第103回全国高校サッカー選手権大会 千葉県大会 展望/試合結果

高校サッカー千葉県大会 生中継



  千葉県大会の展望  
 今年の選手権予選は、6月に1次、9月に2次予選を行い、プレミアリーグ、県リーグ1部、2部のチームを加えて43チームによる決勝トーナメントを迎える。規定により、プレミアリーグの流通経済大柏と市立船橋はベスト8、1部リーグの7チームは2回戦からの登場となる。また、先のインターハイ予選の結果をもとにシード校を決定した組み合わせとなっており、1回戦は10月5日よりスタートする。
優勝候補に挙げられるのは、プレミアリーグ所属の流経柏、市船だろう。インターハイ予選においても、この2チームによる決勝であったが、競り勝った市船は夏のインターハイでもベスト8にもなっている。DF岡部を中心に攻守に渡ってアグレッシブにゲームを進める力はここにきて凄みを増し、プレミアリーグでも勝ち点を上げ始めた。流経柏はインターハイ出場を逃したものの今シーズン、プレミアリーグでは好調を維持している。MF柚木、亀田を軸にしたハイインテンシティな攻撃型のチームの勢いは見ものである。今年も、この2チームをどのチームが脅かすかが楽しみである。
その筆頭に出てくるのが県1部リーグの7チームだろう。中でもリーグ首位を独走している日体大柏。GK早川、DF岡崎を中心とした堅い守備から、多彩な攻撃でゴールを狙うことができる。日体柏のベスト8入りを阻みにいくのは専修大松戸。FW伊藤、DF嶋澤らが楽しみながら勝つサッカーで周囲を魅了していく。そして今春関東大会に出場した習志野。DF安田を軸にした粘り強い守備でしぶとく勝ち進み、ベスト8で流経柏と対戦したいところだ。FW須堯、MF平川、DF小西の縦ラインが安定している八千代、攻守に渡り、粘り強く運動量のある東京学館浦安、パス、ドリブルをバランスよく織り交ぜながら相手を翻弄する中央学院、安定した力を発揮する暁星国際、これらのチームも優勝を狙える力を備えている。 2部リーグのチームからも目を離せない。関東大会予選、インターハイ予選ともにベスト4の東京学館は、インターハイ予選準決勝で市船を延長戦にまで追い込んでいる。攻守に渡り運動量を活かして一丸となる力は必見だ。また、習志野とともに関東大会に出場した検見川も、FW盛合、MF古澤を中心に粘り強い試合を展開していくだろう。現在2部リーグで上位に位置するのは木更津総合、千葉明徳。木更津総合はDF今海とGK新宅を中心に粘り強い守備からパワーとテクニカルを武器に仕掛ける。明徳はMF元木が攻守においてチームを支え、鋭いサイド攻撃を持ち味としている。
これらのチームを軸に千葉県の代表枠を争うことになると思われるが、3部以降に所属するチームも黙ってはいない。3部リーグで好調をキープしているのが柏南は、FW船津、 MF奥村らのスピード感ある攻撃で芝浦工大柏に勝ち、八千代と勝負したいところ。4部リーグからは、日大習志野、行徳、市立柏、船橋北、長生、千葉北がそれぞれ2部リーグのチームに挑む形になっており、下剋上を狙う。5部リーグからはFW須田中心でチームワークを活かしていきたい千城台、MF佐藤を中心に丁寧にパスを繋ぐ君津の2チームが勝ち上がってきている。
昨年度ベスト4となった拓大紅陵は、2部リーグで苦戦を強いられてはいるが、MF 飯野が攻守の核となり、ポゼッションベースのダイナミックなフットボールを展開する。その拓大紅陵と1回戦で対戦するのが茂原北陵、DF武田、FW伊原を軸にハードワークで対抗する。その他1回戦の好カードとなるのが、3部リーグどうしの対戦となる幕張総合と東海大市原望洋。リーグ戦では望洋が勝っているが、どのような展開になるか楽しみだ。 毎年、全国からも注目されている千葉県代表を決めるこの大会、約1か月間の熱い戦いを制するのはどのチームか?決勝戦は11月9日、フクダ電子アリーナで行われる。そして、千葉県代表になったチームには、ぜひ全国制覇してもらいたい。
(千葉県高体連サッカー専門部 副委員長 谷口新太郎)

千葉県大会トーナメント表
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試合結果

1回戦
10/5、6
2回戦
10/13
3回戦
10/19、20
準々決勝
10/26、/27
準決勝
11/3
決勝
11/9
10/5(土)
土気
小林
1 (0-0)
(1-1)
(0-1)
(0-0)
2 千葉敬愛
瀬戸・大川
木更津総合
粕谷②・坂本・中村・伊藤②・蔵重・鈴野②・安崎・鎗田・OG
12 (4-0)
(8-0)
0 長生
八千代松陰
菱田②・川上
3 (2-0)
(1-0)
0 千葉北
10/6(日)
翔凜
渡邉②・衛藤・柳・長山
5 (3-0)
(2-0)
1 日大習志野
須田
市原八幡
岡留・下村・金井
3 (1-3)
(2-0)
(0延前0)
(0延後0)
4PK5
3 千城台
平間・須田・星
君津 0 (0-3)
(0-1)
4 渋谷幕張
大城②・高部・沼田
行徳 0 (0-2)
(0-6)
8 千葉明徳
志村②・松本・桑江②・櫃本・元木②
市立柏
佐藤②・森下
3
(3-0)
(0-1)
1 千葉日大一
山本
検見川
有吉・盛合③・中嶋
5 (0-0)
(5-0)
0 東京学館船橋
東海大浦安 0 (0-0)
(0-0)
(0延前0)
(0延後0)
2PK4
0 千葉経済大附
国分
伊東②
2 (0-0)
(2-1)
1 麗澤
藤井
東京学館
田尻・宮田・宮野
3
(3-0)
(0-0)
0 船橋北
船橋芝山
中村・阪谷
2 (0-2)
(2-1)
3 白井
原田・舘・溝口
茂原北陵
伊原
1 (0-0)
(1-2)
2 拓殖大紅陵
石川・根本
東海大市原望洋
多田・丸山
2 (1-1)
(1-0)
1 幕張総合
河北
柏南
厚地・岩間・志鎌・OG
4 (3-0)
(1-1)
1 芝浦工大柏
村松
千葉黎明 0 (0-0)
(0-2)
2
敬愛学園
北島・鈴木
10/13(日)
翔凜
渡邉、柳③、荒木、長山②、村上、岡部、高島、安野、高島
12 (5-0)
(7-0)
0 千城台
渋谷幕張 0
(0-2)
(0-1)
3 千葉明徳
丹羽、服部、志村
中央学院
手塚、川村②、森川、木村、丹、小川、柳橋
8 (5-0)
(3-1)
1 市立柏
鈴木
検見川 0 (0-2)
(0-0)
2 東京学館浦安
寺井②
専修大松戸
山田、嶋澤、岡田②
4 (3-0)
(1-0)
0 千葉経済大附
国分 0 (0-1)
(0-4)
5 日体大柏
加藤、小泉、沼田、米崎、吉村
東京学館
鈴木
1 (1-0)
(0-1)
(0延前0)
(0延後0)
4PK5
1 千葉敬愛
菊地
白井 0 (0-0)
(0-1)
1 拓殖大紅陵
寳田
木更津総合 0 (0-1)
(0-0)
1 東海大市原望洋
金坂
柏南 0 (0-0)
(0-2)
2 八千代
秋元、須堯
習志野
飯田、小川
2 (2-0)
(0-1)
1 敬愛学園
山下
八千代松陰
安井②
2 (0-1)
(2-0)
1 暁星国際
10/19(土)
千葉敬愛
大川
1
(1-0)
(0-1)
(0延前0)
(0延後0)
1PK4
1
拓殖大紅陵
石井
習志野
市川
1
(0-0)
(0-0)
(1延前0)
(0延後0)
0 八千代松陰
10/20(日)
翔凜
柳、荒木
2 (1-0)
(1-2)
(0延前0)
(0延後0)
4PK3
2 千葉明徳
松本②
中央学院
木村②、安孫子
3 (0-0)
(3-0)
0 東京学館浦安
専修大松戸 0 (0-0)
(0-0)
(0延前0)
(0延後1)
1 日体大柏
小泉
東海大市原望洋 0 (0-0)
(0-2)
2 八千代
佐々木、平川
10/26(土)
拓殖大紅陵 0 (0-1)
(0-1)
2 八千代
須堯、高橋
習志野 0
(0-0)
(0-3)
3 流経大柏
粕谷、和田、柚木
10/27(日)
市立船橋
伊丹、仲野
2 (2-1)
(0-0)
1 翔凜
衛藤
中央学院
木村、手塚
2 (1-0)
(1-2)
(0延前1)
(0延後0)
3 日体大柏
小泉②、吉川
11/3(日)
市立船橋
伊丹
1 (0-1)
(1-0)
(0-0)
(0-0)
1PK3
1 日体大柏
小泉
八千代
平川
1 (1-2)
(0-1)
3 流経大柏
飯浜、佐藤、和田
11/9(土) ※地上波放送 
日体大柏
赤崎
1 (0-2)
(1-2)
4 流経大柏
奈須②、粕谷②




優秀選手


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