ドラマ『イグアナの娘』

イグアナの娘

ドラマ『イグアナの娘』
10/4(月)スタート! 毎週月曜 19:00~20:00



【あらすじ】
娘を愛することが出来ない母親と母から愛されない娘・・・。
初めての娘・リカ(菅野美穂)の誕生に喜ぶ正則(草刈正雄)だが、妻・ゆりこ(川島なお美)は沈んでいた。ゆりこの目にはリカがイグアナにしか見えないのだ。やがて妹のまみ(榎本加奈子)が生まれ、ゆりこはちゃんと人間に見えるまみばかりを愛するようになる。そしてリカはひっそりと目立たない性格に…。ある日、「あの子はガラパゴスのイグアナなのよ」と叫ぶゆりこの声を偶然聞いてしまったリカは、鏡に映った自分の姿がイグアナに見えるようになってしまう…。
9年の月日が流れ、リカは17歳、まみは15歳に成長。同じ高校に通う二人だけれど…。


【出演】
菅野美穂、草刈正雄、川島なお美、榎本加奈子、岡田義徳、小嶺麗奈、佐藤仁美 ほか
【放送公開日】1996年4月15日~6月24日/全11話
【制作】
MMJ



      • 【あらすじ 第1話~第5話】▼

        • 第1話 のろわれた誕生

        •   初めての娘・リカ(菅野美穂)の誕生に喜ぶ正則(草刈正雄)だが、妻・ゆりこ(川島なお美)は沈んでいた。ゆりこの目にはリカがイグアナにしか見えないのだ。やがて妹のまみ(榎本加奈子)が生まれ、ゆりこはちゃんと人間に見えるまみばかりを愛するようになる。そしてリカはひっそりと目立たない性格に…。ある日、「あの子はガラパゴスのイグアナなのよ」と叫ぶゆりこの声を偶然聞いてしまったリカは、鏡に映った自分の姿がイグアナに見えるようになってしまう…。

        • 第2話 わたし死にたい…

        •  リカは進路相談表を落としてしまう。偶然それを拾い、リカが昇(岡田義徳)と同じ東都大学志望なのを知ったかをり(小嶺麗奈)はリカを妬み、クラスメートの前でリカがかつて自殺を図った過去を暴露。「イグアナが恋なんて相手が迷惑」と母・ゆりこにも言われ、昇への思いを心に封印しようとしていたリカだったが、ショックで思わず教室を飛び出してしまう。そんなリカに手を差し伸べたのは…。

        • 第3話 高原の夜、初めての…

        •  リカの進学に母・ゆりこは猛反対だったが、父・正則の説得によってどうにか許されることになった。喜んだリカはクラスメートの伸子(佐藤仁美)にその事を報告。伸子も一緒に喜んでくれ、明日の休みに一緒に清里に行こうとリカを誘う。これまで一度も友達と遊びに出かけたことなどなかったリカは大喜び。しかしその話をかをりが盗み聞きしていた。かをりは昇を強引に誘い、なんと清里のリカと伸子の前に現れるのだった。

        • 第4話 お母さんの秘密…

        •  リカは生物の授業中にイグアナの写真を見てショックを受けて倒れてしまう。心配した昇はリカの家に見舞いに行くが、ゆりこは「これ以上リカと親しくなるのはやめて」と昇を追い返す。もちろん、リカには知らせずに…。そんな中、昇の最後の陸上の大会が近づく。リカは応援に行こうと考えていた。しかし大会当日、ゆりこはリカを買い物に連れ出してしまうのだった…。

        • 第5話 誕生日…母に捨てられたプレゼント

        •  リカの誕生日が近づいていた。伸子から誕生日の夢は?と聞かれたリカは、「好きな人と遊園地へ行くこと」と答える。もっとも、ゆりこに「恋愛は絶対に許さない」といわれているリカにとっては夢どころか到底かなわぬ話。ところが思いがけず、中間試験の勉強を教えてくれたお礼にと、昇に遊園地に誘われる。しかし、ゆりこの「あなたはイグアナ」という言葉が耳から離れず、リカは昇の誘いをことわってしまう。


      • 【あらすじ 第6話~第11話】▼

        • 第6話 波紋、母が呼んだ家庭教師…

        •  試験勉強しなくてはいけないまみの代わりに、リカはレストランでアルバイトすることになった。苦手な接客の仕事に悪戦苦闘するリカだが、ある日、客で来ていたまみの家庭教師・清水が、まみの体をねらっていると話しているのを聞いて、怒りが込み上げる…!ようやくリカの優しさに気づいたまみ。少しずつ、リカのまわりの何かが変わりはじめていた…。

        • 第7話 母の告白…あなたを殺したい!

        •  昇に、「今のおまえは正直好きじゃない。8歳の頃の元気なお前に戻ってくれ」といわれたリカは、自分を変えたいと考えはじめる。伸子にその事を話すと、そもそもリカを暗くしてしまった原因は一体何なのか教えて欲しいと頼む。しかしリカはどうしても話すことができない。自分がイグアナにしか思えないなんて…。一方、まみに「どうしてリカにだけつらくあたるのか」と責め立てられたゆりこは寝込んでしまって…。

        • 第8話 永遠の友情、死、そしてもう一人の母

        •  ゆりこに「昔、あなたを殺して自分も死のうとしたことがある」と告げられ、リカはショックで家を飛び出す。知らせを受け、必死で街中を探し回ってリカを見つけた伸子は、自分の家にリカを連れて帰るのだった。翌日、リカは伸子の母親から伸子もかつてコンプレックスで悩んでいたことを聞かされる。痛いほど伸子の優しさを感じたリカは、何もかも話すことを決意。戸惑いながらもついに伸子に「私はイグアナなの…。」と打ち明ける。

        • 第9話 幸せになる権利…

        •  友達をなくし、再び心を閉ざして部屋に閉じこもってしまうリカ。心配したまみが何とか学校に連れて行くのだが、伸子の席が空席なのを見たリカは学校を飛び出してしまった。失意のまま歩くリカに、伸子の恋人・津島が声をかける。津島は伸子がかつて自分に宛てた手紙をリカに渡すためにやってきたのだった。そこには、「私はリカの心を取り戻してあげたい。リカには、幸せになる権利がある。」と書かれていた。リカは伸子の優しい想いに包まれ、泣き崩れるしかなかった…。

        • 第10話 悲しい家族旅行…

        •  幸せになる決意をしたリカは、ゆりこの反対を振り切り、一人暮しを始めることにした。新しいアルバイトも始め、明るくなっていくリカを昇も温かく見つめる。しかし、ゆりこはリカが幼かった頃に一緒に死んでおくべきだったという思いを深めてしまう。そして、ようやく自分の気持ちに気づいた昇は、リカに「一緒にボストンへ留学しないか」と話す。意外にもゆりこはリカに「行きなさい」と言い、その前に皆で家族旅行に行こうと提案するのだった。

        • 第11話 お母さん!お母さん…おかあさん!

        •  リカの出発は目前にせまっていたが、「抱きしめて欲しい」という最後の頼みさえゆりこに拒否され、リカは打ちのめされる。ゆりことはそれ以来顔を合わせないままだった。一方、ゆりこは正則の古い日記を見つける。そこには、かつて正則がガラパゴスで傷ついたイグアナを助けたことが記されていた。いよいよ出発当日、リカは昇と空港へ出かけるのだが…。