“空き家バンク”で狙う人口増

 人口減少に歯止めをかけようと、山武市役所で22日、市内の空き家を活用するための協定の締結式が行われました。

 締結式には山武市の松下浩明市長と、県宅建協会・九十九里支部の馬場省三支部長、不動産協会県本部の高橋正敏本部長が出席し、調印しました。

山武市は4月からいわゆる「空き家バンク」をスタートします。

空き家を貸したい人と市内に住みたい人の情報を市が集約し、物件調査から賃貸契約までの業務は宅建協会と不動産協会が担います。

2017年度の市の調査によりますと、外見で人が住んでいないとみられる空き家は市内に計681軒あり、増加傾向だということです。

貸し手と借り手のマッチングの役割を担う市は、この協定で市内の空き家問題を解消するとともに、人口増加を狙いたいと話しています。

山武市 松下浩明市長「山武市は人口減が非常に多く、対策をしないといけない。空き家バンクはその一つで、万全の体制でこれをやっていきたい」

山武市空き家バンクへの登録は、市のホームページで4月1日から受け付けるということです。