ムスリムへのおもてなし学ぶ

 東京オリンピック・パラリンピックに向けて増加が見込まれるムスリムの観光客に対応するため千葉市は19日飲食店関係者らを集め、「ムスリム対応セミナー」を開きました。

 神田外語大学で開かれたセミナーには大学生や千葉市の飲食店関係者ら約50人が参加しました。

イスラム教徒は豚肉や酒類などの飲食が禁じられていて、セミナーではこれらを使用しない「ハラール」の考え方に基づいた食事のもてなし方が紹介されました。

神田外語大学の食堂で実際に提供されるハラール料理の調理方法について、講師が実演を交えながら注意点や食材へのこだわりなどを説明。

参加者には飲食店関係者も多く真剣にメモを取ったり、試食をして味を確かめるなどしてムスリムへの理解を深めていました。

千葉市では2017年の1年間で延べ57万人に上る外国人が宿泊しましたが、ムスリムへの対応が課題となっているということです。

このため千葉市は独自に飲食店の紹介パンフレットを作成するなど受け入れ体制の強化に取り組んでいます。