外環道開通で都心の渋滞改善

 外環道・東京外かく環状道路の三郷南ICから高谷JCT間の開通により、都内に流入する車両が減り都心の渋滞が改善されたことが分かりました。

 外環道は去年6月、埼玉県の三郷南ICから市川市の高谷JCT間約15.5キロが開通し、1日約5万台の車両が行き交っています。

国土交通省の調査結果によりますと、この区間の開通により埼玉―千葉間の移動でこれまで首都高を経由していた約8割の車両が外環道経由へと変わり、中央環状の内側の都心エリアで渋滞に伴う損失時間が約3割減少したということです。

一方、外環道が走る市川、松戸両市の主要な一般道路でも開通前に1日106万台に上った交通量が開通後1割程度減少し市川市内の生活道路の交通量も約3割減りました。

特に、朝夕の混雑が激しかった県道市川松戸線の通過時間は21分から12分へと大幅に短縮したということです。

また、開通に伴い羽田空港や埼玉方面と千葉を結ぶバス会社が新規運行を始めたり、増便するなど、経済効果が地域へも波及しています。