国交大臣が北千葉道路を視察

 国土交通省の石井啓一大臣が23日、千葉県を訪れ、北千葉道路の整備状況を視察しました。

 北千葉道路は、成田空港と外環道を結ぶ全長約43キロメートルの一般国道で未開通区間の整備が進められています。

石井大臣が訪れたのは、成田市船形から押畑までの約3.8キロメートルの権限代行区間で、軟弱な地盤などで高度な技術が必要なことから県に代わって国が工事主体となっています。

石井大臣は、千葉国道事務所の担当者から従来よりも測量時間が短縮されるレーザースキャナーやIT技術で効率化された重機など現場で活用されている「ICT施工」に関して説明を受けました。

この区間は、今年度中に暫定2車線で供用が開始される予定です。

その後、市川市に移動した石井大臣は北千葉道路の建設が予定されている市川市から鎌ケ谷市間の状況を視察。

担当者から建設区間の地下道路化などについての説明を受けました。

市川―鎌ケ谷間は外環道と国道16号線を結ぶ区間で、ことし1月から県が早期事業化へ向けた手続きを進めています。

石井啓一国交大臣「国土交通省としては関係者と連携しながら引き続き関係する事業の進展を図っていきたいと思います」と述べました。