時代劇アワー『必殺仕事人・激突!』

必殺仕事人 激突!
 
『必殺仕事人・激突!』
8/3(水)スタート! 毎週月~金曜 14:00~14:55


 
【解説】
 必殺シリーズは、昭和47年「必殺仕掛人」として始まった。以来29シリーズ15年余りにわたって異色の時代劇として注目を集めてきたが、昭和62年秋でレギュラーシリーズとしてはいったん幕を閉じた。その後は、年2、3回スペシャル版を放送、好評を得ていたが、根強い要望に応えて毎週1時間放送のレギュラーシリーズとして復活させることになった。
 新シリーズのレギュラー陣としては、中村主水役の藤田まことをはじめ、「必殺まっしぐら」('86)以来、平成3年のスペシャルまで“必殺”から離れていた三田村邦彦がおなじみの秀役で登場。スペシャルに数回登場し、千葉周作や平手造酒など剣豪を演じてきた滝田栄が、首切り役・山田朝右衛門として登場する。また梨園のプリンス中村橋之助が時計師の夢次として“必殺”に初登場。平成2年秋のスペシャルに出演した光本幸子が百化けお歌役で仕事人に加わる。
 また今シリーズでは、30シリーズ目にして初めて藤田まことが主題歌を歌う。タイトルは「月が笑ってらぁ」(作詞:荒木とよひさ/作曲:堀内孝雄)。また挿入歌「やさしくしないで」(作詞:たきのえいじ/作曲:堀内孝雄)を麻丘めぐみが歌う。ナレーターは徳光和夫。


【出演】
中村主水……(藤田まこと)
南町奉行所同心でありながら裏稼業に手を染めている。得物は刀。家では姑せんや、嫁りつに頭があがらず、奉行所でも「昼行燈」と呼ばれ、うだつがあがらないが、それは隠れ蓑。

……(三田村邦彦)
得物はかんざし。久しぶりに戻った江戸で仕事人仲間の未亡人さだの隣りで暮らす。

山田朝右衛門……(滝田栄)
本職は御様(おためし)御用首切役、即ち死刑執行人。法の裁けぬ悪を斬ろうと仕事人の仲間に入る。剣術の達人。

夢次………(中村橋之助)
初登場の仕事人。本職は時計師。得物はキセルと煙草入れに見せかけた火鉄砲。

お歌………(光本幸子)
仕事人の一人、別名百化けお歌。普段はおかめ、ヒョットコなど面を売り歩いたりしている。着物が道楽。

初瀬………(酒井和歌子)
大奥に仕える中臈だが、裏の顔は仕事人の元締。主水とのとぼけた問答が微苦笑をさそう。

中村せん………(菅井きん)
おなじみ主水の姑。婿いびりの腕は一層さえるが、跡取りができないのが悩み。

中村りつ………(白木万理)
主水の嫁。

さだ………(麻丘めぐみ)
仕事人狩りに襲われて命を落とした紋太の女房。娘みよとともに、長屋の秀の隣に住む。

同心成川………(目黒祐樹)
中村主水の同僚。奉行所で主水の話し相手になっているが、伝票や勤務の管理が細かく主水を困らせることもある。


【放送公開日】
1991年10月~/全21話
【制作】
松竹株式会社
【脚本】
吉田剛・中村勝行 ほか
【監督】
原田雄一・石原興 ほか