障がい者追加採用に5倍の応募

 障害者雇用率の水増し問題を受け、初めて行われる障害者を対象とした正規職員の追加採用試験で、県は定員の5倍を超える応募があったと発表しました。

 県によりますと、初めて実施する追加採用試験には42人程度の定員に対し217人の応募があり、このうち約8割が新たに採用対象に加えた知的・精神障害者でした。去年、おととしの定期採用試験ではいずれの応募も定員に達していませんでした。今回の追加採用試験から身体障害者に限っていた対象を知的、精神障害者に拡大したほか、「自力で通勤できる」「介護者なしに職務遂行が可能」といった要件を撤廃し、県外に住む人の応募も認めました。追加採用試験は、今月20日に筆記と作文試験を、来月中旬に面接試験を実施し、来月下旬に合格者を決める予定です。