千葉市動物公園の新園長決定

 公募による選考を進めてきた千葉市動物公園の新しい園長が決まりました。

 400人以上の応募者数の中から千葉市動物公園の園長に決まったのは、花見川区在住の鏑木一誠さん(56)です。

鏑木さんは市川市出身で、大学卒業後に入社した電機大手の東芝の部長などを経て、現在はパソコン関連の会社の執行役員を務めています。

自宅で犬やカメを飼うなど動物好きだという鏑木さんは地元への帰属意識が強く、「いつかは地元に貢献したいと思っていた」と話し園内の展示資料や飼育員のおもてなしをもっと充実させたいと考えているということです。

千葉市の熊谷俊人市長は「今の石田園長は民間出身の園長として動物にも詳しく、期待通りの活躍をしてくれた」とライオンの導入などリスタート構想の功労者を労いました。

そのうえで、鏑木新園長に対しては「次のフェーズとして対外的なプロモーションのほか、職員の能力を最大限引き出す経営者としてのマネジメントを期待している」と述べました。

鏑木新園長の任期は4月1日から原則3年間で、来年度の来園者数は昨年度の61万人より19万人多い80万人を目標に掲げています。