ブライダルリング制作専門会社に指輪職人として就職後、独立。2022年、maroiを設立。
千葉県千葉市。JR千葉駅からほど近いビルの2Fに、カップルが訪れる秘密のアトリエがある。
maroiは婚約指輪・結婚指輪を作成することができる指輪工房だ。お客様自身による手作りコースは金属の棒からスタートする本格的なもので、訪れるカップルからの満足度は非常に高い。そして職人によるオーダーコースもあり、より自由な枠組みでオリジナルの指輪をデザインすることが可能だ。夫婦が営む小さなアトリエのなかはアンティーク家具と植物に包まれており、和やかな雰囲気で指輪づくりを楽しむことができる。
『手作り結婚指輪からはじまる小さな結婚式』をコンセプトに、さまざまな角度からお客様に満足してもらうよう心がけているmaroi。「一生に一度となるモノ、長く愛用いただくモノだからこそ、デザイン以外にも着け心地なども重視しています。」と語る小椋氏に、話を伺った。
「彫金という仕事を選択した当初からいつかは独立したいと考えていました。」そう語るオーナーの小椋氏は、この道10年以上の指輪職人。これまでに数々のコンテストで入賞を果たしており、現在では都内の短期大学で実習講義を行っている実力派のクラフトマンとして知られている。
創業は2022年。挙式を挙げにくいコロナ禍という状況であっても、手作りの結婚指輪を通して結婚することを実感いただきたい、そして妻の歩夫人が生まれ育った地で人々に貢献できることをしたいと思い立ち、maroiを立ち上げたという。
「丸い」の古語、maroi(まろい)はアトリエに足を運んでくれる夫婦のカタチを、永遠を思わせる指輪の丸で表現しているのだとか。
maroiは完全予約制の貸し切りスタイルで指輪づくりをおこなっている。木の温もりと緑あふれる空間の中、二人だけの時間を過ごすことでゆったりとした指輪制作を楽しんでいただけるようにしている。また指輪の制作以外にも、お客様二人の似顔絵やドライフラワーブーケ、自家製スイーツの提供といった独自のサービスを展開しており、唯一無二のひとときが過ごせるよう設計されているのだ。
結婚指輪以外にも周年記念の指輪、お子様誕生記念のお祝いなど、皆様のストーリーの中に寄りそえるアトリエであり続けたい。そんなmaroiは、今日も夫婦のカタチを彩っていく。