
SMBCグループのうち、カードローン事業を担っているSMBCコンシューマーファイナンスは、カードローン「プロミス」を展開しています。一方、SMBCコンシューマーファイナンスの子会社である株式会社SMBCモビットが展開しているのが「SMBCモビット」です。
ここでは、プロミスとSMBCモビットのおすすめポイントを徹底比較しましたので、カードローンを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
目次
プロミスがおすすめな人
プロミスには、以下のような特徴があります。
プロミスの特徴
- 初めての利用で30日間無利息
- 「アプリローン」ならスマホ完結
- 50万円以下なら審査スピードが速い
初めてのカードローンをお得に利用したい人や、スマホ一つですぐに借り入れをしたい人などにおすすめです。
SMBCモビットがおすすめな人
SMBCモビットには、以下のような特徴が挙げられます。
SMBCモビットの特徴
- Web完結なら周囲にバレにくい
- Tポイント機能が付帯
- クレジットカード一体型もある
Web完結で申し込めば電話連絡も郵送物もないので、周囲に知られたくない人におすすめです。クレジットカード機能つきの「Tカードプラス(SMBCモビット next)」の発行も可能です。
徹底比較表 プロミス・SMBCモビット
プロミスとSMBCモビットを表で比較してみましょう。
即日融資はどちらも対応していますが、曜日や時間帯によっては翌営業日になってしまうこともあります。
プロミス

プロミスは、専用アプリ「アプリローン」なら申し込みから借り入れまでスマホで完結できる点が魅力です。初めての利用には30日間無利息サービスも付帯するので、無利息期間内での完済も可能です。
プロミスの口コミ・評判
他の消費者金融よりも少しだけ金利が低く、長期的にみるとかなりお得だと思う。(40代/男性)
申し込みから借り入れまでとても速く満足度が高いです。(20代/女性)
SMBCモビット

SMBCモビットのWeb完結なら誰かに知られることなく契約完了できてしまう点が魅力です。
さらに、Tポイントサービスと提携しており、返済のたびにTポイントがたまります。Tポイントは返済に充当することもできます。
SMBCモビットの口コミ・評判
自宅に居ながらにして契約が完結できたのが良かったです。(20代/男性)
Web完結で電話連絡も郵送物もなかったのがすごいと思う。誰にも知られず借りられました。(30代/男性)
プロミスとSMBCモビットはどんな会社?
どちらもSMBCグループ
どちらにも「SMBC」という文字が入っていることからも分かるように、両者はとても近い関係性にあるカードローンです。
プロミスの発行元はSMBCグループのSMBCコンシューマーファイナンス、SMBCモビットはSMBCコンシューマーファイナンスの子会社としてカードローンを展開している、いとこ同士のような関係です。
カードローン概要
SMBCコンシューマーファイナンスのプロミスと、SMBCモビットのカードローン概要は以下の通りです。
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|
限度額 | 最大500万円 | 最大800万円 |
金利(年率) | 4.5%~17.8% | 3.0%~18.0% |
約定返済額 | 1000円~ | 4000円~ |
即日融資 | 〇 | 〇 |
来店契約 | 店頭・自動契約機 | ローン契約機 |
Web 完結申込 | 〇 | 〇 |
申し込み |
融資限度額や金利、約定返済額に若干の違いがあります。即日融資については、申し込みの曜日や時間帯によって間に合わないこともありますので、できるだけ平日の早い時間帯に申し込むと安心です。
プロミスとSMBCモビットの金利比較
カードローンを利用する際、金利にこだわって選びたいという人も少なくないでしょう。実際に、プロミスとSMBCモビットの金利を比較してみました。
最高金利が低いのはプロミス
プロミスの金利は4.5%~17.8%、SMBCモビットの金利は3.0%~18.0%なので、最高金利で選ぶならプロミスです。
利息制限法の基準では、100万円以上は15%が最高金利となります。プロミスの17.8%とSMBCモビットの18.0%という最高金利は、借入額100万円未満に適用される金利です。1万~99万円の間で借り入れを希望したい人は、プロミスの方が低金利で利用できます。
最低金利が低いのはSMBCモビット
最低金利では、プロミスが4.5%、SMBCモビットが3.0%なので、一見すればSMBCモビットの方が低金利です。
最低金利は、そのカードローンの最高融資額の金額をギリギリまで借りた場合に適用される金利です。つまり、プロミスであれば500万円借りた場合に4.5%、SMBCモビットなら800万円借りた場合に3%の金利が適用されることになります。
仮に、プロミスでも最高800万円まで借りられたとしたら、現在の最低金利4.5%よりも低くなりますし、逆にSMBCモビットが500万円までしか借りられないとしたら現在の最低金利3%よりも高くなります。そう考えると、最低金利に関しては両社の差はそれほどないことが分かります。
さらに、消費者金融には貸金業法の「総量規制」が適用されますので、年収の1/3を超えた借り入れができません。もし融資限度額いっぱいまで借りるとしたら、プロミスなら年収1500万円以上、SMBCモビットなら年収2400万円以上が必要なので、初めて借りるのであれば最低金利を気にする必要はほとんどありません。
30日間の無利息サービスがあるのはプロミス
大手消費者金融の多くが、初めて利用する顧客向けに無利息サービスを付帯しています。プロミスでも、初めての利用で30日間無利息のサービスを提供していますが、SMBCモビットには無利息サービスがありません。
即日融資が受けやすいのはどっち?
大前提として、最短即日融資で借りられるカードローンは消費者金融だけです。銀行系カードローンや信販系カードローンは即日融資に対応していません。
どちらも即日融資に対応している
プロミスもSMBCモビットもどちらも即日融資が可能なので、急な出費が必要なときはとても魅力的です。
ただし、審査時間は個人によってバラつきがありますので即日融資を受けられるかは確約できません。申し込んだ曜日や時間帯によっても融資が翌日にずれ込むことがあります。即日融資を希望するならできるだけ当日早めに申し込みを済ませておくことが大切です。
無人契約機の数はプロミスが上
急な出費があったときに自動契約機を利用する人もいるでしょう。自動契約機の数は、プロミスが860(2021年3月時点)で、SMBCモビットが約400店舗となっており、プロミスの方がSMBCモビットより2倍も多く設置されています。
身近な場所に自動契約機があった方がより即日融資を受けやすいといえそうですが、近年はWebやスマホアプリなどで申し込み、カードレスで銀行に振り込んでくれるサービスもあるので、自動契約機は減少傾向にあります。
審査に通りやすいのはどっち?
次に、審査難易度を比較してみましょう。
どちらも銀行カードローンより難易度は低い
消費者金融、銀行系、信販系のカードローンを比較してみると、審査難易度の低いのが消費者金融といわれています。
プロミスもSMBCモビットも消費者金融のカードローンなので、銀行系よりも審査難易度は低いですし、審査のハードルという意味ではそれほど大差ありません。
審査通過率は40%台
審査通過率でみると、プロミスを運営しているSMBCコンシューマーファイナンスの審査通過率は2020年4月~2021年3月の平均で38.1%です。SMBCモビットは公表されていませんが大手消費者金融のほとんどが40%前後の審査通過率であることを考慮すれば、SMBCモビットもそれに準ずると推測できます。
保証会社はなし
プロミスもSMBCモビットも、SMBCコンシューマーファイナンスが審査を行いますので、審査難易度に大きな差はありません。銀行カードローンは保証会社が審査を行いますが、消費者金融は自社審査なので保証会社を通さずに審査を受けられます。
そもそも銀行カードローンの保証会社を務めているのが、消費者金融をはじめとした貸金業者が大半です。本来銀行は、事業性融資をメインとしていたため、個人向けのカードローン事業を始める際にそのノウハウを提供してもらう目的で消費者金融などの貸金業者に保証業務を委託しました。
保証会社は、審査を請け負う代わりに万が一貸し倒れが発生した際にはそれを代位弁済しなければならないため、そのリスクを最小限に抑えるため必然的に厳しめの審査を行います。
銀行カードローンには2つの審査があるので審査が長い
銀行カードローンには、「仮審査」と「本審査」という2種類の審査があります。
「仮審査」は、保証会社が行う審査のことで、これが消費者金融でいうところの審査と同じものになります。
「本審査」は、銀行側で行う審査です。仮審査に通過後、カードの発行準備に際して行われる確認業務となるため、仮審査の段階と異なる事項があった場合はここで審査に落とされてしまいます。ただし特に大きな問題がない限り、仮審査に通過すれば高い確率で本審査にも通過できます。
消費者金融では保証会社を通しませんので、行われる審査は1種類だけです。そのため、銀行カードローンよりも審査時間が短く済むメリットがあります。
月々の返済負担が少ないのはどっち?
次に、月々の返済額で比較してみましょう。
プロミスの約定返済額は1000円から
最低返済額だけで比較すると、プロミスが1000円から、SMBCモビットが4000円からとなっています。
最終借入後残高ごとの約定返済額
では、プロミスとSMBCモビットで、それぞれ1万円・5万円・10万円・30万円・50万円・100万円を借りた場合の、最低返済額を比較してみましょう。
借入残高 | プロミスの最低返済額 | SMBCモビットの最低返済額 |
---|---|---|
1万円 | 1000円 | 4000円 |
5万円 | 2000円 | 4000円 |
10万円 | 4000円 | 4000円 |
30万円 | 1万1000円 | 1万1000円 |
50万円 | 1万3000円 | 1万3000円 |
100万円 | 2万6000円 | 2万6000円 |
最低返済額は、プロミスが1000円に対してSMBCモビットは4000円です。10万円未満の少額融資を受けたい人は、プロミスの方が余裕を持った返済ができます。
周りにばれにくいのはどっち?
カードローンに申し込むことは悪いことではないのに、周囲の目が気になる人も少ないでしょう。できることなら、誰にも知られずに申し込みたいのが本音ではないでしょうか。
プロミスやSMBCモビットでは、誰にも知られることなく借りられる申込方法が用意されています。
どちらも郵送物なしを選択できる
プロミスにもSMBCモビットにも、「Web完結」の申込方法が利用でき、郵送物なし&カードレスで契約を完了できます。
また、プロミスなら専用アプリ「アプリローン」で申し込めばスマホ1台で契約を完了させることができます。プロミスの自動契約機、モビットカードのお申込できる三井住友銀行のローン契約機ならその場でカードと契約書類を受け取れるので、郵送物なしで契約を完了できます。
WEB完結なら電話連絡がないのはSMBCモビット
在籍確認などの電話でも、職場にバレてしまうリスクがあります。SMBCモビットは、WEB完結で下記の条件に当てはまっていれば電話連絡なしで契約できます。
● 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの口座がある
● 社会保険証や組合保険証など勤務先名の入った保険証を持っている
プロミスに向いている人のタイプ
プロミスを利用するのに向いている人は、即日融資を受けたい人や、無利息サービスの付帯したカードローンを利用したい人のほか、女性スタッフが対応してくれるレディースキャッシングを利用したい女性におすすめです。
SMBCモビットに向いている人のタイプ
SMBCモビットの利用が向いている人は、勤務先への電話連絡を避けたい人や即日融資希望の人、カードローンでもTポイントサービスを利用したい人、クレジット機能付帯のカードローンを利用したい人です。
両方に申し込みはNG
カードローンの審査に落ちると、慌ててすぐに次のカードローンに申し込んでしまいたくもなりますが、同時期に複数社のカードローンに申し込むのは審査に不利です。
申し込みの記録は信用情報機関へ照会すればすぐに分かるので、複数社に申し込んでいると「お金に困っている」というネガティブな印象を与えてしまいます。
一般的に、6カ月以内に3~4社で審査落ちしていると、それ以降はどのカードローンに申し込んでも審査に通りづらくなるといわれています。信用情報機関に登録されている申し込みの情報は6カ月経過後に消えますので、審査に落ちてしまった場合は6カ月の期間を空けてから再度申し込みましょう。
加盟先機関の、当該申込情報の登録期間は照会日から6ヵ月以内です。
引用元:同意の取得(株式会社日本信用情報機構)
重視する点を明確にして最適なものを選ぼう
ここまでプロミスとSMBCモビットを比較してきました。発行元こそ異なる会社ですが、どちらもSMBCグループの会社です。それでも、特徴やおすすめポイントはそれぞれ異なりますので、どちらのカードローンが合っているのか、じっくりと考えて検討してみることをおすすめします。
FAQ
Q.カードローンの金利は、最高金利と最低金利のどちらを優先したらいいですか?
A.カードローンは、融資額が少なければ金利が高く、逆に融資額が増えるほど金利が下がります。基本的に、100万円未満までであれば最高金利が適用されるケースが大半なので、初めてカードローンに申し込むなら最高金利を参考にしてください。
Q.家族や職場など周囲に知られないか心配です
A.周囲に知られてしまう主な原因は、自宅への郵送物と勤務先への電話がほとんどです。プロミスやSMBCモビットなら郵送物なしの申込方法を選べますし、SMBCモビットに至っては勤務先への電話なしを選べます。
Q.カードローン選びのコツは?
A.金利や融資スピード、独自サービスなどを基準に選びましょう。例えば、即日融資希望なのに即日融資ができないカードローンを選んでも意味がありません。自身のこだわりや利用シーンに合わせて選ぶようにしてください。
Q.カードローンの審査基準とは何ですか?
A、審査の基本はスコアリングです。申込時に記入する内容は全て数値化され、一定の基準を満たさないと審査に通りません。それ以外にも信用情報機関への照会によってクレジットヒストリーをチェックされ、返済能力の有無を審査されています。
Q.正社員ではないけれど申し込めますか?
A.パートやアルバイト、派遣社員などの非正規社員でも、20歳以上で収入さえあれば申し込むことができます。ただし、消費者金融では専業主婦の申し込みはできません。
Q.総量規制とはどのようなものですか?
A.総量規制は、貸金業法で定められているルールで、貸金業者からは年収の1/3を超えての借り入れできないことになっています。全ての貸金業者からの借り入れが合算されますので、すでに他社から年収の1/3を超えた借り入れがある場合は借りることができません。銀行は貸金業法の対象外ですが、ほぼそれに準じた基準で審査を行っています。
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