五輪向け小学生が“熱血”タックル

 千葉市の小学校でレスリング教室が開かれ、小学生たちが高校生の現役選手を相手に力強いタックルを決めました。

 千葉市花見川区の上の台小学校で開かれたレスリング教室には、5年生の児童が参加しました。

日本レスリング協会強化本部の赤石光生副本部長が講師を務め、日本レスリング界のレジェンド、1964年の東京オリンピックで金メダルに輝いた吉田義勝さんもゲストとして駆け付けました。

赤石副本部長から直々にレスリングの手ほどきを受けた児童たちは覚えたてのタックルで練習相手となった県立京葉工業高校レスリング部の屈強な選手たちを次々になぎ倒していきました。

参加した児童は「いままでレスリングに興味がなかったが、体験してみて興味がわいてきたし、レスリングが楽しいと思った」

「レスリング競技を観たことがなかったが、実際に練習している姿や人の倒し方を学べて楽しかった」

日本レスリング協会強化本部 赤石光生副本部長「レスリングがこれだけ活躍しているので、私もやりたいと(思ってもらえるように)願っている。夢を与えられたらいいと思っている」

この教室は2020年の東京オリンピック・パラリンピックの機運醸成とともに、レスリング競技に親しみを持ってもらおうと開かれました。

県の担当者は「たくさんの子どもたちがレスリングの試合会場に足を運んでもらえるように今後も後押ししたい」としています。