株式会社ワラカド
島田 悠一

千葉県船橋市出身。2007年、上智大学卒。2008年に株式会社リクルートスタッフィング入社後、2010年に和食居酒屋「秀吉」入社。2012年、個人事業主として居酒屋「笑かど」を設立し、2019年、株式会社ワラカドを創業。

モットーは「笑門来福」6店舗を構えている千葉の若旦那

株式会社ワラカドは『串焼きと大衆酒場 笑かど』をはじめとした飲食店を6店舗6業態、すべて自社開発で展開している千葉の会社だ。学生の方でも気軽に訪れることができるカジュアルな居酒屋から、特別な空間とぜいたくなひとときを味わえる焼肉店まで幅広く展開している。

社名は『笑う門には福来る』ということわざから来ていると話す創業者の島田代表。地域の方はもちろん、スタッフの笑顔を守ることを大切にしつつ、『地域の方に愛される』そして『地域の方が求めている』お店づくりをモットーにしているという。

「最初の拠点を千葉にして以来、ご縁をいただいて、現在6店舗まで出店にこぎつけてきました。そのほとんどがたまたま千葉県だったというのも深い縁を感じています。

我々の武器はマーケティングと商品開発、人材教育です。これらの強みがあったからこそコロナ過でも退店せずになんとかふんばることができたと感じています。」と語る島田代表。彼が秘めている、事業への思いを聞いてみた。

浪人時代を乗り越えて見つけた「大切さ」とは

進学校に通っていたものの、実は勉強についていけず落ちこぼれていた高校時代の島田代表。しかし1年間浪人生として死ぬ気で勉強し、そこで第一志望の大学に入学できたことで『やりきることの大切さ』を学べたという。

そして卒業して社会人3年目、自分の夢であった起業を叶えようと真剣に考えたときに『メンバー一人ひとりが主役になれる』点に魅力を感じ、飲食業で起業することを決意。その後28歳で、地元の高根公団で串焼き居酒屋をオープンした。

しかし設立して数年、売上も芳しくなく、社員はどんどん離れていき、代表自身が自暴自棄になりそうな時期があったという。「そんなとき父に「お前の強みはポジティブなところしかないんだから、頑張れ」と言われたんです。そこでハッと「やりきることの大切さ」を思い出して、なんとかくじけずに頑張り続けて今につながっています。あの言葉がなかったら、今の僕はいませんよ。」と島田代表は語る。

スタッフの魅力がたっぷり詰まった店づくりを目指して

現在は『取材の来るようなお店作り』を掲げ、今ある店舗をさらに良い店舗へと改善するべく、日夜試行錯誤を重ねている島田代表。スタッフこそが会社の強みだと捉えており、スタッフの待遇改善や、スタッフの魅力が最大限発揮される店舗の展開の準備も進めているのだとか。

ブランドイメージを確立出来るような再現性の高い業態と、個人の力が活きるおもてなしの魅力が詰まった業態、この2つの軸を中心に経営戦略を構築している株式会社ワラカド。多店舗展開を目指すなかで、どんなところでも『ウチの街にもワラカドのお店をつくってほしい!』と言っていただけるようなお店づくりとチームづくりを目指している。

株式会社ワラカド

本社所在地
千葉県船橋市大穴南2-8-22
設 立
2019年
資本金
100万円
事業内容
飲食店の経営(レストラン2店舗、バル3店舗、焼肉1店舗)、外販事業、コンサルタント
企業URL
https://www.warakado.co.jp/
代表者
島田 悠一