“考え方”を学べる講座 新人研修にも活用
経営者同士の縁にも期待

株式会社ココロココ
取締役副本部長 久保 慶高 氏

会社名:株式会社ココロココ   https://cocolococo.co.jp
所在地:愛媛県四国中央市妻鳥町1817-1

 香川県と愛媛県を中心に介護サービスを展開するココロココ。
 具体的には、住宅型有料老人ホームの運営・管理や通所介護サービス(デイサービス)の運営等を実施している。

“縁” をきっかけに講座会員へ

  総合プロデューサーの大林から人を紹介してもらうなど、元々繋がりがあった久保氏。
 当講座会員になったのも、“縁” を求めてだ。

「日々の講座に対して年間費を払っているというよりは、色々な人との繋がりが出来る部分を目当てにしています。前回は参加できませんでしたが、定期的に開催している交流会も経営者との繋がりをつくることが出来るので、期待しています」

「また、受講してみると非常に勉強になります。とくに新規事業の講座は面白かったです。今後、『四国 介護』でココロココが思い浮かぶようなマーケティング戦略を組んでいこうと思っているので、講座では特に戦略の部分や考え方を学んでいます。自社の強みを活かしていくことやクロスセル・アップセルについて等に関してはかなり勉強させて頂きました。動画も見直していますね」

講座を新人研修にも活用

 介護業界では珍しい、「介護をしない総合職」を採用しているココロココ。
 “ビジネス的なスキルを学んでもらうため” 総合職の社員には新人研修として講座を受講してもらっているほか、その他、社内でも受講できる環境を整えているという。

「より実務的な内容の講座の時は、絶対に受講しておくようにと、内容によって各担当に振り分けています。人事部には、主に採用や採用に活用できそうなSNSに関する内容を共有しているほか、管理職や介護施設の店舗運営として、施設長にも観てもらっています」

「個人的には非常に満足していますが、正直社内リソースとしてはまだまだの部分があります。というのも、講師が出す具体例が直接 “介護” とは関係ない部分があり、介護版に変換しないといけない部分があるからです。そういった中で、そこの本質的な部分や考え方をいかに理解できるかが重要…。僕自身が受講する時は、この具体例だと介護だとこうだと浮かびますが、社内ではまだそこまで当事者意識を持って視聴出来る人は少ない気がします。そういった意味ではまだ活かしきれていない部分かもしれません」

 そのため、従業員には「当事者意識を持った」講座活用を期待しているという。

「介護だけ、自分の会社だけに向き合っていると視野が狭くなりがちになってしまうので、従業員には講座から、他の経営者たちのやり方や、精通されたマーケティング・ブランディングのプロの方々の意見を知ってもらいたいです」

「ただ、正直講師が披露するテクニックの具体例はこれまでの蓄積があっての結果なので、それを自社に運用したところで必ずしも同じ結果が生まれるわけではないと思います。なので、そこの考えに至る部分や捉え方を紐解いていって、自分の力として身に着け、その上でそれを自社にどう置き換えられるかを考えられる力を養ってほしいです。そこを期待しています」

 従業員のスキルアップを含め、どう企業価値を伸ばしていくか。
 ココロココの今後に注目だ。

「会社としても、今後5年~10年は筋肉質な経営にしていかなければならないと思っているので、まずは介護事業を着実に倍くらいの規模感(約16億円から約30億)に、10年間で創り上げていきたいです」

「また、模索中ですが介護保険外事業もやっていきたいと思っています。その中で、“介護業界を変える” “四国地域を活性化する” ものに投資できるような環境、そして講座も受講している今の幹部候補の総合職がその事業を推進できるような環境を作っていくことが僕の役目。理想ですね」

Pickupインタビュー

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