逃げた動物“空”から捜索訓練

 動物が脱走してもこれで大丈夫!最新機器を用いた「空」からの捜索訓練が、23日、千葉市内で行われました。

 訓練はワオキツネザル1頭が早朝に脱走し、園内に潜伏しているという設定で行われました。

まず、ドローンが約100メートルの高度まで上昇、上空から動物園を見渡します。

ドローンにはズームカメラと赤外線カメラが備わっていて夜間でも捜索が可能です。

ドローンは見事ラジコンカーに乗ったサルのぬいぐるみをとらえ、オペレーターからサルの居場所を聞いた係員が捕獲に駆けつけるまでの一連の流れが確認されました。

千葉市動物公園では1月、ミーアキャットが檻から脱走するトラブルが発生していて、市は今後実験結果を検証したうえでドローンの導入を検討するということです。

千葉市動物公園 清田義昭副園長「動物は色んなところに隠れたり、木の上に上ったりする。空の上から広範囲に状況が見えるので非常に有効なアイテムだと感じた」