ドラマ『あなただけ見えない』

あなただけ見えない

『あなただけ見えない』
1/27(月)スタート! 毎週月曜 19:00~20:00
※第10話 4/5(月)19:00~[再]
※第11話 4/12(月)19:00~



【あらすじ】
 複雑怪奇な人間関係と急展開のストーリーが特徴のサイコサスペンスドラマ。川島恵はある日、姉の舞子と間違えられ、ロシア人の男から、舞子の実父が間宮財閥の当主で、舞子は遺産の相続人だと告げられ、コインロッカーの鍵を渡される…。


【出演】
小泉今日子、三上博史、本木雅弘、相楽晴子、かとうれいこ ほか
【放送公開日】1992年1月13日~/全11話
【脚本】
吉本昌弘
【演出】楠田泰之
【制作】
アベクカンパニー



      • 【あらすじ 第1話~5話】▼

        • 第1話「愛と欲望の果てに」

        •  恵(小泉)は、喫茶店で恋人の光彦(本木)を待っていて、見知らぬ外人に姉の舞子(高木美保)と間違えられた。男は舞子が資産家・間宮の子で、遺産相続の権利があると言う。 指示されたコインロッカーには、証拠となる間宮の日記帳が入っていた。
           恵は舞子に黙って間宮の妻・秀美(新藤恵美)に会い、5000万円の小切手を受け取った。 小切手と日記を取り戻したい秀美の弁護士・和馬(三上)に舞子は連れ去られた。
            舞子の会社で横領事件が判明。警察は、5000万円がその金で、舞子は逃走したとにらむ。 舞子を捜す恵は、和馬に襲われる。

        • 第2話「殺したいほど好き」

        •  恵(小泉)は、和馬になった淳平(三上)の部屋にいた。 殺されそうになるが、光彦(本木)が来て、危機一髪のところを救われる。 恵は、姉・舞子(高木美保)が多数の男と関係していたと警察で聞き、ショック。
            舞子の行方を探るため、恵は間宮の息子・望(河相我聞)の家庭教師になる。 そこで、偶然、和馬に会う。和馬は自分を淳平だと思い込ませ、恵を殺そうと計画。 が、救急車の音で淳平に戻る。光彦が淳平を病院へ連れていき「2つの人格を持った哀れな男」を恵に説明。恵は過酷な治療を続ける光彦の目にスプレーをかけ、淳平を連れ出す。

        • 第3話「DESIRE」

        •  恵(小泉)は、お金と時間がかかっても和馬(三上)の二重人格を治療する決意。 「あの男とかかわるのはよせ」と光彦(本木)は警告するが、恵は無視する。 そして間宮家の遺産相続の決め手となる日記を渡すと言って、和馬に変わった淳平を誘い出す。
           和馬に睡眠薬を飲ませようとするが、見破られ恵は殺されかかる。 和馬は意識を失い、淳平に戻った。「死なせてくれ」という淳平を、恵は病院へ連れて行く。 診察室に入る直前に和馬に変わり、日記を奪って逃走。しかし、日記には大事な部分がなく、和馬は淳平を装って恵をおびき出す。

        • 第4話「もう一度会いたい」

        •  光彦(本木)の治療で、和馬(三上)から淳平が消えた。 恵(小泉)は和馬の中にまだ淳平がいるような気がしてならない。 恵は、警察で姉・舞子(高木美保)の血染めのブラウスを見せられた。 警察は舞子が自殺したというが、恵は和馬が殺したと考える。 しかし、恵に舞子殺害の容疑で逮捕状が。恵は和馬の仕組んだワナだと気づき、連れ込み旅館に逃げ込んだ。そこに光彦を呼びだし、2人は抱き合う。恵は、旅館で抱き合う写真を真美(船田幸)の父に見せると光彦を脅す。光彦は仕方なく、和馬を淳平にする治療を引き受けた。

        • 第5話「背徳の結婚式」

        •  恵(小泉)は、和馬(三上)に言われるまま、遺言が書かれた日記を渡そうとする。 だが、死んだと思っていた姉・舞子(高木美保)がナイフを持って恵の前に立ちはだかった。 和馬は舞子を連れて逃げる。
           恵が家に帰ると、舞子が戻っていた。舞子は記憶の一部を失っているようだ。
           間宮家のひとり息子・望(河相我聞)は、重度の自閉症で、光彦(本木)が勤める病院の精神科に入院。光彦は、恵の持つ遺言が病気の原因だと姫子(かとう)に教えられる。 光彦は、淳平を元に戻すには日記が必要と恵に話し、日記を手に入れようとする。


      • 【あらすじ 第6話~11話】▼

        • 第6話「いま明かされる過去からの伝言」

        •  和馬(三上)は、恵(小泉)をフォークで刺そうとするが、ギリギリのところで止め、舞子(高木)を連れ去った。
           恵は、殺されたイワノフの弟・イーゴリに会う。 イーゴリは、舞子ではなく恵だと知り、「生きていたのですか」と驚く。 本当に会いたかったのは、恵だというのだ。 恵はまたコインロッカーのかぎを渡された。
           光彦(本木)は間宮家の相続の秘密を探るため、特別治療で茜(相良)の記憶を戻すことを試みる。間宮家では秀美(新藤恵美)に幸太郎の霊が乗り移った。 和馬は霊から相続の真実を聞き出そうとする。

        • 第7話「あの子は鏡の中にいる…」

        •  恵(小泉)は、姉・舞子(高木美保)にナイフで脅され、相続のカギとなる手紙を取られそうになる。清(斉藤隆治)が恵を救い、兄・光彦(本木)の病院へ連れていった。 光彦は栄養失調寸前の恵に「おれにすべてを任せてくれないか」と言うが、恵はそれを振り切り、清の紹介で中華料理店で働く。
           和馬(三上)は茜(相良)と結婚。 和馬に裏切られ寂しい秀美(新藤恵美)は、息子の望(河相我聞)を病院から呼び戻した。
           光彦は望のホームドクターになった。間宮家の地下室に古いアルバムがあると知り、恵と一緒に和馬の父・三郎の秘密を探る。

        • 第8話「私はあなたを許さない!」

        •  和馬(三上)が女の声に変わり、もうひとつの人格が現れた。 明美と名乗り、恵(小泉)にキスにてほしいと迫る。
           光彦(本木)は、遺産相続の秘密を知りたい。が、恵からは本当のことが聞き出せない。 明美は「あたしはすべてを知っている」と言うが、教えようとしない。
           光彦は、特別治療室のいすに舞子(高木美保)を縛りつけ治療を続ける。 舞子は、青酸カリで両親を殺したと告白して気を失った。
           明美は、光彦の病院でガードマンに捕まった。 恵が駆けつけると、明美は淳平になっていた。 恵は淳平を助け出して逃げる。

        • 第9話「ガラス越しのキス」

        •  和馬(三上)の第3の人格・明美は、「私と組めば間宮家の財産も手に入る」と言う。 光彦(本木)は明美に指示され、邪魔な恵(小泉)をホテルにかくまう。
           間宮家に帰った和馬は、明美の操り人形になり、錯乱状態。 秀美(新藤恵美)は、前妻の陽子が現れたと騒ぐ。 光彦の父・節男(勝部演之)は、死んだ村岡刑事が貸金庫に預けたテープを発見、何かをたくらむ。
           恵は、淳平に会うために間宮家へ。「日記の続きをこの世からなくせば和馬は消える」と教えた。それを聞いた明美は、貞国(綿引勝彦)に和馬を消すように頼む。

        • 第10話「すべての謎は一つにつながった」

        •  和馬(三上)と淳平が合体し、和馬が消えた。 淳平は和馬の第3の人格・明美の弱点を探し、対決する決意を。 恵(小泉)に、青田三郎が誰かを突き止めてほしいと頼む。 明美は、恵と光彦(本木)に「何もかもすべてを終わりにしてやる」と脅す。
           恵が銀行の貸金庫に預けていた間宮幸太郎の手紙がなくなった。 手紙を奪ったのは銀行員である光彦の父。節男(勝部演之)だった。 節男は間宮家へ行き、手紙と引き換えに10億円を明美に要求した。
           光彦が家に帰ると、節男と母・志津(立石涼子)が殺されていた。

        • 第11話「そして誰もいなくなった」

        •  虫の瓶をもった精神科病院患者(石黒正男)の記憶が戻った。 彼は以前、間宮家の顧問弁護士で、「間宮幸太郎と青田三郎は同一人物で、二重人格者だ」と恵(小泉)と光彦(本木)に話す。 清(斉藤隆治)が来て、ナイフで患者の胸を刺した。と「青田三郎が眠りからさめる」と言って死んだ。
           間宮家では望(河相我聞)が牛刀を振り上げ、茜(相良)を追いかけていた。 恵と光彦が駆けつけ、明美(三上)もやってきた。 牛刀で斬られた間宮家の執事・竜二(高杉亘)が、ロシア語で「あの子は鏡の中にいる」と言うと、望が日記の続きを話し始めた。