コラボきっかけで「収入の柱」増へ
交流会にも期待 自己紹介では卓を意識

株式会社ゾイエ・リート
代表取締役 佐野 憲司 氏

会社名:株式会社ゾイエ・リート   https://zoie-reit.com
所在地:東京都中央区銀座1-16-7 銀座大栄ビル5F
取材日:2022.8

 銀座を拠点に不動産の売買仲介を専門に行うゾイエ・リート。
 収益物件の売買仲介や競売サポート、プロパンガス業者オーナーへの買い替え相談なども実施している。

会員同士の“コラボ”に期待

「集客と売り上げに悩んでいる」こう話す佐野氏は、講座会員同士のコラボで更なるビジネスの発展に期待を寄せている。
 そのため、過去2回開催された会員限定の交流会にも参加した。

「売りたい商品は不動産の仲介。売りたい人と買いたい人を結んでフィーをもらうというのが私の仕事です。講座は、ヒントになっていますね。きっかけづくりをしてもらっているので、あとは自分が動くだけ。そのうえで、この講座に参加するにあたり、キーワードは“コラボ”だと思っています。客のリストを持っているのはどこかなと…」

 過去にプロパンガス業者とコラボした経験があることや、「コラボが大切」という言葉を講座の中でも耳にしたことから、改めて重要さを認識したという。

「大手とガチンコ勝負をしたら負けるので、どこかとコラボしていく必要があると思いますね。お互いにwin-winになれますし、幅が広がります」

「プロパンガス業者とコラボした理由は、アパートのオーナーさんのリストを沢山持っているからです。弊社のプロパンガスに変えたら、テレビモニター付きのインターフォンを無料で設置する、宅配ボックスを設置する等施策なども打ち出す会社もある。コラボとしては、そのプロパンガス業者が持つリストに向けてアプローチして、“買い替え相談”をしています」

 ゾイエ・リートの本社がある銀座の売り物件は10億円、100億円と、坪単価が高く、契約が決定した時の仲介手数料は3億円を超えることもあるという。

「坪単価が高いので決まれば大きいが、売り物件があっても自社で買い手をつけられないことがあったので、買い手を知っている人とコラボをしたいですね」

 2021年からは、10億円~100億円超の物件を購入する外資系ファンドの関係者等と付き合いがあり人脈が幅広い元不動産会社経営者に、業務委託の“顧問”として自社に入ってもらった。
 これもある種コラボだ。

「この方は3年前に病気で倒れてしまい、それ以降、不動産業界から引退していましたが『富裕層の人脈も、正に弊社の求めている顧客リストも多数持っているのでコラボすれば絶対にwin-win の関係になれます。一緒に稼ぎましょう!辞めるのは本当にもったいないです!』と声をかけました。顧問に会社を紹介してもらい、弊社が紹介してもらった先に営業をかける。成約した際には手数料は折半にするというようなコラボをしています」

2021年から始めたこのコラボも、現在は100社以上回り、10億円のビルなどもすでに契約が決まっているという。

「稼ぐ力養成講座きっかけで“コラボ”というキーワードを大事にしていこうと思ったことが実を結びました。講座は、正直コロナで厳しい中、安定できる収益の柱をもう少し増やしたい、何かヒントとなればと思って聞いています。今後はコラボで色々な収入の柱を増やしていきたいですね。交流会も積極的に参加していきたいと思います」

交流会でも活きる “自己紹介”

 実演販売士・タイガー尾藤氏の講座は個人的に申し込みをするほど参考になったと話す。

「元々営業だったこともあり、自己紹介は大事だなと改めて思いました。とくに講座の中でお話しされていた『序破急』が印象に残っています」

 実演販売士の技術で重要となる『序破急』。
 日本伝統の芸能「能」「雅楽」などで音楽と踊りの3部構成のことを指す言葉で、要は、何百年も前から使われているエンターテインメントの作り方だ。

「自己紹介が上手な人は惹き込まれますよね。『自分の卓をつくって、かっこいい言葉を言わずに落とすことも大事だ』と言うことを聞いて、腑に落ちました。笑いを取ったり、自分をディスったりした方が絡みやすさも出ますし…今はまだ自分の卓が出来ていないので、作っているところです」

 不動産情報交換会など、大人数の前で物件の紹介や会社のプレゼンする機会があると話す佐野氏。
 今後は学んだ内容を実践で活かしてく。

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