週末時代劇20『必殺仕置人』(終了)

必殺仕置人
 
『必殺仕置人』
毎週金曜~日曜 20:00~21:00

 
【解説】
 “必殺シリーズ”第2弾。
 この世の正義もアテにはならぬ俺が裁いて仕置する!仕掛人から仕置人へ。江戸の町からは“悪”はなくならない。むしろ、ますます権力、財力の世の中となっていく。そんな時代に“仕置人グループ”が誕生した。
 北町奉行の下級同心、中村主水(藤田まこと)は現代で言うサラリーマン課長補佐。腐敗した権力機構の中で、人並みの正義漢ではあったが、声高に悪を弾劾したり、上の者に逆らったりはしない。それほど若くもなかったし、そんなことをしたら一挙に葬りさられてしまう軽輩であった。
 しかし、どうしても許せぬ“悪”があった。「殺人強盗を働いた商人から巨額の金をまき上げて目をつぶっている奉行」「競争相手を殺してまで富を独占しようとする商人」たちである。
 法が罰しない悪を、彼は罰するようになる。彼と同調するのは、いずれも島帰りのアウトサイダーたち。天神長屋に住む念仏の鉄(山崎努)、棺桶の錠(沖雅也)、鉄砲玉のおきん(野川由美子)、おひろめの半次(津坂匡章)たち、そして牢につながれている天神の小六(高松英郎)であった。
 ある時には殺し、ある時は権力者を没落させる。またある時には、世の中に彼らの恥をさらし、痛烈な仕置をする。ゆがんだ世の中への反抗であり、被害者の恨みを晴らすものだ。江戸の人々は、彼らを“仕置人”と呼んだのであった。


【出演】
藤田まこと、山崎 努、沖 雅也、野川由美子、津坂匡章、菅井きん、白木万理、高松英郎 ほか

【放送公開日】
1973年4月~/全26話
【制作】
松竹株式会社
【脚本】
安倍徹郎、国弘威雄 ほか
【監督】
三隅研次、深作欣二 ほか