[6月]木曜スター劇場/渡哲也&木下恵介特集

お知らせ 2018.05.29
今月は『渡哲也&木下恵介』特集
 

木曜スター劇場/紅の流れ星 - 紅の流れ星 -
6/7(木) 19:00~21:00 放送終了

公開:1967年 出演:渡哲也、浅丘ルリ子、杉良太郎、奥村チヨ ほか

加島組の親分を射殺し東京からを逃げてきた五郎(渡哲也)は、神戸の関興業の用心棒に納まっていた。酒に女に不自由のない気ままな生活だが、刑事や加島の仇と五郎を狙う奴らの目を警戒せねばならなかった。ある日、関と取引きしていた宝石商の小島が行方不明になり、婚約者と名乗る啓子が五郎を訪ねてきた。啓子に興味を覚えた五郎は共に小島探しに駆け回ることになったのだが、いつしか彼女を徐々に愛するようになってしまった。そんな中、六甲山麓で発見された死体が小島であること、犯人が関と、幹部の田辺であることが発覚するのだが……。


木曜スター劇場/「無頼」より 大幹部
 - 「無頼」より 大幹部 -
6/21(木) 19:00~20:55 放送終了

公開:1968年 出演:渡哲也、松原智恵子、川地民夫、深江章喜 ほか

東京深川の貧困層に生まれ、父は行方知らず、母と幼い妹は栄養失調でこの世を去り、学校に行くこともできず、放浪生活をするようになった五郎。戦争、戦争後の荒廃、廃墟をさまよう五郎はスリ、置引、ヤクザの手先など怪しげな職業を転々とし、ついには殺人未遂罪で札幌刑務所へ。出所後は人身売買、傷害、殺人……めくるめく悪の世界が五郎の日常生活となり、いつからか人は五郎を“人斬り五郎”と呼んで恐れるようになった。その頃、不意の銃撃により負傷した五郎は奇跡的に命を取り留めるが、辛い入院生活の中で人世の無常さを骨身に味わう。ころげるように東京に戻った五郎はとある会長に救ってもらい、華やかな生活を送る中で結婚し、子供も生まれ、はじめて知った家族の温かみを大事しようと決意した。しかし、一発の銃声が五郎の血を蘇らせた。兄弟を殺されたのだった――妻と子に心の中で謝りながら五郎は車を走らせる。
「笑う奴は笑え、私はこの一回きりの人生を精一杯生きてきた、その想いは墓場まで持ってゆける。しかし、私のこの血と憎悪に汚れた人生だけは、二度とふたたびくり返して欲しくない。わが子に、他人に――どんなことがあっても」(原作より)


木曜スター劇場/二十四の瞳
 - 二十四の瞳 -
6/28(木) 18:30~21:30 放送終了

制作:1954年 出演:高峰秀子、月丘夢路、小林トシ子、井川邦子 ほか

昭和三年の春、瀬戸内海・小豆島の分教場に赴任してきた新任の大石久子。新しく入学した教え子達十二人は久子を「小石先生」と愛称で呼び慕う。ある日、久子は足をくじいてしまい当分自転車に乗れなくなったため、本校へ転任することになる。卒業期が来て、五年生から本校に通っていた十二人の子供達と一緒に、久子も教壇を去っていった。八年後、大東亜戦争は久子からあまりにも貴重なものを次々と奪い去った。終戦の翌年、久子は再び分教場の教師として働くことに。ミサ子、早苗、マスノ、磯吉、吉次、松江の六人は、歓迎会を開き、新しい自転車を久子に送ったのだった。