“ダンディーすぎる社労士YouTuber” 動画の取り組みで「採用応募数」増

社会保険労務士法人曽我事務所
所長 曽我 浩 氏

会社名:社会保険労務士法人曽我事務所   https://sogaoffice.jp/
所在地:千葉県千葉市花見川区幕張本郷1丁目2−24 幕張本郷相葉ビル 702

 36年の実績と信頼を持つ、社会保険労務士法人曽我事務所。 労務相談や社会保険・雇用保険手続き代行、給与計算業務など幅広い業務を実施している。

「損する人に、知識の普及を」YouTubeを開設

「ダンディーすぎる社労士YouTuber 曽我 浩」 というYouTubeチャンネルを開設している曽我氏。

 現在は「労働保険に加入しよう!」「残業代トラブル」などという、見ている人が思わず視聴したくなるような役立つ内容の動画を掲載している。

こうした内容の動画を本格的に掲載するようになったきっかけは、稼ぐ力養成講座や総合プロデューサー大林のアドバイスだという。

「YouTubeに取り組む中で、大林プロデューサーに言われた“曽我さんの話したいことをやっていても意味がない。反応があることをやらないと”というアドバイスが響きました。ダンディーという名乗ることも、言ったもん勝ちだ!と聞き、その通りだなと」

「今は1週間に1度の掲載を目指して取り組んでいます。ダンディーという言葉もなかなか自分では思いつかなかったので、良いアドバイスをもらえました。新しいやり方としてYouTubeは非常に良いですよね。ショート動画はたった1分間だけれども、これが良いアウトプットにもなっていると思います」

 なお、動画は社労士の業務に関わりのあるタイムリ―な内容が中心。
 曽我氏は「知らないばかりで損する人を無くそう」という思いで、取り上げる内容を考えている。

「今の時代が求めているものをなるべくやっていきたいなと考えています。マイナンバーについてや入管(外国人労働)について等、世の中が気になっていることを仕事と絡めることが出来るので、とても話しやすいです」

「これまで動画を出した中で意外と関心があったのは、交通事故について。自動車保険がもらえることや、労災事故であれば労災保険も出る等の内容です。実際、このように知らないことで損する人があまりにも多く感じるので、そういった人達に向けて知識の普及をしていきたいと思います」

「YouTubeをやっていると再生回数が分かるので、世間の関心事がわかります。そういう反応を踏まえても、働く人が主人公に慣れるような世の中になるように、そして救済の道を作れるように、少しでも貢献していきたいと思っています。また、現在社会保険労務士でYouTubeをやっている人は少なく、今後は、YouTubeの視聴数を400~500回、そして常時1000回と伸ばし、1万回再生も目指したいです」

YouTubeは動画以外にも多数のメリット

 YouTubeの動画を様々なところで活用しているという曽我事務所。
 大きな成果が表れた内容の1つが「採用」だ。

 というのも、採用サイトにYouTubeを掲載し募集した結果、なかなか来なかった応募者が増加。実際に採用にも繋がった。

「面接をした時には『YouTubeをみました』と言ってくださる方も多かったです。実際、他の社会保険労務士事務所では、給与が高いのに人が全然来ないというところもあります。そんな求人が苦しい中にも関わらず、弊社は給与が安いのに人が来てくれた。新しいやり方で効果が出ることは非常に良いと思いました」

 また、2つ目は「交流の場」。
 なんとYouTubeを自己紹介に活用しているという。

「お客さんにお会いした時や、交流会に参加した時などに 「76歳YouTuberです!」 と挨拶しています。とてもキャッチ―で話題にもなるし、覚えてもらいやすい。また一緒にチャンネル登録のお願いも出来ています」

 なお、チバテレ「稼ぐ力養成講座」の経営者・決裁者交流会に参加した曽我氏は、参加者の中で最年長。
 インパクトのある自己紹介で多くの企業と交流をした。

「普段だと接することができない若手の経営者と触れ合えますし、そもそも交流会に参加する企業は前向きの会社が多い。そういった異業種の方々と関われるのが良いですね。前向きな会社と付き合っていかないといけないなと思います」

「今後は、交流会で知り合った同じ講座会員の会社を訪問してみたいですね。その会社ごとの“におい”(雰囲気)があるので、体験してみたいです。また、上昇志向の企業と話して『どうやって給料決めているのか?』など疑問に思っていること、率直に聞きたいです」

「交流会も講座も、事務所にいると気が付かないような刺激になることが多いですし、単なるノウハウだけではなく、経営者の心構え等も学べるので今後も参考にしていきたいです」

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