「電話de詐欺」を未然防止

 電話de詐欺を未然に防いだとして、警察は25日、松戸市内の銀行員の女性2人に感謝状を贈りました。

 松戸東警察署から感謝状を贈られたのは、千葉銀行小金原支店の窓口係山下美保さんとロビー案内係の泉田由紀さんの2人です。

2人はことし1月、お金を引き出しに銀行を訪れた80代の女性に話しを聞いたところ、不安げな様子で「引っ越しをするため200万円を現金で渡さなければならない」などと話したことから電話de詐欺を疑い、警察に通報したということです。

松戸東警察署の竹内利昭署長は、「捜査にご協力頂きありがとうございます」と2人に感謝状を手渡しました。

また、電話de詐欺の予兆電話「アポ電」への警戒を呼びかけるオリジナルのチラシも50枚手渡されました。

今後千葉銀行は窓口を訪れた高齢者にこのチラシを配布するということです。

警察によりますと、松戸東警察署管内では去年、電話de詐欺が64件発生しましたが、金融機関が水際で被害を防いだケースがこのほかに16件あったということです。

千葉銀行小金原支店 山下美保さん「挙動が不審な点があったのと、うかがっているうちに二転三転する点がありましたので確認を取りました」

千葉銀行小金原支店 泉田由紀さん「高齢者の方が大きい金額を騙されなくてよかったと思います」「(今後も)何に使うかきちっと聞いて防いでいきたいと思います」