悲劇繰り返さないように

 ことし9月、千葉市若葉区の県道で大型トレーラーが横転し、下敷きになった軽乗用車の家族3人が死亡した事故を受けて、県警は7日から、現場周辺の道路で大型貨物車の通行を禁止する規制を始めました。

 大型貨物車の通行が禁止されたのは事故があった殿川橋交差点から中野交差点にかけての県道約350メートルの区間です。

車両総重量8トン以上、または最大積載量5トン以上の貨物車は通ることができず、殿川橋交差点から約750メートル離れた中野インター入口交差点まで迂回が必要になります。

ことし9月の事故以降、地域住民から規制を望む意見が多数寄せられたということで、県警は現地診断を行ったうえで、再発防止のため規制を決めました。

初日の7日は、警察官が現場に繰り出し、信号待ちのドライバーらに直接迂回を呼びかけ、規制の周知を図りました。

千葉東警察署の鈴木康夫交通課長は「3人の尊い命が失われた悲惨な事故なので、今後再び発生しないよう各種対応対策を進めていく」と述べました。

なお、この事故で現行犯逮捕され自動車運転処罰法違反の疑いで送検された八千代市の男性運転手について、千葉地検は処分保留で釈放し現在任意で捜査を続けています。