auの格安プランであるpovoは「トッピング」という独自システムを採用しています。
パケット容量などをユーザーが自由に購入していくものですが、他にはないシステムだけにどのような内容なのか分からない人も多いのではないでしょうか。
また、povoの契約はトッピングしないとどうなるかなど、詳しく知りたい人もいます。
povoのトッピングのシステムはどうなっているのか、おすすめチョイスはどのようなものがあるのか、メリット・デメリットは何なのかなどについて、解説していきます。
- ・povoのトッピングのシステムは?基本料金がなく支払いは通話と購入したトッピングのみ
- ・povoを最安運用するためのトッピングは?smash.使い放題パックを活用する
- ・povoのトッピングのデメリットは?一部のトッピングを除いて自動更新ができない
- ・povoのトッピングのメリットは?最安運用すればサブ回線に最適となる
povoのトッピングを上手に利用し、料金節約の手助けになってくれれば幸いです。
トッピングを上手に使って最安運用!
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povoのトッピングのシステム
povoの目玉とも言える独自システムが、トッピングです。
基本料金が存在していないなど、以下のような特徴があります。
それぞれどのようなシステムになっているのか、紹介していきます。
povoは実店舗の対応がないというデメリットはありますが、回線のスピードはストレスを感じさせないレベルです。
基本情報 | |
---|---|
データトッピング | データ使い放題(24時間) データ追加1GB(7日間) データ追加3GB(30日間) データ追加20GB(30日間) データ追加60GB(90日間) データ追加150GB(180日間) |
データトッピング料金 | データ使い放題(24時間):330円 データ追加1GB(7日間):390円 データ追加3GB(30日間):990円 データ追加20GB(30日間):2,700円 データ追加60GB(90日間):6,490円 データ追加150GB(180日間):12,980円 |
通話トッピング | 通話かけ放題:1,650円/月 5分以内通話かけ放題:550円/月 |
通信速度 | 83.82Mbps ※直近3ヶ月の平均速度 |
店舗対応 | ✕ |
公式サイト | povo公式サイト |
※表の中は全て税込表記
格安SIMの中では2位の速さとなっており、快適に利用できることがわかります。
povoやその他の格安SIMの回線速度について詳しく知りたい方は、格安SIM 速度比較をご確認ください。
さっそく、povoのトッピングのシステムについて確認していきましょう。
基本料金が存在していない
povoには基本料金の概念がないので、通話やトッピング購入を行わなければ、最低維持費の月額は理論上ゼロです。
一般的なスマホの契約は、全く使わなかった月でも一定の料金を支払わなければならず、対照的だといえます。
povoはトッピングなしでも、128kbpsと極めて低速にはなりますが、データ通信を行うことは可能です。
ただし、povoは180日間トッピングを買わないと警告メールが送られ、無視していると契約解除になってしまいます。
このため、povoは180日ごとに安いトッピングを購入することが、回線維持のために必要となってきます。
必要に合わせてトッピングを買う
povoのトッピング方法は、必要に合わせたものをユーザーが選んで購入するというものです。
画像のように、旅行先ではパケットの消費量が増えるので無制限をチョイスするなど、その時点でのニーズに合ったものを買うのです。
特定の月に通話時間が増えるため、その月だけかけ放題が必要などといったケースに最適だといえます。
他社の一般的なプランだと、通話時間が極めて少ない月でもかけ放題オプションの料金を支払わなければいけないなどの問題が生じますが、povoのトッピング方式なら起きにくくなるのです。
povoのトッピングがいつから適用されるかについては、購入直後となるため、必要なときに合ったものを買うというシステムを生かすことができます。
ちなみに、povoのトッピングの購入方法は、ネット限定です。
このため、povo2.0の専用アプリをインストールしなければ、トッピングが買えません。
また、トッピングにはそれぞれ、有効期限が設定されています。
povoのトッピングの有効期限は延長できないので、期限内に使い切らなければなりません。
povoは、うっかり期限切れになったトッピングを、再び使えるようにする方法はありませんので、期限がどのぐらい残っているかちゃんとチェックしておきましょうね。
povoのトッピング方法
povoのトッピング方法について、以下3つの項目を確認してみましょう。
povoのトッピングは、povoアプリから簡単に行えます。
トッピング方法を、詳しく見ていきましょう。
povoのアプリからトッピング
povoのトッピングを購入するには、povoアプリを利用します。
購入方法は、アプリにログインした後にホーム画面にて購入したいトッピングをタップするだけなので、簡単です。
トッピングを購入すると、すぐに利用を開始できます。
さまざまなトッピングから、自分に最適なものを選択し無駄なくデータを活用しましょう。
povoアプリではトッピング購入以外にも、データ残容量や契約内容の確認などが行えて便利ですよ。
次に、トッピングの有効期限について確認していきましょう。
povoのトッピングには有効期限がある
povoのトッピングには、それぞれのデータ容量で異なる有効期限が存在します。
短いものでは24時間限定、長いものでは180日の有効期限があります。
たとえば、3GBのデータトッピングは有効期限が30日間となっています。
有効期限を過ぎると、購入したデータは使用できなくなります。
そのため、複数のトッピングを購入した場合は有効期限にとくに気を付ける必要があります。
無駄のないように、計画的にデータを消費しましょう。
ただ、povoは有料トッピングを購入しなくてもデータ通信は可能なため、有効期限切れでネットが使えなくなるという心配はありません。
安心してpovoのデータ通信を利用しましょう。
かけ放題トッピングは自動更新される
povoの通話トッピングには有効期限がなく、毎月自動で更新されます。
povoには、5分以内かけ放題と24時間かけ放題の2種類の音声トッピングが提供されています。
どちらの音声トッピングも、購入すると毎月自動で更新されます。
購入した当月だけ、かけ放題を利用したい場合やかけ放題トッピングを解約したい場合は、アプリからの申し込みが必要です。
音声トッピングの解約は、即日適用とはならず翌月の解約となります。
また、音声トッピングは月途中での購入でも日割となりません。
ただし、当面の間は加入時に限り日割が適用されます。
満額請求となるタイミングは未定となっていますので、音声トッピング購入の際はpovo公式サイトから最新の情報を確認することをおすすめします。
povoのトッピングの種類
povoのトッピングの種類を、以下の3項目から確認していきましょう。
種類豊富に提供されているのが、データ容量のトッピングです。
さまざまな容量と有効期限から選択できるため、用途に応じて購入しやすいというメリットがあります。
まずはデータトッピングの種類から詳しく見ていきましょう。
データ容量のトッピング
povoのデータトッピングは以下のように、小容量から大容量、24時間使い放題まで、バラエティー豊かなラインナップとなっています。
トッピング | 容量 | 有効期限 | 料金 |
---|---|---|---|
データ使い放題(24時間) | 無制限 | 24時間 | 330円 |
データ追加1GB(7日間) | 1GB | 7日間 | 390円 |
データ追加3GB(30日間) | 3GB | 30日間 | 990円 |
データ追加20GB(30日間) | 20GB | 30時間 | 2,700円 |
データ追加60GB(90日間) | 60GB | 90日間 | 6,490円 |
データ追加150GB(180日間) | 150GB | 180日間 | 12,980円 |
※表の中は全て税込表記
ネットをあまり使わないら小容量、比較的ネットを多めに使うなら大容量を選ぶといった具合です。
ちなみにデータトッピングの購入数に制限はないので、有効期限内に容量を使い切ってしまった場合、期間中であっても追加購入は可能です。
また、povoのデータトッピングが使用される優先順位は使用期限が早いものからなので、小容量のトッピングを使っていても、24時間無制限を買えば基本的に優先して使われます。
海外データトッピングは160カ国以上で利用できるものなど、3種類があります。
- ・90以上の国や地域で利用できるレギュラートッピング
- ・特定の国や地域でのみ使えるエリアトッピング
- ・160以上の国や地域で利用可能なワイドトッピング
ワイドトッピングは使える地域が多い半面割高で、エリアトッピングは使える地域が限られる代わりに割安です。
かけ放題の通話トッピング
通話トッピングは5分以内通話かけ放題と、通話かけ放題の2種類です。
通話かけ放題トッピングは他社と比較して割安というわけではありませんが、必要な月だけ購入すれば良いという他にはないメリットがあります。
サブ回線で通話トッピングすれば通話専用で1,650円の利用もできます。
格安で通話専用のサブ回線を持てるため、用途に応じて回線を分けたい方におすすめです。
ただし、かけ放題トッピングを購入すると自動更新が適用されます。
そのため、当月だけ利用したい場合は、アプリからのトッピング解約手続きを忘れずに行いましょう。
コンテンツのトッピング
povoのコンテンツトッピングはDAZNもしくはsmash.が一定期間、使い放題になるというものです。
この中で、smash.使い放題パックの220円はpovoのトッピング最安なので、覚えておきましょう。
トッピングの種類は普段でもかなり多いので、どれを選んだら良いのか迷う人が出てきても不思議はないなと思っちゃいます。
povoの期間限定トッピングは、パケット容量系のお試しトッピングと、追加プレゼント系の+αトッピングの2種類があります。
- ・パケット容量がお得料金で買えるお試しトッピング
- ・飲食店やネットショップのポイントが付いてくる+αトッピング
お試しトッピングは時期によって内容が変わりますが、2023年11月10日時点では以下の画像のようになっていました。
画像引用元/povo公式サイト
パケット容量の有効期限が1年間のトッピングが提供されるのは、このお試しトッピングだけとなっています。
同じように、パケット容量に商品券などのプレゼントが付く+αトッピングも時期によって違うものが購入可能で、2023年11月10日時点では以下の画像の通りです。
画像引用元/povo公式サイト
期間限定トッピングはいつでも購入できるわけではないので、普段から公式サイトなどをチェックし、利用したいものが出てきたら購入を検討していくのがおすすめです。
トッピングを上手に使って最安運用!
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povoトッピングおすすめを紹介
トッピングは人によって使い方が多種多様で、定番と呼べるほどのおすすめは存在していません。
ただ、サブ回線として維持する、パケット購入回数を抑える、海外で使うことが多いなどのケースに合わせたおすすめを紹介することは可能です。
特に、smash.使い放題パックはpovoの回線を最安で維持するのに役立つため、覚えておいて損はありません。
回線維持が目的ならsmash.使い放題パック
povoは180日間トッピングを購入しないと警告メールが届き、無視すると契約解除になる可能性があります。
裏返せば180日ごとに何らかのトッピングを購入していれば、povoの回線維持は可能だということです。
ここでクローズアップされるのが、povoのトッピングの中でも最安であるsmash.使い放題パックです。
povoのsmash.使い放題パックを180日ごとに220円で購入し、通話やSMSを利用しなければ、1年間440円で回線維持ができます。
有料になりますが通話やSMSは使えますし、高速なデータ通信がどうしても必要になれば、330円支払って24時間容量無制限のトッピングを購入する方法もあります。
気になるのは、povoでsmash.使い放題パックを買っても、利用開始手続きしないとどうなるかということです。
これについては、トッピング購入が回線維持の条件となっているため、smash.を利用しなくても問題はありません。
ドコモ回線やソフトバンク回線のバックアップ用のサブ回線として利用するならば、年額440円で回線維持できるpovoは魅力的ですね。
更新が面倒なら大容量トッピング
povoのトッピングは、ごく一部を除いて自動更新することができません。
このため、povoはトッピングを毎月購入しなければならないのでめんどくさいというユーザーの声もあります。
ただし、povoのデータトッピングのうち、以下の2つは有効期限が30日間より多くなっています。
- ・データ追加60GB90日間
- ・データ追加150GB180日間
この2つのトッピングならば、毎月購入する必要はありませんので、多少は手間が省けるのです。
1カ月当たりのパケット容量も60GBは20GB、150GBは25GBなので、ヘビーな使い方をしない限り心配無用です。
ahamoでは20GBで月額2,970円です。
povoならデータ大容量を追加すれば1ヶ月20GBが3ヶ月間は実質2,163円で利用できます。
仮にパケットを大量に消費して有効期限より前に使い果たしてしまっても、低速データ通信は可能ですし、その時点で即座にトッピングを購入することもできます。
ちなみに、期間限定トッピングの中には、有効期限365日間という、さらに長いものも用意されていますよ。
海外ならエリアトッピングがお得
povoの海外データトッピングには、以下の画像のように3種類があります。
レギュラートッピングは、以下のように容量や有効期限の異なる5種類があります。
容量 | 有効期限 | 料金 |
---|---|---|
0.5GB | 24時間 | 780円(キャンペーン中640円) |
1GB | 3日間 | 1,480円 |
2GB | 5日間 | 2,880円 |
3GB | 7日間 | 4,280円 |
5GB | 14日間 | 7,080円 |
※表の中は全て税込表記
エリアトッピングは韓国、アメリカ、シンガポール・マレーシア、タイ・ベトナムの4種類です。
韓国エリアトッピングは以下の2種類です。
容量 | 有効期限 | 料金 |
---|---|---|
1GB | 3日間 | 690円 |
3GB | 7日間 | 2,000円 |
※表の中は全て税込表記
アメリカエリアトッピングも2種類があり、ハワイ州、アラスカ州、プエルトリコ、米領バージン諸島でも利用可能です。
容量 | 有効期限 | 料金 |
---|---|---|
1GB | 3日間 | 780円 |
3GB | 7日間 | 2,260円 |
※表の中は全て税込表記
シンガポール・マレーシアトッピングも2つの商品があります。
容量 | 有効期限 | 料金 |
---|---|---|
1GB | 3日間 | 840円 |
3GB | 7日間 | 2,430円 |
※表の中は全て税込表記
タイ・ベトナムトッピングも同じく2種類です。
容量 | 有効期限 | 料金 |
---|---|---|
1GB | 3日間 | 760円 |
3GB | 7日間 | 2,200円 |
※表の中は全て税込表記
一方、ワイドトッピングは以下の1種類しか選べません。
容量 | 有効期限 | 料金 |
---|---|---|
0.3GB | 30日間 | 6,980円 |
※表の中は全て税込表記
比較してみると目立つのは、エリアトッピングの格安ぶりです。
3GBトッピングを都合2回購入して14日間利用した場合、いずれもレギュラートッピングの5GBよりも安いのです。
- ・レギュラートッピング5GBを購入7,080円
- ・韓国トッピング3GBを2回購入4,000円
- ・アメリカトッピング3GBを2回購入4,520円
- ・シンガポール・マレーシアトッピング3GBを2回購入4,860円
- ・タイ・ベトナムトッピング3GBを2回購入4,400円
※全て税込表記
ワイドトッピングは容量が0.3GBと少ないうえ、6,980円と割高なので、レギュラートッピングの対象外のい国や地域以外で利用する価値はありません。
こうして比べてみると、エリアトッピングが利用できる国に行くのなら、利用しない手はないでしょう。
エリアトッピングの対象国は比較的渡航者が多いので、使いどころが多そうなのもポイントといえます。
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povoのトッピングのデメリット
povoのトッピングは極めて柔軟な料金体系ですが、トッピングなしでできることが限られるなどのデメリットもあります。
povoのトッピングの継続購入が基本的にできないというのは、自動更新が普通になっている他の業者のプランと比較すると、面倒だと思われる点でしょう。
トッピングなしでできることは限られる(チャージしない場合)
povoは180日間をめどにトッピングを購入すれば、何もない状態でも回線維持は可能です。
ただ、トッピングがない状態でできることは、低速通信など限られているのです。
- ・128kbpsの低速通信
- ・規定料金での通話やSMS送信
povoはトッピングなしだと通信速度が128kbpsに低下してしまい、au回線の品質の高さというアドバンテージは消し飛んでしまいます。
通話やSMS送信そのものは可能ですが、以下の規定料金が必要です。
- ・通話30秒22円
- ・SMS1通3.3円(70文字まで)
※全て税込表記
SMSは134文字までだと2通分、それを超えると67文字ごとに1通分の料金支払いが発生します。
通話自体も可能であるとはいえ、決して割安でなく、日常的に使用するとコストがかかってしまいます。
また、トッピングなしのpovoの通信速度だと、LINEで文字メッセージを送る程度なら支障ないですが、動画などの受信はかなり無理がある状態です。
トッピングを購入してパケット容量をチャージすれば高速通信が可能になりますが、最低でも24時間使い放題の330円は必要になります。
180日以上購入しないと契約解除も
povoのトッピングを180日間購入しなくても、即座に契約解除になるわけではなく、実際には以下のような手順を踏むことになります。
- 180日間トッピングを購入しないと利用停止予告が送られてくる
- 予告を無視してトッピングを購入しないと10日後に利用停止
- さらに30日間トッピング購入がなければ契約解除
しかし、povoがいつまでもトッピングを購入しないと、契約解除となってしまうことは、規約にも書かれていることです。
利用停止予告が送られてきた時点でトッピングを購入すれば、引き続き回線を利用することが可能です。
回線を維持したければ、何らかのトッピングを購入しなければならず、いつまでも無料というわけにはいかないのです。
ただし、どのような価格のトッピングであっても購入すれば問題はないわけで、最安であるsmash.使い放題パックの220円を年2回程度購入するくらいならそれほど大きな負担ではないでしょう。
ごく一部を除いて継続購入ができない
実は、povoはトッピングの自動更新に全く対応していないわけではありません。
問題は、自動更新に対応しているトッピングがデータ追加3GB(30日間)のみと少なすぎることです。
povoはパケット容量をトッピングとして購入することで利用できるシステムなので、厳密に言えば「継続購入」になります。
継続購入とは、povoでは「オートチャージ」と呼ばれるものがそれに当たります。
対応しているトッピングの購入時に、オートチャージを使うかどうかを決めるのです。
継続購入の解除は、povo専用アプリでオートチャージをオフにするだけなので、それほど手間はかかりません。
有効期限が同じ30日である通話トッピングあたりもオートチャージに対応してくれれば便利なのですが、2023年4月にデータ追加3GB(30日間)が対応して以降、未だに対応トッピングが増えていません。
オートチャージ対応のトッピングが極めて少ないのは、他社は自動更新が一般的であることと比較すると、不便だと言われても仕方がないのです。
povoのトッピングのメリット
デメリットがあるにもかかわらず、povoの評判が良いのは、トッピングを使って柔軟な使い方ができるなど、それを帳消しにできるほどのメリットがあるからです。
特に、smash.使い放題パックを利用したpovoの最安運用は、現時点でサブ回線としてはベストの選択肢だと言えます。
状況に合わせてフレキシブルな使い方ができる
他社の一般的なプランは、パケット容量ごとに利用料金が決まっています。
このため、パケット使用量が多い月だと割高な追加購入が必要になる可能性がありますし、パケット使用量が少ない月だと容量が大幅に余るような事態になりかねません。
中には、パケット使用量が少なければ料金が下がるタイプのプランもありますが、それでも月額料金をゼロにすることはできないのです。
povoのトッピングは、パケット使用量が多い月には大容量を購入し、全くと言っていいほど使わない月には購入しないという運用も可能です。
何らかの理由でスマホをほとんど使わない月ができた場合、その月の通信料金をゼロにすることもできます。
1日だけ高速通信を使いたいような状況になった場合でも、24時間使い放題のトッピングを購入するなど、柔軟な対応が可能になっているのです。
月額料金をゼロに抑えられるようなフレキシブルな使い方ができるのは、現時点ではpovoのトッピングだけですよ。
容量のまとめ買いで節約が可能に
他社の一般的なプランは、パケット使用量が少ない月でない限り、毎月決まった金額を払わなければなりません。
同じ容量を数カ月分まとめて購入し、割引を受けるようなことはできません。
povoのトッピングは、容量のまとめ買いで実質的な割引を受けることが可能です。
データ追加20GB(30日間)と、データ追加60GB(90日間)を比較すると、月当たりの容量は同じでありながら、後者の方が月額は安くなっているのです。
- ・データ追加20GB(30日間)2,700円1カ月当たり2,700円
- ・データ追加60GB(90日間)6,490円1カ月当たり2,163円
※全て税込表記
データ追加60GB(90日間)の方が、1カ月当たり537円も割安になるのです。
データ追加60GB(90日間)と、データ追加150GB(180日間)でも、実質的に後者の方がお得になります。
- ・データ追加60GB(90日間)6,490円1カ月当たり20GB2,163円
- ・データ追加150GB(180日間)2,700円1カ月当たり25GB2,163円
※全て税込表記
1カ月当たりの料金は同じですが、データ追加150GB(180日間)の方が毎月5GB容量が大きくなるのでお得というわけです。
povoはほとんどのトッピングで継続購入できませんので、まとめ買いすることで購入の手間が省けるのもうれしいところですね。
povoトッピング最安運用はサブ回線にも最適
1つの端末に2つのSIMを挿す「デュアルSIM」という使い方が注目されています。
デュアルSIMは、1台のスマホで用途によってさまざまな使い分けができたり、通信トラブルへの備えができたりと便利です。
デュアルSIMについて詳しく知りたい方はデュアルSIMとはか詳しく解説していますので確認してみてください。
デュアルSIMに対応した端末の場合、片方をメイン回線にし、もう片方をトラブルが起きたときのバックアップ用のサブ回線とする使い方があります。
povoのトッピングは運用料金を最安クラスにできるため、ドコモ系やソフトバンク系のサブ回線に最適なのです。
povoをサブ回線として運用するためには、以下のようにトッピングとしてsmash.使い放題パックを活用することになります。
- ・smash.使い放題パックを220円で購入
- ・povoの回線維持が目的なのでsmash.は無理に使わない
- ・povo公式アプリでsmash.使い放題パックを買ってから180日経過したら再度購入
※全て税込表記
こうした手順を踏むことで、povoの回線維持費は年間440円に抑えられます。
そもそもサブ回線は普段から使うようなものではなく、緊急時に一時的に使うものなので、維持費は安ければ安いほど良いのです。
年間維持費が440円に抑えられるプランはpovo以外にありませんので、サブ回線として最適というわけです。
サブ回線として使用中に高速通信を使いたくなったら、24時間無制限のトッピングを330円で購入すれば即座に使えます。
多少は回線維持費が増えますが、それでも1回だけなら月額負担が1,000円を超えることはありませんよ。
ちなみに、au回線を利用している格安SIMをメインとしている場合は、メインがダウンしたときサブのpovoまで一蓮托生になるので、必ずしもおすすめできません。
楽天モバイルもau回線を使うパートナーエリアだと、同じことが起きてしまいます。
トッピングを上手に使って最安運用!
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povoのトッピングの注意点
画像引用元/povo公式サイト
povoのトッピングは独自の仕組みなので、注意すべき点もトッピングの購入タイミングを考えるなど、他社とは違う点に注意しなければならないのです。
特に、サブ回線としての維持を重要視するならば、180日ごとというタイミングを意識することは欠かせません。
回線維持するなら180日ごとの購入を意識する
サブ回線として利用する目的で、povoを最安で維持するためには、180日ごとにトッピングを購入することを意識しておく必要があります。
最後にpovoのトッピングを買ってから180日が経過したことの確認方法のひとつは、利用停止予告の送付です。
- 180日間トッピングを購入しないと利用停止予告が送られてくる
- 予告を無視してトッピングを購入しないと10日後に利用停止
- さらに30日間トッピング購入がなければ契約解除
180日が経過したという警告がpovoから送られてきてすぐ、トッピングを購入すれば利用停止になることはありません。
ただし、povoから180日経過の警告が来ないということも想定し、アプリで購入日を確認しておくとより安全です。
ちなみに、確認が不十分でpovoが利用停止になってしまっても、トッピングできないということはありません。
別の端末や回線であっても、povo専用アプリにログインできれば、トッピングの購入は可能です。
とはいえ、利用停止になるといろいろ面倒なので、トッピング購入から180日というのは意識しておいて損はありませんよ。
使い続けるならば購入タイミングを考える
povoのトッピングの適切な購入タイミングを考えることは、メイン回線として使用し続けるならば必要です。
ほとんどのトッピングはオートチャージに対応していないので、自分で購入タイミングを決めなければならないからです。
適切なタイミングは使い方によって違いますが、有効期限が来るまでに容量を使い切るかどうかだと以下のように変わってきます。
- ・有効期限が来てもパケット容量が余るなら期限切れ前後
- ・有効期限までに容量を使い切るなら早めに購入
容量が余る人は、povo専用アプリでトッピングの有効期限を確認します。
次に購入するトッピングの有効期限を可能な限り後にするために、表示された期限切れ前後に購入することを心がけましょう。
期限切れより早めに購入すると、それだけ有効期限が短くなってしまうからです。
逆に、容量が期限より前になくなるヘビーユーザーは、容量切れを起こさないよう、早めにトッピングを購入しても構いません。
有効期限が終わるまでに容量を使い切ってしまうので、期限が多少短くなっても何も影響がないためです。
通話トッピングやコンテンツトッピングについては有効期限より前に使い切ってしまうことがないので、期限切れ前後の購入がおすすめのタイミングですよ。
オートチャージが不要ならオフにしておく
povoのオートチャージはデータ追加3GB(30日間)しか対応していません。
毎月あまりネットを使わないという人なら便利ですが、パケット容量を多く使う人はすぐ容量切れでオートチャージが行われるので、割高になってしまいます。
ネットを使わない月と使う月がはっきりと分かれているようなユーザーは、オートチャージは不要です。
povoのオートチャージをオフにしておく方が、お得に使い続けられるのです。
povoのオートチャージをオフにする方法は、アプリを立ち上げてスイッチをオフにするだけなので、簡単です。
ただ、チャージを自分で行うのは多少手間がかかるのは間違いないので、もっと多くのトッピングがオートチャージに対応してほしいところですね。
povoトッピングでよくある質問
画像引用元/povo公式サイト
povoのトッピングは他社にはないシステムなので、疑問に思うことも少なくありません。
トッピングの最安値や購入するタイミングなどが、よくある質問です。
特に、サブ回線として維持することに重点を置いている人なら、トッピングしないとどうなるかは重要です。
povoの1番安いトッピングはどれですか?
povoのトッピング全体で1番安いのはsmash.使い放題パックの220円です。
パケット容量系に限れば、データ使い放題(24時間)の330円が最安となります。
いずれもpovoを上手に使うためには必要ですので、記憶にとどめておいてください。
特にmash.使い放題パックはpovoの回線維持に使用されることが多いので、覚えておいて損はありませんよ。
povoはトッピングしないとどうなりますか?
povoのトッピングを180日購入しないと、以下のように警告があり、無視すると契約解除の可能性があります。
- 180日間トッピングを購入しないと利用停止予告が送られてくる
- 予告を無視してトッピングを購入しないと10日後に利用停止
- さらに30日間トッピング購入がなければ契約解除
警告が来るのは、サブ回線として維持しているケースのように、あまりトッピングを買わないケースに多いです。
メイン回線として使っている場合には起きにくいので、必要以上に気にすることはありません。
ただし、有効期限が180日を超えるトッピングを使用している人は、注意した方が良いかもしれませんね。
povoのトッピングはいつ買うべき?
正直なところ、人によってベストと呼べるタイミングは違いますが、使用状況によって以下のような目安はあります。
- ・有効期限が来てもパケット容量が余るなら期限切れ前後
- ・有効期限までに容量を使い切るなら早めに購入
ライトユーザーは期限ギリギリ、ヘビーユーザーは容量が残り少なくなったらという基準で問題はありません。
繰り返しになりますが、必ず有効期限まで使うことになる通話トッピングなどは、期限ギリギリの購入を推奨します。
povoのトッピングは使い方次第でいくらでもお得になる
povoのトッピングは容量のまとめ買いや、使用状況に合わせたフレキシブルな対応が可能になるので、上手に使えば通信料金の節約につながります。
特に、smash.使い放題パックを利用した年間440円の最安運用は他の業者ではできないものなので、サブ回線に使うならベストと言って差し支えありません。
あえて言うならばキャンペーンが少なめで、格安SIMのキャンペーンの中では不利になりがちです。
さまざまな格安SIMのキャンペーンについて、詳しく知りたい方は格安SIM キャンペーンも確認してみましょう。
特に端末の取り扱いがないので、実質1円のスマホ販売のようなものは今後も期待できないでしょう。
ただ、それを差し引いても、トッピングという他では体験できないシステムは魅力的です。
また、povoのキャンペーンを利用すると、トッピングを無料またはお得に購入できます。
2024年2月時点では、
- トッピング実質無料キャンペーン
- auPAY残高最大10,000円相当還元キャンペーン
- Googleストア限定キャンペーンコードプレゼント
などのキャンペーンを実施しています。
キャンペーンについて詳しく知りたい方は、povo キャンペーンも確認しましょう。
キャリアと遜色ない回線を安く使いたい人、維持費が極めて安いサブ回線の導入を検討している人は、povoを選択肢に入れてみるのをおすすめします。
povoはau本体の回線を使っているため品質が高く、povoの評判はなかなかのものです。
povoの評判では、
- 自由にトッピングできるから用途に合わせて使いやすい
- 乗り換えたら1万円以上も月額料金がお得になった
- どの時間帯も回線速度が速く快適
このような声があり、高い評価を得ています。
povoの評判や口コミを簡潔に紹介しましたが、実際の利用者の声をより詳しく知りたい方は、povo 評判で紹介しているので確認してください。
トッピングを上手に使って最安運用!
※povo1.0・auからpovo2.0への変更はこちら
povoのトッピングは購入したという実績があれば回線維持できるので、実際に使用したかどうかは気にしなくても良いでしょう。