Rising Reysol!

毎月第4日曜 19:00~19:30

Rising Reysol! #179/ゲスト:江坂任選手

2018.02.25
ゲスト:江坂任選手
 

  先週末開幕したJリーグ2018シーズン。柏レイソルは、アウェーでべガルダ仙台との第1節を迎えましたが、惜しくも敗戦。次節からの巻き返しに期待が集まります。そんなレイソルですが、今シーズンは新戦力の顔ぶれが豊富です。冬の移籍市場を経て、加入した選手はなんと11名。そして今回柏レイソル応援番組『Rising Reysol!』の選手の素顔に迫るインタビューコーナー「from 日立台一丁目蹴球団」では、MCの西谷綾子が、期待の新戦力江坂任(あたる)選手に突撃しました。

 江坂選手は兵庫県出身の現在25歳。今季大宮アルディージャより柏レイソルに移籍し、柏では背番号10番を背負う選手です。江坂選手はACLプレーオフとちばぎんカップでは、好機を演出するもののノーゴール。しかし続くACL2018グループステージの全北現代モーターズとの一戦では、遂にレイソルでの初ゴールを決めました。そんな江坂選手にサッカーを始めたきっかけや、オフでの過ごし方を伺いました。
 
――サッカーを始めたきっかけを教えてください。
江坂選手「2つ下の弟と二人でやんちゃでしたので、親にスポーツをするよう勧められたのがきっかけですね。当時できるスポーツがサッカーしかなかったので(笑)。また当時サッカーはプロがあったので、サッカーを続けることを決めました」

【絶やさないライバル心】
 何事もそうですが、目標に向けてライバルの存在が自分を鼓舞してくれることがあります。江坂選手にもそんな存在が…。

江坂選手「小学校から一緒の“小川慶治朗”ですね。彼はヴィッセル神戸のユースからそのままプロになりましたが、僕はユースに上がれず関東の大学に進学しました。正直大学で試合に出られない時期もありましたし、何回も『プロは厳しいかな』と思いました。でも彼に負けたくなくて、諦めずにやれたというのもあるし、原動力になっていましたね」

――小川選手は江坂選手のこの思いはご存じなんですか?
江坂選手「彼がどう思っているか分からないですけど(笑)、僕がJ1のチームでプレーするようになってから、ゴール数や順位で毎年争っています。地元の元チームメイトや知り合いには、やっと同じ土俵に立てたなと言ってもらえて、そんな方たちにプロの世界で一緒に戦っている姿を見せられてよかったですね」
 
――レイソルから背番号10番としてオファーされた時は何を思いましたか?
「熱心に誘って頂いたので、有難かったです。それだけ期待されてましたし、背番号に見合った結果を出さないといけないと感じましたね」

――下平監督からはプレー面で何を求められていますか?
「トップ下として後ろと前のつなぎ役の部分と、もちろんゴールとアシストは求められていますので、ゴールに絡むプレーを一番出さないといけないと感じています」
 
――レイソルの公式イヤーブック2018に自分へのご褒美は買い物と書いていましたが、ACLでゴールを決めたご褒美は何か買いましたか?
江坂選手「試合に負けたので、ゴールは決めてもご褒美という気分にはならなかったですね。勝ちにつながるゴールやプレーが一番大事なので、やはり勝たないとダメだなと思います」

 インタビュー終盤、江坂選手に色紙に目標とサインを書いて頂きました。そこには「タイトル!!」の文字が……。昨シーズンの悔しい経験からこの目標に思いが詰まっています。

江坂選手「レイソルはタイトルをとれるチーム、とらないといけないチームだと思います。また昨シーズンの最終節、川崎フロンターレに目の前で優勝されて、やっぱりあそこに立ちたいなと更に強く感じましたので、そんな気持ちでこの言葉を書きました」

 優勝への強い決意を示してくれた江坂選手ですが、休みの日は「お笑い番組をみる」という穏やかな一面も……。また加入してから約3カ月ほどですが、チームメートとも積極的にコミュニケーションを図っていると語ってくれました。そして今週末はJ1第2節。横浜F・マリノスをホームの三協フロンテア柏スタジアムに迎える一戦です。今季初勝利をホームで達成してほしいと同時に、新加入の江坂選手の活躍でチームが勝つ姿を、黄色く染まったスタジアムでサポーターに見せてほしいですね。