Rising Reysol!

毎月第4日曜 19:00~19:30

Rising Reysol! #185/ゲスト:大谷秀和選手

2018.08.26
J1第21節、22節をプレイバック! ゲスト:大谷秀和選手
 

 Jリーグも第24節を消化。柏レイソルは現在J1で11位です。8月25日の試合は、ホームでV・ファーレン長崎に5-1で快勝。この勢いでさらに勝ち点を積み重ねてほしいです。8月26日放送の柏レイソル応援番組『Rising Reysol!』の選手の素顔に迫るインタビューコーナー「from 日立台一丁目蹴球団」では、キャプテン・大谷秀和選手をゲストに招きました。大谷選手は、背番号7番のミッドフィルダー。柏一筋15年目の不動のキャプテンです。中々波に乗れない“いま”の柏を分析していただきました。

――今のチームの課題をどう分析していますが?
「同じ形での失点が多く、改善されていないです。90分通して試合の中のマネジメントをもっと出来るようにしたい。そんな点が上手くいっていないのが、現状の順位の原因だと思います」

――大谷選手は、SNSを通じてもっと自分たちが変わらないといけないと発信していました。その真意とは?
「やっぱりおとなしい選手が多いですね。言われたことに対して着実に向き合う選手が多く、それはそれで素晴らしいです。しかしサッカーには相手がいます。やりたいプレーができない時間は必ずあります。そんな時に出場メンバーが自分たちで考えてプレーするためにも、もっとコミュニケーションをとるべきですね」

――もっと自分たちの意見をぶつけ合うべきだと?
「そうですね。たとえば守備がうまくはまっていないなら、それに対して最終ラインを少し下げよう、逆にプレスを強くしようなどの要求や意見を出し合わないと、ハーフタイムまでの45分が勿体ないです」

――残りのシーズン、鍵となるのは?
「“しゃべる”。ピッチ上でのコミュニケーションをもっとしてほしい。今、小泉選手と手塚選手は中盤のポジションで、それぞれ特徴を出して、いいプレーをしています。しかし上手くいかないときに、あの二人が何かを変える動きをしてほしい。今はディフェンスに鎌田選手がいるので、後ろから声掛けをしてくれる人がいる。しかし小泉選手と手塚選手の前や横にいる選手に対しては、彼らが声掛けしないといけない。もともと二人とも、たくさんしゃべる選手ではないけど、ボランチの二人からもっと全体へのコミュニケーションを活性化させてほしい。大きくシステムを変えるのは監督の仕事。ピッチでの微調整は、90分の中で出場メンバーがやらないといけないことです」

――色紙に書いた言葉の真意を教えてください。
「“結果”。これにつきます。残留という目標もあるけど、結果を出して1つでも上の順位に行きたいです。内容も大事ですが、結果がついてこないと内容も意味が無くなってしまいます。結果にこだわりたいです」

――最後に、サポーターへのメッセージをお願いします。
「中々期待通りのシーズンになっていないですが、何とかホームでも残りの試合を全部勝つつもりで選手はプレーします。少しでも順位を上げてシーズンを終わりたいので、応援よろしくお願いします」

 先週末は、それまでの鬱憤を晴らすかのような勝利でした。主将が期待を寄せる手塚選手も直接フリーキックを決めるなど見事な活躍でした。先制点を献上しながら、逆転勝ちした勢いを次節に繋げてほしいですね。柏は次節、9月1日に横浜と対戦します。アウェーでの戦いですが、主将の力強いコメントの通り、勝利という結果に期待です。 (収録日:8月23日)