スイングトレード向けおすすめ証券会社5選|重要な7つの指標も解説

投資において、一定期間に取引を繰り返して利益を目指す「スイングトレード」は、より短期で取引を行うデイトレードやスキャルピングよりも拘束時間が少なく、仕事や家事にも影響の少ない投資手法です

「スイングトレードは初心者でも挑戦できる?」
「スイングトレード向けの証券会社は?」

このように、スイングトレードに挑戦したくても、おすすめの証券会社や銘柄の選び方などが分からない方は多いのではないでしょうか。

この記事ではスイングトレードをする際に必要な情報と注意すべきポイントについてわかりやすく解説しています。スイングトレードで、手堅く資産を増やしていきましょう。

目次

  1. スイングトレードとは?
  2. スイングトレードとデイトレード、スキャルピング、長期投資の違い
  3. スイングトレードで重視するべき7つの指標
    1. 移動平均線
    2. トレンドライン
    3. 終値
    4. 一目均衡表(いちもくきんこうひょう)
    5. 水平線
    6. ストキャスティクス
    7. RSI
  4. スイングトレードにおいて銘柄を選ぶ5つのポイント
    1. 流動性の高い銘柄を選ぶ
    2. 投資スタイルに合わせて銘柄を選ぶ
    3. 銘柄数は3〜5つに絞る
    4. 上昇トレンドを見て銘柄を選ぶ
    5. インデックスと異なる値動きをしている銘柄は狙い目
  5. スイングトレードに向いている証券会社の特徴
    1. 取引ツールの機能が高い
    2. 指値注文や逆指値注文などリスク管理に長けた注文方法に対応している
    3. 手数料が低い
  6. スイングトレードにおすすめ証券会社5選
    1. 楽天証券
    2. SBI証券
    3. 松井証券
    4. マネックス証券
    5. auカブコム証券
  7. スイングトレードで活用できるツール/インジケーターの紹介
    1. SBI証券「HYPER SBI」
    2. 楽天証券「MARKET SPEEDⅡ」
  8. スイングトレードをする6つのメリット
    1. 画面に張り付く必要がない
    2. 中長期的な投資方法よりも成果が早い
    3. 株価の変動がなくても利益を出しやすい
    4. 少ない資金で大きな利益を出しやすい
    5. 短期的な値動きに振り回されない
    6. トレーダーのメンタルの影響を受けづらい
  9. スイングトレードをする4つのデメリット
    1. 時間外に株価の変動がある
    2. 損切りが難しい
    3. 手数料コストが高い
    4. レンジ相場との相性が悪い
  10. スイングトレードはどういう人におすすめか?
    1. 時間がない人
    2. 細かい企業分析をするのが苦手な人
  11. スイングトレードを始めるために必要な準備
    1. 口座開設
    2. 数十万円程度の資金
    3. 注文方法を覚える
    4. 銘柄を選定する
    5. 注文を出す
    6. リスク管理の心構え
  12. スイングトレードはこれから投資を始めてみたい方におすすめ
  13. スイングトレードについてよくあるQ&A
    1. スイングトレードとは?
    2. スイングトレードのメリットは?
    3. スイングトレードのデメリットは?
    4. スイングトレードで重視するべき指標は?
    5. スイングトレードで銘柄を選ぶポイントは?
    6. スイングトレードの始め方は?
    7. スイングトレードに向いている証券会社の特徴は?

スイングトレードとは?

スイングトレードは、一定期間で取引を繰り返す投資手法の1つですが、ポジションを数日から数週間に渡って保有するのが特徴です。「ポジションを保有する」とは「株を買ったまま持っておく」ことを指します。

株価の値動きによって、保有している株の価値は変動します。株取引におけるスイングトレードは、買ったときと売ったときの差額で利益を得る取引手法です。売買によって生じる利益をキャピタルゲインといいます。

引用元:SMBC日興証券
(引用元:SMBC日興証券)

この原理は株式取引だけでなく、外国為替証拠金取引(FX)などにおいても同様です。スイングトレードは、短期目線の取引手法であるため、企業の業績を見通して株を売買するものではありません。

値動きを予想する手法であるテクニカル分析などを駆使し、相場が反転しそうなポイントにあたりを付けて株を購入します。ただし、株価が反転しそうな場所を完璧に予想することは誰にもできません。

そのため、テクニカル分析や相場の状況を指し示してくれるテクニカル指標の情報を基に、利益が出る可能性が高い取引をする必要があります。

スイングトレードの基本についてまとめます。

スイングトレードの基本
  1. 数日~数週間単位で取引する手法
  2. キャピタルゲインで利益を出す
  3. テクニカル分析やテクニカル指標を駆使して取引の判断をする

スイングトレードとデイトレード、スキャルピング、長期投資の違い

スイングトレードと同様、一定期間での取引によりキャピタルゲインの獲得を目指す投資手法はデイトレードとスキャルピングが挙げられます。

それに対して、長期投資は売買益ではなく利息や配当金で利益を狙う手法であるため、インカムゲインを中心に利益を目指す投資に該当します。スイングトレード、デイトレード、スキャルピングの違いは、以下の表をご覧ください。

スキャルピング デイトレード スイングトレード
利益の幅 小さい 大きい
保有時間 短い 長い
取引回数 多い 少ない
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スキャルピングは、数秒から数分で取引が完結します。全ての取引手法の中で、最もポジションの保有時間が短いです。保有時間が短いため、1回の取引で獲得できる利益の幅は、取引手法の中で最も小さくなります。

スキャルピングにおいて1回の取引で獲得できる値幅は小額となるため、取引回数を増やしてこまめに利幅を積み増していく必要があります。そのため、スキャルピングの取引回数が3つの取引手法の中で最も多いです。

デイトレードは、1回の取引に数分から1日程度の時間をかけます。そのため、保有時間や取引回数はスキャルピングとスイングトレードの中間に位置します。ポジションを次の日に持ち越すことはなく、1日の取引回数は1~2回など数回程度です。

スイングトレードは、数日から数週間にわたってポジションを保有します。そのため、1回の取引で狙える利益の幅は大きくなります。3つの取引手法の中で、最も取引の回数は少ないです。

長期投資はインカムゲインによる利益を目指す投資手法です。数年~数十年の間、ポジションを保有し続けます。保有期間が長くなるにつれて、収益率が平均化されて安定する傾向があります。長期投資に向いている投資商品には、投資信託などがあります。

それぞれポジションの保有時間が異なる点が大きな違いです。

投資手法 ポジション保有時間 主に狙う利益
スキャルピング 数秒~数分 キャピタルゲイン
デイトレード 数分~1日 キャピタルゲイン
スイングトレード 数日~数週間 キャピタルゲイン
長期投資 数年~数十年 インカムゲイン

スイングトレードで重視するべき7つの指標

スイングトレードは、デイトレードとは違って株を売却するタイミングが明確でありません。そこで、スイングトレードで取引する際に、重視すると良い指標を7つ紹介します。

スイングトレードで重視するべき7つの指標
  1. 移動平均線
  2. トレンドライン
  3. 終値
  4. 一目均衡表
  5. 水平線
  6. ストキャスティクス
  7. RSI

テクニカル指標ともいわれるこれらの指標を上手に使いこなすことで、スイングトレードの取引を有利に進められます。

移動平均線

引用元:岡三証券
(引用元:岡三証券)

移動平均線は、相場の方向性を示す指標です。移動平均線が右肩上がりであれば上昇相場、右肩下がりであれば下降相場です。

移動平均線はその名の通り、価格の推移が移動しながら、一定期間の平均線として描かれるものになります。例えば5日移動平均線を作る場合は、投資対象商品の5日間の終値を合計して日数で割り、5日間の平均値を算出します。そして日付が5日から6日に移った場合は、初日の値を捨てて6日目の値を入れる形で値の入れ替えを行い、次の5日間の平均値を求めて移動させるといった具合です。 また、平均をとる期間によって移動平均線はいくつか設定できます。例えば、短期の移動平均線であれば20日間、長期の移動平均線であれば26週間に設定することで、期間の異なる移動平均線をチャート上に表示できます。

長期の移動平均線と短期の移動平均線を分ける理由は、移動平均線を複数表示させることで、相場の転換点を分析できるからです。

現在の株価が短期、中期、長期それぞれの視点で見たときに上昇傾向なのか下降傾向なのか判断できる移動平均線は、相場の方向が変わるポイントを教えてくれるため、スイングトレードと相性の良いテクニカル指標です。移動平均線は、汎用的なテクニカル指標として多くの投資家に使われています。

移動平均線(いどうへいきんせん)
ある期間における株価の終値の平均を表した折れ線グラフ線のこと。
期間の異なる移動平均線を重ねて関係性を見ることで、大まかな相場の方向性をとらえやすくなっています。

トレンドライン

引用元:SMBC日興証券
(引用元:SMBC日興証券)

スイングトレードで取引をするのであれば、値動きの転換点を分析して取引タイミングを見極めなくてはなりません。その際、役に立つのが「トレンドライン」です。ここでいう「トレンド」とは、株価が上向き(上昇)か下向き(下降)か、または横ばい(保ち合い)で推移しているか、という株価の大局的な動きのことをいいます。

上昇トレンドとは、チャート上でより高くなっている山と谷の連続的な動き、下降トレンドはより低くなっていく山と谷の連続的な動きのことです。トレンドを把握するためにチャートに引く線を「トレンドライン」と呼び、株価の高値同士あるいは安値同士を結びます

引用元:岡三証券
(引用元:岡三証券)

一般的に、トレンドラインは株価の支持線(サポートライン)、または抵抗線(レジスタンスライン)になるといわれています。それぞれ株価の下値、または上値の目安となる水準を指し、その近辺で押し目買いや戻り待ちの売りが出やすいとされており、売買サインの1つとみなすことが可能です。

例えば上昇トレンドの場合、下値同士を結んだ下値指示ラインに相場がタッチしたタイミングが買いシグナルです。下降トレンドの場合は、高値同士を結んだラインを結んだ線に相場がタッチしたところで、売り時と判断できます。

このようにトレンドラインを巧みに利用することで、相場が反転するタイミングを先読みできるのです。多くのトレーダーが活用している手法であり、トレンドラインは相場の方向性を読む際には欠かせない指標です。

終値

引用元:PayPay銀行
(引用元:PayPay銀行)

終値とは、ある時間軸で相場が終了したタイミングの価格です。反対に、相場が始まったタイミングの価格は「始値」です。ある期間の値動きは、上の図のようなローソク足と呼ばれる図形で表されます。

始値よりも終値の方が高い場合は株価の上昇を表す「陽線」となり、反対に終値の方が低くなった場合は株価の下落を表す「陰線」となります。例えば、上記のローソク足は始値より終値が高いため、陽線です。陽線と陰線は色分けされて表示されます。

上のチャートのように始値と終値の関係を、色で表現したローソク足が並ぶことで、視覚的に相場の勢いを読み取れるわけです。

スイングトレードにおいては2日~3日、3ヵ月など、さまざまなトレード手法や保有期間があるため、移動平均線と終値を組み合わせて活用することで細かな出来高の確認や大きなトレンドの把握、損切りと利益確定のポイント設定を行うことが可能です。

一目均衡表(いちもくきんこうひょう)

引用元:みんなのFX
(引用元:みんなのFX)

一目均衡表は「取引に参加する売りの勢力と買いの勢力のバランスが崩れた方向に相場が動く」という考えに基づいて考案された分析手法です。1936年に日本人の細田悟一氏によって、作られました。

一目均衡表は、ローソク足とともに5本の線を描くことで作られます。5本の線の計算式は以下の通りです。

5本の線の計算式
  1. 基準線=(当日を含めた過去26日間の最高値+最安値)÷2
  2. 転換線=(当日を含めた過去9日間の最高値+最安値)÷2
  3. 先行スパン1=(転換値÷基準値)を26日先行させて表示
  4. 先行スパン2=(当日を含めた過去52日間の最高値+最安値)÷2を26日先行させて表示
  5. 遅行線=当日の終値を26日遅行させて表示

基準線と転換線を用いる場合、基本的には移動平均線と同様の使い方をします。例えば基準線が上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンド、ローソク足が基準線の上側にあれば強い相場、下側にあれば弱い相場と判断するといった具合です。

また、基準線が上向きの状態で転換線が基準線の下から上に抜けるゴールデンクロスを「好転」といい、買いシグナルになります。逆に基準線が下向きの状態で転換線が基準線の上から下に抜けるデッドクロスを「逆転」といい、これは売りシグナルです。

なお、先行スパン1と先行スパン2の間に挟まれた領域を「雲」(抵抗体)と呼び、抵抗線になったり支持線になったりします。この雲とローソク足の位置を見るだけで相場の動向をチェックすることが可能です。例えば、ローソク足が雲の上にあれば強い相場、下方にあれば弱い相場と判断します。

さらに、遅行線は売り買いのタイミングを計る場合に見ます。遅行線がローソク足を上回った状態を「好転」といい買いシグナル、下回った場合を「逆転」といい、これは売りシグナルです。

一般的なテクニカル指標が価格を主軸に置いているのに対し、一目均衡表は時間分析を主体とする点で異なります。そのため、一目均衡表は取引のタイミングを見計らうのに有効なテクニカル指標です。

線が多く複雑な印象を受けるものの、世界中の投資家から支持を集めています。特に、スイングトレードのように、数日から数週間単位で取引する際に相性が良い指標です。

一目均衡表は、エクセルに5本の線と雲のデータを入れ、チャートを描くことで作成できます。また、例えば岡三証券提供の「岡さんRSS」など、証券会社提供のツールを用いて作成する方法もあります。

水平線

引用元:マネフルFX
(引用元:マネフルFX)

水平線は、名前の通りチャートに引かれる水平な線(横線)であり、価格を示すラインです。チャート上にある高値と安値を結ぶことで、投資家が意識している価格帯を見抜くことができます。

水平線には、大きく分けて以下の2つがあります。

水平線の特徴
  1. レジスタンスライン(抵抗線)・・・・・・過去の株価の上値同士を結んだ水平線
  2. サポートライン(支持線)・・・・・・過去の株価の下値同士を結んだ水平線

例えば、レジスタンスライン近くまで値上がりすると、売りが増えて上値が伸び悩む傾向にあり、この位置から下げ始めるパターンが少なくありません。そのため、レジスタンスラインは上値抵抗線ともいうのです。ただし、抵抗線を抜けて上昇した場合は一段の上昇が期待できます。

また、サポートライン近くまで値下がりすると、買いが増えて下げ渋る傾向があり、この位置から反転するパターンが多く見られます。サポートラインを抜けて下落した場合は下げが加速することもあるので注意しなければなりません。

水平線付近の価格帯は多くの投資家が意識しているため、損切りや新規注文が集中しやすい傾向にあります。そのため、水平線は、スイングトレードをはじめとするさまざまな取引手法に活用できる分析方法です。

ストキャスティクス

ストキャスティクスとは、現在の相場が「売られすぎ」なのか「買われすぎ」なのかを判断する指標です。株価の一定期間の変動幅と終値の関係から、相場の相対的な強弱の勢いを示します。

引用元:auじぶん銀行
(引用元:auじぶん銀行)

チャートはインジケータライン=「%K」(Fast)と、シグナルライン=「%D」(Slow)の2本の線で表され、数値は0%から100%の範囲で推移します。%Kラインは相場に対して敏感に動き、%Dは%Kラインよりも動きは遅いですが、より重視されているのは%Dラインです。

一般的に、20~30%で売られすぎ、70~80%で買われすぎと判断されますが、相場の勢いが強い場合は20%、あるいは80%を突破することもあるので一概には言えません

ストキャスティクスでは2本の線を用いて明確に売買シグナル(売買のタイミングを知らせる合図のこと)が出るので、判断がしやすい指標だと言えるでしょう。

例えば、%Kが%Dを上から下にクロスした場合は売りシグナル、下から上にクロスした場合は買いシグナル、といった具合です。

そのため、ストキャスティクスはスイングトレードにおいても、売買のタイミングを見計らう際の心強いテクニカル指標です。ただし、頻繁に売買シグナルが出るため、他のテクニカル分析を併用することをおすすめします。

RSI

RSIは相場の「買われすぎ」と「売られすぎ」を判断するテクニカル指標です。売買のバランスを分析するため、ストキャスティクスと似たテクニカル指標と言えます。

ストキャスティクスが2本の線を用いて明確に売買シグナルを出すのに対し、RSIでは売りゾーン・買いゾーンで判断するため、売買を判断する幅が広い点が特徴です。

RSIは、過去一定期間の上げ幅(前日比)の合計を、同じ期間の上げ幅の合計と下げ幅の合計を足した数字で割り、100を掛けて算出できます。そのため、売られすぎ・買われすぎの判断には使えますが、いくら値上がり、または値下がりなのかはRSIでは判断できません

また、RSIの数値は、50%を中心として0~100%の範囲で推移します。例えば、上昇局面に入ると数値が50%以上で推移し、下降局面に入ると50%以下で推移する仕組みです。一般的に70~80%だと買われすぎ、20~30%以下で売られすぎと判断されます。

引用元:マネックス証券
(引用元:マネックス証券)

上のチャートからも、RSIが70%以上、あるいは30%以下になったタイミングで相場が大きく反転していることがわかります。

RSIは1本のラインで表される非常にわかりやすい指標です。スイングトレードで取引する際に、相場の方向性を読む手掛かりになるでしょう。

なお、RSIは、逆張りのシグナルを見極める際にも利用できます。逆張りとは、相場が反対方向に動くことを予想して、相場の方向とは反対にポジションを持つ取引手法です。

ただし、買われすぎに見えてもさらに上昇するケースや、売られすぎに見えてもさらに下降するケースもあります。そのため、買いゾーン・売りゾーンのトレンドの強さを見極めることが大切です。

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スイングトレードにおいて銘柄を選ぶ5つのポイント

スイングトレードをする上で、銘柄を選ぶときにはどのような点に気をつければ良いのでしょうか?ここでは、銘柄を選ぶ5つのポイントについて紹介します。

スイングトレードにおいて銘柄を選ぶ5つのポイント
  1. 流動性の高い銘柄を選ぶ
  2. 投資スタイルに合わせて銘柄を選ぶ
  3. 銘柄数は3〜5つに絞る
  4. 上昇トレンドを見て銘柄を選ぶ
  5. インデックスと異なる値動きをしている銘柄は狙い目

それぞれ詳しく見ていきましょう。

流動性の高い銘柄を選ぶ

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流動性が高い銘柄を選ぶ理由は、好きなタイミングで好きなだけ売買できるからです。流動性が低い場合、売買する際に取引できる株数が制限される可能性があります。その場合、自分が買いたい価格や売りたい価格で取引できなくなるため、取引上不利になります。

このような事態を避けるためにも、銘柄の流動性には注意しましょう。流動性が高い銘柄は、取引量が多く信頼度が高い傾向があります。流動性が高い銘柄を選ぶためには、出来高ランキング30位以内に入っている銘柄を選ぶのがおすすめです。

スイングトレード向きの構成銘柄は以下の2つが挙げられます。

スイングトレード向きの構成銘柄
  1. TOPIX100
  2. TOPIX Core30

この2銘柄は時価総額が高い上に信用も担保されているため、おすすめの銘柄です。

投資スタイルに合わせて銘柄を選ぶ

スイングトレードは最大数週間ポジションを保有するため、普段忙しくてチャートをこまめにチェックする時間がない方でも、取引しやすい手法です。

スイングトレードのメリットとしては、取引回数が少なく手数料を抑えられるため、デイトレードよりも利益効率が高いことがあげられます。

しかし、大きな値幅を狙える分、1回の取引のリスクが大きいという弱点があります。デイトレードと比較して、取引1回あたりのポジションの保有時間が長いため、リスクコントロールには特に注意しましょう。

銘柄数は3〜5つに絞る

スイングトレードで取引する場合は、3~5つの銘柄に絞るのがおすすめです。投資スタイルや資金量によって銘柄数は異なるものの、投資金額の分散度合いを考慮すると3~5つが適切なラインと言えます。

スイングトレードで取引する場合は、チャートの動きを常時チェックする必要はないものの、ある程度の値動きは把握しておく必要があります。投資する銘柄数を絞る理由は、多くの銘柄に手を出しすぎると、管理しきれないからです。

銘柄を選定する際は、証券会社が提供するスクリーニングツールを使用しましょう。ご自身に合った銘柄を効率的に見つけられます。スイングトレードの場合はテクニカル分析が必要になるため、テクニカル指標を重視して銘柄を選定すると良いでしょう。

上昇トレンドを見て銘柄を選ぶ

チャートを見て上昇トレンドになっている銘柄を選ぶと、取引の勝率を上げることにつながります。具体的には、以下の点に着目して銘柄を選ぶと良いでしょう。

銘柄を選ぶ観点
  1. 25日移動平均線が上向き
  2. 株価が25日移動平均線よりも上にある

この2つの条件を満たした銘柄を選択することで、成長する銘柄を選択できる可能性が高まります。もちろん、確実に成長する銘柄を当てることはできませんが、目利きの判断基準として十分に利用できます。スイングトレードで利益を上げるためには、中長期的な目線で成長性がある銘柄を、見極めることが大切です。

インデックスと異なる値動きをしている銘柄は狙い目

インデックスとは、日経平均株価・TOPIXなどの市場の目安になる銘柄群のことです。インデックスと異なる値動きをしている銘柄は、後々インデックスに沿うように値動きをする場合が多くあります。

なぜなら、インデックスは市場の流れを代表する指標であるため、個別銘柄は多かれ少なかれインデックスの影響を受けているからです。何らかの要因でインデックスから離れた動きをしていても、後になって値動きが修正される可能性が高いです。

そのため、インデックスからずれている銘柄は、近い未来の値動きの方向が比較的読みやすくなります。スイングトレードで株式取引をするのであれば、インデックスとの差異に目を向けると、掘り出し物の銘柄が見つけられるでしょう。

スイングトレードに向いている証券会社の特徴

取引を始めるのであれば、スイングトレードに向いている証券会社で投資デビューをしましょう。ここでは、スイングトレードに向いている証券会社の特徴を3つ紹介します。

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スイングトレードに向いている証券会社の特徴
  1. 取引ツールの機能が高い
  2. 指値注文や逆指値注文などリスク管理に長けた注文方法に対応している
  3. 手数料が低い

スイングトレードの特徴に合ったサービスで取引することで、快適なトレード環境が整います。

取引ツールの機能が高い

スイングトレードで利益を出すためには、テクニカル分析が必須です。そのため、複雑な分析に対応できる取引ツールを提供している証券会社で、取引することをおすすめします。

高度なテクニカル分析をするためには、テクニカル指標を複数表示させます。複数の指標を表示するとチャート画面上が煩雑になるため、チャートが見やすく工夫されている取引ツールは便利です。

また、操作面でも直感的に理解できるようなデザインの取引ツールは使いやすいです。機能が高い取引ツールをまとめると、以下の3点に集約されます。

機能が高い取引ツールの特徴
  1. テクニカル分析の指標や機能が豊富
  2. 見やすいチャート画面
  3. 直感的に操作できるデザイン

以上の項目に当てはまる取引ツールは、スイングトレードの取引をする際に使いやすいでしょう。

指値注文や逆指値注文などリスク管理に長けた注文方法に対応している

スイングトレードをする上でリスク管理は欠かせません。リスクを管理するには、指値注文や逆指値注文などの予約注文を活用しましょう。

指値注文と逆指値注文
  1. 指値注文・・・・・・利益確定する価格を予約しておく注文方法
  2. 逆指値注文・・・・・・損切りする価格を予約しておく注文方法

例えば、買いポジションを持っている場合、現在のレートよりも上昇しているタイミングで売れば利益が残ります。反対に下落しているタイミングで売ると、損失が確定します。

スイングトレードは1日中相場を監視する取引手法ではありません。そのため、価格が大きく変動したときに、自動で資産を守るための予約注文を活用する必要があります。

引用元:SBI FXトレード
(引用元:SBI FXトレード)

だからこそ、指値注文と逆指値注文を利用しない手はありません。これら2つの予約注文のメリットは、チャートを監視していなくても自動的に約定してくれる点です。

相場を見ていないときに大幅な下落が起きても、逆指値注文を入れておけば損失額を抑えられます。スイングトレードのように画面に張り付かずに取引する取引の場合、逆指値注文によるリスクヘッジは欠かせません。

手数料が低い

取引手数料が小さな証券会社を利用することで、株取引にかかるコストを削減できます。スイングトレードはスキャルピングなどと比較すると取引回数が少ないものの、長期投資よりは回数が多いです。

手数料を安く抑えるためには、1日の約定代金で手数料が決まるプランを利用すると良いでしょう。投資を始めたばかりの段階では取引額が大きくならないため、約定代金も小さくなる傾向があります。スイングトレードで株式投資を始めることを検討している方は、取引回数ではなく約定代金で手数料が決まるプランを選ぶのがおすすめです。

スイングトレードにおすすめ証券会社5選

スイングトレードで取引を始める方に、おすすめの証券会社を5社紹介します。

スイングトレードにおすすめ証券会社5選
  1. 楽天証券
  2. SBI証券
  3. 松井証券
  4. マネックス証券
  5. auカブコム証券

いずれの証券会社も信頼がおけるため、投資を始める場合はここで紹介する5社の中から検討することをおすすめします。

楽天証券

楽天証券の特徴

楽天証券は、多くの投資家から人気を集めている証券会社です。公式サイトによると、楽天証券には以下のような特徴があります。

楽天証券の特徴
  1. 総合口座開設数は700万口座
  2. 75%の人が投資未経験者
  3. 30代~40代が約半数

特に、年齢層が30代~40代の方に人気がある点も魅力の1つです。

引用元:楽天証券
(引用元:楽天証券)

楽天証券は子育て世代に人気のある証券会社と言えるでしょう。

楽天証券のおすすめポイント

楽天証券は手数料の安さとツールが充実している点が大きな魅力です。「いちにち定額コース」を利用することで手数料は以下のようになります。

1日の約定代金 取引手数料(税込み)
100万円まで 0円
200万円まで 2,200円
300万円まで 3,300円
引用元:楽天証券

100万円以下の約定代金であれば、取引手数料は無料です。初心者トレーダーに優しい料金設計となっています。

また、取引ツールが充実しており、パソコン版で6種類・スマートフォン版で4種類の取引ツールが準備されています。

パソコン版 スマートフォン/タブレット版
・マーケットスピード II
・マーケットスピード
・マーケットスピード for Mac
・マーケットスピード II RSS
・マーケットスピードFX
・楽天MT4
・iSPEED
・iSPEED for iPad
・iSPEED FX
・iSPEED 先物OP
引用元:楽天証券

株取引だけでなく、FXなど他の先物取引にも活用できるため、楽天証券は汎用性の高いFX口座と言えるでしょう。

SBI証券

SBI証券の特徴

SBI証券は、オンライン専業の証券会社です。日本を代表するネット証券会社です。2020年の4月には、国内最王手に君臨していた野村證券の口座開設数を上回る571万口座を記録しました。

ユーザーからの人気度も高く、初心者から経験者まで幅広い層が利用している証券会社です。多くの人から選ばれるのは、魅力的なサービスを提供している証券会社であることの証拠と言えます。

SBI証券のおすすめポイント

SBI証券は売買手数料が1日の約定代金が100万円以内であれば無料です。初心者の方であれば、1日100万円以上の大金を取引する機会は少ないでしょう。そのため、取引手数料をかけずに株式取引に参加できます。

また、SBI証券はつみたてNISA 対象商品の取り扱い数が充実しています。「投信マイレージ」と呼ばれるポイント制度も魅力の1つです。「投信マイレージ」は、投資信託の保有額に応じて、毎月Tポイントがもらえる特典です。

そのため、Tポイントを利用していて「つみたてNISA」をお考えの方は、SBI証券を利用すると良いでしょう。SBI証券は、さまざまな投資商品がそろっている証券会社であるため、スイングトレードのみならず、他の投資に挑戦したい方にもおすすめです。

松井証券

松井証券の特徴

松井証券は大正7年に創業開始した、100年以上の歴史を誇る証券会社です。老舗でありながら、当時は革新的だったインターネット取引を日本で始めて導入し、日本の証券会社をけん引してきました。

手数料の安さはもちろんのこと、トレードツールやアプリの使いやすさにも定評がある証券会社です。

松井証券のおすすめポイント

松井証券では、1日の約定代金が50万円までは取引手数料が無料です。楽天証券やSBI証券と比較すると、無料になる金額の範囲は狭いものの、初心者トレーダーであれば申し分ない水準と言えます。

また、松井証券の「株touch」はスマートフォン専用の取引アプリで、海外指数が14種類と豊富です。表示可能な海外指数の一部は以下の通りです。

表示可能な海外指数の代表例
  1. NYダウ
  2. NASAQ
  3. S&P500
  4. DAX指数 など

それに加えて操作性が高く、トップページの「スピード注文」ボタンでサクサク発注でき、直感的に使いこなせるアプリです。

マネックス証券

マネックス証券の特徴

マネックス証券は、大手のネット証券会社であり216万口座を獲得しています。約5.2兆円の預かり残高があり、東京スカイツリー117本分の建設費に相当する金額です。投資未経験者はもちろん、経験者からも人気の証券会社で、投資経験者は約67%を占めます。

ワン株と呼ばれる単元未満株の取り扱いがあるため、コストを抑えて投資に取り組めます。また「マネックスアドバイザー」によるサポートによって、世界中の資産に分散投資が可能です。

マネックス証券のおすすめポイント

1株単位の取引において、買付時の手数料が無料です。それに加え、手数料無料の対象銘柄は限定されておらず、東証・名証に上場している全ての銘柄において、買付時の手数料が無料であるため、取引しやすい環境がそろっています。

売却時の手数料は約定代金の0.55%となっており、その他の証券会社と比較しても引けをとりません。また「マネックストレーダー」と呼ばれる高機能取引ツールを無料で提供しています。株式投資をする際に求められる、ほぼ全ての操作を可能にする画期的なツールです。

マネックストレーダーでできること
  1. 株のエントリー注文
  2. 決済注文
  3. 経済指標や要人発言などのニュース閲覧
  4. チャート分析

全ての操作を「マネックストレーダー」で対応できるため、まさにオールインワンツールと言えるでしょう。入門者向けの「株式TradingOne」などの機能も含まれるため、初心者の方でも安心して利用できます。

auカブコム証券

auカブコム証券の特徴

2019年12月にKDDIと三菱UFJフィナンシャル・グループのネット証券として、カブドットコム証券がauカブコム証券として新たに生まれ変わりました。

サポート体制が充実しているため、初心者であっても安心して投資を始められます。また、多種多様なツールを使用できるため、スイングトレードなどの取引スタイルに合った取引環境が手に入るでしょう。

auカブコム証券のおすすめポイント

auカブコム証券は手数料の安さがおすすめポイントです。手数料コースは「ワンショット手数料」と「1日定額手数料」の2つあります。

初心者の方は「1日定額手数料」のコースを選択しましょう。なぜなら、1日の約定代金が100万円以下であれば手数料が無料になるからです。取引手数料をかけずに取引経験を積めるため、大変おすすめです。

また、株式取引の手数料が割引される各種コースが提供されています。

割引サービス 対象
シニア割引 50歳以上の方
NISA割 NISA口座を開設している方
auで株式割 auユーザーの方
au割+KDDI株保有割り auカブコムでKDDI株を保有している方

ご自身が対象に当てはまっていれば、お得な割引を受けられます。上手に割引サービスを利用して、お得に株取引を始めましょう。

スイングトレードで活用できるツール/インジケーターの紹介

証券口座を開設すると、各証券会社が提供している高機能なトレーディングツールを利用できます。ここでは、スイングトレードで活用できる2つのツールについて解説します。

スイングトレードで活用できる2つのツール
  1. SBI証券「HYPER SBI」
  2. 楽天証券「MARKET SPEEDⅡ」

ぜひ参考にしてみてください。

SBI証券「HYPER SBI」

引用元:SBI証券・HYPER SBI
(引用元:SBI証券・HYPER SBI)

SBI証券が提供する「HYPER SBI」は、高度なチャート分析機能と直感的な操作を実現した取引ツールです。無料で利用できるため、SBI証券で取引する際はぜひご利用ください。

  1. ドラッグ&ドロップで注文完了
引用元:SBI証券・HYPER SBI
(引用元:SBI証券・HYPER SBI)

板情報画面で数字をドラッグ&ドロップするだけで、発注や注文の訂正などの操作が可能です。「HYPER SBI」は、秒単位で取引するトレーダーに向けて開発された発注機能です。

  1. 投資情報が一目で確認できる

取引に必要な投資情報を、瞬時に確認できる機能を搭載しています。投資情報を表示するだけでなく、株価の変動を教えてくれるアラート機能なども搭載されています。情報が大切となる株式取引において、情報のアクセスの良さは重要な要素です。

  1. 20銘柄を1度に表示

保有している証券やお気に入り銘柄のチャートを最大20銘柄まで、一気に表示できます。

表示形式は「1行表示」「コンビ」「タイル大」の3つから選べるため、目的に応じた形式にすることで、銘柄の比較がはかどるでしょう。

引用元:SBI証券・HYPER SBI
(引用元:SBI証券・HYPER SBI)
  1. ワンクリックで注文可能

「売り」「買い」をワンクリックで注文できる機能が備え付けられています。ワンクリックで発注できるため、ドラッグ&ドロップで注文する形式よりも、操作が簡略化されています。特に、狙った価格で瞬時に発注したい場合に便利な機能です。

楽天証券「MARKET SPEEDⅡ」

楽天証券で取引するのであれば、ツールは「MARKET SPEEDⅡ」がおすすめです。自動発注機能など、プロの投資家が利用している機能が搭載されているため、株取引の選択肢が広がります。

  • アルゴ注文

    アルゴ注文とは、投資のプロが利用している特殊な注文機能です。自動売買システムであるため、チャート画面の前に張り付いてなくても、取引条件を設定しておけば自動で取引をしてくれます。

    アルゴ注文には5種類の注文方法が搭載されています。
注文方法 効果
アイスバーグ注文 大口注文を小分けにして発注する。
スナイパー注文 指定した価格になった瞬間に発注する。
トレイリング注文 損切りと利食いのルールを設定する。
リザーブ注文 最大30営業日先の株価や日時を予約して発注する。
リンク注文 最大で10個の自動注文を自動で登録できる。
引用元:MARKET SPEEDⅡ

自動売買を使いこなせるようになれば、取引の幅が広がります。5つの自動売買機能が搭載されたアルゴ注文を利用しない手はないでしょう。

  • 銘柄情報やマーケット情報を1画面表示

    投資判断に必要な情報を1画面に表示できるため、情報へのアクセスがとりやすいです。株式取引は情報戦であるため、情報の一覧性にこだわって設計されています。

    投資情報はもちろん、発注から管理に至るまで1画面に集約されており、取引に集中できる環境を提供してくれます。
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スイングトレードをする6つのメリット

スイングトレードには、デイトレードやスキャルピングと違った魅力があります。ここでは、スイングトレードのメリットを6つ紹介します。

スイングトレード6つのメリット
  1. 画面に張り付く必要がない
  2. 中長期的な投資方法よりも成果が早い
  3. 株価の変動がなくても利益を出しやすい
  4. 少ない資金で大きな利益を出しやすい
  5. 短期的な値動きに振り回されない
  6. トレーダーのメンタルの影響を受けづらい

1つずつ解説していきます。

画面に張り付く必要がない

スイングトレードは短期売買の中でも、比較的ポジションの保有時間が長い取引手法です。そのため、デイトレードやスキャルピングほど、こまめにチャートをチェックする必要はありません。

ポジションの保有時間が短い場合、わずかな株価の値動きで取引するタイミングを逃してしまう可能性があります。そのため、スキャルピングなどは緊張感をもって画面と向き合わなければならない取引手法です。

その点、スイングトレードは視点が数週間におかれているため、数分から数時間単位の値動きに気を配る必要はありません。取引にかける時間が少なく済むことが、スイングトレードで取引をする魅力といえるでしょう。

中長期的な投資方法よりも成果が早い

取引の目線が数ヵ月から数年単位の中長期的な投資の場合は、ポジションを保有して放置することになるため、成果を実感しにくいという特徴があります。

一方、スイングトレードであれば数日から数週間で取引をするため、即金性が高く投資成果を実感しやすいです。成果を実感しやすいのは、デイトレードやスキャルピングなどの短期売買の魅力といえます。

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スイングトレードは、デイトレードやスキャルピングほど時間を拘束されないため、継続しやすいです。日中は仕事で忙しいものの、アクティブに株式投資を楽しみたい方はスイングトレードに挑戦してみると良いでしょう。

株価の変動がなくても利益を出しやすい

数ヵ月から数年単位の目線でポジションを持つ場合、株価の変動が大きく表れないことには、売買益を儲けられません。一方、スイングトレードをはじめとする短期での取引はわずかな値動きでも利益を出しやすいです。

なぜなら、取引の目線が短期であるため、わずかな株価の変動で利益確定をすることで、こまめに利幅を獲得できるからです。高止まりや下げ止まりの状態でも、テクニカル分析を駆使することで利益を得られます。

スイングトレードはデイトレードやスキャルピングほどではないものの、短期目線の取引手法です。投資機会を無駄にしたくない方は、スイングトレードのような短期目線の取引手法が向いています。

少ない資金で大きな利益を出しやすい

スイングトレードをはじめとする短期売買は、小さな価格変動を利益にできます。そのため、初期投資額が少なくても順当に利益を積み上げられます。

スイングトレードで利益を上げていく場合は、1回の取引で莫大な利益を狙うのはおすすめできません。勝てる可能性の高いタイミングにのみエントリーをすることが、利益を伸ばすコツです。

売買益によって手元資金が増えれば、1回の取引で得られる利益も多くなります。数日から数週間単位の値動きで利益をとれるため、市場の動向から影響を受けにくい点がスイングトレードの特徴です。

数十万円規模の小さな額での初期投資で株取引を始めてみたい方は、スイングトレードから始めてみると良いでしょう。

短期的な値動きに振り回されない

スイングトレードで取引する場合、数日から数週間スパンで発生するトレンドに乗ることで利益を上げる手法をとります。そのため、注目すべき時間足は、週足や日足・4時間足です。エントリータイミングを探るときは、1時間足を判断基準にすると良いでしょう。

ポジションの保有時間が短いスキャルピングの場合、数分単位の値動きにも反応する必要があります。一方、スイングトレードは、短期売買の中では長期目線であるため、数分単位の値動きは売買益に影響を及ぼしません。

短期間における相場の変動に一喜一憂しなくても良いのは、メンタル面においてメリットが大きいです。株式相場にメンタルを左右されたくない方は、スイングトレードで取引することをおすすめします。

トレーダーのメンタルの影響を受けづらい

スイングトレードは、ポジションを持ったあとは自動で決済をするように、指値注文を入れるのが一般的です。つまり、ポジションを保有したあとは放置できるため、精神面に与える影響が小さくなります。

デイトレードやスキャルピングでは、買い注文から決済まで手動で行う場合がほとんどです。この場合、ポジションを保有している間は相場を見つめざるをえないため、含み損や含み益がリアルタイムで分かります。

そのため、刻一刻と変化していく株価に対して平常心を保てず、当初予定していた投資判断を覆して感情的な取引をする可能性があります。このような投資判断が、結果的に悪手となる場合が多いです。

取引時にメンタルのバランスを崩すことを避けたいのであれば、相場との精神的な距離感を保てるスイングトレードが適しているでしょう。

スイングトレードをする4つのデメリット

スイングトレードは、日付を跨いで取引を続けることによるリスクもあります。ここでは、スイングトレードのデメリットを4つ紹介します。

スイングトレードのデメリット
  1. 時間外に株価の変動がある
  2. 損切りが難しい
  3. 手数料コストが高い
  4. レンジ相場との相性が悪い
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メリットと併せてご確認ください。

時間外に株価の変動がある

スイングトレードは、日本の市場が開いている時間帯以外に株価が変動する可能性があります。なぜなら、日本市場がしまっている時間帯でも、海外の市場は開いているからです。

スイングトレードはデイトレードやスキャルピングと異なり、日をまたいでポジションを保有する取引手法です。そのため、取引できない時間帯で起こる株価の変動に対するリスクを背負う必要があります。

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対策として、為替や株価に関する情報はすぐに手に入る環境を整えておくと良いでしょう。また、要人の発言や経済指標が発表されるタイミングなど、大きな値動きが予想されるタイミングでは、あらかじめポジションを手放しておくのも賢い選択です。

損切りが難しい

スイングトレードは短期売買の中でも比較的長期間ポジションを保有する取引手法です。そのため、損切りをする際の精神的な負担が大きくなりがちです。なぜなら、利益が出ることを期待して持ち続けていたポジションを損切りすることは、保有していた時間が無駄になってしまうからです。

例えば、2週間前にエントリーしたポジションが、いよいよ利益確定するというタイミングになって、株価が急に下落し含み損を抱えたとします。その場合、多くの人は株価が回復することを願ってポジションを持ち続けてしまう傾向があります。

損切りせずに保有し続けていると、含み損がさらに膨らむ可能性があるため、傷が浅いうちに損切りしましょう。損切りは、市場取引における永遠の課題です。メンタルをコントロールしつつ適切なタイミングで損切ることが大切です。

手数料コストが高い

スイングトレードはスキャルピングなどと比較すれば取引回数が少ないため、取引手数料は安く抑えられます。しかし、ポジションを数年間保有する長期取引と比較すると手数料は高くなるのが現実です。

2週間に1度のペースで売買をくりかえしたとしても、年で24回分の取引手数料を支払う必要があります。一方で、1日あたりの約定代金が少額であれば、取引手数料が無料の証券会社はたくさんあるでしょう。

実際に、1日の約定代金が100万円以下であれば、手数料無料のプランを提供している証券会社は数多くあります。例えば、以下の会社は1日あたりの約定代金が100万円以下で、手数料が無料です。

手数料が無料の証券会社
  1. SBI証券
  2. 楽天証券
  3. auカブコム
  4. GMOクリック証券
  5. SBIネオトレード証券 など

これから投資を始める方であれば、1日100万円以内に抑えてスイングトレードに挑戦してみましょう。

レンジ相場との相性が悪い

引用元:OANDA公式HP
(引用元:OANDA公式HP)

レンジ相場とは、一定の価格帯を行ったり来たりする相場を指します。相場に方向性が無いため、スイングトレードはレンジ相場には向いていません。

レンジ相場の場合は、ポジションを保有していても含み益と含み損をくりかえすだけになってしまうため、スイングトレードで勝負するには分が悪い相場環境といえます。

一方、スイングトレードと相性が良い相場は、値動きが一方向に偏っているトレンド相場です。トレンド相場の方向性を正しく読めれば、ポジションを保有するだけで順当に含み益が蓄積されます。

スイングトレードで取引するのであれば、レンジ相場で戦わないようにしましょう。そのためには、トレンド相場とレンジ相場を見極める技術が必要です。

スイングトレードはどういう人におすすめか?

短期売買には、スイングトレード・デイトレード・スキャルピングの3種類がありますが、その中でもスイングトレードはどういった人におすすめの投資手法なのでしょうか?

ここでは、スイングトレードに向いている人の特徴を紹介します。

スイングトレードに向いている人の特徴
  1. 時間がない人
  2. 細かい企業分析をするのが苦手な人

向いている人の特徴に当てはまる方は、スイングトレードに挑戦してみることをおすすめします。

時間がない人

スイングトレードで取引する場合、チャートを確認するのは1日数回で充分です。短期売買手法でありながら、チャートに張り付く必要がないのはスイングトレードの魅力と言えます。そのため日中は仕事で忙しく、株式相場の分析に時間を割けない方にスイングトレードはおすすめです。

スキャルピングやデイトレードであれば、1日数時間を相場分析にあてる人も多いです。一方、スイングトレードは自由な時間を確保できるため、時間の面で魅力のある投資手法と言えるでしょう。

細かい企業分析をするのが苦手な人

スイングトレードで取引をする場合、詳細な企業分析は必要ありません。なぜなら、上昇相場をテクニカル分析で見極められれば、利益を獲得できるチャンスがあるからです。

テクニカル分析は、チャートの形状のパターンによって将来の値動きを分析する手法です。スイングトレードで取引するのであれば、欠かせない技術となります。

一方、長期トレードのように数年単位でポジションを保有する場合は、企業の成長性を分析した上で銘柄を選ばなければ、大きな損失を被る可能性があります。そのため、企業分析が苦手な方は短期売買がおすすめです。

スイングトレードを始めるために必要な準備

実際にスイングトレードを始める際には、どのような手続きが必要になるのでしょうか?投資を始める際の手順を詳しく見ていきましょう。

投資を始める際の手順
  1. 口座開設
  2. 数十万円程度の資金
  3. 注文方法を覚える
  4. 銘柄を選定する
  5. 注文を出す
  6. リスク管理の心構え

口座開設

株式投資を始める際の第一歩は、証券会社で口座を開設することです。口座開設手順は証券会社によって若干異なるものの、それほど難しくはありません。口座開設に必要となる書類は以下の通りです。

口座開設に必要となる書類
  1. マイナンバーカード
  2. 通知カードと運転免許証(マイナンバーカードがない場合)
  3. 振込先金融機関の口座番号

また、現在ほとんどの証券会社が、スマホ1つで口座開設の申し込みができます。スマホで手続きをすることで、必要書類を郵送する手間が省け、口座開設までの手続きがスピーディーに完結します。

手間や口座開設までの時間を省略したい方は、スマホで口座開設の手続きを進めると良いでしょう。

数十万円程度の資金

スイングトレードで取引を始めるのであれば、最低でも10万円程度の資金を準備しておきましょう。なぜなら、100株~1,000株単位で取引しないと、まとまった売買益を見込めないからです。

1株1,000円の銘柄が1,010円に値上がりした場合を、シミュレーションしてみましょう。

購入金額 売買益
1株 1,000円 10円
100株 10万円 1,000円
1,000株 100万円 1万円

上の表のように、1株購入した場合は株価が10円値上がりすると、わずか10円の売買益しか得られません。一方、100万円で1,000株購入すれば、10円値上がりするだけで1万円の売買益となります。

シミュレーションの結果から、1株単位で取引しても大した利益にならないことが分かります。初心者の方は、数十万円規模の取引から始めると良いでしょう。

注文方法を覚える

スイングトレードで取引する上で、注文方法を把握しておくことは重要です。特に予約注文の方法を知っておくことで、リスクヘッジを効かせた取引が可能になります。よく使われる予約注文は以下の通りです。

よく使われる予約注文
  1. 指値注文・・・・・・指定した価格で利益確定の発注をする
  2. 逆指値注文・・・・・・指定した価格で損切りの発注をする
  3. OCO注文・・・・・・指値と逆指値を同時に指定する

OCO注文は利益確定と損切りを同時に発注する方法です。

利益確定と損切りの両方のシナリオを同時に描けるため、リスクヘッジを効かせた自動取引が可能となります。予約注文を活用することで、画面を見張らなくても自動的に売買益を獲得できます。

銘柄を選定する

銘柄の選択は株取引をする上で重要な要素です。SBI証券のHYPER SBIの場合、銘柄検索の方法は以下の3通りです。

銘柄検索の方法
  1. 銘柄名や銘柄コードで検索する
  2. チャートの形状で検索する
  3. スクリーニングで検索する

スクリーニングでは、基本条件と詳細条件で絞って銘柄を選択できます。

基本条件 詳細条件
・市場
・規模
・採用指数
・業種
・企業スコア
・投資金額
・財務
・コンセンサス情報
・株価パフォーマンス
・テクニカル
・その他
引用元:SBI証券

詳細条件では100を超える項目から選択可能です。自分に合った銘柄をスクリーニングで探しましょう。

注文を出す

銘柄まで決まれば、いよいよ注文を出しましょう。テクニカル分析を駆使して、勝てる見込みのあるタイミングでエントリーすることが大切です。

スイングトレードにおいて、エントリーすべきタイミングは上昇トレンドが始まるときです。投資を始めたころはタイミングを見きわめるのが難しいものの、経験を積むことで優位性のある条件が見えてきます。

利益を安定させるには、エントリータイミングを厳選することが重要です。そのためにもテクニカル分析の腕を磨き、勝率の高いポイントで発注しましょう。

リスク管理の心構え

スイングトレードのみならず、全ての短期売買の手法においてリスク管理は必須です。特に、気を付けるべき点は以下の3つです。

短期売買の手法においてリスク観点
  1. 株取引は余裕資金で
  2. 損切りルールは守る
  3. 勝率と利幅のバランス

株取引をするためのお金を生活資金から出してはいけません。また、損切りをせずに含み損を放置した場合、取り返しのつかない損失を被る場合があるので注意しましょう。

勝率に意識をとられ過ぎると、勝率のわりに利益が出ていないという状況が生まれがちです。勝率だけでなく、損切りと利益確定の値幅のバランスをとるようにすることで、リスク管理が整った取引になります。

投資は、「当面使う予定がないお金」で行うのが基本です。
投資を始める際に大切なのは、「当面使う予定がないお金」を見極めることです。
もしも日々の生活に必要なお金や、数年のうちに使うことが決まっているお金を使って投資すると、 今の生活や将来の予定に影響が出てしまう可能性があります。

スイングトレードはこれから投資を始めてみたい方におすすめ

スイングトレードは、売買益で利益を得る手法であるため、投資効果を実感しやすい投資手法です。また、テクニカル分析の技術が成長すれば、期待できる利益額も大幅に増えるでしょう。

スキャルピングやデイトレードなどの他の短期売買と異なり、スイングトレードは株価チャートの前で長時間取引する必要はありません。

そのため、家事や育児で忙しい主婦の方でも手軽に始めやすい投資手法です。興味がある方は、本記事で紹介した5つの証券会社の中から口座開設を検討してみることをおすすめします。

スイングトレードについてよくあるQ&A

スイングトレードについて、よく寄せられる質問をまとめました。質問に対する回答も用意しているため、ご参考にしてください。

スイングトレードについてよくあるQ&A
  1. スイングトレードとは?
  2. スイングトレードのメリットは?
  3. スイングトレードのデメリットは?
  4. スイングトレードで重視するべき指標は?
  5. スイングトレードで銘柄を選ぶポイントは?
  6. スイングトレードの始め方は?
  7. スイングトレードに向いている証券会社の特徴は?

スイングトレードとは?

スイングトレードとは、短期売買の取引手法の1つです。短期売買には以下の3つがあります。

短期売買の種類
  1. スイングトレード
  2. デイトレード
  3. スキャルピング

スイングトレードは、3つの短期売買の中でもっともポジションの保有時間が長く、数日から数週間の間、ポジションを保有する取引手法です。

トレンド相場と相性がよく、相場の流れをつかめれば大きな売買益を期待できます。一方、レンジ相場とは相性が悪いため、トレンド相場とレンジ相場を見極める力が求められます。

スイングトレードのメリットは?

スイングトレードは以下のメリットが挙げられます。

スイングトレードのメリット
  1. 時間が割かなくても取り組める
  2. 短期的な値動きは気にしなくても良い
  3. 精神的に不安定になりにくい

一度ポジションを持ってしまえば、後は数週間単位で放置できるため、株取引のためにまとまった時間を準備する必要はありません

また、デイトレードやスキャルピングのように数分から数時間単位の値動きは気にしなくても良いため、精神的なダメージも小さいです。時間面とメンタル面において、メリットの大きい取引手法と言えます。

スイングトレードのデメリットは?

スイングトレードのデメリットとして代表的なものは、以下の2つです。

スイングトレードのデメリット
  1. 取引時間外の価格変動のリスクがある
  2. レンジ相場では儲けにくい

スイングトレードは日をまたいでポジションを保有するため、日本の株式市場が閉場している時間の価格変動に対するリスクが発生します。一方、スキャルピングやデイトレードはポジションを次の日に持ち越しません。

また、スイングトレードはトレンド相場に特化した取引手法であるため、レンジ相場では利益を出すのは難しいです。そのため、トレンド相場を見極めて勝負する必要があります。

スイングトレードで重視するべき指標は?

テクニカル分析の手法にもよるものの、以下の3つは重視すべき指標といえるでしょう。

スイングトレードで重視するべき指標
  1. 移動平均線
  2. 水平線
  3. トレンドライン

スイングトレードはトレンド相場で真価を発揮する取引手法であるため、相場の方向性を教えてくれる移動平均線は欠かせません

また、取引に参加しているトレーダーが意識している価格帯を見抜くには、水平線を正しくチャート上に引く技術が必須です。トレンドラインは、エントリーポイントやトレンドの終わりを見抜く際に活躍します。

以上3つの指標を使いこなせれば、スイングトレードで安定した利益を稼げるでしょう。

スイングトレードで銘柄を選ぶポイントは?

銘柄の選び方で特に意識すべき点は、流動性が高い銘柄を選ぶことです。流動性が低い銘柄の場合、取引に参加しているトレーダーが少ないため、売買したい価格で約定できない可能性があります。

流動性が高い銘柄を選ぶ際は、出来高ランキングで30位以内に入っている銘柄にすると良いでしょう。また、スイングトレードに向いている構成銘柄として、以下の2つが挙げられます。

スイングトレードに向いている構成銘柄
  1. TOPIX100
  2. TOPIX Core30

スイングトレードでは、出来る限り取引量の多い銘柄を選ぶようにしましょう。

スイングトレードの始め方は?

スイングトレードを始める際にするべきことは、証券会社に口座を開設することです。手続きはかんたんで、本人確認はマイナンバーカードだけで完結する証券会社がほとんどです。

また、スマホで口座開設手続きが完結する証券会社も増えており、郵送によるわずらわしい手続きも省けます。手軽に口座開設できるため、スイングトレードに興味がある方は、まずは口座開設から始めましょう。

スイングトレードに向いている証券会社の特徴は?

スイングトレード向きの証券会社の特徴として、予約注文に対応していることが挙げられます。スイングトレードは取引スタイルの性質上、株式チャートから目を離している時間が長いです。

そのため、相場の急変に対応できない可能性があります。万が一の事態に対応するために、損切りラインをあらかじめ設定できる「逆指値注文」ができる証券会社で取引すると良いでしょう。

逆指値以外にも利益確定の価格を設定できる指値注文や、指値と逆指値を組み合わせたOCO注文などをカバーしている証券会社は、スイングトレードに向いています

※本記事で記載の情報は、個別に記載のない限り、2022年1月25日時点でのものになります。証券会社等の口座開設やキャンペーン利用の際には、各社公式ホームページの最新情報をご確認ください。

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