの投資家に閉じていた新株発行と資金調達の対象を、広く一般社会へと公開・拡大するものです。つまりIPOとは、自社の株式が、株式市場において、一般投資家の間でも売買されるようになる、ということです。

引用元:独立行政法人中小企業基盤整備機構|『J-Net21』企業マニュアル「1.起業を知る」上場までのステップ

IPO取扱件数が大手証券会社並

会社がIPOを行うときには、主幹事会社のサポートを受け、上場に向けて準備しないといけません。主幹事会社は事前に購入できる株の割合が高く、80%~90%は保有できます。

SBI証券のIPO銘柄の取扱数は業界でもダントツで、全新規上場会社数のうち9割以上の取扱実績があります。(2021年3月通期)

分かりやすくするため、SBI証券と楽天証券の過去のIPO取扱数を以下の表にまとめてみました。

年度 SBI証券 楽天証券 上場会社数
2020年 85 38 102
2019年 84 26 90
2018年 86 11 97
2017年 85 7 93
2016年 76 8 84

この通り、SBI証券のIPO取り扱い実績は群を抜いています。この取扱数が多いほど抽選の機会が増えることになります。

また、SBI証券ではIPOの抽選・配分に外れた回数に応じてIPOチャレンジポイントがたまります。次回以降のIPO申し込み時に、このチャレンジポイントを使用するとIPOが当選しやすくなるSBI証券独自の抽選方式です。

IPO投資をするなら、SBI証券で口座を持つことを考えてみるのも良いでしょう。

成長性の見込まれる企業の株式を上場段階で購入でき、将来的な値上がりが期待できるIPO。
SBI証券でのIPO銘柄の取扱数は証券業界でもダントツの80社!
2021年3月通期の全新規上場会社数のうち、約93.0%の銘柄を取扱いました。

引用元:SBI証券 公式サイト

SBI証券のメリット3:豊富な商品群

SBI証券の商品は多数あり、たとえば「外国株式」「投資信託」「債券」「FX」「先物」「CFD」「金」などです。「一社ですべての商品を網羅しているのでは」と、思えるほどでしょう。とくにネット証券では最多を誇る、9か国の株を取り扱う点や2500以上もの投資先があるのは、たいへん魅力的でしょう。

主要ネット証券最多となる9か国株を取り扱う

SBI証券では、9か国の外国株の取り扱いがあります。内訳は米国・中国・韓国・ロシア・ベトナム・インドネシア・マレーシア・タイ、シンガポールなどがあります。外国株をメインに据えるなら、SBI証券の方が向いているといえるでしょう。

投資先を2500以上ある投資信託から選べる

日本で取り扱われている投資信託の数は、おおよそ1万本といわれています。SBI証券はその中から2500本以上を保持しており、ネット証券の中でも最大級といえるでしょう。扱う信託数が多いため、自身の投資スタイルに応じて選べるのもメリットです。

長期投資にふさわしい金融商品を厳選
WealthNaviなら、銘柄選びにも悩む必要はありません。
米国に上場している2,000本以上のETF(上場投資信託)の中から、客観的な基準に基づいて、最良と考えられるETFを選定しています。

引用元:SBI証券|「ロボアドバイザー(自動運用サービス)」WealthNavi for SBI証券 サービス概要(投資対象)

SBI証券のメリット4:三井住友カードで積立も可能

SBI証券では2021年6月30日よりクレカ積立が可能になりました。対象のクレジットカードは、三井住友カードとなっています。

投信積立がクレジットカードで決済できるので、SBI証券の口座に都度お金を入れておく必要がありません。

さらに現在期間限定のスタートダッシュキャンペーンを実施しています。クレカ積立では、通常の買い物では0.5%しかたまらないVポイントを最大3%貰うことができます。

クレカ積立を考えている方はぜひ、SBI証券の口座開設と三井住友カードの発行をしておきましょう。

SBI証券のメリット5:25歳以下の国内株式取引手数料が実質無料

SBI証券では2021年4月20日より、25歳以下の取引手数料が全額キャッシュバックされるようになっています。これにより手数料が実質無料となります。

未成年口座も対象で、取引回数に関わらず手数料が実質0円になるため、資産形成に力を入れたいと考えている25歳以下には嬉しいサービスとなっています。

ただし注意点もあります。キャッシュバックは即時ではなく、取引の翌月下旬頃に証券総合口座に入金されます。また、S株(単元未満株)の取引にかかる売却手数料はキャッシュバック対象外となっていますので、気をつけましょう。

楽天証券のメリット1:楽天ポイントの付与

SBI証券について解説していきましたが、楽天証券もぜひおすすめしたい会社です。楽天証券ではさまざまなプログラムが用意されており、ネットでも町中でも使えるポイントが付与されるのは非常に魅力的です。

ハッピープログラムでポイントがたまる

楽天のポイントサービスのひとつ「ハッピープログラム」は、楽天銀行の開設が条件となります。その後楽天証券の出入金口座と連動させれば、取引件数や取引額に応じて楽天ポイントが付与されます。たまったポイントは投資に使えるのはもちろん、楽天市場などのネットショップに利用できるため、メリットも大きくなるでしょう。

「ハッピープログラム」は楽天銀行のお客さま優遇プログラムです。 エントリーするだけでお取引ごとに楽天ポイントが貯まり、楽天ポイントを振込手数料に利用できるようになります。
またATM手数料が最大7回/月、振込み手数料が最大3回/月まで無料に!
引用:楽天銀行

資産形成でもポイントがたまる

楽天のサービスのひとつでもあるハッピープログラムでは、買い物などの取引だけでなく投資信託でもポイントがたまります。例えば投資額が2000万円を超えるケースでは、毎月1000ポイントがつきます。年間で計算すると、最大1万2000円分のポイントなので、かなり大きいでしょう。

楽天証券のメリット2:初心者に優しい

初心者向けのサービスも充実しているのも楽天証券の大きな魅力。新規の口座開設数がNo.1の実績があり、初心者に支持されている様子がうかがえます。

初心者向けキャンペーンが豊富

楽天証券が選ばれている理由のひとつに、魅力的な初心者向けのキャンペーンがある点が挙げられます。具体的には口座開設・新規取引など、投資を始めた人向けに楽天ポイントが付与される点です。SBIでもキャンペーンは実施されていますが、より初心者向けなのは楽天証券のほうでしょう。

画面が見やすく解説も豊富

ホームページの内容を見るとわかりますが、ほとんどの証券会社では専門用語が多く、初心者向けとはいえません。その点楽天証券は専門用語の解説やわかりやすい画面など、はじめて投資をする方でも安心して利用できるように工夫されています。

最短5分で口座開設ができる

楽天証券の口座開設は他社と比べても簡単です。サイトの申込フォームから必要事項の入力を終えたら、本人確認書類をアップロードするだけです。最短5分で口座開設が完了します。SBI証券は口座開設まで7ステップが必要ですが、楽天証券は3ステップで済むのも、魅力の一つでしょう。

楽天証券 口座開設
(引用:楽天証券)

楽天証券のメリット3:ツール・アプリが使いやすい

楽天証券には、多数のオリジナルツールが用意されております。とくに「iSPEED」や「マーケットスピードII」は、大きな助けとなってくれるでしょう。以下に楽天証券のオリジナルツールの詳細を紹介します。

取引アプリ「iSPEED」で米国株式と国内株式が両方取引できる

楽天証券の「iSPEED」は、日本株と米国株を同一のアプリで取引することができるツールです。例えばSBI証券の株アプリは日本株と米国株、別々のアプリに分かれてしまっています。

近ごろでは日本株の市況も好調ですが、米国株に至ってはダウ平均が過去最高値に迫る勢いとなっています。このため、日本株と米国株の両方を取引する需要が高まるなか、「iSPEED」はそれ1つで管理できる便利なアプリといえるでしょう。

また、「iSPEED」はオリジナルの投資情報画面を作成したり、最大2,000銘柄をお気に入りに登録できたりするので、とても使いやすいツールとなっています。

マーケットスピードIIを無料で提供

マーケットスピードIIは、プロのトレーダーも利用しているツールです。一画面に必要な情報が掲載されているのは、大きな魅力です。複数の画面を比較するのに比べて、非常にスピーディに投資ができます。特に投資可否をすぐに判断する必要のあるデイトレードなどには欠かせないツールです。

分析チャートや日経テレコンが利用可能

投資する銘柄や投資対象銘柄の研究に欠かせないのが、楽天で提供している分析チャートツールと 「日経テレコン」です。日系テレコンは、企業情報を閲覧できるデータベースとなります。本来は有料ですが、楽天ユーザーであれば無料で利用できます。

楽天証券のメリット4:楽天ポイントで投資ができる

楽天証券の人気の理由に、楽天グループで貯めたポイントを使って、投資信託、国内株式(現物)、バイナリーオプションが購入できる「ポイント投資」があります。 現金を使わずに投資することができるため、気軽に投資を始めることができると評判です。

またポイントは現金と組み合わせることもできます。一部だけポイントを使用したり、手数料だけポイントで支払ったりといったことも可能です。

ただ楽天ポイントは1ポイント1円として利用可能なのですが、国内株式の買付単位は各銘柄の最小買付単位からとなっています。また投資信託購入の場合も、各銘柄の最小申込単位である100円以上1円単位からとなることには注意が必要です。

なお、ポイント投資は一般NISA、つみたてNISAの両方で利用できます。このためNISA口座で運用した利益は非課税、というNISAの税制の優遇をポイント投資で受けることができます。(ジュニアNISA口座は対象外)

楽天証券のメリット5:他の楽天サービスとの連携でお得になる

楽天証券は他の楽天サービスとの連携でお得になる点がいくつもあるので、以下で解説します。

楽天カードで積立ができる

すでに述べたように、SBI証券では三井住友カードでクレカ積立ができますが、楽天証券では楽天カードで投信積立のクレカ決済ができるようになっています。

楽天カードでは毎月100円~5万円まで、対象の投信積立取扱銘柄、つみたてNISA取扱銘柄に積み立てることができます。更にカード決済額100円につき1ポイントの楽天ポイントが付与されます。

SBI証券で使用できる三井住友カードのキャンペーン中はSBI証券の方が、ポイント還元率が高いのですが、通常は楽天カードのポイント還元率の方が高くなっています。

楽天市場でのお買い物がお得になる

楽天市場には、楽天のグループサービスの条件を達成するとポイントアップするSPU(スーパーポイントアップ)という制度があります。SPUを達成する条件は次の通りです。

楽天市場でのSPU達成条件
・楽天証券で1ポイント以上使用
・一度に500円以上の投資信託を購入
・楽天ポイントコースに設定

達成条件はそこまで難しくないので、ほぼ誰でも楽天市場の商品のポイントがお得になります。楽天市場で買い物をよくする方は楽天証券がおすすめです。

口座連携サービスで楽天銀行の金利がアップする

マネーブリッジ設定をすることで楽天銀行の普通預金金利が上がります。

「マネーブリッジ」とは、楽天証券口座と楽天銀行口座を連携させることでご利用が可能になる以下6つの各種サービス・機能の総称です。マネーブリッジのお申込み料は無料です。

・優遇金利
・自動入出金(スイープ)
・ハッピープログラム
・残高表示サービス
・投資アンシンサービス
・らくらく入出金
引用:楽天銀行

マネーブリッジで口座連携をさせると、各種サービス・機能が利用できるようになりますが、その中でも大きな恩恵といえるのが、楽天銀行の普通預金金利が通常の5倍の0.1%になることです。

メガバンクでの普通預金金利は0.001%程度ですので、楽天銀行の0.1%は100倍お得で、かなりの高利率であるといえます。マネーブリッジに申し込むだけで優遇金利が適用され、メガバンクの定期金利以上の金利になるお得なサービスとなっています。

SBI証券と楽天証券のデメリットを比較

一方どちらの証券会社にもデメリットはあります。表でSBI証券と楽天証券のデメリットを比較してみます。

SBI証券 楽天証券
デメリット 1.米国株と国内株でアプリが別々 1.IPO実績が少ない
2.外国株の取扱数が少ない

デメリットは、一概に比較しにくいのですが、証券会社ごとに詳しく解説していきます。

SBI証券のデメリット

SBI証券は手数料の安さや投資対象の銘柄の豊富さが強みですが、デメリットもあります。詳細を見ていきましょう。

米国株と国内株でアプリが別々になっている

スピーディな取引を行うために、スマートフォンで投資を行うひとも多くなっています。このとき使用するのが各証券会社の投資アプリです。

SBI証券のアプリは、米国株と国内株でアプリが別のものとなっています。このため、投資対象を切り替える場合、別のアプリを起動しなくてはなりません。

一方楽天証券の投資アプリ「iSPEED」は、米国株と国内株の両方を取り扱っているので、とても使いやすくなっています。

楽天証券のデメリット

楽天証券はツールやアプリの使いやすさや、ポイント投資の強みがあげられますが、次の2つのデメリットがあげられます。

・IPO実績が少ない
・外国株の取扱数が少ない

それぞれのデメリットを詳しく見ていきましょう。

IPO実績が少ない

楽天証券は主幹事を務めるIPO銘柄の取り扱いが少なくなっています。主幹事以外の証券会社は、IPO銘柄の発行株式数が少なくなります。

このため、IPOに申し込みをしたい場合は、当選確率の高い他の証券会社に申し込む方が当たりやすくなるでしょう。

外国株の取扱数が少ない

楽天証券で取り扱っている外国株は米国株式、中国株式、アセアン株式(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)の6か国と、海外ETFのみの取り扱いになっており、他の証券会社と比べると少し心もとないです。

SBI証券 楽天証券
9か国 6か国
米国株式
中国株式
アセアン株式(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)
韓国株式
ロシア株式
ベトナム株式
米国株式
中国株式
アセアン株式(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)

楽天証券にない外国株に投資したい場合は、他の証券会社、特に韓国株式、ロシア株式、ベトナム株式に投資できるSBI証券の方が優れているといえるでしょう。

SBI証券と楽天証券はどちらがおすすめか

ここまでSBI証券と楽天証券のメリットやデメリットの比較をしてきましたが、それぞれどのようなひとにおすすめなのでしょうか。以下で解説をしていきたいと思います。

SBI証券がおすすめなのはこんなひと

SBI証券がおすすめなのは、以下のような人たちです。

・手数料を安く抑えたいひと
・IPO投資を考えているひと
・外国株で運用を考えているひと
・Tポイント、Pontaポイントをためているひと

SBI証券の取引における手数料は業界内で最安水準です。更に25歳以下の国内株式取引手数料がキャッシュバックされ、実質無料になる点も魅力です。IPO投資で大きく利回りを狙いたいひとも、IPO取り扱い実績や独自の抽選方法を実施しているSBI証券が使いやすいでしょう。

また最近は米国株の好況を背景に、外国株への注目が増しています。SBI証券は外国株の取り扱い数が主要ネット証券最多となっています。

更にSBI証券では、国内で知名度の高いTポイントでポイント投資をすることができます。また、2021年11月からは、国内で1億人以上が利用するPontaポイントでもポイント投資が可能となりました。これらのポイントは使うだけでなく、ためることもできます。国内株式現物取引の際の月間合計手数料、投資信託保有残高、金・銀・プラチナ取引の月間合計手数料に応じたポイントがたまるサービスがSBI証券にはあります。

IPO投資や外国株に積極的に投資したいなど、上記の内容に当てはまるひとにはSBI証券がおすすめだと言えるでしょう。

楽天証券がおすすめなのはこんなひと

一方、楽天証券がおすすめなのは以下のような人たちです。

・楽天ポイントをためているひと
・楽天経済圏で生活をしているひと
・投資信託で運用したいひと

楽天銀行のプログラムであるハッピープログラムを利用することで、投資信託の保有や国内株の取引でポイントがたまります。楽天ポイントをためているひとには、楽天証券が使いやすいでしょう。

また楽天経済圏という言葉をご存知でしょうか。楽天が提供する多種多様なサービスで構成される経済圏のことです。普段の生活で楽天のサービスを積極的に利用することで、ポイントをお得にためることができます。

この楽天経済圏で生活をしているひとにとっては、たまった楽天ポイントで投資を行える楽天証券がお得な証券会社になるでしょう。楽天証券の投資信託はネット証券屈指の取扱数を誇るので、ためた楽天ポイントを使用して投資信託を購入したいひとにも、楽天証券は使いやすい証券会社です。

楽天証券はこれらに当てはまる、楽天ポイントで投資を行いたいひとや、多様な投資信託でコツコツ積み立てていきたいひとにおすすめできる証券会社になります。

SBI証券と楽天証券の両方を使い分けるのもおすすめ

SBI証券と楽天証券には各々にメリットがあり、選ぶのに迷うときもあります。ただ両者とも口座開設は無料なので、両方の口座を開設しておくのもおすすめです。

両方の口座開設を行うメリットとして

・それぞれのいいサービスの恩恵を受けられる
・使える情報の量が格段に多くなる
・IPOの当選確率が上がる

などが挙げられます。

また海外投資ならSBI証券、投信なら楽天証券など、両方の口座をうまく使い分けることで、便利に投資ができるようになります。

各社の強みを利用できる

それでは、SBI証券と楽天証券を状況によって使い分ける方法をもう少し詳しく見ていきましょう。

具体的には、海外投資を幅広く行いたいときは9カ国対応のSBI証券、投資信託でコツコツ運用したいときは投資信託の取り扱い銘柄が豊富な楽天証券となります。

ほかにも初心者が単元未満株で少額から始めたいときはS株で対応しているSBI証券、慣れてきてより大きなお金でトレードしたいときは、高度な取引ツールが使える楽天証券などが考えられます。

自分の投資状況にあった使い分けを行い、両者のいい所を享受しましょう。

IPOの当選確率が上がる

また両方の口座を作ることによる利点で大きいのは、IPOの当選確率が上がることも挙げられます。

IPOの抽選には証券会社ごとに応募するため、両者に口座を開いて応募すれば、当選の確率が高まります。これは見逃せない利点と言えるでしょう。

SBI証券・楽天証券のQ&A

SBI証券と楽天証券のどちらを選ぶか迷ったときには、ぜひQ&Aも確認しておきましょう。悩みの解消にもなり、どちらが自分に向いているかの指標にもなります。

Q. 手数料が安いのはどっち?

SBI証券と楽天証券の手数料に大きな違いはありません。どちらも業界では屈指の格安手数料です。ただプランによっても手数料は違うため、プラン選びが手数料の安さを決めます。

Q. IPO投資をしたいならどっちがおすすめ?

IPO投資に限定するなら、SBI証券の方が向いているでしょう。IPOの取扱数が多いSBI証券なら、主幹事の実績もあり安心です。

Q. 初心者がはじめて口座開設するならどちらがおすすめ?

口座開設は無料なので、どちらを選んでも問題ありません。ただ迷ったときにはSBI証券を選んでみてください。理由は新規口座開設キャンペーンが魅力的だからです。また2つとも登録して、どちらかをメインにするのもおすすめです。

Q. SBI証券と楽天証券のポイント制度は?

SBI証券でつくポイントはTポイントとPontaポイントで、楽天証券では楽天ポイントがつきます。ただ楽天ポイントが国内株式や投資信託の購入に使えるのに対し、Tポイントは投資信託限定である点には注意しましょう。

Q. 外国株投資をしたいならどちらがおすすめ?

外国株投資をするなら、株の取扱も多いSBI証券がおすすめです。SBI証券では外国株が9か国ありますが、楽天証券は6か国だけです。そのため取り扱いの広さで選ぶなら、SBI証券を選んでみましょう。

まとめ

今回は楽天証券とSBI証券の各々のメリットや比較、両方の口座を開設する理由などご紹介していきました。両者にはそれぞれ強みがありますが、どちらを選ぶのか迷うこともあるでしょう。もし口座開設で迷ったときには、両方の口座を開設するのがおすすめです。とくにIPO株を利用するなら、口座を複数持っているほうが当選確率も上がります。

使っていくうちに「こちらの方が向いているかも」と思ったときには、どちらかをメイン口座にすることもできます。ぜひとも楽天証券とSBI証券のメリットや違いを知り、お得に利用してみてください。