先駆けラストラン 並木大介主務コメント

並木大介主務(駒澤大学4年・陸上競技部主務)

(出身校:古沢小学校→岬中学校→大多喜高校)

2年生で主務に就任すると、駒澤大学は大学駅伝3冠を達成。
選手と共に強いチームを築き上げてきた。

卒業後は、篠原倖太朗選手とともに、富士通にスタッフとして入社予定。
篠原主将との物語は、社会人になっても続いていく。



○小学校~高校時代

・陸上に出会ったきっかけ

小学校1年生の時、父が学生の頃の先生がクラブチームを作って運営していて、自分も父に連れられて行っていました。

 

・大多喜高校を選んだ理由

近くの学校且つ陸上部のある学校を選んだような形です。

 

・高校時代の怪我について

膝周りとか腸脛の怪我をしやすくて、走れるは走れるんですけど、走った後の代償が大きいって感じでした。ただ、怪我をしながらも、高校3年間は走りきることができました。

 

・高校から大学に入るタイミングで、マネージャーとして駒澤大学を選ばれたと思いますが、駒澤大学を選んだ理由は

たまたま指定校推薦で駒澤大学があって、違う大学からスカウトみたいなのはきていたのですが、人生一度きりなので、強い学校でマネージャーでも、と思って駒澤大学を選びました

 

・駒澤大学に入って心境の変化はあったか

走る立場から裏方に回る立場に変わるので、ギャップがあるのかと思いましたが、自分で決めた道で、自分も覚悟を持って入ったので、そこまで大きな変化はありませんでした。

・想像していた駒澤大学と入ってみた駒澤大学に違いはあったか

想像以上に良い意味で厳しい環境でした。強い選手が生まれている理由を(身をもって)実感しました。

 

・自分が(怪我を)経験したからこそ、今の選手に対して怪我を未然に防ぐための取り組みはされているか

走る前と走る後のケアは生活の一部としてやってほしいと伝えています。大学でも怪我をしやすい人も多く、先輩でも後輩でも同期でも見てきたので…


夏合宿中に選手と話す並木主務(ⓒ駒大スポーツ編集部)

 

 

○篠原選手に関して

・篠原選手を知ったのは

中学校の頃、記録会とかで名前は見たことある程度でした。高校に入ってから、篠原がけっこう強くてハッキリ知るようになりました。

 

・入学してチームメイトとして関わる篠原選手はどんな選手か

今はキャプテンと主務という立場でコミュニケーションをよく取りますが、1年生の時からみんなを引っ張ってくれて頼りになるなと思っています。

 

・篠原選手の今の調子はどうか

状態は上がってきていると思います。4年間通して、走りでも人間的にも成長していると思いますし、今年1年間は特にトラックでも結果を出しています。時には悔しい思いをしてきた篠原も見てきたので、箱根でもう1回頑張ってほしいなと思います。

 

 

○最後に

・並木主務も今年が最後の年だと思いますが、どんな気持ちで過ごしているか

個人的には2年生で主務になって、(大学駅伝)3冠を達成することができましたが、その3冠の中でも箱根駅伝の優勝が印象強いので、今年も箱根駅伝で勝って4年間やり切ったなと思えれば良いと思います。

 2023年3月 三冠報告会での並木主務(ⓒ駒大スポーツ編集部)

 

・最後、どのように篠原選手を支えていきたいか

今まで変に深入りしてきたわけではないので、今まで通りに本人が一番走りやすい風に合わせて自分が支えていければと思います。