高齢者の「自転車事故」を防ごう

 県内高齢者たちが交通ルールや自転車の走行技能を競い合いました。

千葉市美浜区の花見川緑地交通公園で11日、「千葉交通安全高齢者自転車大会」が開かれ、県内に住む約50人の高齢者が参加しました。

今回で9回目の開催となるこの催しは、高齢者に交通ルールやマナーを再確認してもらい、近年多発している自転車の事故を減らすのが狙いです。

参加した人たちは前後左右をしっかり目視で確認し、交差点や踏切で必ず一時停止をするなどひとつひとつの交通ルールを実践していきました。

県警によりますと、ことしに入ってからの県内の交通事故死者数は去年の同じ時期と比べて27人多い136人に上り、全国ワースト3位の状況です。

このうち高齢者の死者は69人でほぼ半数を占めているほか、約3割が自転車乗車中の事故だったということです。

参加者

「路上に出ると結構スピード出して、止まるべきところで止まらなかったりしているので、自分の近くにそういう人がいたら厳しく優しく指導していきたい」

「思うように自転車が動いてくれなくてやっぱり苦労しました。ルールは大事だということと確認事項はしっかり自分の体に覚えさせて実践していかなきゃいけないなと思いました」