市川市 LINEでオンラインで住民票申請

 市川市は19日、無料通信アプリLINEの運営会社と協定を結び、LINEで住民票のオンライン申請ができる全国初の実証実験を始めました。

 市川市とLINEが結んだ協定は、両者が密接に連携し高度な情報通信技術を活用して、市の情報発信の充実や行政サービスの効率化、市民の利便性向上などを目指すものです。

その一環で、19日から「LINEで住民票のオンライン申請ができる実証実験」がスタートしました。

申請方法は「市川市のLINE公式アカウント」を“友だち”に追加し、トーク画面に出てくる質問に答えていくだけ。

また、24時間いつでも申請できるほか、手数料などはモバイル送金・決済サービス「LINEPay」で支払うことができ、その後、住民票が郵送で届くということです。

市川市によりますと、2017年度の住民票の請求件数は約30万件で、このうち85%が市の施設での申請だったということで、市やLINEは今後、申請の半数をオンライン申請にすることを目標にしています。

LINE株式会社の江口清貴執行役員は、「オンラインでやることでわざわざ市役所に来なくてもいいという状況を作るのが今回の目標。今後も色々な仕組みを市川市×LINEでしっかり実行していきたい」と述べました。

市川市 村越祐民市長「市役所に来て自分の順番待ちの番号を引いて待っているっていうのは凄く時間がもったいないという風に思いますので、その時間をもっと家族と過ごすとか友達と何か楽しいことするとかそういう風に使ってもらえたらありがたいなって思っています」