電話de詐欺認知件数 去年の被害ワースト2位

 去年1年間に県内で発生した電話de詐欺の認知件数は、前の年と比べて減ったものの、ワースト2位の多さだったことが分かりました。

 県警のまとめによりますと、去年1年間に県内で起きた電話de詐欺の認知件数は1343件で、前年よりも174件減ったものの、過去2番目に多かったということです。被害額も前年と比べて4億7200万円余り減少しましたが、26億3700万円余りに上っています。
 犯人グループが警察官や銀行員などを装って自宅にキャッシュカードを取りにくる「カード受け取り型」といわれる手口が、前年よりも92件増加していて、認知件数は全体の6割を占めています。警察は「銀行口座が悪用されている」などの不審な電話があった時は1人で判断せず、家族や警察に相談するよう呼びかけています。