講座の受講は “プロジェクト” 。月2回のセミナーで得る新情報のインプットは社員にとって良い訓練に!力を入れているYouTubeでは結果も

スズキ機工株式会社
代表取締役 鈴木 豊 氏

会社名:スズキ機工株式会社  https://www.suzuki-kikoh.com/
所在地:千葉県松戸市松飛台316-3
取材日:2022.2

 現場の生の声を活かし、プロ仕様の工業製品の開発や製造・販売を行うスズキ機工。主な商品は潤滑油「ベルハンマー」や薄いビニールやシートに特化したハサミ「ベルシザー」など。食品機械装置の設計・制作事業も実施している。

成長に繋がる "インプット"

 スズキ機工は現在、総務の担当者を軸に講座を受講している。
 まず担当者がリアルで受講し、セミナー内容によって、営業やICT担当の社員に振り分け、録画で受講してもらうという仕組みを作っているという。

「講座をいかに学びの場として活用するかを考えていて、受講すること自体をプロジェクトと捉えています」

「SNSの活用やSEO対策などタイトルをみて当社に関係がありそうなものは全社員に共有しています。その他の講座は、総務の担当者が取捨選択をして、それぞれの関係部署へ割り振っています」

 講座を通じて、社員にはどのような学びを得てほしいのか、鈴木氏に聞いた。

「インプットの訓練をしなさいと社員たちには言っています。新しい知識を入れて、自分の業務に活用する。その後のアウトプットが個々の仕事につながる。なので、まずはインプット。セミナーは月2回なので、その分チャンスがある。あとはアウトプットをいかに自分の実務に活かすか…。社員にとっては良い訓練になっているのではないか」

とくに力を入れているのは「YouTube」

 スズキ機工は、4月に登壇する「菅谷式YouTube」をいち早く取り入れている。

 「菅谷式YouTube」というのは、YouTube動画戦略を使って、本業の売上を何倍にも伸ばすというもの。

 YouTubeを大量投稿することによって、GoogleのSEO対策にも繋がるため、スズキ機工では4~5年前から「ベルハンマー」などの自社ブランド製品の動画投稿に力を入れている。

 その結果、Googleで検索したときに商品が出てくるようになり、“ 営業マン ” がいなくても商品に関する問い合わせがくるようになったという。

「自社ブランドを展開している企業にとっては、デジタルの世界でお客さんを引くことが出来るのは素晴らしい手法だと思う」

「ただ、流行り廃りは本当に早いですね。時代や商材にあった周知・告知の仕方はどんどん追いかけざるを得ないというのが現実です。YouTubeはまだ伸びるなと思うので、今後もいかにYouTubeを活用していくかが大事なファクターになると自覚しています」

 また、スズキ機工では現在、YouTubeを使い分けていて、SEO対策的なYouTubeの使い方以外にも、インフルエンサーとのコラボなど「情報発信」という視点でもYouTubeを活用している。

「このような戦略が出来ているのも、全てインプットから始まっています。今の時代の流行りは何か…と。セミナーは毎回分野が違う講座なので、最初はドンピシャではないかな?と思う講座でも、インプットしてみると実は…というものがあります。今後も、セミナーを通じて、新しい気付きを1つ2つとインプットしていきたいです」

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