空港と地域の生活環境の両立目指して

 ことし秋から始まる成田空港A滑走路の発着時間延長を前に、周辺地域の騒音対策を話し合う会議が26日、成田市内で開かれました。

 会議の冒頭、成田空港会社の長田太副社長が10月末に始まるA滑走路の夜間飛行制限変更への周辺地域の理解に謝辞を述べました。

続いて空港会社から2020年の東京オリンピックまでに選手団用の臨時専用ターミナルを整備する取り組みや昨年度の騒音測定で102か所すべての測定地点で騒防法の基準を満たしていることなどが報告されました。

これに対し参加した周辺自治体の首長からは、深夜早朝の騒音を抑制するため、滑走路別に異なる運用時間を採用するスライド運用を厳格化することや騒音を低減する内窓設置工事の対象地域の拡大、それに落下物対策の強化などの要望が出されました。