三ツ星ファームの添加物は体に悪い？安全性を調べてみたら心配いらなかった！

三ツ星ファームは、ヘルシーで美味しいシェフ監修のお料理が冷凍で届き、レンジ一つで手軽に食べられる宅食サービスです。

冷凍で届くお弁当という性質上、気になるのが「冷凍食品に含まれる添加物」ではないでしょうか。

三ツ星ファームのお弁当で使用されている添加物は必要最低限である上に、そのほとんどが既存添加物と呼ばれる天然由来のものです。

また、「添加物＝身体に悪い物」という印象がある方が多いと思いますが、そこに科学的根拠はありません。

そこで今回は、添加物について説明した上で、三ツ星ファームの安全性を詳しく解説していきます。

食品添加物は体に悪い？

食品添加物と聞くと、なんとなく身体に悪いという印象を持っている方も多いでしょう。

そもそも食品添加物とは、加工したり、保存したり、味を付けたりするときに使う調味料、保存料、着色料などをまとめた総称です。

安全性と有効性について食品安全委員会が評価し、厚生労働大臣が認めたものだけが食品添加物として使用できるように決められています。

また、「無添加」や「保存料不使用」といったワードに好印象を持つ方も多いですが、必ずしも安全とは限りません。

「保存料不使用」と表示しながらそれ以外の食品添加物で機能を代替してる場合もあります。

以上のことから、食品を美味しく安全に食べるために食品添加物は必要で、無添加食品の方が安全という考えに科学的根拠はないといえるでしょう。

厚生労働省が認める4つの添加物

日本で使用が認められている食品添加物には、指定添加物、既存添加物、天然香料、一般飲食物添加物があります。

それぞれの食品添加物について詳しく説明します。

指定添加物

安全性と有効性を確認し、国が使用してよいと指定した添加物です。

化学合成添加物だけでなく、天然物も含まれています。

化学合成添加物とは、人工的に合成された化学物質のことで、食品の色や香りを改善したり、保存期間を延ばしたり、風味や食感を調整することが可能です。

また、化学合成される指定添加物成分の中には、同じ成分が天然にも存在することがあり、これを天然物と呼んでいます。

例を挙げるとソルビン酸やキシリトールです。

ソルビン酸は静菌作用があることから、保存料としてチーズや食肉製品、漬物などに使用されます。

キシリトールは野菜や果物に含まれる天然物の添加物で、甘味料としてガムや清涼飲料水などに使用されます。

既存添加物

長年の食経験などをもとに、国が使用を認めている添加物です。

かつての日本の食品添加物の指定制度は、対象を化学的合成品に限っており、天然物から取り出される食品添加物は規制していませんでした。

天然物から取り出され添加物を含む、すべての食品添加物を指定する現在の制度に移行する際に、それまで使用してきた天然の添加物を続けて使うことを例外的に認められることになり、既存添加物と呼ばれるようになりました。

たとえばクチナシ色素や柿タンニンです。

クチナシ色素はクチナシ果実から得られ、栗きんとんなどの着色に使われます。

柿タンニンは柿の渋から得られる清澄剤で、お酒の製造などに使われます。

天然香料

動物や植物から抽出して得られた成分、またはそれらを混合した香りの成分で、水蒸気蒸留や果皮圧搾などの方法によって抽出されます。

天然香料として使える成分は600品目以上あり、植物の香料はバニラやカカオなど、動物性の香料にはエビやイカなどがあります。

たとえばカニ香料であれば、かまぼこなどの魚肉練製品に使用されます。

一般飲食物添加物

通常は食品として用いられ、食品添加物的な使い方をするものを指します。

通常は食品として食べられる物を、食品添加物と同じような働きを期待して食品の製造などに使用する場合、食品衛生法では食品添加物として扱います。

例えばいちごジュースや寒天です。

いちごジュースはお菓子の着色などに使用します。

寒天はテングサなどの粘質物を抽出することで作られ、羊羹などの形成に使用します。

食品添加物の安全性と無添加のリスク

「食品添加物は健康に悪影響を及ぼす悪い物だろうから、無添加食品は安全で良いものだろう」と漠然とした認識を持っている方もいるのではないでしょうか。

そこに科学的根拠はなく、無添加の方がかえって危ない面があります。

食品添加物の一つである保存料は、食品の腐敗や変敗を防ぎ、食中毒のリスクを下げる役割があります。

保存料を使わなければ食中毒のリスクを高めることに繋がり、安全に流通させることさえできない食品もあります。

食品添加物には「安全に食べられるようにする」「美味しく食べられるようにする」「食品が長持ちするようにする」といった役割があり、食品を安全に美味しく食べるために必要なものです。

そもそも日本は食品衛生法の下、食べて健康被害があるようなものを流通させてはいけないルールがあるので、食品添加物を含め食の安全は確実に守られているといえるでしょう。

添加物の種類や量は問題ないか

日本で使用されている添加物は安全性が認められているものですが、人によっては注意が必要です。

食材そのものにアレルギーが無くても、添加物にアレルギー品目由来のものが使われている場合があります。

卵や乳、果物や魚介類などの天然由来の添加物も多く存在し、乳化剤のガゼイン(乳由来)、安定剤のペクチン(リンゴ・オレンジ由来)などが代表的です。

アレルギーで重篤な症状が出ることがある方は、成分表記をしっかり確認しましょう。

また、食品に使うことができる添加物の量は、ラットやマウスなどの動物実験で、食品安全委員会が無害と確かめた量の100分の1の量が一日摂取許容量として定められています。

例えば、ハムに保存料として含まれるソルビン酸であれば、一日摂取許容量が625ｇです。

参考画像の通り、一日摂取許容量の上限まで食べるのであればスライスハム60枚程度、身体に害を及ぼすのは62.5㎏以上食べた場合です。

食品安全委員会によって無害と確かめた量の100分の1の量が1日摂取許容量として定められているので、普通の食生活を送っている方は添加物の摂りすぎで身体に害を及ぼすことはまずありません。

三ツ星ファームの添加物は大丈夫？安全性を調べてみた

三ツ星ファームの添加物の種類や量が気になって申し込みに踏み込めない方もいますよね。

現在日本で使われている添加物は、厚生労働省によって認められているもののみなので、安全が約束されています。

三ツ星ファームのメニューにも食品添加物が使われていますが、その多くが既存添加物です。

添加物が気になる方にとっては化学合成添加物のような指定添加物が特にネックになると思いますが、三ツ星ファームのメニューにはそれらがあまり使われていないので安心だといえるでしょう。

三ツ星ファームは「無添加」「添加物不使用」ではない

三ツ星ファームの公式ホームページには添加物不使用の記載はありません。

しかし、三ツ星ファームのお弁当は冷凍で届くため、保存料や防腐剤が必要なく、使用されている添加物のほとんどは美味しく食べる目的で使用する既存添加物です。

既存添加物は日本で長年使われてきている、天然物から取り出される添加物です。

添加物が気になる方でも、天然由来のものであれば安心できるのではないでしょうか。

また、三ツ星ファームの賞味期限は製造から1年程度が設定されていますが、お届けから1ヶ月以内に消費することを推奨しています。

これは、酸化防止剤など、品質を保つための添加物が使用されていないことが理由だと考えられます。

以上のことから、三ツ星ファームは必要最低限の添加物のみで美味しくヘルシーなお弁当を提供しているといえるでしょう。

三ツ星ファームのメニューの添加物を確認する方法

三ツ星ファームではすでに利用している方はもちろん、まだ申し込みを悩んでいる方でも全メニューの添加物を確認できます。

【原材料】が記載されている欄で食品添加物も確認できます。

ここではとうがらしの後ろの「／」以降が、「たっぷりタルタル国産鶏肉のチキン南蛮」に含まれる食品添加物です。

三ツ星ファームとナッシュの食品添加物を比較してみた

三ツ星ファームのお弁当には、必要最低限の食品添加物しか使われていないことが分かりましたが、他社の宅食サービスと比較するとどうなのか気になりますよね。

そこで、三ツ星ファームと同じく人気の宅食サービスである「ナッシュ」と食品添加物を比較しました。

それぞれのメニューの中でなるべく近い定番商品をピックアップしました。

ただし、添加物は安全性の面では問題がないという前提での比較です。

三ツ星ファームとナッシュのお弁当で使用されている添加物について、具体的に表にまとめたので、ぜひご覧ください。

メニュー名「ハンバーグ」

	三ツ星ファーム	ナッシュ
メニュー名	濃厚トマトソースとチーズの贅沢ハンバーグ	ハンバーグと温野菜のデミ
食品添加物	増粘剤（加工でん粉、増粘多糖類） 糊料（加工でん粉） セルロース 加工でん粉 乳化剤 安定剤（増粘多糖類） ｐH調整剤 調味料（アミノ酸等） ターメリック色素 香辛料抽出物	調味料(アミノ酸等) 増粘剤（加工でんぷん、増粘多糖類） 着色料（カラメル、アナトー、ウコン、クチナシ） リン酸塩(Na) 加工デンプン トレハロース 乳化剤 グリシン ガゼインNa くん液 酸化防止剤(V.C) 酸味料 香辛料抽出物 発色剤(亜硝酸Na)
合計数	10種類	14種類

宅食サービスのメニューでも定番人気のハンバーグで比較しました。

食品添加物の数ではナッシュの方が多く、指定添加物であるグリシンやリン酸塩Naのほか、色味をよくする発色剤、甘味料であるトレハロース、品質低下を防ぐ酸化防止剤が使用されています。

一方、三ツ星ファームには甘味料や着色料などの添加物が使用されていないので、食品本来の色や味になっているといえます。

メニュー名「豚の生姜焼き」

	三ツ星ファーム	ナッシュ
メニュー名	香ばし醤油の特製豚肉の生姜焼き	豚の生姜焼き
食品添加物	酒精 加工でん粉 酸味料 ミョウバン 香料 調味料（アミノ酸等） 香辛料抽出物	加工デンプン 調味料(アミノ酸等) 増粘剤(セルロース、キサンタン) 甘味料(スクラロース) 酒精 酸味料 グリセリン脂肪酸エステル pH調整剤 カラメル色素 香料 香辛料抽出物 V.B1 酸化防止剤
合計数	7種類	13種類

豚の生姜焼きもハンバーグと同様、幅広い世代に好まれる定番のおかずではないでしょうか。

ナッシュでは指定添加物である甘味料のスクラロースを使用していますが、三ツ星ファームでは砂糖やみりんで甘みを付けています。

三ツ星ファームで使用されている指定添加物はミョウバンのみで、ナッシュは他にグリセリン脂肪酸エステルや酸化防止剤も使用されています。

食品添加物の合計数も三ツ星ファームはナッシュの約半分に抑えられています。

【結論】三ツ星ファームの方がナッシュより添加物が少ない

三ツ星ファームは指定添加物の使用が少なく、食品添加物全体の合計数もナッシュより少ないと分かりました。

なるべく添加物を避けたいという方は、三ツ星ファームがおすすめといえるでしょう。

しかし、どうしても無添加にこだわりたいという方もいるのではないでしょうか。

無添加の宅配弁当があるのかを調べてみました。

フィットフードホーム

保存料や防腐剤はもちろん、その他の添加物も使わずに食材と調味料だけで作られたお弁当を提供しています。

また、ほぼ無添加ですが、豆腐を固めるときに使われるにがりである塩化マグネシウムや、こんにゃくを固めるときに使われる水酸化マグネシウムなど、食品を作るために不可欠である既存添加物だけは使用されています。

添加物をとにかく排除したい健康志向の方にはこちらが向いているでしょう。

三ツ星ファームの肉や魚は国産？原産国を調べてみた

三ツ星ファームでは、使われている食材のほとんどが国産です。

稀に外国産が使用されていますが、三ツ星ファームのメニュー内には原産国が記載されています。

人気メニューである「彩り野菜とスパイシーケイジャンチキン」の場合は、鶏肉がブラジル産、たまねぎが中国産であることがわかります。

また、肉や魚の原産国として、ブラジル以外では、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカなどの食材を使用しています。

三ツ星ファームでは外国産の食材を使う際も、安全確認されているもののみを仕入れており、品質管理を徹底しているので安心です。

三ツ星ファームが実際に行っている品質管理は以下の通りです。

仕入れる材料の安全性の確認だけでなく、材料が届いてからの品質管理も徹底しているので、三ツ星ファームのお弁当は安心して食べて大丈夫です。

三ツ星ファームの特徴や料金を再確認！

三ツ星ファームは安全な添加物のみで心配なく食べられる

三ツ星ファームは、手軽で美味しくてヘルシーなお料理を提供していますが、無添加ではありません。

日本で厚生労働省によって認められている食品添加物の種類や量は安全性が高く、安心して食べることができます。

三ツ星ファームのお弁当は、添加物を気にする方でも安心して食べられるように、使用する添加物を最低限に抑えています。

人気の宅食サービス他社であるナッシュと比較すると、添加物の種類がおよそ半分のメニューもありました。

できるだけ添加物を摂りたくない方には特に、三ツ星ファームがおすすめです。