東部重工業株式会社
豊永 健

大学院修士課程終了後電機メーカーに入社。特許事務所に転職し弁理士資格を取得後に独立。2018年に東部重工業に入社。

浦安の「つかむ」専門の会社って?

東部重工業株式会社は、千葉県浦安市にある会社だ。グラブバケットやコイルリフターといった「つかむ」専門の産業用機械を製造、設置、販売している。本社から少し離れた海岸沿いには製品のテストを行うことができる大規模な生産工場があり、なんとサッカーコート約1面分の敷地面積を誇る。

港や倉庫で石炭や木材チップなどのバラ積み貨物を移動させるときに活躍するグラブバケット。この造船所向け・港湾事業者向けのグラブバケットの完成品メーカーとして高い認知度を誇り、アフターサービスも充実していることから、60年以上にわたり国内外からの取引先から信頼され続けている存在だ。

ニッチでビッグスケールな事業を展開している、東部重工業株式会社の今、そしてこれからについて聞いてみた。

全社一丸となって目指す100年企業

東部重工業株式会社は、前身の会社の設立から60年の長きにわたりグラブバケットなどの荷役運搬機械を設計・製造・販売する事業を続けている。豊永社長は、先代社長とのつながりで2018年に入社してすぐに取締役に就任し、先代の体調不良もあり、入社半年後には副社長、その一年後には社長となった。

副社長就任以降は、長い歴史で蓄積してきた「信頼」を維持し、さらに厚くしていくことを念頭に経営してきたと語る。現在は、全社一丸となって「100年続く企業」を目指し、さらに世界No.1のグラブバケットメーカーとなるべく、海外生産も視野に入れながら、生産力拡大・海外拡販に力を入れている。

世界一のグラブバケットメーカーになるために

なによりも誠実であることを重視しているという豊永代表。「完成品メーカーとして、協力会社やお客様に誠実に対応しなければ、継続的に事業を行うことができないと考えています。」と語る。

60周年を迎えた今、100年続く企業を目指している東部重工業株式会社。100年目の実現のためには従業員一人ひとりが自ら考え、環境の変化に対応していく必要があると考えており、現在は従業員教育に力を入れているという。そしてさらに外注先を拡大し、生産能力を拡大することで社内工場の余力を作り、より付加価値の高い業務に専念できる体制を構築中だ。

世界でNo.1のグラブバケットメーカーとなるように、これからは海外生産に取り組み、また海外顧客との取引拡大も目指しているという東部重工業株式会社。自分たちの目標をつかみ獲るため、今日もお客様のもとに駆けつける。

東部重工業株式会社

本社所在地
千葉県浦安市北栄4丁目12番20号
設 立
1965年11月2日
資本金
5,000万円
事業内容
グラブバケット、コイルリフター、ホッパーなどの産業用荷役運搬機械の製造、設置、販売をおこなう。
企業URL
https://www.tobugrab.com/
代表者
豊永 健