「マーケティングのことを考える時間が増えた」自主的な行動でリハビリ患者数が通常の約1.5倍に!

やちよ総合診療クリニック
(左)理学療法士 完倉 駿介 氏 / (右)院長 沖 一匡 氏

会社名:やちよ総合診療クリニック
 https://yachiyo-clinic.com/
所在地:千葉県⼋千代市緑が丘⻄1-15-4
取材日:2022.4

 千葉県⼋千代市で総合診療・救急診療を行う、やちよ総合診療クリニック。
「関わる人全てを幸福にする」というビジョンを掲げ、クリニックではCTスキャンやMRIなど大学病院さながらの最新医療機器を整備しているほか、リハビリテーションにも力を入れている。

学んで実践 “魅せ方”の大事さ

 普段、理学療法士としてリハビリを担当する完倉氏は、これまで開催されたチバテレ「稼ぐ力養成講座」はほとんど受講している。

「講座が月2回あるので、マーケティングのことが常に頭に入っている状態です。考える時間が増え『どうしたら集客できるかな?』と意識しています。自分がマーケティングを勉強しようと思った時に学ばないような情報も知ることが出来るので、幅広い知識が身に付き、考え方の選択の幅が広がりました」

 特に講師が言っていた中で印象に残っていることは、“顧客のニーズが大事” ということと、 “魅せ方” だという。

「複数の講師が『顧客のニーズが大事』と言っていたことが特に記憶に残っています。また、今商品に気付いていない見込み客=クリニックでいうと、薬やリハビリの大事さにまだ気付いていない人たちに対してアプローチできるような取り組みが必要だと思いました」

 そこで完倉氏が実践したのは「リハビリに関するポスター制作」。

「医師が診断の時にどんなに『大事です』と説明しても伝わらないことがあるので、伝えやすいように、リハビリに関するポスターを制作して廊下や診察室に貼るようにしました。講座を受講して魅せ方がとにかく大事だと感じたことがきっかけです。綺麗なものを届けるというより、どう信頼してもらえるかが大事だと思っています」

 現在は、医師が「リハビリ」を勧めて「リハビリって何?」「どんなことするの?」と聞かれた時に「これです」と視覚的に訴えられるようになった。

「このポスターを貼ってからは、リハビリに関する説明を一からする手間も省け、時短につながっています。2022年3月~4月は、新たにリハビリをする患者の数が毎月の平均と比べても約1.5倍に増えました」

 また、ポスターに加えて、動画も自分たちで制作し、ロビーに設置されているモニターに流すようになったという。

「セミナーを受けても、行動しなければ意味がないと思います。BtoB向けの健康診断など、 集客などに関してやりたいネタはたくさんあるので、今後も何か講座を参考に実践していけたらいいなと思います」

 熱心に学び続ける姿勢に沖院長は、「うちは自主的に動くスタッフが多いですが、完倉は本当に一生懸命受講しています。ありがたいです」と話した。

 スタッフである完倉氏は集客に対してアプローチを進める一方、沖院長はスタッフの確保に力を入れている。

「私が今一番注力しているのは、働くスタッフの人材確保です。雇用して定着させる、力になってくれる人たちをいかに集められるかが大事だと思っています。やる気のある、まじめで素直で、成長意欲のある人に来てもらいたいですね。今後、外国人の雇用もしていこうと考えています」

「このチバテレ稼ぐ力養成講座もそうですが、今は勉強したい・成長したいと思っているスタッフが多いので、勉強する機会を増やすなどして働く人たちにとってのニーズが何かを考えるようにしています。講座会員になってまもなく1年。契約更新の時期になりますが、完倉も積極的に学んでいますし、勉強になっているので継続しようと思っています」

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