Rising Reysol!

毎月第4日曜 19:00~19:30

Rising Reysol! #180/ゲスト:瀬川祐輔選手

2018.03.25
ゲスト:瀬川祐輔選手
 

 Jリーグ2018シーズンが開幕して約一か月。柏レイソルは、第4節を終え現在1勝1敗2引き分けで7位につけています。第2節こそ完勝したものの、第3節、第4節は前半でリードしながらも終盤で追いつかれ、痛いドロー続きです。しかしそんな中、期待の新戦力が躍動しています。第4節では先月の「from 日立台一丁目蹴球団」にも出演したFW・江坂選手が2ゴールと躍動しました。そして今月の柏レイソル応援番組『Rising Reysol!』の選手の素顔に迫るインタビューコーナー「from 日立台一丁目蹴球団」ではMCの西谷綾子が、期待の新戦力、瀬川祐輔選手に突撃しました。

 瀬川選手は1994年生まれ、東京都出身の24歳。今季大宮アルディージャより柏に移籍し、柏では背番号18番を背負うフォワードです。瀬川選手は今月の流通経済大との練習試合ではハットトリックを決めています。そんな瀬川選手にサッカーを始めたきっかけや、柏に加入するまでのエピソードを伺いました。

――サッカーを始めたきっかけは何ですか?
瀬川選手「父親に野球かサッカーを選ぶよう言われて、どちらも体験に行ってサッカーを選びましたね。自分でボールを追いかけるのが楽しかったです」

――当時憧れの選手はいましたか?
瀬川選手「小学生の頃、日韓ワールドカップを見て小野信二選手に憧れを持ちました。真似するわけではないのですが好きでした。でもサッカーは見るよりやる方が楽しいですね。自分のプレーを見返して、もっとこうした方がよかったと思って繋げていくタイプなんで」

【がむしゃらに練習しスタメンを勝ち取った大学時代】

 サッカーはやる方が好きだと断言する瀬川選手ですが、大学時代は主に控えでした。レギュラーに至るまでの当時をこう振り返ります。

瀬川選手「控えの時は悔しい気持ちが強かったですね。でも自分が試合に出ていないときも親は試合に見に来てくれていて…。練習試合でも僕が出る試合は全て来てくれていて、スタメンでないときはつらかったですね」

――今まで原動力になったきっかけなどありましたか?
瀬川選手「大学で試合に出場できていないとき、家族と夕飯を食べに行ったのですが、別れ際に母親が泣いて…。“祐輔なら試合に出られるから”と言われて、ハッとする気持ちになりました。当時就職活動もあり、どっちつかずになっていたので、もう一度気持ちが引き締まりました」

――その結果大学4年生の頃にスタメンを勝ち取り、どんな心境でしたか。
瀬川選手「親にとっては見に行く試合に自分の子供が出ていたら、嬉しいでしょうし、よかったですね」

――そんな中ザスパ草津からオファーがありました。
瀬川選手「親を含めた親戚一同から反対の声もありました。サッカー選手は先が短いとよく言われる中、カズさんのような選手は一握りなので。でも就職活動が終わった時には、逆にプロからオファーが来るぐらいサッカーで結果を出そうと思っていました。悩んでいなかったですし、プロに行きたい気持ちが強かったですね」

――レイソルからのオファー
瀬川選手「正直びっくりしました。大宮では1年で15試合ほどしか出ていないのですが、実績が無いにも関わらずオファーを出してくれて感謝しています」

【結果がすべて】
 インタビュー終盤には、色紙に好きな言葉を記入していただきました。言葉に込めた思いを伺います。

――「結果がすべて」これにはどんな思いが込められていますか?
瀬川選手「結果というのが周りから求められるものでもありますし、結果を出しているときは自分にも自信がつきますし、周りから認められると思います。とにかく今はレイソルというチームにも僕自身にも結果が大事だなと感じたのでこの言葉にしました」

就職活動もしながら最後にプロ選手へのチケットを手繰り寄せた瀬川選手だからこそ、危機感を感じながら結果にこだわります。まずは瀬川選手が公式戦に出場して、柏の攻撃陣がどう活性化されるか見てみたいですね。そしてレイソルの第5節リーグ戦は、ヴィッセル神戸をホーム・三協フロンテア柏スタジアムに迎えます。ホームで勝利し、いい流れで4月4日のAFCチャンピオンズリーグ2018を迎えたいです。