妻供述「冬休み中夫が暴行加えあざ」

 野田市で小学4年生の女の子が自宅で死亡し両親が逮捕された事件で、母親が「冬休み中に夫が娘に暴行を加え、見えるところにあざができた」などと供述していることがわかりました。

 この事件は1月、野田市山崎の自宅で小学4年生の栗原心愛さんが死亡し、父親の勇一郎容疑者が傷害の疑いで逮捕されたほか、暴行を止めなかったことが共謀にあたるとして母親のなぎさ容疑者も逮捕されたものです。

警察などによりますと、勇一郎容疑者が1月、「沖縄の実家に帰っている」と小学校に連絡し、心愛さんは始業式から亡くなるまでの約1か月間、実際には沖縄へ行かず学校を欠席していました。

その後の捜査関係者への取材でなぎさ容疑者が「冬休み中に夫が娘に暴行を加え体の見えるところにあざができ1か月くらい外出させなかった」と供述していることが新たにわかりました。

警察は2人が心愛さんに暴行を加えたことが発覚しないよう学校を休ませたうえ外出させなかったとみて調べています。