◆決勝戦[地上波・生中継]
【放送日】11/12(日)12:00-13:30
流通経大柏 vs 専修大松戸
◆準決勝戦[地上波・中継録画]
【放送日】11/4(土)18:05-21:00
【第1試合】東海大浦安 vs 専修大松戸 12:00KO.
解説:森田 雅士(千葉県高体連ラグビー専門部副委員長/県立千葉高校)、
実況:西 達彦、ピッチリポート:西村 志野
【第2試合】流通経大柏 vs 八千代松陰 13:40KO.
解説:為成 淳広(千葉県高体連ラグビー専門部強化委員長/千葉南高校)、
実況:西 達彦、ピッチリポート:西村 志野
ゼットエーオリプリスタジアム(市原市)
第103回全国高等学校ラグビーフットボール大会展望
千葉県立千葉工業高等学校 ラグビー部 部長
千葉県高体連ラグビー専門部 委員長 小幡 幸次郎
過去最も暑かった9月、ラグビーワールドカップ日本代表の熱い戦いにも負けない、高校生の戦い「第103回全国高等学校ラグビーフットボール大会千葉県大会」が34校22チームにて開幕した。10月21日から、予選リーグを勝ち上がった6チームと、シード校8チームによる決勝トーナメントがいよいよ開幕する。王者流経大柏への対抗馬として、専大松戸の構図は変わらないが、春の関東大会出場の東海大浦安や僅差で敗れた芝浦工大柏の4強も着実に力をつけている。また、シード校の八千代松陰、東京学館浦安、検見川、千葉東の戦いにも注目したい。予選を勝ち上がったチームがシード校にどう挑むのか、1回戦から熱い戦いが期待される。
試合結果
10/21(土) |
千葉南 35 |
(14-12) (21-0) |
検見川 12
|
八千代松陰 41 |
(12-0) (29-7) |
千葉日大一 7 |
幕張総合 13 |
(3-17) (10-12) |
芝浦工大柏 29
|
東海大浦安 83 |
(38-5) (45-0) |
千葉経済大附属 5 |
合同D 15 |
(12-7) (3-12) |
東京学館浦安 19 |
千葉東 28 |
(7-0) (21-12) |
千葉北 12 |
10月29日(日)の戦評
流通経大柏 対 千葉南
前回王者の流通経大柏と予選から勝ち上がってきた千葉南の一戦、前半開始5分、千葉南のキックを受けた流通経大柏がフェイズを 重ねて左サイドをゲイン、フォローに入った4番小島鉄平のトライで ゲームが動いた。前半8分リスタートのキックオフからペナルティをもらった千葉南は ラインアウトで選択、モールを作り、ゴールに迫り、最後はラックから3番大橋醒陽の トライで点数を返した。その後も一進一退が続くも流通経大柏が3本追加して24対5で折り返す。後半は流通経大柏のペースで試合が進み、14番西原遼真が 後半だけで5本のトライをした。千葉南も果敢にタックルに入り相手のミスを 誘うもゴールラインを割ることはできなかった。最終スコアは流通経大柏84-5千葉南で、準決勝に流通経大柏が駒を進めた。
芝浦工大柏 対 八千代松陰
前半、早い時間からボールを保持し相手陣地にて戦う芝浦工大柏、 このピンチをノートライで抑えきり、徐々に陣地を取り戻し、逆に先制トライを八千代松陰が奪う。このトライを皮切りに八千代松陰が試合を優位に進めていく。前半終了直前に芝浦工大柏がゴールに迫るもDFで耐えきり、21-0で 八千代松陰がリードして折り返す。後半逆転を狙う芝浦工大柏も得意の モールでスコアするも、八千代松陰がその後冷静に試合を進め、スコアを重ねていく。何とかスコアしたい芝浦工大柏も猛攻を仕掛けるがそれを 防ぎきり1トライを取られるも八千代松陰が31-14で勝利 した。
東海大浦安 対 東京学館浦安
天気も回復し、準々決勝第3試合は東京学館浦安のキックオフで開始された。5分自陣から継続した東海大浦安はオフロードパス で繋ぎ、中央にトライ、ゴールも成功し7-0とする。16分東京学館浦安は右スクラムから サイドを突いて左オープンに展開しトライ、ゴール決まらず7-8とする。東京学館浦安の粘りのDFが光る前半であったが、17-13で東海大浦安のリードで折り返す。後半のスコアも東海大浦安がトライをあげ、主導権を握る。接点で優位に 立っていた東海大浦安は攻撃の上がり 続けてトライを重ね、終始リードを保ったまま41-13で勝利した。
千葉東 対 専修大学松戸
千葉東が試合開始直後にペナルティからPGを狙うも 惜しくも外し、先制点とはならなかった。そこから専修大松戸は落ち着いたプレーを続け、前半7分に先制トライ。専修大松戸は前半にペナルティを重ねて苦しい展開と なるが0点に抑えて、31対0で折り返す、後半に 入っても千葉東は粘りのDFを続け、2本のトライを奪った。試合を通して千葉東はブレイクダウンで奮闘したが、専修大松戸の展開ラグビーが押し返し53-14で試合を終えた。
10/29(日)準々決勝 |
流通経大柏 84 |
(24-5) (60-0) |
千葉南 5 |
八千代松陰 31 |
(21-0) (10-14) |
芝浦工大柏 14 |
東海大浦安 41 |
(17-13) (24-0) |
東京学館浦安 13 |
千葉東 14 |
(0-31) (14-22) |
専修大松戸 53 |
11月4日(土)の戦評
流通経大柏 対 八千代松陰
前半予想を裏切る八千代松陰の先制トライでゲームが動く。ラインアウトのこぼれ球から、オフロードでトライと気持ちあるプレーだった。前半はお互いキックを多用し流通経大柏17-7で折り返し、後半、キックオプションからボール継続へと戦術を変えた流通経大柏がトライを重ねていった。後半風下へと陣地を移した八千代松陰が、ハイパント攻撃を仕掛けるも、なかなか敵陣へ進めず、一人一人倒れない流通経大柏が最後43-7と圧倒しゲームを終えた。
東海大浦安 対 専修大松戸
前半の初めは東海大浦安が外のスペースを有効に使い、大きなゲインとハイテンポなボール回しから2トライをあげペースをつかんだ。しかし、専修大松戸がゴール前、モールからFWのピック&ゴーでトライをあげると、同じような形からさらにトライをあげ、前半は14-2で専修大松戸のリードで折り返した。後半も拮抗したゲームであったが、東海大浦安がキックチャージからトライをあげ、残り15分で5点リードした。しかし、残り2分で専修大松戸がまたしても、FWのピック&ゴーからトライをし、2点リードのままノーサイドとなり専修大松戸が勝利した。
11/4(土)準決勝 地上波中継録画 |
流通経大柏 43 |
(17-7) (26-0) |
八千代松陰 7 |
東海大浦安 24 |
(12-14) (12-12) |
専修大松戸 26 |
11月12日(日)の戦評
流通経大柏 対 専修大松戸
前半、気持ちのこもったプレーで反則を誘い、5分、専修大松戸が先制トライを上げた。お互い反則の目立つ時間帯もあったが、流通経大柏もFWの強さを前面に出し、21-5で折り返した。後半は流通経大柏のカウンターラックから流れを引き寄せ、BKの展開力も発揮し、トライを重ねた。専修大松戸はマイボールの時間が少なく効果的なアタックにつなげることが出来ず、52-5で流通経大柏が優勝した。
11/12(日)決勝 地上波生中継 |
流通経大柏 52 |
(21-5) (31-0) |
専修大松戸 5 |
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