[8月]木曜スター劇場/ガメラ&京マチ子特集

お知らせ 2018.07.25
今月は『ガメラ&京マチ子』特集
 

木曜スター劇場/大怪獣ガメラ - 大怪獣ガメラ -
8/2(木) 19:00~20:35 放送終了

公開:1965年 出演:船越英二、姿美千子 ほか

 北極海上空で、国籍不明機が米国戦闘機によって撃墜された。落ちた飛行機は原爆を搭載していたため、恐ろしいキノコ雲が上空を覆った。そして、このショックで、地下で冬眠を続けていたといわれるイヌイット伝説の怪獣ガメラが眼を覚まし、地上に甦えってしまった。やがて、この海ガメに似た怪獣ガメラは日本に上陸し、まずは北海道の北端にある岬に姿を現し、灯台を踏み倒した。しかし、ガメラは逃げ遅れた灯台守の子・俊夫を踏み殺そうとはせず、そっと救けて親のもとに帰した。それ以来動物好きの俊夫はすっかりガメラのファンになってしまった。一方、地熱や石油などの炎を好むガメラは、同じ北海道にある地熱発電所に向った。ガメラの侵入を防ごうとする自衛隊は、数万ボルトの高圧電流を仕掛けたが、ガメラには一向に通じず、地底から吹きあげる炎を吸いこんだガメラは、ますます勢いを増して暴れまわった。そして、遂にガメラは東京にやってきて猛威を奮うのだった。


木曜スター劇場/大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス
 - 大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス -
8/9(木) 19:00~20:45 放送終了

公開:1967年 出演:本郷功次郎、上田吉二郎 ほか

 ある日突然、富士火山帯の活動で日本列島は揺らいだが、この地殻変動によって一匹の大怪獣が出現し、ギャオスと名付けられた。ギャオスは怒ると口から強力な超音波を発し、物質の構造を破壊する力を持っている。そのため、自衛隊のジェット機も落とされ、戦車も大きな翼で吹き飛ばされてしまい被害は益々大きくなっていた。その頃、高速道路建設にあたっていた堤志郎は、工事が始まっても用地買収に応じない金丸辰衛門に手こずっていたが、ギャオスの出現で工事を中断せざるを得なかった。しかし、辰衛門の息子・英一少年が、ギャオスは夜行性怪獣であることを発見したことから、対ゲリラ戦用の照明弾を使うことになった。ところが、明るさを嫌ったギャオスは名古屋市に飛ぶと、名古屋城を破壊し一帯は火の海となった。そこへ現われたのが炎を好むガメラである。たちまち、すさまじい大怪獣同士の決闘となった。


木曜スター劇場/雨月物語
 - 雨月物語 -
8/16(木) 19:00~20:55 放送終了

公開:1953年 出演:京マチ子、森雅之 ほか

 大正11年春。琵琶湖周辺にて荒れ狂う羽柴・柴田間の戦火を縫って、北近江の陶工源十郎(森雅之)は作りためた焼き物を売る旅へ出る。しかし、妻の宮木(田中絹代)と子の源市(沢村市三郎)は戦火を恐れて引き返し、義弟の藤兵衛(小沢栄太郎)は女房の阿浜(水戸光子)を捨て、通りかかった羽柴勢に紛れ入ってしまう。彼は侍分への出世を夢みていたのである。合戦間近の大溝城下で、源十郎はその陶器を数多く注文した朽木屋敷の若狭(京マチ子)という女性に惹かれる。注文品を携えて屋敷を訪れた彼は、若狭と付き添いの老女から思いがけぬもてなしをうける。もう彼はこの屋敷から逃れられなくなっていた。一方、戦場のどさくさまぎれに兜首を拾った藤兵衛は、家来持ちの侍に立身する。しかし、街道の遊女宿で落ちぶれた阿浜と再会し、涙ながらに痛罵されることに。日夜の悦楽から暫時足をぬいて町に出た源十郎は、1人の老僧に死相を指摘される。そして、屋敷に戻った源十郎は若狭たちに別れを切り出すのだった。


木曜スター劇場/浮草
 - 浮草 -
8/30(木) 19:00~21:20 放送終了

公開:1959年 出演:京マチ子、中村鴈治郎 ほか

 志摩半島の西南端にある小さな港町。そこの相生座に何年ぶりかで嵐駒十郎一座がやってきた。座長の駒十郎(中村鴈治郎)を筆頭に、すみ子(京マチ子)、加代(若尾文子)、吉之助(三井弘次)など総勢十五人にもなる一座だ。駒十郎とすみ子の関係は一座の誰もが知っていた。だが、この土地には駒十郎が三十代の頃に子供を生ませたお芳(杉村春子)が移り住んで駒十郎を待っていた。その子・清(川口浩)は郵便局に勤めていた。お芳は清に駒十郎は伯父だと言い聞かせている。駒十郎は清を相手に釣りに出たり将棋をさしたりした。そして、すみ子が感づいた。妹分の加代をそそのかして清を誘惑させ、せめてもの腹いせにしようとした。清はまんまとその手にのった。やがて、加代と清の仲は、加代としても抜きさしならぬものになっていた。客の不入りや、吉之助が一座の金を持ち逃げしてしまい、駒十郎は一座を解散する以外には手がなくなってしまうのだった。