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木下恵介シリーズ『記念樹』

記念樹

木下恵介シリーズ『記念樹』
1/13(水)スタート! 毎週月~金曜 13:00~13:30


【ストーリー】
横浜の養護施設「あかつき子供園」の園児たちは、結婚して施設を去ることになった保母・池貝園子(馬淵)に小さな桜の苗木を贈る。その桜は、園子にとっても園を巣立った子供たちにとっても、何物にも代えがたい“記念樹”となった。15年後、交通事故で夫(長谷川哲夫)を亡くした園子は、あかつき子供園に戻っていた。園子の境遇を知ったかつての子供たちが相次いで園を訪れるが、15年の歳月はかつての子供たちの周囲を大きく変えていた……。毎回完結のストーリーの中に、彼らひとりひとりの人生の姿を映しながら、様々なエピソードを綴る、ヒューマニズムと善意に満ちた物語。

【キャスト】
馬渕晴子、高杉早苗、長谷川哲夫、田村正和、有川博、岸輝子、東京ぼん太、仲宗根美樹、亀井光代 ほか

【放送公開日】
1966年10月~/全46話
【製作】
松竹株式会社
【脚本】
木下恵介、山田太一
【演出】
川頭義郎、今井雄五郎


      • 【各話あらすじ】

         1~23話 ▼

        • 【第1話】花に浮ぶ人
          横浜の養護施設「あかつき子供園」で働く園子は、結婚を機に施設を去ることに。子供たちは、結婚祝いに園子へ桜の苗木を贈る。15年後、交通事故で夫を亡くした園子が再び子供園に戻ったと聞き、かつての教え子である久雄が園を訪ねる。

        • 【第2話】散る花の言葉
          大船で駅弁売りをしている信一は、久雄から園子の事情を聞き「あかつき子供園」を訪ねる。夫を亡くした園子を慰めようとした信一だったが、園子の変わらない愛情に触れ、いつしか自分の悩みを園子に打ち明けていた。

        • 【第3話】別れ別れの歌
          「あかつき子供園」から養子にでた一郎に見合い話が舞い込む。そんな折、一郎の実の母親が子供園を訪ねてくる。一郎に会いに来たわけではないというが、一郎がどんな暮らしをしているのか話を聞いた母親は、園を訪ねた事情を話し始める。

        • 【第4話】四月の涙
          ある夜、園子宛に酔っ払った稔から電話がかかってくる。かつて子供園にいた稔は、実の父親のもとに帰り、父親と二人で暮らしていたのだが、なにをやっても長続きしない父親と今後も生活を共にしていいのか思い悩んでいた。

        • 【第5話】緑の風に聞けば
          子供園を出て歌手になったまゆみのもとに、かつて子供園で姉妹のように育った友人がお金を貸してほしいと訪ねてくる。しかし、子供園で育ったことを世間に隠しているまゆみは、お金は貸せないと友人に冷たい態度をとる。

        • 【第6話】消えて行く歌
          建具店で働いている英太郎に親方の娘との縁談話が舞い込む。英太郎は、かつて子供園で一緒に過ごし、入院中のよっちゃんのことが気がかりで今は幸せになれないと返事を待ってもらう。悩んだ英太郎は、園子に思いを打ち明ける。

        • 【第7話】それぞれの女
          子供園で育った幸子が二人の子供を連れて、園長と園子を訪ねてきた。幸子親子は、そのあしで熱海へ向かう。園子たちが幸子の様子がおかしかったと話をしていた最中、熱海の警察署から幸子親子を保護したと連絡が入る。

        • 【第8話】兄さん お父さん
          たった一人の身内である兄を交通事故で亡くした春雄が園子を訪ねてきた。園長が仕事を紹介してもいつも長続きしない春雄だが、新しく紹介した仕事は珍しく長続きしていた。春雄はそこの親方を自分の父親のように感じるようで…。

        • 【第9話】人知れぬ吐息
          横須賀のバーで働くみみは、伊東から帰ってきてずっと機嫌が悪かった。その上、昨晩お店で酔いつぶれた女の子をお店に泊めたと知り、更に不機嫌になる。しかし、その女の子を探している男からその子があかつき子供園で育ったと聞き…。

        • 【第10話】ジョニーが凱旋する時
          ゴルフ場でキャディをしている雄一は、ある日見覚えのある人物と出会う。その人物は子供園にいた頃、クリスマスに園へ来てくれていたロジャーだった。思い出話で盛り上がり、いつしか二人の間には固い友情が芽生えるのだが…。

        • 【第11話】六月のお母さん
          子供園で育った敏江の結婚式に出席した園長と園子は、幸せそうな敏江を見て安心する。お義母さんと呼べる存在が出来たことに喜びを感じていた敏江だが、毎日のようにお義母さんから嫌味を言われ、辛い日々を過ごしていた。

        • 【第12話】晴れて来る空に
          園子が結婚前に子供園で働いていた頃、父親と共に園へやってきたおさむ。日曜日に迎えに来るという父親の言葉を信じ、父親と別れたおさむは、子供園になかなか馴染めず、毎日のようにいたずらばかりして園子を怒らせてしまう。

        • 【第13話】追憶の白い雲
          園子は久しぶりの休日に夫との出会いを思い出していた。二人が親しくなったのは、教師をしていた池貝とよく子供たちのことで喧嘩をしていたことがきっかけだった。ある日、二人は鎌倉へ出かけ、そこで互いの気持ちを打ち明ける。

        • 【第14話】入日の詩
          毎日のように帰りが遅い子供がいた。園子があとをつけてみると学校終わりに養老院に行っていることがわかる。まさおを迎えに養老院を訪ねた園子は、そこの住人たちにひどく罵られる。数年後、成長したまさおは園子を訪ねる。

        • 【第15話】別れの日の葉桜
          青果店で働くこうじに父親から見合い話の手紙が届く。小さい頃から一緒に暮らすみおこは、見合い話のことを聞いて気が気でない。そんな折、園子のもとに静岡の私立病院に入院中のみおこの実の父親から電話がかかってくる。

        • 【第16話】汗のにじむ夢
          園子は、のぼるの就職先にクリーニング店を紹介する。ひと月後、店主や先輩から色々言われながらも、一生懸命働いているとのぼるから手紙が届く。そんな折、刑務所にいる実の父親からのぼるの写真を送ってほしいと連絡がくる。

        • 【第17話】小さい小さい貝殻に
          子供園で育ったきよこは、中学を出てからお世話になっている家族のもとでとても良くしてもらっていた。音楽が好きだと話したきよこに、ちゃんとした先生まで付けてくれた。順風な生活を送っていたきよこのもとに実の母親がやってくる。

        • 【第18話】終点で語る二人
          横浜でバスガールをする赤毛のきょうこは、1年前に妻を亡くしたバス運転手に想いを寄せる。運転手は再婚するまでの間、5歳の息子を子供園に預けることに。ある日、きょうこは運転手が見合いから帰宅するのを待ち、自分の想いを伝える。

        • 【第19話】俺のお嫁さん
          植木屋のゆたかは、何度も見合いを断られていた。自分の境遇が原因だと言うゆたかに、園子は巡り会うまで待つよう話す。再び見合いをするゆたか。数日後、子供園を訪ねて来た見合い相手のおじに、園子は5歳の頃のゆたかの話をする。

        • 【第20話】十年目の父
          やすおは夏季休暇の3日間を子供園からの親友・あきらと過ごす。あきらは10年ぶりに再会した自分の父親と一緒に居た。あきらが働いている間、やすおは父親を食事や買い物に連れて行き、10年ぶりに訪ねて来た理由を聞く。

        • 【第21話】かげろうの行方
          ゆきおは17歳で養子になった。お人よしで優しいゆきお。数年後、中学の頃の同級生が、夫は借金と子供を残して亡くなったと言い、ゆきおを訪ねてきた。ゆきおは助けられないと一度は言うが、お金を渡そうと後を追いかけ駅へ向かう。

        • 【第22話】さゝやく秋の真心
          ミタニは墓参りで会った女性と一緒に帰ることになった。ミタニから子供園時代の話を聞いた女性は涙を流す。帰宅した女性は、夫に松代へ行きたいと言う。女性は19年前、3歳だった自分の子と別れ、一度も会っていなかったのだ。

        • 【第23話】その心に降る雨
          独身寮に暮らすえいじは、寮のおばさんから見合い相手を紹介される。相手のふみこの足が悪いことを知ったえいじは断ることに。しかし、「自分に向けられた偏見には腹を立て、自分の偏見に気が付かないのはいけない」と園子に言われ…。


      •  24~46話 ▼

        • 【第24話】秋の墓
          屋敷で働くれいこ。家族全員がおじいさんのきくじに冷たい中、れいこだけが話相手になっていた。ある日、きくじを訪ねて来た昔の友人・りょうへい。数日後りょうへいが亡くなった知らせを受ける。きくじは庭で墓石を打ち続ける。

        • 【第25話】ある青年の靴
          駅弁売りのしんいちは結婚の許しを得るため、まさこの親を説得し続けている。病院の玄関で下足をしている女性がしんいちの母だと知る園子。園子の見舞いに来たしんいちの靴を磨く母親は、何かせずにはいられないとまさこの家を訪ねる。

        • 【第26話】太郎の子守唄
          ゆりの下宿先の息子・ただしは、子供を乳児園に預けている。ただしの親は、孫の太郎の面倒を見ることに。子供を育てず外国を飛び回る太郎の母親となかなか別れないただしに、ゆりは早く別れるべきだと言う。

        • 【第27話】雲水の秋
          園長に会いたがっている男がいる、と病院から電話がくる。会いに行くと、その男はふみおの母親を殺したと話し始める。園長と園子はお坊さんになったふみおがいる寺を訪ね、母親がある男に殺されていたと伝える。

        • 【第28話】コンパクトの中の青空
          せつこは勤め先で一番親切にしてくれたさちこから、母親が胃がんだと言われお金を貸す。さちこが忘れていったコンパクトを届けようとアパートに寄るが、たちの悪そうな男と大阪へ引っ越したと言われる。数日後せつこに封筒が届いていた。

        • 【第29話】遠く別れてもなお
          せともの屋の養子・いちろうを訪ねて来た園子は、15年ぶりに母親が現れたと伝える。ブラジルへ経つ船に乗った母親を見送るいちろう。ある日、いちろうは子供園で一緒だったのぶこの父を訪ね、のぶこから離れて欲しいと頼む。

        • 【第30話】ペガサスの詩(うた)
          園長と園子は、騎手になったしんいちの姿を見ようと競馬場に来ていた。園子は、競馬狂の父親が迎えに来る日を待ち続けるしんいちの子供時代を思い出す。競馬場には仲間と話をする父親の姿が…。レースでしんいちの馬が勝利する。

        • 【第31話】涙は誰れのために
          りょうへいが家を修繕していると、一週間前から住んでいる山本夫妻から園子の夫が死に、今はここに園子がいないことを聞く。3年前、この家でりょうへいは園子に破れたシャツを交換してもらい、大工を続けることを決めたのだった。

        • 【第32話】砂の中の星屑
          再婚が決まるまで、と子供園に預けられた幼いじゅん。園児のまことは、自分の母親が迎えにきたら一緒に北海道に連れて行ってやると言い、じゅんを可愛がる。再婚が決まり、園を去るじゅんの姿を子供たちが見送る。

        • 【第33話】形見の勲章
          父親が勲章を持つ陸軍大将だと自慢するたかし。勲章をつけリアカーを引くおじさんに会いに行くようになる。数年後、夜間高校へ行きたがるたかしのために、おじさんは手紙を書く。立派に成長したたかしは、当時の手紙を渡される。

        • 【第34話】彼の行く道
          銀座の一流店で料理人を目指すつとむは、板前の話を夢中で園子に聞かせる。ある日、つとむは養子になって娘のいくこと店を継ぐ意思はないかと聞かれる。園子に相談し、良い話だが決めるのは自分自身と言われたつとむは…。

        • 【第35話】黒い冬の謎
          小さな会社の寮が火事になり、出火原因がやすおだと子供園に連絡が入る。寮には800万円の保険が掛けられており、食堂で勉強しベンジンの瓶の近くで煙草を吸おうとしたやすおが疑われたのだ。その晩の出来事を警察が説明し始める。

        • 【第36話】船を見に行く
          たもつと結婚したまさこは、兄夫婦の家に行くが父親は会ってくれない。まさこは結婚式の写真と手紙を父親に送る。ある日アパートを訪ねてきた父親に、まさこは明るく話しかけ尽くす。そんなまさこの人柄に触れた父親は謝るのだった。

        • 【第37話】冬の旅
          夜間部の教師をするちだは、子供園を辞める保母・たかこと園の帰り道を共にする。翌日、園の子供がたかこを追って迷子になった、と授業中たかこが訪ねてくる。見つかった子供を送るちだは、園子が去った昔を思い出す。

        • 【第38話】冬の銀河
          子供園の園長がテレビ出演をすると、ある男が子供園を訪ねて来た。その男は、園長が30年前に半年で離婚した相手だった。男が子供園から帰ったあと、子供たちにクリスマスの贈り物をしたいから来てほしいと電話がくる。

        • 【第39話】去り行く年
          車掌のにしかわは、ベテラン車掌・のむらを慕っていた。定期検査で視力が落ちていたのむらは車掌を辞めることが決まっていた。子供園に行ったにしかわは、数か月前のむら夫婦が自分を養子に欲しいと相談に来ていたことを知る。

        • 【第40話】報恩記
          明日が結婚した園子の送別会。理容室の吉田は園児の頭を刈りに来ていた。ある日、おじいさんがハワイから迎えに来るというけいいちが理容室に来る。数年後の年末、借金を抱えた吉田の元へ、僕の頭を刈ってくださいと言う青年が現れる。

        • 【第41話】目覚時計の歌
          車でホットドックを売るみのるの元へ親子かもしれないと言う男が来た。身寄りが欲しくなり今頃探し始めたと言う。みのるは家に招き泊め、翌朝仕事に出かけた。急に不安になり戻ると、男のポケットには盗んだ目覚し時計が入っていた。

        • 【第42話】風の音
          おさむが楽団の試験を受けるため土手でトランペットの練習をしていると、対岸に女性が居た。おさむは母親の再婚相手と2年前に喧嘩して以来、家に帰っていない。試験が終わり、いつもの場所でトランペットを吹くが女性は居なかった。

        • 【第43話】春にさきがけて
          よしこの母親は、子供園で育ったとおるとの交際を認めてくれない。親の愛情を知らないで育ったからどこか欠けていると言うのだ。とおるが相談した係長は、母親を子供園に連れて行く。子供園を見て園長と話をした母親は…。

        • 【第44話】佐渡は荒海
          やすおが横領で捕まり、園子は新潟へ行く。自分のためだけにそんな事をするはずはない、と周囲から聞いた園子は、縁談の話があったという支店長の娘に会う。心当たりがないか問い詰めると、娘はやすおから聞いた話をし始める。

        • 【第45話】産ぶ声
          じゅんの妻・あきこの陣痛が始まり二人は病院へ。待合室に付き添いの人々が集まる中、じゅんは見ず知らずのおばあさんと話をしながら待つ。じゅんに身寄りがないからと反対していたあきこの母には出産の連絡をできずにいた。

        • 【第46話】最終回 記念樹よ!永遠に
          買い物の帰り道、荷物を持ってくれた男性は園子に会いに来ていた。そこへ園子が住んでいた家が火事で、記念樹が黒焦げだと電話がくる。男性は再び園を訪れ子供たちの寝顔を見て涙を流す。翌朝、園の外には卒業生たちが集まっていた。