講座がビジネスアイデアのヒントに
手探りで始めた「Instagram」従業員には自主性も

株式会社オンズ・コンフィアンス
代表取締役 新井 健太郎 氏

会社名:株式会社オンズ・コンフィアンス   https://onze-confiance.co.jp
所在地:東京都千代田区神田紺屋町14 千代田寿ビル9階

 住宅販売や資産運用、不動産管理や不動産仲介等を行うオンズ・コンフィアンス。「住まいから広がる笑顔」をモットーに、幸せを提供するグループ企業を目指している。

講座の社内活用、思い

「SNSなどを活用しきれていないところに歯がゆい気持ち、従業員に学ばせたい気持ちがあったので受講を決めました」

「私自身はトライしたいことのアンテナに何か引っかかってくればという意識で受講しています。非常に面白いです。そのまま真似をすることはないにしても、受講したからこそ自分たちのビジネスでヒントになるものがあるかもしれない。何かに繋がればいいなと思い頭の片隅に入れています」

 新井氏のほかに受講している社員は、管理部や総務部・財務部・WEBデザインの従業員などで、30代後半~40代中ごろまでが多い。新井氏はより多くの社員に学んでもらえるようにと、全員の予定表に講座の日程を共有していると話す。

「営業はお客様と会う機会がありますが、社内にいる人たちは情報を得る場面が少ない。講座は、社内にいてもビジネスヒントを得ることが出来ますし、他にどのような経営者がいるか、他企業の動向等も知ることが出来る。仕事の効率化も含めて、トップダウンではなくて新しいビジネスの分野にトライできるような意見があがってきてくれたら嬉しいです」

「また、流行の流れが早く、新しいことを取り入れていかないといけない中で、私1人でアイデアを出すよりも、10人でアイデア出し合った方が良いものが出来ると思うので、そういった意味でも講座を活用しながら社内全体で新しい情報をキャッチして活かしていきたいと考えています」

受講後に従業員に生まれた“自主性”

 従業員の「自主性」は、2022年7月から本格的に始めたInstagramの運営面で感じることが増えたという。

「元々はオンズグループでInstagramを運用していましたが、『若年層に向けて情報発信するのであればInstagramではないか』『賃貸であれば掲載しやすいのでは』などと考え、賃貸のみのInstagramを本格的に始めました」

「講座の受講前は正直トップダウンが多かったですが、受講後はInstagramに関しては正直一切口出ししていません。何を掲載するか、どう取り上げるか等は全てWEBグループの新卒女子と30代男子が自分たちで考えてやっています」

 WEBグループは社内にいるため、物件の写真がなかったりするのが課題だったというが、現在は物件を扱う賃貸管理部ともコミュニケーションを図りながら自分たちで内容を考えて写真を掲載するようになったという。

期待が高まるSNS活用 今後の展望は?

「今後、問い合わせや売上に繋がれば良いですが、まずは利益というよりInstagramを活用することでどのような動きに繋がるかを見たい。従業員には今後も自主性を持ちつつ、自分たちで色々なことにトライしてもらいたいですね」

「また、2023年で創業20周年。エンドユーザ―に向けてより情報を届けられるようにと、不動産売買・賃貸の情報を掲載するオリジナルのポータルサイトを作り、新築物件や戸建てマンション、リノベーションマンション、売地等を掲載しようとしています。今はまだ作成段階ですが、今後はポータルサイトとSNSを連動していきたいので、それに向けても学んでもらいたいです」

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